Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2011年06月

 まだクーラーをつけたいという気分には(まったく)ならないのだけれど、それは老化によって温度を感じるセンサーが鈍くなっているですか?(→ちょっと不安)

 家じゅうの窓を開けまくっているおかげかもしれませんが、おかげで虫が......(↘)昨日は「虫コナーズ」や乾電池で3カ月働くという電気蚊取り器やらを買いまくってしまいましたよ。というのも前日に「除虫菊入り」という蚊取り線香をつけていたら、家族全員から「においがひどくて頭痛がした」と大ブーイングをくらったので。もったいないから今は玄関の外に出して一日つけています。入口から蚊をシャットアウトさ。

 さてさて、連日の更新ですが、今日はこの1年ほど凝っている「乾物料理」について。

 干しシイタケ、豆類、切干大根、ひじき、乾燥ワカメ、春雨、高野豆腐、海苔、キクラゲ、干し貝柱、こういった乾物を使った料理が好きです。常備菜として何かは作ってあります(たいてい作り過ぎてしまうのだが)。

 よく作るのが、切干大根と干しシイタケの煮物、切干大根と豚肉の炒め物、五目豆、花豆のグラタンや野菜入りスープ、黒豆ごはん、干し貝柱と冬瓜や大根のスープ、ワカメと胡瓜や茗荷を入れた酢のもの、春雨とキクラゲ入りの肉団子スープなど。

 きのうは久しぶりに大豆カレーをつくってみました。大豆カレー。なつかしい。小学校のときに学校給食でよく出たんですよね。私は大好きだったけれど、ある意味、ビンボーくさい料理なのかも。

 今日はおひさまギラギラだったので、余っていた生シイタケとシメジを干してみました。いい感じに干からびたかな。余ったカレーに入れてみようかな。

 何かの本で、野菜やキノコ類は天日に干すと栄養価が高まるって読んだことがあって、お天気の日には洗濯物を干すときに余った野菜を干しています。(ときどき洗濯物を取り込む娘たちから「パンツの隣になんで大根の薄切りが干してあるの!」と怒られますが)

 乾物料理、これぞというレシピがあればまた教えてくださいな。

タイトルから「きっと宇佐美選手の移籍のことやろな」と思われたでしょうが、その前に宣伝。

今日発売の週刊朝日 「親子のカタチ}(P55~P59)に娘と一緒に登場しています。親子対談。気恥かしい......。でも、書店やコンビニで雑誌を見かけたら、ちょろっと見てやってください。

この企画に出させていただいたおかげで、娘が考えていること、将来への希望がいまさらながらですがちょっとわかりました。

娘は小さいころから「日本以外の場所」「日本語以外の言葉」にすごく関心がある子どもで、テレビで外国人とわかる人がしゃべっていると「いまの何語?」「この人、ナニジン?」とよく聞いてたし、その言葉をすぐ真似したりしていました。親ばかですが、耳がいいので、たとえば外国語の歌(英語に限らず)を聴くと、意味がわからなくてもそのまま歌えてしまう、という特技(?)があり、K-POPにはまったときにはハングルができないのにラップまで歌っていたという。でも、さぞかし英語の成績がいいだろうと期待していたら、なぜかヤバイ点数をもらってくるのでのけぞるという。

ま、そういう幼児からの「志向」っていうのは抜けないんですね。昔も今も彼女は海外志向。異言語と異文化に興味津津。世界にはばたきたいていきたいんですね。はばたいていってほしい、と私も応援しています。

と、天才宇佐美くんと、凡才の娘を比較するなんてあんまりですが、はばたいていくチャンスを得たならば、(誰でも、何歳だろうが)ぜひとも飛び出していくべきだ、と私は思います。

いつか海外に行くだろうけれど、もっともっとガンバでプレイを見たい、と移籍の話題が具体化する前には思っていました。でも、いざビッグクラブからオファーが来たと聞いたときには、なんていうか、まるで親になったみたいな心境でなんだかとっても誇らしく(勘違いも甚だしいけれどね)「それはすごい! 行くべきでしょ! このチャンスを逃すのはアホや。ぜひ行け!」と背中を押しだしたくなる気持ちになりましたよ。

