Glamorous Life

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2013年11月

この一ヵ月、なんだか自分でもどうやって過ごしているのかわからない忙しさで、気づくともうすぐ12月。 J2の最終節でガンバはザスパ群馬と対戦し、しょうもないだらだら凡戦で引き分けましたw と、試合についてはサクッとこれで終わり、ガンバが今年一年のJ2修行で得たもの、失ったものを振り返ってみたいと思います。 まずは収穫(ただし、つきですが) 1)若手が経験を積めた。ただし、若手が計算できる戦力になったわけではない。 筆頭は、19歳プロ2年目の西野がセンターバックにほぼ定着したことでしょう。ガンバの泣き所=センターバック、右サイドバック、そしてゴールキーパー。その一角にある程度計算できる若手(それも19歳)が経験を積んだことは大きい。それも、誰かが怪我をして、というのではなく、実力で出場できたことがよかった。 そのほか、22歳内田が代表組が不在を想定し3分の2くらいの試合でボランチをつとめ、21歳大森、23歳ルーキーの岡崎が出場機会を増やし、自分でもできること(自信を持っていいこと)足りないところを試合の中で学ぶことができたのは収穫、かな。だが、この若手たちはあくまでJ2だからこそ輝けたし、まあ、なんとかできたんだと思うんだけれど、J1に行ったらどうか......。1、2試合はどうにかなっても、対応されるとむずかしそう。内田には期待、というかやってもらわなくちゃ困る、と思っているんだけれどね。 2)倉田、藤春という中堅が中心選手としての自覚と能力アップをはかることができた。これが実は若手台頭よりも大きい。西野さん(敬称がつく場合は前監督)はあくまでも勝つことだけを考えてメンバーを固定し続けたために、チームを支えるべき中堅どころがガンバではまったく育たなかった。正直、倉田はともかく、藤春がその「中堅の土台となる選手」になれるとは2年前には思ってもみなかったけれど、試合経験って大きい! もちろんまだまだのところはあるけれど、シーズン初めと比べるとこの2人は「引っ張って行く姿勢」がはっきり育った感があります。 3)長谷川監督が力を入れた「守備の構築」(再構築、ではない)が徐々にではあるが根づいて完封が何回かできた。 私もガンバサポなので、5−3の試合が見たいとは思うんだけれど、それよりも1−0、2−0できっちり勝ちきれる試合運びができるようになるほうがいいんだ、と今から自分に言い聞かせています。 4)攻撃のパターンが少しずつではあるが増えてきて、3列目からの追い越す動きでの得点がかなりできるようになった。(できないときもあるけれど) 5)代表組が抜ける、レアンドロと家長が退団する、など危機(?)が乗り越えられた......どころか、危機がそれなりに楽しめたりしたのもJ2のおかげ。(これがJ1だったら、まちがいなく失速→連敗だったね) シーズンが終わって見えてきた問題点 1)長谷川監督がめざすサッカーがまだよくわからない。 いや、わかってはいるんだけれど、長年染み付いたガンバサポ気質からなかなか脱皮できないために、わかりたくないのが本音。 2)まだまだ守備に不安がいっぱい。攻守の切り替えだけれど、守→攻、はまあまあながら、ハーフウェイラインより低い位置で奪われたときの攻→守の切り替えがちぐはぐ。 3)右サイドは守備も攻撃もあやしい。今年、加地さんがたいして怪我をしなかったことがよかったような悪かったような。オジェソクでも星原でもいいから、しっかり右サイドを育ててほしい。 4)今年はヤットがリーダーだったが、そのせいもあって試合を締めるリーダーが不在でその功罪があった。リーダーシップの柄ではない、と本人は言うが、ぜひとも倉田にリーダーシップを身につけ発揮して、たとえば内田などのヘタレメンタルに喝を入れ、宇佐美や大森の暴走に歯止めをかけ、ベテランのチンタラなめたプレイに厳しく意見してほしい。 5)宇佐美をはじめ、若手の波が激しい。いいときはものすごくいいけれど、悪いときは酷すぎる。波をいかに上方だけにしていくか、それが課題。 6)「誰が出ても同じサッカーができる」のは本当に強みなのだろうか? 「遠藤と今野がいなくても同じサッカーができる」なんて自慢していていいわけ? むしろ「遠藤と今野がいないときには、別のサッカーで勝てる」という姿勢でいてほしかった。 クラブとしての問題点(クラブにとってJ2を戦った収穫はたぶんなし) 1)ガンバノミクスがあったのはアウェイだけだった。ホームでの観客数減はJ2のせいだけか? どうやって2007年レベルまで戻すのか。新スタジアムの建設が始まる今、観客動員をはかる策が急務。 2)補強への不信。藤ヶ谷さんと平井に退団、戦力外通知をどうとらえていいのか、今の私に判断がつきません。補「強」になる補強を進めてほしい。 サポーターとしての収穫 1)地方巡業も結構楽しかった(でも関東では水戸しか勝っていない)。全国的にガンバサポがいるんだとわかった。でも1年で十分。 2)J2チームにだいぶ詳しくなった。toto買ってみようかな、とさえも思った。 3)J1とJ2はそんなに大きな差はないとわかった。J2だから楽勝、ということはまったくなかったので、J2でできたことでJ1でも通用することは多いと自信を持てるのではないか。 4)若手が活躍するのを見るのは本当に楽しかった。 5)なんといってもたくさん得点が見られて、たくさん勝てて、それは満足じゃ。 番外編 これはJ2だからってことじゃなく、単に家庭を持ったからだと思うけれど、二川さんがやたら饒舌になって、インタビューとかでおもしろいことを言ったりするようになったのも今年の収穫。 ま、なんだかんだとおもしろいシーズンでした、個人的にはね。 この経験で、ガンバさんは選手も監督もクラブも「なめたことしてたら降格するぞ」と心したことでありましょう。それが何よりの収穫かもしれませんね。

