ふと気づくと今日で9月も終わります。
ときがたつのが早すぎる。
今年は公私ともに超多忙で、iPhoneのアプリ、リマインダーが大活躍です。っていうか、これがないと私はすぐに「things to do」を落としてしまう。お買い物にいくときも、リマインダーをチェック! 電車の中で音がなり、「今何をすべきか」を教えてくれます。便利な時代になりましたね。
でも、先日の拙訳書に「うんうん」と深くうなずく言葉があって、私は「忙しい」と口にするのを控えよう、と反省しました。
「「最近どう?」と友だちや家族に挨拶がてらたずねると、返ってくるのは「忙しい」という返事だ。「忙しい」という返事は、「元気だ」と同じ意味になった。」
――私、これを訳して以来、「元気だよー!」と答えるようにしましたよ。
そして著者は「忙しすぎる女は、目の前の後回しできることにかまけて、人生で本当に大事なことを逃す」と言います。
人生で本当に大事なこと――あと1年の命だと宣言されたときに、ああ、これをしておけばよかったな、と思うようなことだそうです。でもって、人が「しておけばよかった」と悔やむことは仕事ではない。もっと愛する人のために時間を使えばよかった、という人が大半をしめるそうです(アメリカの話ですけれどね)
そして今翻訳している本の中にも似たような話が出てきます。
「人のために見返りを考えないで時間を使う人は、信頼のおける人間関係という人生でもっともたいせつなものを手に入れる。」
言えますよね。忙しい現代人にとって、いまや時間は金銭でははかれないほど貴重なもの。それを無償で人のために使える人は、感謝はともかく、信頼という財産を得る、と著者は言っています。共感。
この言葉を読んでから、リマインダーにも家族や友人との時間を優先して入れるようにしています。
台風一過でいよいよ秋が本格スタートでしょうか。楽しく充実した時間が過ごせますように。