中学生の時かな? なんかの大会で優勝したときのインタビューで、宇佐美くんが「世界一の選手になりたいです」と宣言したことがありました。

私はそのときから思っていましたよ。

この人はきっとその夢を実現するって。そして実現するための努力をするだろうって。

子どものころからの志向は変わらないんです。大人ができることは、その「志向」をたいせつに見守ってあげることだけ。

宇佐美貴史選手、どこに行っても、何があっても、ずっと応援するからね!

 

今年も毎日書道展に漢字Ⅱと近代詩文書の科でそれぞれ応募して、漢字のほうが入選しました。

一昨年の創玄展から始めて、今回の毎日展で書道展に応募するのは4回目となります。最初は「作品にすることを考えて」「これでは作品にならない」などと先生に言われても、何がなんだかわからなかったのですが、4回目にしてようやくほんのちょっとだけ「作品にする」とはどういうことなのかが見えてきたような手ごたえを感じました。これまで「超初心者」と自他ともに認めてきたのですが、ほんのちょっと見えてきたことから、これからは「超」をとって「初心者」と名乗ることにしますw

書道を本格的に習い始める2年半前まで、私の中での書道のイメージは「先生に書いてもらったお手本を上手にまねして書くこと」でした。もう少し進んで「楷書だけでなく、隷書とか草書とかかなとかいろいろな書き方で字が書けるようになる」程度の知識(?)はあったかな。私の場合、ふざけたことに「ガンバ応援のためのゲーグラを書く」ことが第一の目標だったので(2008年にはいろんなゲーフラをつくったよ......「アジア制覇!」「世界のGAMBAへ」とか)、大きな字でインパクトのあるメッセージを書きたいっていう思いはあったけれど、それは非常に特殊で(あたりまえだ)、始める動機として一番多いのは「きれいな字が書きたい」ではないでしょうか?

とにかく「大きな紙(ゲーフラの場合には布)に大きなインパクトのある文字を書きたい」というのが一つの目標だったので、始めてから1年たたないうちにやってきた書道展作品出品のチャンスに「やりたいです!」と手を挙げました。先生、うろたえながらも道具をそろえるところから(つまり初歩の初歩から)指導。そのかいあって入選したことに味をしめて、課題を与えられて制作する条幅作品に毎月応募し続け、現在にいたっています。

半紙に書くのも楽しいけれど、大きい紙に字を書くとよけいに「書道ってほんと楽しい! おもしろい!」と実感します。墨と紙と筆の3つの道具しか使わないのに、こんなに多彩な表現ができるのかとその奥の深さにはまりますね。

さてさて、今回書きたかったのは、ほんのちょっとだけつかんだ作品づくりの手ごたえのことです。

最初は先生にお手本をいただいて書く、ということで精いっぱいだったのですが、先生から「お手本をもらって書いているだけだとお手本を越えるものは書けないよ。(→お手本の足元にも及ばない力しかないのに、越えるなんてありえないのですが、とつぶやいていたことはナイショ)自分で考えないと作品づくりはできない」と言われて、それなら素材探しや書体を工夫することもやってみよう、ということになりました。書道教室の先輩たちが漢詩や詩の本を何冊も読み、字典をひいてはノートをとっている姿をずっと見ていたので、私もまねっこ。「作品になる詩文」とはどういうものかをいろいろ教えてもらって、まずは鉛筆でノートに書くところから始めました。

でもってですね、今回、この過程に一番時間がかかったのです。仕事そっちのけでノートにいくつも漢詩や詩文を書き、字典をひいて書体をいくつか書き写すこと1ヵ月以上。「これならいけるかな?」と思うと、実際の紙サイズを縮尺した寸法に半紙を切り、筆で書いてみることもやりました。なかなか大きな紙を広げて書いてみるところまでいかず、しかも素材が決まらず、で途中ちょっとあせったのだけれど、先生が「試行錯誤をしていくその過程が作品づくりにはとても重要」と何回も力説なさったので、がまんがまん。

