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2013年09月

Jリーグが2015年シーズンからJ1の前後期制と、各期優勝クラブや年間最多勝ち点のクラブなどが年間優勝を争うポストシーズン方式を導入することが確実になった。10日、複数の関係者の話で分かった。 11日のJ1、J2合同実行委員会で意見をまとめ、17日の理事会で決定する。 ポストシーズンはまず前期優勝―後期2位と後期優勝―前期2位の組み合わせで行われ、勝ったクラブ同士が対戦する。その勝者が、前後期の合計で最も勝ち点が多かったクラブとチャンピオンシップ(仮称)を戦う。対象クラブが重複した場合の繰り上がりはない。04年までの2ステージ制では同一クラブが両ステージを制した場合、チャンピオンシップは開催されなかったが、今回は必ず年間王者を決める試合がある仕組みとなる。 Jリーグは観客数の回復とスポンサー料や放送権料などの収入増を目指し、大会方式の変更を検討してきた。8月中旬にJリーグと日本サッカー協会の幹部らによる戦略会議で絞り込んだ2案のうち、合同実行委では「前後期制+ポストシーズン」が推薦案として提出され、導入が固まる見通しという。 J1は1993年から04年まで(96年を除く)前後期の各優勝クラブが年間優勝を争う2ステージ制で実施され、05年から現行の1ステージ制となった。 (以上スポニチより) 2シーズン制になるのかもしれない、ということはぼんやりと危惧していたものの、まさかこんなに急に決まっちゃうとは思ってもみませんでした。しかも、Jリーグのファンの意見などまったく無視。私の周辺で熱心にJリーグの試合に通っているファンたちは、誰一人として2シーズン制を歓迎していません。それ以上にポストシーズンには「まったく納得がいかない」と言っています。 私は2シーズン制だった2000年、年間総合勝ち点で「首位」だった柏レイソル(西野さんが率いていた)が、鹿島アントラーズと最終戦で引き分けて後期優勝も逃す、という試合に立ち会いました。当時、熱心な鹿島サポ(しかも小笠原サポ)だった長女と国立競技場で一緒に観戦したのですが、引き分けで後期優勝が決まる鹿島の恥も外聞もない時間稼ぎに、彼女でさえも「何なの? 見苦しい。試合をつまらなくする」と怒っておりました。 その翌年だったでしょうか? 前期優勝した岡田さん率いる横浜Fマリノスが、後期シーズンの入り方がよくなく優勝が狙えないとわかったその時点で、岡田さんが「チャンピオンシップにかける」と公言し、調整に入って試合を恐ろしくつまらなくしてしまったこともありました。 短期決戦で懸念されるのは、若手の出場機会がまた失われること。安心して勝ち点を稼ぐことができるベテラン偏重がますます進んでしまうでしょう。出場機会を求めて、若手の海外流出も加速しそうです。ますます試合が面白くなくなる。 チームの戦い方のスタイルがはっきりしなくなることも懸念されます。スタイル云々言うより先に、勝ち点を稼ぐためだけのサッカーを徹底するチームが増えそう。 年間通して勝ち点を積み上げてきた「強い」チームが、短期決戦で勝ち点を稼ぐことができた「一発屋」チームに負けて優勝を逃す、というおかしい話。反対に、降格は年間勝ち点で計算されてしまうらしい、どうやら。優勝がポストシーズンにかける、というのであれば、降格だって前期16〜18位と、後期16〜18位が入り乱れての試合にしないとおかしくないですか? 今回の2シーズン制は、あくまでもポストシーズンを設けて試合数を増やし、収入を上げることにある、とJリーグは言っています。つまり試合数を増やして放映権料を稼ぐ→そうだ、ポストシーズンを設けよう→2シーズン制、という本末転倒の発想で出てきた決定です。 たしかに、Jリーグの観客動員数は減る一方。熱心なサポは高齢化し、若年層は引きつけられず、ジリ貧なのは確かです。でも、この制度の導入によって、拡大をはかることができるか、というと、ごく限られた範囲と程度でしかないでしょう。 私には詳しい「内情」がよくわからないので、単純に考えて、こういうリーグだったら私ももっと熱心に見に行くかも、という案をあげておきます。 1)プロリーグはJ1、J2まで。J1、J2ともに18クラブに絞り、計36クラブとする。J3はつくらない。理由:J1、J2ともに今は実力が上と下が団子状態。「中堅」が少なくなっている。クラブ数が多すぎて、熱心なファンでも何がなんだかわからなくなっている。リーグ全体を把握できるのは、36まで。本音で言えば、30くらいにして、「中堅」クラブの幅を広げてほしい。 2)Jリーグ内で活躍する「若手」スターを育てる。そのために、日本代表の海外組偏重をやめて、Jリーグで活躍している若手を必ず数名代表に選出するシステムにする。 理由:Jでいくらがんばっても、海外に行かなくては代表に選出されないようでは、ちょっと活躍するとすぐ海外に渡り、ろくに試合も出られないまま朽ちていきかねない。日本代表のブランドは、特にライト層の集客には大きな力がある。J2でさえも、遠藤と今野のおかげでガンバは集客するし、柿谷見たさにセレッソを見に行く客が増えた。 3)ACLをはじめ、海外のチームと「本気」で試合できるチャンスをもっと「クラブ」に与える。たとえばACLで勝ち抜けば欧州のトップチームと試合ができる。そのおかげで知名度が海外でも上がり、海外チームと試合ができるチャンスも増える。もっとACLとCWCに本気で取り組む。 即効性はないかもしれないけれど、少なくとも目先の利益だけでちゃんとした成長の展望のもとに打ち出したとはとても思えない現在の「改革案」よりはましかも。「代表」ではなく、Jの「クラブ」としていかに海外でも知名度を上げていくか。魅力あるリーグ作りは、地道なところから出発するのではないでしょうか。

