Glamorous Life

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2012年08月

もしかするとですね、夏は8月~9月末になったんじゃないですか? もしくは地球全体熱帯化? 

あと1週間でこの暑さがどうかならんと、私は怒るね。怒ってどうなるってもんじゃないけれど、怒るね。 という長い挨拶はさておきまして、早く秋になってほしいですね。私は秋が一番好き。さわやかな秋風が吹く季節が短いと、不機嫌になります。

さて、またまた猛暑の夏になりましたが、昨年、節電もかねて居間を二重窓にしたことのありがたさを毎朝かみしめています。東向きの我が家は、朝日がすごい。6時の時点ですでにぎらぎらの太陽が居間に差し込み、以前は裸足で窓を開けようとしたら大げさでなく窓のそばで「あっちっち」とはねていました。夏の砂浜を思い出しましたよ。

それが二重窓導入以降、盛夏の朝も昼も、居間に入ってもわっとしない。最近は朝、窓もカーテンも開けず、太陽が行き過ぎるまでやり過ごすこともしばしばなので、夜間の冷気がまだ部屋に残り、熱気がこもることが少なくなりました。陽が差し込まなくなる11時くらいにようやく窓を開けるのですが、外側のサッシの取っ手が熱くて握れないことさえあります。太陽光のエネルギーを2枚の窓がガッシと受け止めてはね返しているありがたさを感じる一瞬です。

暑さ対策を施したことと、猛暑に慣れたせいでしょうか、今年の夏は2010年ほど「暑さ、もう無理」感はありません。それよりも、仕事の忙しさのほうが「もう無理」感あり。9月初めからしばし海外出張(→仕事なんだわ。一応)なので、それまでに入稿しておかなくちゃ、でばたばた。出張中は朝から分刻みのスケジュールなんで、ぜったいに仕事は無理(と一応ここで自分もふくめ各方面にくぎをさしておく)。やり残しがないように、と気持ちが張っています。あと10日。乗り切ろう、締切も暑さも!

 

ところで、昨日、「日本クラブユースサッカー選手権(U15)」で、ガンバJrユースが優勝しました。ガンバのことはもう書かないっていうのは、トップチームのことだけだよ、と自分に言い訳して書いちゃう。うれしいなあ。

先ほどJFATVで神戸Jrユースを下した決勝戦を見ました。http://www.jfa.or.jp/jfatv/

いいサッカーやってるじゃないの! さすがマンUカップ準優勝だけはある(きっぱり)得点王の宮森選手も、大会MVPの高木選手もすばらしい! 加えて、中盤の要の岩本選手(だと思う)がすごくいい働きをしていて、ガンバの未来は明るいかも、といきなりころっと思ったのでした。

おめでとう、ガンバJrユース! おめでとうございます、鴨川監督(前にインタビューした)!

 

なぜ彼.jpeg

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2012-08-27

 


 昨日からさわやかな夏の日々が戻っていますね。エアコンなしで爽快です。

 怒涛の日々が続いたので、開幕以来ずっとオリンピックが見られなかったのですが、先週末に実家に行ったら、父が「この世で見られる最後のオリンピックかもしらん」とか(半分冗談半分本気で)言ってずーーーーっとテレビをつけているので、一緒に見ました。父は若い(とくに10代)の選手が好きらしく、日本人外国人を問わず初々しい選手が出てくると身を乗り出して応援しています。勝っても負けても必ず「これからやね、この選手は」という。

「いま」ではなく、「未来」を想像して見る、「国」ではなく「選手個人」を応援するオリンピック観戦法もあるんだなって気づかされました。

 

 オリンピック報道もほとんど見られなかったのですが、実家から帰ってくる新幹線車内でネット情報でじっくり見ました。ユーストリームで試合まで見ちゃったよ。

 それで気になったのが、「日本は金メダルをほとんどとっていない(今週初めでは2個)。14位に沈んでいて残念だ」「日本選手は期待通りの活躍ではない」という論調があることです。

 え? どういうこと?  ものすごく活躍していると思うんですけれど。これまでは柔道で金メダルを量産していたけれど、柔道日本はアテネあたりから徐々にあやしくなってきました。でも、そのほかの競技ではものすごくいい成果が出ているのではないでしょうか?(シロウトはそう思うよ)