3.11で合宿が中止になったので、一日練成会なるものに参加。今回初めて、ほかの人の作品を見ることがいかに勉強になるかを知りました。それまでは自分のことで精いっぱいだし、そもそも自分が「作品をつくっている」という意識がからきしなかったので、ほかの人のを見ても「うまいね~」と感心するだけだったのですが、今回は少しちがいました。素材を選んだ意図、書いているときの姿勢、墨の入れ方、筆の動かし方に始まり、空白の使い方、立体的に見せるための工夫と技巧、「見せ場」の字とそのほかの字の配置、といったことも見えてくるところがありました。先生方の寸評の言葉一つ一つの意味もようやくわかってきたし。

その結果、漢字にいたっては締切の10日前から書き始めた素材(尚想臥龍図)で提出。近代詩文書はあーでもないこーでもないと書き方を変えた挙句、最後の最後に書いた一枚で応募しました(でも落選したけれどね)

今回の作品づくりを通しておこがましくも、当初の目標設定基準値を少し(だいぶ?)あげました。先生方や先輩たちの作品を見ていて「あ~、こういう作品を書いてみたい」と私が思う作品は、立体的(三次元)であるだけでなく、時間の流れも感じさせる四次元的要素がある、ということがわかってきました。風が吹き抜けていく数秒間だったり、喜びや悲しみをかみしめる数分間だったり、生まれてから死ぬまでの一生だったり、ときには永遠だったり、時間の長さはいろいろなのだけれど、たしかにそこに時間が流れていることが感じられる作品っていうのがあるんですね。そういう作品に私は感動します。いつになるかわからないし、もしかすると一生書けないかもしれないけれど、目標はそこだな。

もちろんガンバのゲーフラも一つの作品。今年は書くぞ!

最後に、とても気に入っていた近代詩文書(落選、しつこい?)の画像をのっけておきます。小池昌代さんの「夏の弟」という詩。小池さんの詩がとても好きです。また続けて書いていきたいな。

夏.jpg

ガンバ大阪 5-3 サンフレッチェ広島

得点者:中澤(ガンバ)、遠藤(ガンバ)、森崎(広島)、平井(ガンバ)、中島(広島)、佐々木(ガンバ)、高木(ガンバ)、ムジリ(広島)

 

 太極拳のクラスと時間が重なってしまったために録画観戦。ちなみに昨日の太極拳は結構な運動量で汗だくでした。それはさておき、ここ3試合の遠藤さんはネ申です。後光がさしています。異次元です。あまりに凄すぎてワンプレイごとに鳥肌が立ちます。

 今日も1得点2アシストの大活躍。運動量がハンパなく、キックの精度は精密機械、判断力はコンマ一秒の速さで、トラップのテクニックはフタさん以上(あれ?)。こんなすごい選手がガンバにいてくれる幸せをかみしめる試合。バルセロナのシャビクラスじゃないでしょうか? (できれば二川さんにはイニエスタになってもらいたいところ)

 試合はどちらかというと広島ペース。広島にやられている場面も多く、ガンバの攻撃がとくに中盤で中央に偏りがちで、サイドに開いて大きく展開する前に広島にスペースを埋められてしまっている場面が多々ありました。前半に2点リードし、加地さんが負傷してスンヨンさんに交代して以降は、フタさんが必死にスンヨンさんのケアに戻るようになって攻撃の厚みが失われたことはあったかな。

 後半も立ち上がりから押し込まれてカウンター狙いとなったところで、イグノ選手のすばらしいがんばりとパスを平井選手が決めた3点目は大きかった。昨日のベストゴールは世間的にはヤットさんの2点目でしょうが、私のベストはショーキの3点目! 西野監督は「アイツ(平井選手のこと)には言いたいことが山のようにある」とか言ってますが、グノがトラップしたときから斜めに走って角度のないところから流し込むようなシュートを放つあの得点は、ショーキじゃなくちゃ生まれない。テクニックとがんばりが生んだ得点です。