前々日、サポ仲間@東京在住からメールがあって「優勝かもしれないから、急遽万博に向かいます」とのこと。そのご夫婦はガンバのタイトル獲得試合すべてに参戦している、という強者です。2005年リーグ優勝@等々力、2007年ゼロックス優勝@国立、ナビスコ優勝@国立、2008年パンパシフィック大会優勝@ハワイ、ACL優勝@オーストラリア、アデレード、2009年天皇杯優勝@国立、2010年天皇杯優勝@国立、そして2013年J2優勝@万博。なんかまだほかにもあったような気がするのですが、思い出せるのがこれだけ。海外も含めてこれだけ全部に立ち会っているのはほんまにすごい。で、あとガンバが取っていないタイトルはCWC(クラブワールドカップ)とスルガ銀行カップだけだそうです。 タイトルは何回とっても、どんなタイトルでも嬉しいし楽しい......のですが、今回のJ2優勝に関しては私自身はそれほど盛り上がっていませんでした。J1に昇格できればそれでいいかも、とか思っていたりして。とくに栃木戦での惨敗を見た後には、昇格できれば御の字ではないかとまで落ち込みました。 優勝にはこだわっていなかった、とか言いながら、やっぱり泣いたのは、試合終了のホイッスルが吹かれたとたん、ピッチで一人座り込んで泣いている選手を見たから。最初、誰かわからないし、怪我かと思ったので「誰? あれ誰?」「藤春や、ハルなんで泣いているんや?」と周囲はざわざわ。(「もしかして、ハルは移籍が決まってるのか? これが万博の最後の試合で泣いているのか?」とまで思って、ドキンと血の気が引く思いだったのは内緒です。)そして、「ハルが泣いてる!」「感極まったんや」と言う声があがったとたん、私ももらい泣き。 優勝して本当によかった、と心から喜びがこみあげました。 試合に関しては、京都戦と同様、後半の後半に相手にボールをもたれて攻め込まれてハラハラしっぱなし。おまけに2失点したし、最後の10分はもう緊迫感いっぱいで、倉田が足を攣って倒れたときには、頭が真っ白になりそうでした。(「(この試合目もあてられないくらい酷いプレイを連発していた)岡崎〜もしこの試合引き分けたら今月の給料没収や」と心の中で叫んだのは内緒です) そんなガンバさんを救ったのは、やはり「持っている男」(本人の試合後インタビュー)宇佐美選手でした。7月にガンバに帰って来てから17試合18ゴール。どれもすばらしい!! 宇佐美のゴールを目の前で、ナマで、ライブで、目の当たりにすると、歓声を上げる前に感動さえ覚えてしまいます。この試合では、宇佐美がボールを持って前を向いたその瞬間に、背中がぞくっとしました。サポーターにまで「コワイ!」と思わせる凄みがある。ドイツから帰国して、そのシュート力にはいっそう凄みを増した観があります。しかもパスもうまい。二川選手とはまた違った鋭いキラーパスを出して、相方の佐藤や倉田のゴールお膳立てをしていました(どれも決まらなかったけれど) いろんな人が宇佐美のすごさを認めながら「オフザボールの動きが〜」「守備が〜」「スタミナが〜」と決まり文句のように言いますが、宇佐美のゴールを見ると「サッカーの美しさはああいうゴールにある」そして「ああいうゴールができる選手はごくごくまれだ」と私なんぞは思います。私は代表の大迫選手のゴールにも高校選手権以来ずっとしびれているのですが、大迫と宇佐美の2人をうまく組み合わせたら、日本代表の決定力不足なんかすぐ解決するんじゃないか、と(ただし、後ろの負担がハンパなくなるでしょうが) さて、来季はJ1に戦いの場を移すことになります。 課題は山積みですが、楽しみです。2011年のシーズン終了後と違って、その課題も克服できそうな明るい予感がしています。日本人だけのチームにして終盤のタイトルや昇格がかかったむずかしい試合を5連勝。しかもガンバユース出身の若手を中心に据えて、J2とはいえ代表組抜きでの7試合を負けなしで乗り切った自信を持って、新しい舞台に挑んで行けそうです。 長谷川ガンバ丸の進路に幸あれ、と祈っています。 あ、まだもう1試合ありますけれどね。待ってろ、群馬! 103得点の記録達成と、宇佐美めざせ得点王!!!

