Glamorous Life

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2013年08月

最後のあがきのような残暑ですね。西日本と九州は大雨とか。どうぞお気をつけて......って今から関西に行くんだよ、私は。大丈夫かなあ。 今朝、昨日の夕刊を斜め読みしながら朝食を摂っていたら、「「外国語乱用」で訴訟」という記事が。「日本語を大切にする会」の世話人という方が、NHKを相手どって、日本の公共放送なのに外国語を乱用するのはけしからん、精神的苦痛を与えられた、と慰謝料を請求した、という話らしい。結局、棄却されたのだけれど、「訴訟まではちょっと行き過ぎじゃない?」と思いながらも、私がつねづねひっかかっていることと重なる部分があった。 カタカナと略語にすることで、物事の本質とか重要性(重大性)を軽くしてしまっているのではないか、ということ。 最近、一番引っかかったのが、福島原発の汚染水漏れの件で、東電幹部が福島県副知事に報告にいった、という件がテレビで流れたときだ。東電幹部が意味不明の笑いを浮かべながら(薄ら笑いととられてもしかたない笑みだった)、このたびは本当にたいへんなことになってしまい、ご迷惑をかけて云々と頭を下げたところで、副知事が言ったのだ。 「これはもうヒューマンエラーととられてもしかたない」 私は思わず食べかけていた鯵の干物をポロリと皿に落としてしまった。 なぜヒューマンエラーなどという、聞く人も、たぶん言っている本人もはっきりわかっていないような英語にするのか? 人為的な瑕疵、過誤、いや人為的というのならば、すでに犯罪だろう。わかっていてやったのだから、犯罪ですねこれは、とはっきり言えばいいじゃないか。 そう言ってしまうと「政治的問題」になるから、ヒューマンエラーなどという英語で煙に巻くのか? 責任という言葉の重みが霧散しそうなカタカナだ。 しばらくいらいらして、鯵の干物の味がわからなくなったよ。私の鯵を返せ! NHKのニュースくらいしか私はテレビ、じゃなかった、地上デジタル放送を見ないのだが、その貴重な機会である7時のニュースにも、たしかにワケのわからないカタカナと略語があふれている。(ちなみに、日本語では3文字、もしくは4文字に省略されたところで、その言葉は社会的に定着、というか流行するのだそうだ。セクハラ、パワハラ、コンカツ、シューカツ、マジギレ、イジメ......挙げるときりがない。) それはともかく、カタカナや略語にすることで、事の重大性がぐーっと軽くなることにひっかかる。NHKのアナウンサーのカタカナ英語で最近一番ひっかかったのが「新大久保周辺でレイシズムの発言をふくんだヘイトスピーチを繰り返す集団が問題になっています」(文脈はあやふや)という言い方。レイシズム、とか、ヘイトスピーチ、とか、わかります? 私は頭の中で思わず翻訳してしまいましたよ。人種差別、人種的偏見、憎悪発言、差別発言......。おぞましさが一気に倍増する。人種的偏見に満ちた罵詈雑言を街頭でわめきまわる、とか言えばいいじゃないの。 カタカナ英語は日本ではないのはもちろん、英語でもない。責任回避、問題を不透明にする言語ではないか。カタカナ英語やそれを略した言葉にすることで、思考ががたつく(ノッキングする、と思わず書いてしまい、あわてて訂正しました。こういうときにはノッキングのほうがわかりやすい?)。もしかしたら、聞く人の思考を停止させて事の重要性をうやむやにするためにカタカナ英語を使っているのだろうか? なんかイライラしてきたので、このへんでやめて、では関西に行ってきます!

