Glamorous Life

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2011年08月

ガンバ 2-2 グランパス

得点者:ラフィーニャ、キム・スンヨン(ガンバ)ブルサノビッチ、ケネディ(名古屋)

 

 一応首位攻防戦。内容と結果についてはもう両チームサポのブログで書かれているのであえてふれません。主導権をとり、先手を打ちながらもガンバが勝てなかったのは事実。前半に主導権を握っているように見えても、実は攻撃が手ぬるかったってのも課題。審判のこととかいろいろ書かれているし、セレッソ戦のスンヨンが上本にエリア内で倒されたことも、グランパス戦でイグノがひっかけられたことも、どちらも私はPKだと思っているけれど、それは今更いってもしかたないし、言うことじゃないしね。

 試合後、はっきり言って非常に悔しくて歯がみしました。ガンバには課題がいっぱいあると思ったよ。まだ首位に立てるチームじゃない、と暗い気持ちになった。

 でも、翌日録画しておいた試合後の両監督のインタビューを観て、私はちょっと意見を変えました。

 西野監督は終了後に悔しさいっぱいの渋面で「自分たちが今やれることはやりきった。その意味で充足感はある。が、名古屋は底力があり、勝ち切れなかった。勝ち点3を失ったも同然」と言っていました。

 一方のストイコビッチ監督は大満足の笑顔で「ガンバ相手に勝ち点1を取れたのは大きい。われわれは勝負強く戦えている。今後も首位の座を譲る気はない」と早くもV宣言。

 名古屋は選手たちも「押し込まれても失点しなかった」「追いついた」「アウェイでガンバ相手に勝ち点1を取れたのは大きい」とうれしそうに言っています。

 このコメントを聞いて思いました。

 まだガンバは首位に立ってはいけない。なぜなら追われる立場になって、勝ち逃げできるほどのチーム力がないから。

 名古屋はいいですよ。チーム層があついし、チームで戦わなくても圧倒的な個の力でなんとかなる。ケネディの高さとか、玉田のシュート力とか、永井のスピードとか、闘莉王の守備力とか。監督以下チームに勝者のメンタリティという余裕が十分あります(一回優勝しただけだけれどね、と嫌味もいっておく)。

 でも、ガンバはやはりチームでなんとかしなくちゃいけない。あてにできる個の力はさほどではない。少なくとも圧倒的な強さっていうのはない。やれるだけのことをやりきっても、名古屋には勝てなかった、ということを肝に銘じなくてはならない。

 そして勝ち点1に対して、「非常に悔しい」と思い「勝ち点3を失った気分だ」という名古屋側とは正反対の監督と選手の気持ちが、ガンバにとっては今後大きな武器になる、と私は信じています。

 実はこっそり、きのう某監督をインタビューしてきたのですが、繰り返し強調されたのが「自信を持つことは大事。でも、もっとうまくなりたい、もっと上を目指したい、という向上心はもっと大事」ということでした。

 ダービーと名古屋戦の引き分けで失った勝ち点4はとても大きい。

 一方でガンバがこの2試合で得たものは、貪欲さ、という貴重なメンタリティかもしれません。勝ち点は2しか得られなかったけれど、悔しさをバネにもっと上を目指してもらいたいです。

 

セレッソ大阪 1-1 ガンバ大阪

得点者:キム・ボギョン(セレッソ)、中澤聡太(ガンバ)

 

 暑かった、遠かった、長居競技場でした。

 震災後にスケジュールが出たときから行くのを決めていたダービー。そのときはACLでまさかの敗北を喫するとは思っていなかったんだよね。

 前半はイケイケガンバ。いい感じでパスがまわり、シュートまでいく。ただ、決定打が出ない。そうなるとガンバの悪いクセ=パス回すばかりで決定的な仕事をしない、というのが前半30分過ぎから始まり、それまでに1点取っておかなかったことがほんとにほんとに悔やまれました。

 後半に入ると、「ヤバイっ!」というシーンが続出。かといって、押されているわけではなく、かといって押しているわけでもなく、隣の同志親子に「飽きたんやけど、あたし」とぶーたれていたら案の定1点献上。