雨の西京極。クラブ史上初の前売り完売......という割には空席が目立つスタジアム。 京都にとっては不運(?)なことに、主力選手が怪我や体調不良で欠場とか、ガンバからのレンタルで出場できないとかで、決してベストメンバーではない陣容でした。が、試合を通してみると、ボールポゼッション(を試合を支配した、という意味にとらえれば)は京都、主導権は渡していても決めるべきところを決めたのがガンバ、ということになりました。 スコアは理想的な2−0。もちろんガンバにとっての理想形ですけれどね。前半にがんがん攻めて1点。相手に主導権を渡して守備を固めてカウンター狙いに徹し、後半締めくくりにカウンターから1点。 得点もさることながら、この試合では「守備」が光りました。とくに今野選手。ガンバ移籍後、私が「今野、すごい!」と何回もつぶやいた試合は初めてです。先制点も見事に叩きこんだし、中盤を走り回って危ない芽をつみまくったし、文句なしにMOM です。攻撃と守備のまさに理想のボランチでした。 反対に、悪いほうが出てしまったのが宇佐美選手。決定機を外し続けると、思うようにいかない自分のプレイへの苛立ちから、まわりが見えなくなり、相手につっかかり、あああ、その若さをどうにかしないと一流にはなれませんぞ。いいときは天才、悪いときには柄の悪い兄ちゃんになってしまう。大森くんもですが。 と言いつつ、大森くん、初ゴールおめでとう!! キーパーの手をかすめた瞬間、イヤーな汗がわいたけれど、入ったときには目のほうにうれしい汗がじんわり。よかったよかった、次戦も頼むぞ。  その次戦、思いもかけない神戸の敗戦で、もしかすると......ということになってきました。しかも2005年と違って自力でつかむことができます。でも、私の目の黒いうちには二度とJ2リーグには行ってほしくないので、......おめでとうではなく、卒業おめでとう、と言わせてくださいね。  あくまで「卒業」ですからね、きれいに終わりましょう。  次節も最終節も、♪魅せろゴール、貫けーよ、青黒スタイル〜〜♪

