浦和レッズ 1-1 ガンバ大阪
得点者:宇佐美(ガンバ)、原口(浦和)
浦和の方々にはとっても楽しい試合で、なんで勝てなかったのだろうか、でもつぎにつながる希望の持てる内容だ、今季のベストゲーム、と思われたことでしょう。わかりますわかります。1年前からガンバと対戦したチームの8割くらいが同じようなコメントをするんです。勝っても負けても引き分けでも。前節5-3で敗戦だった広島のペドロビッチ監督でさえも「今季ベストゲーム」と言っているくらいです。
なぜでしょうか?
答えは簡単。自分たちの好きなようにやらせてくれるからw でもって、まずまちがいなく得点を許してくれるからwww
試合開始1時間前に、埼玉スタジアム、メインアッパースタンドで涼風を求めて通路にいたとき、同志に言いました。
「今日の試合で勝つか負けるか引き分けかわからんけれど、たしかなことが一つだけある。ガンバは失点する。2点くらい取られるかな」
いやー、ガンバサポなら、いや、ガンバの選手や監督でさえも予測できることでしょ、これは。
これほどの「超失点!」体質を、構造的欠陥と言わずしてなんと言おう。
ま、いいや。
問題は攻撃です。
まず武井くん、ボールをもらう前にどこに出すか考えてから動きなさい。持ってからの微妙な2秒の間に何回ボールをとられてた? 2秒考えていいのは周囲に敵がいないときだけです。
平井くん、きみの場合、鍛えなくてはならないのは「頭」です。ヘディングだけじゃないよ。少しは考えなさい。試行錯誤ってすごく大事だよ。いろいろな動きを考えて、それを試合に生かさなくちゃ。決定的なフィジカルがあるわけでなし、技術がすごいわけじゃなし、瞬発力があるわけじゃなし、という自称ストライカーに必要なのは「考えること」でしょ?
宇佐美くん、みんなが自分のために走ってくれるのは今、ガンバと日本代表での試合だけです。自分がチームのためにどれだけ走れるか、それをバイエルンでは鍛えてくださいね。道は険しいよ。
エラソーに言っちゃったよ。でも、この3人には期待も大きいし、託しているものも大きい。だからもう一皮も二皮もむけてもらわなくちゃ。
前の試合のときもしまりがなかったけれど、今回は輪をかけてしまりのないガンバさんでした。コバエやカナブンもわんわん入ってくる大きな目の網戸の部屋で、クーラーをつけないで暑さと虫の不快さに耐えているような気分にさせられましたよ(→これが節電をがんばっている我が家の現状)夏場に備えて電源を抜き、単三3個に入れ換えてエネルギー削減モードに入ったヤットさんが、つぎの試合ではしっかりと充電してせめて単一6個分くらいには走ってくれることを期待します。
浦和では原口選手と高橋選手がよかったな。でも、マルシオ・リシャルデス選手ってどうなん? 新潟のときのほうがずっとこわかった。柏木選手を最初から入れて、マルシオ選手が途中交代だったとしたら確実にガンバは息の根をとめられていたような気がします。