 でも、中澤の魂の一撃で目が覚め、ロスタイムの大森デビューに一気に盛り上がりました。

 またもや消化不良(というか負けたような気分)の引き分け。

 そして怪我人続出で迎える大一番、名古屋戦。

 もうなんというか......今から「虐殺だけはやめてね。せめて、仲よくしてね、鯱くん」と青ざめています。

お盆休み前進行なんか関係ない、と思っていたのだけれど、お盆明けにいきなりくる締切合戦に備えて今週はちょこっと忙しく、1週間もブログ更新をしていませんでした。私も今日から実家に帰省です。そろそろ用意して行かないと。お盆とGWには空港の荷物検査が混んで時間がかかることをついうっかり忘れて、毎回冷や汗をかくのですよ。

忙しい、と言いつつ、読書はやめられず。

最近読んだなかでおもしろかったものを、メモだけ残しておきます。

「背後の足音」上下

ヘニング・マンケル著 柳沢由美子訳 創元推理文庫

ヘニング・マンケル全読破の私としては、予約までして購入、即読んでしばらくうなされました。何にって、ヴァランダー刑事の糖尿病に、ですよ。

一部には「シリーズ中最高傑作」の呼び声が高いのですが、私は「白い雌ライオン」のほうがスケールが大きくてよかった。ちょっと小さくまとまっちゃったかなあ。スウェーデンの片田舎にまで押し寄せるグローバル化、というこれまでのテーマが少し見えなかった。一番書き込まれていたのが、ヴァランダーの糖尿病だもん。

でも、ほぼ一気読み。それで熱中症になって頭が痛くなったという噂もあり。

「ミーナの行進」

小川洋子著 中公文庫

大好きな一冊。夏休みになると読み返したくなります。だって、私が中学生だったころの時代で、しかも私の故郷、芦屋が舞台なんですよ。子どものころの行動半径がそのまま重なり、主人公と一緒に歩いている気分です。そのせいかファンタジーなんだけれど、とってもリアル。あのころの関西山の手の独特の雰囲気が作中に漂っています。

「珍日本超老伝」

都築響一著 ちくま文庫

いやはやもう、都築節全開! 日本のヘンなじーさんたちの写真&インタビュー集なのですが、じーさんたちも「ちょっといい加減にしたら」といさめたくなる珍態(造語、念のため)ぶりながら、都築さん、あなたの質問が一番珍です! 珍の☆三つ!

思うんだけれど、ばーさんの珍態はあまりないのに、じーさんはなんで珍態化していくのだろう? 脳の関係?

"The Sartorialist"

Scott Schuman

ファッションフォトグラファーによる、NY,パリ、ミラノ、ストックホルムのストリート写真。モデルとかファッションエディターとかも登場するのだけれど、ごく普通の街のおしゃれさんを撮っていて、しかも若い子よりも年配のおもしろい人たちを撮っているところがおもしろいです。

でもって、とっても参考になるんだな。高いものを着ているわけじゃなく、すごくスタイルがいいわけでもなく(デブも結構多い)、美人美男じゃないけれどチャーミングっていう人たちが、なぜチャーミングなのか、その秘密が見えてくるから。サイトで有名になってからの写真集なので、まずはサイトをごらんあれ。

http://www.thesartorialist.com/

書評のために今読んでいるのが「新・ムラ論TOKYO」(隈研吾・清野由美著)と「ワシントンハイツ」(秋尾沙戸子著)、「チリの地震」(ハインリヒ・フォン・クライスト著 種村季弘訳)。

前にここで紹介した野呂邦暢短編集の「白桃」と「諫早菖蒲日記」も読んでいます。ちょっとずつ、上等のお菓子を食べるみたいな感じで。

では、いってきます。 まずは大阪ダービーだな!

