Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2012年09月

ふと気づくと今日で9月も終わります。

ときがたつのが早すぎる。

今年は公私ともに超多忙で、iPhoneのアプリ、リマインダーが大活躍です。っていうか、これがないと私はすぐに「things to do」を落としてしまう。お買い物にいくときも、リマインダーをチェック! 電車の中で音がなり、「今何をすべきか」を教えてくれます。便利な時代になりましたね。

でも、先日の拙訳書に「うんうん」と深くうなずく言葉があって、私は「忙しい」と口にするのを控えよう、と反省しました。

「「最近どう?」と友だちや家族に挨拶がてらたずねると、返ってくるのは「忙しい」という返事だ。「忙しい」という返事は、「元気だ」と同じ意味になった。」

――私、これを訳して以来、「元気だよー!」と答えるようにしましたよ。

そして著者は「忙しすぎる女は、目の前の後回しできることにかまけて、人生で本当に大事なことを逃す」と言います。

人生で本当に大事なこと――あと1年の命だと宣言されたときに、ああ、これをしておけばよかったな、と思うようなことだそうです。でもって、人が「しておけばよかった」と悔やむことは仕事ではない。もっと愛する人のために時間を使えばよかった、という人が大半をしめるそうです(アメリカの話ですけれどね)

そして今翻訳している本の中にも似たような話が出てきます。

「人のために見返りを考えないで時間を使う人は、信頼のおける人間関係という人生でもっともたいせつなものを手に入れる。」

言えますよね。忙しい現代人にとって、いまや時間は金銭でははかれないほど貴重なもの。それを無償で人のために使える人は、感謝はともかく、信頼という財産を得る、と著者は言っています。共感。

この言葉を読んでから、リマインダーにも家族や友人との時間を優先して入れるようにしています。

台風一過でいよいよ秋が本格スタートでしょうか。楽しく充実した時間が過ごせますように。

 

 

7月半ばに今回のボルドー取材のお話をいただいたのですが、そのときもしもよければメドックマラソンに出てみないか、と言われました。
メドックマラソンとは、ボルドーのメドック地区で27年前から行なわれているマラソン大会で、何よりも特徴的なのは「ワインを飲みながら42.195kmを走る」という点です。ワイン飲みながらで大丈夫なの? と誰もが聞くでしょう。主催者側は「この大会を始めたのはお医者さんたちで、医者もこの大会に参加している」と言って「大丈夫」の根拠にしています。しかもコースの最後のほうでは、美食の街ボルドー名物のステーキだの牡蠣だのが出されるとか。 もう一つの特徴は「仮装して走る」ということ。以前に雑誌で読んだときには、本格的仮装がぞろぞろ。いつかぜひ見てみたい、と思っていたところにこのお話。即座にエントリーしましたよ。
去年からときどき家の周りを走っていたのですが、このお話をいただいてからは1週間に1、2回定期的に走ることにしました。ですが、今年は暑い夏。夜に気温が下がってから、と思っていても、11時になってもまだ30度。その中を走るのはなかなかつらかった。
ま、最後の方は暑さにめげたのと、忙しさにかまけてあまり練習しないうちに旅立ちました。
メドックのシャトーを取材していると、皆さん「ああ、走ったよ。なかなかたいへんなコースだ」とか「なにせ暑いからね」とか言われているうちにどんどん不安がつのり、スタートラインに立ったときには「ハーフでいいや」ということに。
でもって、私の仮装は筆で字を書く女の浮世絵を染めた祭り半纏にしました。出発前に意気をあげているところです。

th_コリアンバージ.jpg
スタート前だというのに、ゴール前で一緒に走った「同志」と盛り上がります。(と言いつつ、「今日は最高気温34度。みんな水を一杯飲んでね」というアナウンスに不安がつのります) Medocstart.jpg ランナーが走る道ばたでは、人々がゼッケンにある名前を呼んで応援してくれます。「もとこーもとこーあれーあれー」と言われて、なんで私の名前を知っているのか、と思ったらゼッケンだった。 ところどころにはバンドも出て、歌でも応援。まさにお祭りです。 そしてシャトーに入るとそこには噂通りにグラスでワインが出されます。飲んで走るのは無理じゃないかと思われたのですが、15キロ目のシャトーで出会った方々に勧められて、つい一口、二口。 グラスでワイン.jpg th_medocwine.jpg 仮装はいろいろ楽しいものがいっぱいありましたが、個人的に気に入ったのはモッズのモードを着こなしたイケメン(3割増)でした。34度の中、よく暑くないなあと思っていたら、横を通りすぎるとき一人が「脱ぎたい。脱いでもいいか? もう無理」と仲間に言っていました。わかるよー。 th_モッズ.jpg 20キロを過ぎたところで、知り合いの方に会って撮ってもらいました。「ハーフでやめる」と言ったら「なんで?」と言われたのですが、最初に飛ばしすぎて実はもう青息吐息。16キロから18キロは半分歩いていました。(18キロを過ぎたところで少し元気を取り戻してだらだら走りましたが) メドック20キロ.jpg そして21キロ目のところにあった掲示板を見たら、2時間48分。初めての参加としてはまあまあだったかな。やれば(少しだけは)できるのかも、まだまだあたしもー、という気持ちで、とぼとぼ帰りました。


先週からフランス、ボルドーにいます。 といっても、今日の午後に帰国します。今、ホテルで荷造りを終えて、これから1軒まわって飛行場へ。 メドックからボルドーへとまわったのですが、こちらも暑くて日差しがきつい日々でした。今日はちょっとくもっているけれど、それでも暑い。 ボルドーといえば、そう、ワインです。今回はメドックの取材で、シャトーをまわってお話を聞いて、試飲して、レストランでご飯を食べながらワインを飲んでお話を聞いて、つぎのシャトーに行ってお話を聞いて、試飲して......ということをやってきました。 んでもって、メドックマラソンという、ワインを飲みながら42.195キロを走るというイベントにも参加しました。そう、走ったのです。でも、完走は最初からあきらめてしまいました。でも、自主トレをやっているときにも「ハーフなら行ける」という手応えはあったので(苦笑)、21キロは走りました。最初にまわりに押されてしまってたったか行ってしまい、しかもちょっとだけよ、というので15キロでワインを飲んだせいで、16キロから18キロまでがつらいつらい。ハーフのタイムは2時間48分でした。 当日は気温34度。さえぎるものがないかんかん照り。土ぼこりが舞うブドウ畑の中を仮装して走るんですこのマラソン大会。そう言いつつも、めっちゃ楽しかったです。 今、写真がアップできないので、帰国したらどんなもんだったか報告しますね。 いまのところはメドックのブドウ畑の写真なぞ。

th_DSC02256.jpgth_DSC02249.jpg 


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