 競泳も重量挙げ(女子)も体操もアーチェリーもフェンシングも卓球もバレーボールも、そしてもちろんサッカーも、期待以上の奮闘ぶりです。友人が「朝起きると誰かがメダルをとっているから、気分よく会社に行ける」と言っていましたが、私も同じようにるんるんで仕事ができますよ。メダルの色がなんであれ、気分いい。それは「日本がメダルをとったから」ではなく、それこそ厳しい競争を勝ち抜いて出場した選手が力を出し切って、それで期待以上の結果がついてくるんだったらもう言うことないんじゃない、なんて私は甘いことを考えちゃうのです。期待以上の結果が金メダルじゃなかったとしても、それはそれでつぎにつながっていくだろうし。

 

 金メダルの数でその国の「オリンピック精神に基づいたスポーツ」の力なんてはかれない。ましてやメダル数で国力をはかるなんて、すごくきなくさくていやだ。オリンピックは各国の政治と経済をデモンストレーションする場ではあるけれど、競技をしている選手たちに「国力(政治&経済)」を背負わせて/重ねて云々するのはすごく20世紀的だと思います。21世紀のオリンピックは、その国のスポーツ文化を感じさせるものであってほしい、理想だけれど。

 オリンピックの放送がなければ、私は一生フェンシングやアーチェリーや射撃のルールを知らないままだったし、重量挙げや柔道の技にも無知だったろうし、陸上選手の肉体にほれぼれすることもありませんでした。そういう意味でオリンピック楽しい! 日本人選手が出場していなくても楽しい! インターネットの普及によって、極東のあまりスポーツウーマンとは言えないおばさんだけでなく、地球のすみずみまでスポーツの興奮や楽しさを伝えてくれる、それこそが21世紀のオリンピックの効用じゃないでしょうか。

 

 それにしても......2008年北京のときもあまりの忙しさにほとんど見られなかったことを考えると、4年ごとの繁忙期がうらめしい。

暑いですねー......って私は言いません。

ええ、ええ、言いませんったら言いません。

「根性焼き」と称して(ちょっとちがうが)、正午すぎまでクーラーを入れないで仕事をしていますよって、いったい何の根性なんだか。こういう人が年をとると熱中症で搬送されて、みんなに「暑いって気がつかないのかしら?」「年よりは困るね」とか言われるんですね。

 

ところで......暑いって言わないけれど、忙しいって言わせて。

この1ヵ月近く、私はものすごく仕事をしている。

自分で言うのもなんだが、この暑さの中でよくやっていると少し自分をホメたい。

何よりもエライと思うのは、朝方にシフトしたところだ。

朝、9時前から机に座って、トイレに立つ以外は8時間ぶっ通しで仕事をしている。

別にそうしたいわけではない。

ただ、間に合わないからやむをえずやっている。

 

問題は、頭はともかく、目がもたないことだ。

紙に書かれた文字を見て、画面を見て、文字を見て、画面を見て、そのうちにどちらもぼやけてくる。

とくにいけないのは、ゲラだ。ゲラ読みはほんとに目が疲れる。500ページのゲラを読み終わったときには、視界がぼやけて、まっすぐ歩けなかった。頭もぼやけたので、冷蔵庫から卵を取り出して、スマホをしまってしまった。流しの前で卵をじーっと見て、自分が何を見ているかまったく意識しないうちに左手の親指で強く押しそうになった。ヤバイね。

今日、1冊300ページをとりあえず入稿したが、明日には再校ゲラが来る。

それが終わるころには、ノートPCを冷蔵庫にしまって、肉の上でメールを打ちそうだ。

 

振り返れば去年は余裕があった。

はっきり言ってヒマだったので、ひそかに「もう私の職業人生は終わった。新しい人生設計を考えよう」とか思っていたのだ。

いっぱい本も読めたし、映画も見たし、飲みにも行ったし、あちこち旅行もした。

もうゲラを読んだり、締切に追われることなんてないだろう、と一抹の寂しさを覚えつつもちょっとほっとしていた。

だが、今年はまた以前と同じペースで仕事をしている。

ありがたいありがたい、ほんとありがたい、と思いつつ、目がかすんだり、腰が痛くなったりすると、「いつまでこのペースで仕事ができるのだろうか」と不安がふつふつとわいてくる。

ま、そんなことが考えられて、こんなブログを書けるようになったってことは、さっき入稿してちょっと余裕ができたからかな。

 

ところで、オリンピックはどうなってるんだ?(→ほとんど見られていない)

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