先日、娘たち夫婦のもとに元気でかわいいベイビーがやってきました。 そうです、私は祖母となりました。おばあちゃん......と呼ばれるといやかなと思っていたのは、小さな命をそっと抱っこするまで。初対面で、ベイビーちゃんに向かって何回も連呼しちゃったもんね。 「おばあちゃんだよー、よろしくねー、おばあちゃんだよー」(←認識してもらいたい一心) おばあちゃんになった感想。 「祖母は一日にしてならず」ってことでしょうか。 抱っこして、あやして、眺めているうちに、しだいに「そうか、これが娘の生んだ子供なのか」という感動がじわじわとわいてくる。つまり、まだよくわかりません。ベイビーに認識してもらって、初めて「おばあちゃん」と名乗る資格が出るのかも。だから、せっせと娘たちのごはんを運んで、ベイビーに「おばあちゃんだよー」と連呼する毎日です。 ともあれ、新しくママとパパになった娘たち夫婦が、はたで見ていて微笑ましくなるほど喜びにあふれて幸せそうなので、私にも幸せホルモンがわいてきています。 新米パパママとベイビーに、たくさんの幸がありますように!

「ペルシャ料理と音楽の夕べ〜食と音の源流を訪ねて」 関西在住のペルシャの母娘、プーリー&ダリア・アナビアンさんを東京にお招きして、ペルシャ料理のディナーと、ペルシャの古典楽器サントゥールのライブ演奏を楽しんでいただくイベントを開催いたします。 日時:12月5日(木)午後7時〜9時 場所:原宿のキッチンスタジオ Cook&Co. http://www.cook-and-co.jp/access/ 会費:8000円 アナビアンさん母娘とは、2年前に紹介されて以来仲良くしていただいて、毎回ご自宅ですばらしい料理をとちそうになりながら、ペルシャの文化や歴史についてとても興味深いお話を聞かせていただいています。一人でこれを味わい、楽しんでいるのはもったいない、もっと大勢の人にペルシャ文化について知っていただきたいと会を企画しました。 th_DSC01538.jpg プーリー・アナビアンさんのお父さんラヒム・アナビアン氏は、パーレビ王朝時代、王室の美術顧問をしていた古美術商で、日本の考古学者がイランで発掘を行なう事業に協力し、作家の井上靖氏や歴史家の江上波夫氏とも親交が篤かったなど、日本と深い結びつきがあった方でした。その縁で娘のプーリー・アナビアンさん一家は40年前から関西に住んでおられます。 プーリーさんはピアノの原型と言われるサントゥールという楽器の演奏者で、関西を中心にライブ活動を活発になさるかたわら、大阪音楽大学でも教えておられました。 ダリアさんはペルシャ料理研究家で、先日「千夜一夜のおもてなし」という本を出版なさり、料理講習会を開くなどペルシャの食文化の紹介をなさっています。 th_6170vEx6cCL._SL500_AA300_.jpg 以下のURLで二人のホームページを開かれると、サントゥールの調べとともに、ペルシャ文化の奥深さと、どこかなつかしい響きのサントゥールの音や、日本の食への影響を感じて驚かれるはず。 http://www.anavian.jp/main.html 今回はキッチンスタジオで、ダリアさんにペルシャの伝統的なおもてなし料理を目の前でつくってもらいながら、その食の歴史をレクチャーしてもらい、プーリーさんのサントゥールのライブ演奏をお楽しみいただきます。その後、ペルシャ料理のフルコースを召し上がりながら、ご歓談いただく、というプログラムです。 少人数でアットホームな会ですので、ペルシャ文化に少しでも興味がある方、ペルシャ料理を味わって見たい方はどうぞお気兼ねなくお越しください。 参加希望の方は、このホームページの「お問い合わせ」からメールを送信ください。折り返しこちらからご案内を差し上げます。 (★定員になり次第締め切ります。どうぞお早めにお申し込みください)

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