てっきり雨が降ると思ってごっそり雨道具を用意して乗り込んだ三ツ沢競技場。結局、降られることなく、湿度は高いものの温度は低くてしのぎやすい天気でした。こじんまりしているけれど、サッカー専用グラウンドだけあって、見やすくて気持ちのいいスタジアムです。 でもね、ユースの大会やら高校選手権やらも含めて、毎年ほぼ2回くらいは通っているあのスタジアムで、応援しているチームが勝ったことがほとんどない。なぜ? おまけに前節爆勝したこともあり、なんかいやーな予感がしながらいつものメンバーとゴール裏に陣取りました。 ゴール裏、満席。バックスタンドやメインスタンドも半分以上が蒼黒で埋め尽くされるというホーム状態。チャントもガンバの方が大きく響き渡って、盛り上げていたのですが......。 予感は開始4分であたっちゃいました。 キックオフ直後から、狙われる右サイド。「ちょっと加地さん、どうしちゃったの?」とかなんとか言っているうちに、あっさり先制点を奪われました。は〜(こういうときに使いたいorz) その後、宇佐美のスーパーゴールで同点に追いついたものの、それ以外はまったくいいとこなしのまま前半終了。 後半開始も横浜FCに攻められますが、前線にあがったヤットが攻撃の指揮を執り始めてからは、ガンバ側に惜しいチャンスが量産されます。 ただし、「惜しい!」とか「なんでそれを決めん?!」というのばっか。 とかなんとか盛り上がっているうちに、CKのこぼれ球を岡崎が落とし、藤春がミドルシュート!! ハルハルハルとゴール裏は大盛り上がり。藤春はこの試合、再三再四PAに侵入してゴロのクロスを出していたけれど、誰も決めてくれず、ついに自分で決めました。 しかし、そこからの攻撃で追加点を奪えなかったのが響きました。 宇佐美が交代直前にすさまじいシュートを放ったのですが、ポスト直撃。 内田がものすごく惜しいシーンに飛び込んできたものの、押し込めず。あれは決めてほしかった。 で、試合終了間際に横浜FCの田原に飛び込まれて失点。 その後にまたものすごく惜しいシーンもあったけれど、結局引き分け。 長谷川健太監督も言っていますが、チームを引っ張るベテランが致命的なミスを何回もおかしていることは、いったいどうなの? っていうか、監督〜ベテランで主軸でも、そういう選手を一回ゆっくり休ませるのも監督の仕事と違いますか? でもって、最後に逃げ切ろうというときに交代できるボランチがいないっていうのがなんとも。 ガンバサポはみんなユース育ちにやさしいので、平井選手のことについてふれないけれど、同点にされてから交代で平井が出てきたとき、一番orzやったわ。 足踏みしてしまったけれど、酷暑の8月に4勝1分けは悪くない......って言ってもいいの? ま、いいか。 つぎだつぎ!

 試合開始直後、ガンバの選手にがんがんプレスをかけて、パスを回してガンバ陣内に迫り、まずは先制点をとってしまう、という試合戦術(?)は、たぶん千葉戦以来ほかのチームに共通しています。その前は、ガチガチに守ってできれば前半を0−0で終わらせるか、取られるにしても1点くらいに抑え、後半に足が止まったガンバにがんがん攻撃をしかけて同点に、あわよくば逆転、というのが共通戦術だったのに、レアンドロと倉田が抜けて以来変わっちゃいました。  しかーし、「先制点? いいよ、あげるよ。サービスサービス。俺ら大阪人やからね、1点、2点くらいまけといたるわー」といって、後半に勝負をかけて勝ち点3をがっつりもらえるようになったのは、宇佐美とロチャという強力反則2トップ加入があったからこそ。  昨日は宇佐美の瞬く間の同点、逆転ゴール、そしてロチャの追加点の後は、「俺らも得点させてもらっていいかなー」のゴールラッシュとなりました。たぶん、ロチャの4点目、藤春のクロスがワンバウンドしたところを、軽くループで入れたあのゴールの後、鳥取の選手たちは集中力が切れてしまったように思います。何が言いたいかというと、宇佐美&ロチャ、すごいわ。  それにもましてすごかったのが、遠藤さんです。シュート撃たないし、点も入れていないけれど、試合の存在感は宇佐美&ロチャ以上でした。  ガンバはいつまでも遠藤頼みじゃいけない、とか言われていますが、遠藤さんのすごいところは、試合のタクトをふるっていながら、ほかの(とくに若手に)花を持たせ、自信をつけさせるプレイをするところです。7点目を叩き込んだ藤春へのパス。遠藤さんはまだまだガンバだけでなく、日本を代表するトップ選手だなあと思わされました。藤春が得点した後、「ありがとうございます」とお辞儀をしていたけれど、その気持ちほんとわかるわ!  ただ、問題は大量得点の後の試合です。  打ち上げ花火のように、どーんとあがってはいおしまい、では困ります。  つぎの試合、締めていきましょう! 3位との勝ち点差なんて今は計算している場合じゃないよ。

