Glamorous Life

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2013年05月

完敗でした。1月1日以来、久しぶりに敗戦後の苦く、重く、眠れない一夜を過ごしました。天皇杯決勝のときと同じく、相手に軽くいなされ、ついと突かれてあっさり失点。ただあたふたと残りの時間をつぶして、何のチャレンジもせずに、ゴール裏を盛り上げることさえせずに終わりました。 いいところを探そうと頑張りましたが、一つも見つかりません。 それどころか、たらればのため息さえ出てこない。たら、も、れば、もなかったよ。もっとこうしておけばよかったのに、という反省点すらなし。どうしたらいいのか、もはやお手上げ。 でも、そんなことを言って気持ちを盛り下げてもいいわけがないので、あらためてこれからのガンバを私なりに前向きに考えてみようと思います。 昨日のポイントは3つありました。 1.内田のミス連発 2.ヤット依存症の悪化 3.今野の放り込み大作戦玉砕 ミスを連発していたのは内田だけではありませんが、失点してからの彼のあたふたぶりは目を覆わんばかりの酷さでした。メンタルが弱いとは思っていましたが、あそこまでとは。頭が真っ白になったのか、スローインを受けることさえできなくなり、パスミスから再三のピンチを招く。もはや試合を続けることができないくらいの精神状態になっているのが手に取るようにわかりました。 内田には期待しています。やればできる子だと思っています。でも、そのメンタルはどうにかせんとね。プロのメンタルやないわ。メンタルを鍛えるためには、試合の場数を踏むしかありません。成長を待つ覚悟が、チームと監督とサポにあるかどうか。 そしてボランチの相棒、内田がそんな状態なのでヤットへの負担が大きくなることこの上もない。全員がひたすらヤットを探す。ヤットに預ける。シュートや最終ラインのケアまでヤット頼み。監督もヤットと話をしてピッチに送り出す。ヤットにそこまでやらせてなんかいいことがあるのでしょうか? 当たり前のことだけれど、サッカーは11人でやるチームスポーツです。ガンバはヤットのチームかもしれませんが、それはあくまで象徴的な意味であって、ヤット一人に全部やらせていいわけありません。 最後に、今野に一言。私は今野のボール奪取能力や推進力を買っています。すばらしい能力を持った選手だと思います。ただ、やはりメンタルが問題なのではないか、とときどき思います。1点取られていきなり傷心&小心になってしまったのか、ボールがおさまるはずがないのに平井とレアンドロにロングボールを蹴りまくるのは、30過ぎのベテランとは思えません。神戸の速攻に、19歳西野の方がはるかに落ち着いて対応していました。西野がよかった、とは言いませんが、こと「平静さ」については彼のほうがまさっていました。 以上のことから言えるのは、ガンバの若返りへの道は、ベテランへの依存度を下げることを、ベテランと若手の両方がしっかり意識することから始まる、ということです。意識だけではすまない。若返りをはかりながら、もう一度強いガンバを作り上げていく道は、シーズンが始まる前に思っていた以上に遠く、そして険しい。そのことを、思い知らされた敗戦でした。 長谷川監督を100%擁護するわけではありませんが、2点ビハインドを背負って、ミス連発でなすすべもない状態のとき、加地を下げてオ・ジェソクを入れたことは、「若い新戦力に打開を期待する」というメッセージだった、と好意的に受け止めておきます。 どうしても、好意的に受け止められないのが、家長のgdgdぶりでした。たまーにいいプレイをして、大器の片鱗とか言われてきましたが、1失点目のきっかけになったボールロストで、倉田が死にものぐるいで駆け戻っている後ろから、私のジョギングよりゆったりと歩みを進める彼を見ながら、「もうきみには頼まない」というどこかの社長の言葉が頭の中でこだましていました。

J2を戦い出してから、とくにホーム万博では相手チームがペナルティエリアの1メートル先くらいに7人くらいいて、真ん中もサイドも斬り込むことができずに右往左往しているうちに終わる、というシーンが繰り返されています。 そんな戦い方に慣れてきたとはいえ、昨晩の岐阜戦での密集具合は「雑踏」といっていいほどでした。家長の惜しいシュートのあと、気がつくと岐阜の前線の選手まで戻ってきて、白いユニフォームがゴール前にびっしり8、9人いて、青黒ユニも大勢いるので、まるでGWの新宿の歩行者天国のごとし(昨日、1日伊勢丹周辺をうろうろしていたので)。なかなか突破できないでいて、いらいらがつのっていた前半30分過ぎ。やっと阿部が抜け出してスカッと叩き込んでくれました。 開幕戦以来のゴール。阿部選手もなかなかベンチ入りさえできない状況でしたが、鳥取戦で走れずミスだらけだったフタの代わりにスタメンで、さっそく結果を出しほっとしましたよ。 そして昨日のハイライトは、なんといっても89分の平井ショーキGOAL! ショーキが入ったとき、万博観戦中の同志に「平井、こんどこそ!」と祈りにも似た思いでメールを送ったら、祈りをかなえてくれました。 しかも、交代で入った岡崎からの折り返しを決めた! おばさん、涙が出そうでしたよ。 ガンバさん、毎試合、後半になるとダイアゴナル・ランニングというのがなくなります。上下運動はするけれど、斜めに向けて行く走りがない。 ところが、岡崎選手はその前の惜しいプレイでも斜めに、またはジグザグに走って相手を引きはがすという、もしくは相手を混乱させる、という走りをして、パスを引き出していました。(贔屓目だから、3割引きで聞いてください) こんなに安心して見られたロスタイムはありませんよ。 ショーキ、ジャンピング土下座! 山形戦の屈辱はまだ晴れないでしょう。もっともっとやってくださいね。 それにしても、西野。私が数えただけで、ヘディングでクリアが25回くらいありました。 すごいよ。 てなことを書いて若手をほめるだけほめておいて、私の昨日のMOMは遠藤ヤット選手。ようやくコンディションがあがってきた? 眠くなりかかったところで、フタの落としからのミドルシュートには度肝を抜かれました。残念ながらポストだったけれど、ああいうシーンがもっと見たい。前半に、ジャンピングヘッドしてアキにつないだパスもとってもよかった。さすがです。 さあ、次は神戸戦! なにげに首位決戦(笑)です。

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