 遠藤さんがネ申とすれば、きのうの試合のヒーローはイグノ選手! いやー、この3試合、グノのがんばりとキレっぷりは特筆ものですよ。アドリアーノ選手がいなくなって、一番いきいきしているのはグノじゃないかな? 宇佐美選手が移籍したあとでも、大丈夫、イグノ選手がいるからって思えます。たのもしいです。

 ま、5得点したものの、失点も3点。しかも2点は前半と後半それぞれのロスタイムです。こう言っちゃなんですが、CBの2人の気の緩み(いっぱい点をとったんだからいいじゃん)みたいなものが透けて見えて勝った喜びが3割減。あと、武井選手にはもっともっと奮起してもらわないと。来季以降のガンバを支えるのは武井選手だと期待しているので、もう少しテクニックと判断力を磨いてもらいたいなあ。

 柏戦と比べちゃいけないけれど、この広島戦に関しては勝利したもののやや物足りなかったです。ベストゲーム更新ならず。

 

柏 2-4 ガンバ

得点者:田中(柏)、遠藤(ガンバ)、平井(ガンバ)、イグノ(ガンバ)、レアンドロドミンゲス(柏)、下平(ガンバ)

 

 は~見に行きたかった。行かなかった私は完全に負け組です。なぜ行かなかったか。前日まで四国に行っていたこともあるのですが、ACLラウンド16、川崎戦、仙台戦の敗戦を見たあとで「(首位)柏にボコボコにやられるのを見るのはいやだ」という愚かで浅はかで卑怯な思いがよぎったことをここで正直に打ち明けておきます。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。

 前半だけ見て出かけたので、たよりは同志のSMSのみ。ところが地下鉄に乗っていたので、入らない送れない。速報の情報もとれなくていらいら。1点差に詰め寄られたあと情報がとれなくて、下平のゴールの情報をもらったのは試合終了後。

「え? シモヘーがゴール? いったい何? 何が起きたの?」って感じでした。

 家に飛んで帰って録画をチェック。

 で......泣きました。後半だけで5回くらい泣いた。平井のゴールをおぜん立てしたヤットの全速力での追いかけで1回、イグノのスーパーゴールで1回、交代した内田のつなぎを意識したクリアで1回、藤ヶ谷のスーパーセーブで1回、そして下平のあまりにもすばらしいゴールで1回。下平のゴールのあとはもう画面がかすみましたよ、おばさんは。結果がわかっているのにこんなに感動するなんて!

 何に感動するって、まずはヤットの鬼のチェイシングとランニングです。テクニックや試合運びが超一級なだけじゃない。ヤットは年々進化する。そこが本当にスーペル! エクストラオルディネール!

 そして「これからの」ガンバを背負っていく、と思っていた選手たちが、実際のところ「いまの」ガンバを背負っていることがはっきりしたんじゃないでしょうか。

 ベテランたちがもっとうまくなる、という向上心を失わずに進化を続け、若手たちが「俺たちがガンバだ」という自覚を持てば、ガンバはまだまだ新しい側面を出していけますね。ただし、こんなに「ガンバらしい」試合を続けていけるかどうか。それがこれからのガンバの鍵になりそうです。

 そして柏の強さにもふれておかねばなりません。2点の失点は単にガンバの守備がザルだからだけではないです。私は柏VS横浜Fマリノスの試合をTV観戦したのですが、運動量と連動した動きのすばらしさは首位に立っているのがフロックではないことを感じさせました。そして昨日の試合でも何回となくガンバゴールをおびやかした攻撃の圧力は本物でした。とくに凄みを感じたのが北嶋選手。33歳ってほんとですか? 進化を続けるといえば、この選手も忘れてはいけませんね。

 ともあれ、きのうの試合はガンバのこれまでのなかでベストゲームであることはまちがいなし。もっともっとベストを更新して行ってほしいです。

 

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