Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2011年10月

この2週間ほど珍しく仕事が忙しく、夕飯後も机に向かうことが多かったのですが、それもようやく一段落。明日から短期間ですがまた旅に出ます。(旅に出るから忙しくなった、ともいえます)

でもって、仕事が忙しくなると、本が読みたくなるのです。いや、いつだって読書欲はあるのだけれど、締切が迫れば迫るほど、まーったく仕事と関係がない本を広げてしまう。でも、気が咎めるから、立ったまま読んでいます。座ったら仕事をしなくちゃならないから、立ったまま読んで罪悪感を軽減しているつもり。それも1時間以上立ち読み。疲れます。それに夜中まで仕事をしていて、もう寝なくちゃいけないとわかっているにもかかわらず、また本を読んでしまって夜がしらじらと明けてくる......。もう自分でも自分がやっていることのワケがわかりません。(読んでいたのはヘレン・マクロイのミステリーとか、ロディ・ドイルの新刊とか)

さてさて、明日は出張ですが、それ以後はフリーな旅。いっぱい読めるかなあ。とりあえず3冊選んで今つめました。読んでおもしろかったら、またご紹介しますね。

 ラクではあるけれど、一面困ったことだなあと思っています。

 何がって、ほんの数年前までは他人のことが気になって、「あの人には負けたくない」と闘志を燃やしたり、「あの人には勝てない」と落ち込んだりしていたのに、最近、そんな負けず嫌い魂がちっとも稼働しないことです。

 もともとあまり強い負けず嫌い魂を持っていなかった私だけれど、この頃魂くんは休眠状態のまま起きてきません。闘争心が薄れているから、なんでもかんでも「ま、いっか」ですまそうとする。ほかの人の活躍を見ても、ただただ素直に「ほんとすばらしい」と思っただけで終わってしまう。もし今学生だったら、赤点をとってもへらへらしているのではないでしょうか。負けず嫌い魂を失うと、人間、向上心もなくしますね。

 というか、負けるか勝つか以上に、他人のことがほとんど気にならなくなってきたっていうほうが問題なのかも。

 たぶん......ホルモンの低下が原因? 

 娘たちが「○○さんにあんなこと言われて悔しい、キー」とか、「××さんにこんなこと言ってもらえたうれしい、ワー」とか言っているのを聞きながら、ああ、ほんと若いっていいよねえ、と茶をすする私。

 でもって、きっとこれっておばはん化現象と紙一重です。恥を知らない言動に通じますよね。気をつけなくちゃ。

 他人の評価は気にならなくても、自分に対する評価はつねに厳しくありたいなあ、などとちょっといいことを言ってみました(照れ)

 でもって全然関係ない話。今日は何をまちがったかポテトサラダを15人前くらい作ってしまって、自分のバカさ加減にあきれておりまする。ったく、どうする気なんだよ、ポテトサラダは足がはやいのに。じゃがいもをつぶしたところに、ゆで卵を刻んだもの4個、ブロッコリ1個、きゅうり1本、赤たまねぎ1個、にんじん2本を入れたら量がかぎりなく増えてしまったのですよ。見た目はすでにポテトサラダにあらず。誰かいりませんか? と知り合いにメールしたのだけれど、みんないらないって。明日、お弁当箱にぎっしりポテトサラダをつめて(ごはんがわりに)会社に持っていけ、と娘に命令しておこう。

名古屋グランパス 4-1 ガンバ大阪

得点者はもう書きたくない。

 

一人悄然と地下鉄の駅まで歩いていくとき、前を歩いていたTOYOTAのロゴが入ったパーカー(BUTグランパスのものにあらず。たぶんトヨタ社員か関係者さんですね)を着た40代くらいの男性たち2人が「今日の試合は楽勝だったぎゃな」「ガンバつええとか言われとったが、ちっとも怖くねえだがや」「んだなー、てーしたことなーだが。こりゃ今年も名古屋が優勝だぎゃな」と言った後で、あっさり仕事のことに話題転換。サッカーにはまったく興味がない様子で、グランパスの得点者についても「ガイジンじゃなかったがな? 雨でよう見えんかった」とか言っておられたくらいです。「雨の中をサッカー見るっつーのは、よほど好きじゃなきゃできないだぎゃ。合羽まで着てよーやりよるわ、ほんま」とのことでした。(どうも彼らはメインスタンドの屋根ありのところでごらんになっていたようです)すみません、その「よーやりよることをやってしまったちっとも怖くないガンバのサポです。はいはい、すみませんね。

