「思い出すのは、揚柳の渚を過ぎて(湖畔まで馬を走らせたこと)」
という李白の詩の一部を書いています。このほかにも「ヒグラシ、樹間に鳴く」とか「魚竜の夜」とかいろいろ書いたけれど、結局最初の方に書き出したこの1句に決定。
これを書いたときに考えていた(もしくは考えていなかった)ことを私はすごくよく覚えています。なぜか私はどんどん字が大きくなる、というか1文字目が大きくなってしまい、2文字目をまたその1.5倍くらいで書くので、余白っつーものが消えてしまうし、2行目が入る隙間がなくなってしまいます。なので「余白、余白」と呪文のように唱えながら紙を毛氈の上に広げ、しばらく精神を集中しているうちにまたもやすっかり忘れ、書き終わってから眺めたら、あら不思議、今までで一番白いところがある作品でした、というわけ。
一番苦労したのは「過」の字のバランスでしたが、この作品に関してはもうなんかそんなのどうでもいいやーと書いたらこうなった、と。何も考えないで書けるところまでもっていくのに時間がかかっちゃうんですけれどね。
いまのところ、作品を仕上げていく過程がものすごく楽しいので(まだ苦しみはあまりない)、このまま楽しくやり続けて行ければなあと願いつつも、きっと壁にぶつかるときがやってくるんだろうなあ、と少し恐い予感もしています。
でも、入賞もしたことだし、またがんばって書いていこう!
毎日書道展
「思い出すのは、揚柳の渚を過ぎて(湖畔まで馬を走らせたこと)」
という李白の詩の一部を書いています。このほかにも「ヒグラシ、樹間に鳴く」とか「魚竜の夜」とかいろいろ書いたけれど、結局最初の方に書き出したこの1句に決定。
これを書いたときに考えていた(もしくは考えていなかった)ことを私はすごくよく覚えています。なぜか私はどんどん字が大きくなる、というか1文字目が大きくなってしまい、2文字目をまたその1.5倍くらいで書くので、余白っつーものが消えてしまうし、2行目が入る隙間がなくなってしまいます。なので「余白、余白」と呪文のように唱えながら紙を毛氈の上に広げ、しばらく精神を集中しているうちにまたもやすっかり忘れ、書き終わってから眺めたら、あら不思議、今までで一番白いところがある作品でした、というわけ。
一番苦労したのは「過」の字のバランスでしたが、この作品に関してはもうなんかそんなのどうでもいいやーと書いたらこうなった、と。何も考えないで書けるところまでもっていくのに時間がかかっちゃうんですけれどね。
いまのところ、作品を仕上げていく過程がものすごく楽しいので(まだ苦しみはあまりない)、このまま楽しくやり続けて行ければなあと願いつつも、きっと壁にぶつかるときがやってくるんだろうなあ、と少し恐い予感もしています。
でも、入賞もしたことだし、またがんばって書いていこう!