 

先週の木曜日あたりからなんとなく身体がだるくて、どうもおかしいと思いながらも飲みのハシゴをしたり、すごく楽しみにしていた沖縄旅行が台風のためにキャンセルになったことでふてくされて、プールでヤケ泳ぎをしたり、汗かきまくりで掃除に精を出したら......日曜日の朝からおかしくなりました。

午後3時くらいまでぼーっとしながら仕事していたのだけれど、しまいに目が開けていられないくらい頭が痛くなり、こりゃー熱中症かも、と思ってついに今季初の「昼からクーラー」実施。そしたら今度は寒気がしてきて、おなかまで痛くなり、ついにベッドに倒れこむ始末。冷えぴた貼って、水分をとりながら「もしかしたらこれが熱中症?」とどきどき。熱中症なんて、屋外で運動する部活の高校生か、暑さに鈍くなった高齢者だけがなるものだと思ったのに......。

やむなく福岡戦は同志からのメールで実況中継してもらうだけとなりました。何せ目を開けると頭が痛いんだもん。

今季初の「完封勝利」を伝えてくれた実況が終わったところで、シャワーを浴びて、意を決して鎮痛剤と胃薬を飲んで9時に就寝。翌朝9時まで12時間爆睡しました。翌朝目が覚めたら、あれ? 治っている!

なーんだ、睡眠不足だったんだ!

半分ほっとして、日曜日にほぼ絶食した分を取り戻さんばかりにもりもり朝ごはんを食べましたとさ。

でも、熱中症にはご用心。無理せずたまにはクーラーをつけるのも必要ですね。

と言いながら、今日もまだクーラーをつけないで仕事しているのだけれど、もしかすると私はクーラーが嫌いなのか?

 

2002年7月12日 万博で行われたJリーグ2ndステージ対横浜Fマリノス戦。ガンバは4-1で勝利した。

この年、マリノスとはナビスコのグループリーグをふくめて4回対戦し、3回負けていた。ガンバが苦手とするチームは、当時いくつもあったけれど、その中でもジュビロ、アントラーズ、マリノス、には何回試合をしても勝てないような気がしていた。それは今でも変わらない。当時まだ横浜国立競技場と呼ばれたバカでかいスタジアムの2階席で、私はガンバの敗戦の2回を目の当たりにして、がっくりきていた。とくにディフェンスの実力差に。だから7月、W杯が終わった直後に行われたこの試合で、まーったく勝てる気がしなかった。なんてったって、横浜Fマリノスには、W杯で大活躍した松田選手がいるんだもの。

ところが松田選手。7月のその試合では、前半の早い時間にレッドカードで退場してしまう。悪いけれど、そのときに思ったこともはっきり覚えている。

「あんなファウルするなんて、アホやな......でも、これで楽になるかも」

ファウルもだったが、退場を宣告されていきりたってチームメートになだめられ、ユニフォームを脱いでのっしのっしとピッチを去っていく怒りにふるえた後ろ姿が、なんだか子ども......というか悪ガキみたいで、「この人、サッカー大好きな子どもなんやな」と思ったことも、記憶に残っている。

昨日、松田選手の訃報に接して、自分が思っていた以上に彼のことを覚えていることに驚いた。

なぜだろう? 記憶に残るプレイをする選手だった。いい意味でも、あまりよくない意味でも。

昨年、仕事でマリノスタウンに行ったときに見かけた。ピッチで見る以上に大きな人で、目がぎらぎらしていた。間近で話しているのに、声がピッチにいるときみたいに大きかった。18歳の若手選手とじゃれあっている姿は、とてもじゃないが34歳には見えなかった。そのころ松田選手は怪我で試合に出ていなくて、マリノスは負けが続いていた。顔は笑って挨拶しながら、心の中で「ガンバ戦のときも、できればお休みして」とつぶやいた。でも、しっかりガンバ戦には間に合わせて、こてんぱんにやられた。「まーた、松田にやられちゃったよ」......マリノスと対戦するたび、同じことを10年間言い続けてきた。

安らかに眠ってください、とか、早すぎる、とか、惜しい選手をなくした、とか、そういった月並みな言葉は松田直樹選手にはふさわしくない気がする。

ギラギラした目で威嚇するように相手をにらみつけて、ワケのわからないことを吠えて、のっしのっしと肩を揺らす姿をまた見たかった。「まーた松田にやられちゃったよ」と悔しい気持ちで地面を蹴りたかった。

残念です。

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