試合については、目の前でGKとDFのなんだか茶番劇のようなミスを見せられたり、SB2人とボランチの1人が、さかんに相手に絶好のパスを出したり、明神さん以外球際をせるのをあっさりあきらめたり、約1名日本代表試合疲れで走行距離がグラウンド2周分くらいだったり、プレイが軽すぎて昇天しそうだったり、まあいろいろありました。雨が降っていたこともあり、呆然として憤然として、焦燥にかられて、そして今悄然としている状態。10月に入ってからすっかりチームコンディションが落ちてしまってますね。夏の間に冴えていた采配も、今はさっぱり。

昨日は、めずらしく1人で観戦しました。帰りに同志と落ち合って、傷口をなめあいましたよ。

そのとき同志が言った一言で、落ち込んでいた気持ちが少し上向いたかな。

それは「チャレンジ精神を忘れたら、ガンバはガンバではなくなるよ」ということ。

首位に立ったことで、西野さんと選手の中で「とにかく首位を「守らなくては」という気持ちが芽生えたのではないか? 守りに入るチームは、はっきり言って弱体化します。 

そしてまた「実績」があることで自分が「信頼がおける」選手をスターティングメンバーに無理やり起用してませんかね。たとえその選手のコンディションが大事な試合に出られるような状態でなくても、「実績」だけで起用してしまう。過去の実績は、現在の信頼に匹敵しないと思うし、それを選手起用の判断基準に置いてしまうことこそ、チャレンジ精神をないがしろにすることにつながるのではないでしょうか?

「ガンバのスタイル」にこだわるのであれば、そのスタイルの基盤となっているのは「チャレンジ精神」だということを忘れてはならないと思います。若手の起用とかそういう単純な話ではない。監督をはじめとして、全員がもう一度チャレンジ精神を取り戻すこと。はっきり言って、ガンバはちっとも強くないし、ビッグクラブでもないです。やっているサッカーのレベルだって、とてもとても高いとは言えない。それなのに、ちょっと首位に立ったからといって、チャレンジの気持ちを忘れてどうするのでしょう?

同志はまた「今日、ここから出直せばいいんだよ。やり直してあらためてチャレンジしていけばいいんだ」と言ってました。

その通りです。

震災前から思っていたのだが、震災後によりいっそう強く思うようになったことが一つ。

「会いたい人には今会おう」

会いたい人に会えるチャンスも時間も、実はそんなに多くはない。自分だけが会いたいと願っても、相手の都合も気持ちもあるから、会ってもらえるとはかぎらないし。いや、むしろ会いたい人に会って、一緒にいい時間を過ごせる確率は(今の私の年齢になるととくに)低いのではないだろうか。

会いたいね、会おうよ、今年こそは時間をつくってね......そんなことを年賀状に書いたり、メールをしたりしながら、結局会えないままで二度とこの世で会えないくらい遠くに行ってしまった人が毎年何人かいる。なんで会っておかなかったのだろう? 時間と都合が合わなかったから? いつでも会えると思っていたから? でも「いつでも」が永遠に来ないままで終わる確率は、毎年上がっていく。

ただ顔を合わすだけでなく、できればお互いに気持ちのいい時間を過ごしたい、と願う。そうなると願いがかなうことはますますむずかしい。

一昨日、久しぶりにお会いした方々と会食をした。お料理もお酒もとびきりおいしく、会話は楽しく刺激的で、お店は心地よく、みんなでにぎやかに駅に向かう帰り道に空を見上げたらきれいなお月さま。

「ああ、これからは会いたい人と一緒の時間をいっぱい過ごしたいです、お月さま」と願をかけました。

と同時に、会いたい人に私がお願いしたときに、相手の方にも会いたいと言ってもらえるような人にならないといけないな、と思いましたとさ。

ところで、私は明日、名古屋に行きます。お会いできる方はいるかなー?

