いやー、今年も早かったですね。あっという間に1年が終わろうとしています。年々加速する。
いろいろなことがあったようで、「ん? それ今年のことですか?」とつい首をかしげたり。あまりにも時間のたつのが速すぎて、記憶があいまいになります。
12月の初めから、しばらくシチリアに行ってきました。前に勤めていた会社の同僚たちと一緒。この仲間はほんと私にとっては大変貴重です。もう30年以上にわたるつきあいですが、仕事を離れてずいぶんと深いつきあいが続いていて、このまま長く長く大事にしたいなあと思っています。今年はこういう人間関係の大切さをあらためて知る年でもありました。
それはさておき、何枚か画像をアップしておきますね。
シラクーサはシチリア島の東海岸沿いにあり、紀元前8世紀にギリシャ人が入植したとか。神話の時代からあるといっていいほど古い街は、陸地から突き出た小島、オリティージャ島に凝縮されています。ホテル脇の路地をあがっていくと、いきなり開けるドゥオモ広場。私たちしかいないように見えるでしょうが、そのとおり、カフェも全部閉まっていて、歩いている人がほとんどいません。12月というオフシーズンだからでしょうね。(ちなみに飛行機もすいていたし、ホテルも安かった。閑散としているのがいやじゃなければベストシーズンです)
シラクーサから北上した東海岸沿いのタオルミーナは、欧州各地から観光客が集まる高級リゾート地です。背後には富士山よりも高いエトナ山がそびえていて、目の前はアドリア海。風光明媚なところでした。ここでは何回となく虹を見ました。
エトナ山にものぼりましたよ。車で登れるところまであがったのだけれど、寒い風が強い、歩けたもんじゃありません。少し風をよけたところで、とにかく来ましたよ、の証明写真。
南に下ってアグリジェントに行くとアフリカがすぐ近く。カルタゴが何回となく攻めてきたっていうのがよくわかります。シチリアは6月以降の夏には40度を超える酷暑で、全土が土色になってしまうそう。12月に入ってようやく気候が温かい程度になり、雨がふって一面緑とお花の絨毯になります。アグリジェントはアーモンドの花も咲いていました。ここでは考古学公園と博物館で遺跡群を見学。掘れば掘るだけ、ギリシャ、ローマとどんどん出てきてしまう。古代人、すごいわ。
南のアグリジェントから一気に島を縦断して北の州都、パレルモへ。陽光あふれる南に比べると、ちょっと暗い街でしたが、ここではまさに文明の十字路、シチリアを実感。イスラム建築にバロックだのビザンチンだの様式がごったまぜになった教会や宮殿が建ち並んでいます。その中の目玉はパラティーノ礼拝堂。そして西にある町、モンレアーレにあるドゥオモです。画像はパラティーノ礼拝堂の祭壇。
シチリアはごはんがおいしい! いや、正直に言うと料理はいまいちだけれど、ワインがおいしいのでなんでもおいしく感じます。肉もうまいが、魚介類が最高。最終日に出かけたレストランでは、シェフが私たちのためにムール貝を選んでくれました。
さて、そろそろ2012年は終わりを告げます。
皆様にとって、2013年が楽しいこと、うれしいことがたくさんあるすてきな一年でありますことを、心より祈っております。
2013年もグラマラスライフをどうぞよろしくお願いいたします。
アドリア海に昇る朝日の画像です。こんなまぶしい朝日が明るい気持ちで眺められる日がたくさんありますように!