降りしきる雨と、ときおりの突風という台風特有の悪天候の中での試合。 6500人あまりという、あまりに少ない観客もやむをえず? それにしても、なぜ万博では観客が集められないのでしょうか? 新スタになったら、台風も酷暑もものともせずに観客が集まる、とでも? それについてはつぎのエントリーで書きます。2シーズン制をからめてね。 宇佐美、阿部、川西、宇佐美、二川、という5連発のシュートショー。それも後半に立て続け。「前半はゆっくりいたぶり、後半に一気にトドメを刺す」というガンバさんの最近のやり方(意図しているわけではないでしょうが)で水戸ちゃんを仕留めました。 どのゴールも美しかったのですが、私が「ほほー」と唸ったのは、3点目の藤春→川西GOALと、ヤット→フタのGOALでした。 宇佐美からのやわらかいパスを受けた藤春が、DFを振り切って左足インサイドですばやいグラウンダーのクロス。こういうクロスって、横浜FC戦のときもヤットさんに入れて、そのときはさすがのヤットさんも間に合わなかったのですが、そこは川西。滑り込んで見事なゴール。もちろんゴールした川西を褒めなくてはならないのですが、それ以上に、DFとGKの間を通す速いクロスを入れた藤春を褒めたい。 フタさんのゴールは、もうやる気をなくしつつあった水戸の選手たちがまったくつめていなかったために、ヤットさんもフタさんもやりたい放題でした。ピッチを離れたところで仲が良いとは決して言えないこの2人ですが、ピッチ上では「なんでそんなにお互いの動きが読めるんだ?」と唸らされる息のあった場面を見せます(以前よりは減ってきましたが)それにしても、GKの動きを読んでゴール右上の隅に突き刺したあの軌道は美しかったな。 攻撃ばかりに目が行きがちですが、藤ヶ谷さんが神ヶ谷さんになったのも、勝利を大きく引き寄せました。きのうのガヤさんは神経がゴール全域に行き渡っている感じで、危ういシーンを2回も止めました。こういうときには必ず勝つガンバ。 もう一つ。台風や大雨時の万博の芝はほんとにすばらしい。(観客席は最悪だけれど)あの芝があるからこそ、ガンバのパスワークが行きます。水はけの良さはちょっとおかしいんじゃないか(自然の原理に逆らっているんじゃないか)と思わせるほど。勝利の立役者は、もしかすると芝? 新スタのピッチもこれだけのクオリティを保てるでしょうか? あと残すところ9試合。昨日は「そろそろ来るな」という大方のサポの予想通り怪我をした加地さんに代わって星原が右SBで登場するなど、シーズン前には予想もしていなかったメンツで戦っているガンバ。復活ではなく、新生ガンバとして、J1に復帰したいです。