 

 

浦和レッズ 2-1 ガンバ大阪

得点者:梅崎、エスクデロ(浦和)、大塚(ガンバ)

試合後のガンバの選手たちのコメント

「前半から、あれだけミスをしたら攻めることはできない。守備のところも軽かったし、全体的に緩くて、ふわっとした感じで試合に入ってしまっていた。今日は浦和の意識も高く、切り替えとか、セカンドボールの対応のところでも明らかに浦和の方が統一されていた。」(MF武井)

「試合は生き物でトーナメントは勢いがそのまま出る。ボールへの気持ちを出した方がそれが勢いになっていく。なんとか結果を出したかったけど、今日はその部分で浦和が上だったということ。」(DF山口)

「相手の方が気持ち的に入っていたように思うし、動けていたし、うちはセカンドボールも全然拾えなかったし、そこで差が出た」(MF二川)

もちろん気持ち以外の部分の話もしているのですが、選手たち自身も「気持ちで負けていた」と認めているわけです。それは私もそうでした。今だから打ち明けると、私はナビスコ杯の試合にガンバが出場することさえ、つい2週間前までころっと忘れていて、同志に指摘されて「ああ、そうなの? で、いつですか?」と聞いてからスケジュール表に書き入れる始末。気持ちが入っていないよね。そういうサポがいるところには、タイトルは来ないんだな、と埼玉スタジアムで久しぶりにWe are REDSを聞きながら思いましたよ。

ガンバ自身もどれくらいこのナビスコカップにかけていたのだろうか、とちょっと疑問です。遠藤、イグノ、加地がいないなかで、直前に明神さんまで離脱。今年3分くらいしか公式戦に出ていない怪我明けの橋本を90分間出場させ、加地のポジションに高木をあてる、というかなーり無謀な策で始まった準々決勝となる第一戦、VS磐田戦。このときにはTVが見られない同志に実況メールを送っていたのですが、前半始まって30分後に「ガンバ、ナビスコ杯を獲る気なし。カップがかすんでいます」と送ったほど、ぐでぐでの内容でした。そこをなんとか二川の超人プレイでしのいで準決勝進出。昨日は予定があったのを無理やり代わってもらって埼玉スタジアムに駆け付けたのですが、そこで見たのは磐田戦前半のぐでぐでを90分やり続けたガンバさんでした。

あんな酷い試合後ですからネガろうと思えばいくらでもネガれるのだけれど、そこはそれ、ポジティブシンキング(死語)の私です。これで気持ちを入れ直すことができるのであれば、いい薬になったのではないか、と思うことにします。明神キャプテンがシーズンの抱負を聞かれると、決まって「リーグ優勝」をあげます。ACL、ナビスコ、天皇杯というほかのタイトルはもう獲ったけれど、明神キャプテンはまだリーグタイトルを獲っていない。モチベーションはほかのタイトルに比べるとはるかに高いということは想像がつきますね。今シーズン、残されたタイトルはリーグと天皇杯しかない。気持ちを切り替えましょう!(自分に言い聞かせている)

鹿島は別にして、やはり予選リーグを苦労して勝ち抜いてきたところこそ決勝の舞台に立つのにふさわしく、ACLでぽろっと負けておいたうえに決勝トーナメントから出場して「3回勝ったら賞金1億円。おいしい」とか言っているチームには、やはり勝利の女神はほほえんでくれません。武井選手が言うように、昨日の私は「ふわっとした気持ち」で試合を見始めました。5分もたたないうちに「ああ、今日はもうダメだな」とわかっちゃいましたよ。チームも自分も、最後まで乗り切れなかった。盛り上がったのは、高木→大塚の交代と、大塚のロスタイムのきれいな一発だけでした。翔平は技術もセンスも十分にあると思いましたよ。っていうか、去年から成長したよね。来季はぜひスタメンで出場できる実力を見せつけてほしいです。当然、水曜日の天皇杯はスタメンです。

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