 今年の私はシャキッとしません。集中力がすぐに途切れる。戦闘モードになかなか入れない。得意の重戦車戦略でばっしばっしと仕事も趣味のあれこれもなぎたおしていく、って感じになかなかなれません。  しかも私は暑さが苦手です。暑いとそれだけで戦意喪失。情けない話、テレビのニュースでアナウンサーが「明日も猛烈な暑さが続きます」と言うのを聞いただけで、もうがっくり来て集中力を切らし、大量失点してしまいかねません。  自分の体調と気力がイマイチではない、と気づくバロメーターとなっているのが、「言い訳をし始めること」です。やろうと思っていること、読もうと思っている本、観ようと思っている映画、気力も体力も充実しているときなら「やりたい!」「読みたい!」「観たい!」なんだけれど、ぱっとしないときには「やらまくちゃ、読まなくちゃ、観なくちゃ」になり、そういう義務感に駆られるとますますやる気をなくす。  これじゃあいかんと自分を奮い立たせようとするのだけれど、仕事の資料を広げ、本を広げ、映画の予告編をぼーっと見ながら、何もしない。頭の中ではずーっと言い訳。「疲れているんだよね」「無理はしないほうがいいよね、この暑さだし」「もう私もいい年なんだから、無理はいかんよ」「そうそう、無理するとね、ガタが来ちゃうし」......。  言い訳モードに入ってしまうと、「本当の私って実は怠け者なんだよね」「そうそう、本当は怠け者なのに、根がまじめだから必死にがんばって無理している」「そういう無理がたたると、きっと鬱とかになっちゃうんだよ」とそこまで言い訳を考える。鬱の方には殴られそうな言い草ですね、すみません。  ま、そんな調子でだらだら資料を眺めるだけで半日終わっちゃった猛暑日。  明日までにせめてリードと構成くらいは送ります、と私信です。    

 前週の福岡戦が倒れそうなほど暑かった、と聞いていたので覚悟をしていましたが、風があったせいでバックスタンドでもそれほどにも感じませんでした。でも、やっぱり暑いよね。1000年に一回の酷暑って、ほんとなんでしょうね? 来年もまたこんな暑さだったら、私はもう秋冬制を指示(支持ではなく、もっと厳しく指図しだからね)してしまうかもしれません。  コンサドーレは前線に197センチのフェホ選手が張り、全員が運動量をあげてがんがん攻め、ガンバがボールを持つとフェホ選手以外全員が引いてがっちりブロックをつくる、という前半。攻められましたなあ。まるでガンバDFとGKが試験される守備練習のようでした。カウンターで、フェホ→荒野とつながれたときには、もうやられた! と悲鳴をあげました。が、このときは藤春選手とガヤさんががっつり守って事なきを得ました。  そのほかにも、かなーりヤバいシーンが散見された前半。DFラインをあげて攻めているとき、サイドチェンジされてガンバの左サイドにふられ、守備の人数が足りなくてひえーっとなったときに、ぴゅーっと駆け戻ってくる正義(じゃないね)の戦士、藤春! 藤春コールが起こるたびに、ありがたやありがたや、と拝んじゃいましたよ。試合に出続ける、というのは、それだけでもう大きな財産ですね。もちろん出場しているだけじゃないけれど。藤春のがんばりには、胸を熱くさせられます。  ハーフタイムに「シャキッとせんね。点のにおいがしない。今日はロチャが当たっていない」とかぶつぶつ言っていたら、後半に入ると次第にガンバ攻撃陣が活性化。ロチャが倒されて得たFKにドンピシャで合わせたのは、西野!! めちゃくちゃ喜ぶその様子が初々しい19歳の初ゴールでした。  その初ゴールに刺激されたのか、3分後には宇佐美のスーパーなゴール! あれはね、なんといったらいいの、ああいうゴールを目の前で見せられると、ほんとガンバサポでよかった、と思うよね。  そして3点目は、フタさんのきれいなクロスからロチャのヘディング。クロスもヘディングも、どちらもスーパー。ええもん見たわー、という気持ちにしてくれました。  あらためて思うのだけれど、二川選手ほどガンバサポに愛されている選手はいないんじゃないでしょうか。最近は出場機会も減ってきたんだけれど、フタが出るとスタジアムの雰囲気がぱーっと変わる。ワンタッチ、ワントラップ、ワンパスごとに、フタコールをしたくなる。そういう選手って、なかなかいない。遠藤とはまたちがった意味で、サッカーの楽しさ、すごさ、おもしろさを伝えてくれるプレイができる選手だなあ、と思います。  3つのゴールだけでなく、守備にもパスにも楽しめた後半でした。  予想外に、ほかの上位チームがみんな負けて、がっつり首位固め。  慢心せず、油断せず、このまま走っていってもらいたいです。  と書いたところで、もう今日はVS鳥取戦。健太監督曰く、前に万博で対戦したときの試合は「これまでで最悪」だったんだから、今度こそリベンジしてくださいね。  

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