ここんところ、気がつくと1日が終わっています。朝、寝室(とは名ばかりの蚕棚)のカーテンと窓を開けて「あ、今日もまた一歩秋に向かって前進!」とか思い、夜11時すぎにカーテンを閉めるときに「あれ? 今日何をしたんだっけ?」とか思う、まあ、そんな毎日を過ごしておりまする。 そんな私を置き去りにするように、2020年東京オリンピック開催が決まり、ガンバは天皇杯2回戦を勝利して3回戦に進むなど、世間は沸き立っています。おめでとう、よかったねって心から言えるのは、ガンバのほうだけだな。  1964年東京オリンピック。私は小学5年生でした。東洋の魔女、裸足のアベベ、妖精のチャスラフスカ、重量挙げの三宅、柔道のヘーシング、全部鮮明に覚えていますよ。♪オリンピックの顔と顔、ほれととんとととんと顔と顔〜(うろ覚え)も記憶しています。オリンピック開催から1年後、東京の親戚を訪ねたとき、首都高速を見て「SF漫画でしか知らなかった未来都市だ!」と感動したのも覚えています。  そして2020年の東京オリンピック。晴海、お台場、夢の島と東京ベイエリアにあらたに会場を整備する以外は、既存施設を改修、利用するらしい。決まってから初めて知ったのですが。既存施設の利用はいいことだけれど、もう「これが未来都市というもの?!」という感動はないだろうな。  正直、私は東京には招致できないだろう、と予測していました。  理由の一番は、言うまでもなく原発事故の収束のゆくえがいっこうに見えないことです。汚染水漏れが大きく報道され(ずっと前からわかっていたに違いない)、収束のしゅの字も見えないこの段階で、オリンピックの主催地に選ばれるようなことはないだろう、あまりにリスクが大きすぎる、と思っていたのですが、世界各国の委員たちの見方は違ったようですね。  しかも、南海トラフ大地震が必ず起こる、とさんざん報道されているのに、東京ベイエリアみたいな地盤の怪しいところ、津波が押し寄せたら大被害が出るとわかっているところに、大勢人を集める会場を設置するリスクはどうなのだろう? 私なんか、お台場や夢の島には、やむをえず通過はしてもわざわざ行くことは避けているくらいなのに。(私は地震ノイローゼと冷やかされるくらいだけれど)  オリンピックが日本に夢と希望を与える、とか言われ、ああ、そうですね、と頷けるほどおめでたいナイーブな楽観主義者にはさすがになれません。  オリンピックやW杯の何が私を憂鬱にさせるかというと、ヒステリックなニッポンコールと日本賛美の嵐です。加わらないと、おまえは日本人か、とか詰め寄られるし。  とか言いながら、いざオリンピックが始まったら、サッカーとホッケーとハンドボールの試合は見に行きたい。日本戦じゃなくていいから。

2戦続けてつまらないチームを見せられてしまいました。がっくり。 というか、長崎がおもしろいチームでしたね。あんなチームになってほしい......というのはさすがに自虐過ぎるのでいいませんが、ちょっとは見習えよ>健太監督、とか思っちゃいましたよ。 昨晩はいろいろ言いたいことがいっぱいあったのですが、チームの再建は長くて地道な道のりだと覚悟しているので、まだまだゆっくり見守っていきますよ。 とは言うものの、長崎みたいなタイプに弱いガンバは、J1にあがっても鳥栖、甲府、柏あたりを苦手にし、横浜FM、広島、浦和あたりにズタボロにやられるようないやーな予感がします。今年は昇格が目標だからもうしょがないけれど、ほんと、なんとかしてほしい、このおもろないサッカーを。

月に1回のペースで実家に帰って家事手伝いをすることを始めて、この夏で7年が過ぎました。母の入院がきっかけだったのですが、最初の頃は親の老いにあたふたしたり、あまり無理をせずにどこまで手助けすればいいのか親も私も試行錯誤で、ときにはぶつかったりもしたのですが、この2年ほどはだんだんお互いに距離がはかれるようになってきました。 親も年をとりますが、私もとります。確実に。来年は私も還暦です。自分の老いともつきあっていかねばなりません。 通い始めた最初の頃は、「親の面倒を見る」みたいなエラそうなことを言っていたのですが、最近は「親に老い方を指導してもらっている」という風に変わってきました。 そうか、老いと向き合うっていうのはこういう心境なのか、とか、老いてできることできないこと、とか、いろんなことを考えさせられます。けっして悲観だけじゃなく、むしろ老いて得るものも親に教えられます。そういう親がいてくれることにも感謝。 そうはいっても、親とのつきあいがこれからもずっと続くわけではもちろんなく、その後、というのも考えなくてはなりません。自分の老いとのつきあい方、そういうことの練習を今やっているのかな......そんなことを考えながら、秋の気配が漂う実家から帰ってきました。

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