Glamorous Life

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2014年10月

長年ガンバを応援してきましたが、今のような気持ちで一試合一試合に臨むのは初めてです。 FC東京戦の前も、試合前に緊張するのはこれまでと変わりないのですが、以前のように「勝てたらいいなあ」とか「負けちゃったらどうしよう」とか、勝敗を心配する気持ちがあまり湧いてきませんでした。もちろん勝ったらうれしいし、負けたら悔しいです。柏戦の後も、悔しくて歯嚙みしました。 でも、FC東京戦の前には、試合を楽しもうという気持ちのほうが大きかった。 そして、試合終了後も、なんだかとっても充実した気分でした。「いいもん見せてもらった」みたいな。 勝ち負けとか関係なく、7月以降のガンバは一試合ごとにどんどん「成長」していっている気がします。負けた名古屋戦と柏戦でさえも(ついでにいえばナビスコ準決勝2ndレグ川崎戦でも)、チームとしての成長の手応えを感じました。むしろ、つぎの試合はきっともっと成長するんじゃないか、と期待させるような敗戦でした。 いま、ガンバはJリーグで台風の目になっています。 サポーターとしてワクワクドキドキが止まりません。 でも、そのドキドキは「勝てるかな、大丈夫かな?」というハラハラではない。 2012年のあの辛く苦しくはがゆくもどかしく、そして悲しかったシーズンがあり、屈辱だったけれどチームの立て直しが見えていった2013年のJ2生活があるからこそ、「成長を楽しむ」」という余裕が私にも生まれたのだと思います。 何回も言いますが、タイトルは「ついてくる」ものだと思っています。 たまたま運がよくて転がりこんでくるものではなく、確かな成長の道をのぼっていったその先にあるものだと思います。 今、タイトルを狙えるところにガンバ大阪があるのは、その力があることの証し。 そして、タイトルをつかめるかどうか、それは運を引き寄せるだけの力があるかどうかの試し。 さあ、思いっきり緊迫感を楽しめる11月がもうすぐ始まります。

10月怒濤の7連戦、最後の試合があと4時間半後にキックオフです。 本当は万博に行くつもりだったのですが、この半月、いろいろあって疲れ果てたために参戦を諦めました。 ガンバは三冠の可能性を残した唯一のクラブとかさかんに言われていて、私も一サポーターとしてワクワク盛り上がっていました。いや、言い方は正しくないな。ワクワクどころではなく、ドキドキオタオタして、試合を見るのが苦しくなるほどでした。 それで、先週の柏戦(雨に打たれてひっそり観戦)からの帰り道、ほかのサポーターの方々のツイートや書き込みを読みながら、私ははっと気づいたんですよね。 今年の目標は「残留」だったはず。そりゃサポーターとしてそんなことをシーズン前から言うわけにはいかないから、順位予測で「一位、ガンバ大阪」とか書きましたよ。でも、シーズン前に宇佐美選手が怪我をしたり、移籍してきた選手がフィットしなかったりで、「そうか、やはり今年の目標は残留だな」と思い直したはず。それがいつの間にまた「今年タイトルが一つのとれなかったら恥ずかしい」とかゴーマンなことを言うようになってしまったのだろう......。 以前にオジェソク選手がインタビューで「シーズン前半になかなかうまくいかなかったときのことを忘れずに謙虚な気持ちを持ち、一方でうまくいきはじめている現在の状態を自信にして、目の前の試合を一戦一戦大事にプレイしていきたい」と言っていたのを思い出します。ジェソク、ホントいいこと言う。 目の前の試合を一戦一戦、たいせつに戦っている選手たちを、精一杯応援していこう! それが今の私の目標です。 今シーズン、高校生の2種登録の新人までデビューしたし、ブレイクした選手も大勢います。以前に倉田選手が言っていた「生まれ変わらなくてはならない」ガンバとして、すでにたくさんのものを得ているのではないでしょうか。 タイトルは目標ではなく、目指している「新生ガンバ」「Rising G 」の手応えを得たところに、ついてくるもの。そう思って、応援していきますよ、私は。

10日間、娘とお孫ちゃんと暮らし、その後実家で風邪をひいた親の介護、とバタバタで過ごしております。以前も書きましたが、私の世代はいわば企業の中間管理職。親世代の介護と、子供世代の育児援助に翻弄されます。その上、自分の仕事もある。 でもね、睡眠時間4時間くらいで翻弄される中、私は自分を励まします。 親の面倒を見れて、子供の育児を手伝えて、自分の仕事もできて、私はなんて幸せなんだろう、ってね、 ヘロヘロではありますが、風邪をひいているわけではなし、朝起きられないわけではなし、まだ頑張れる。頑張ろう。 いろいろあるけど、かなり恵まれている。 そう思わないと、バチがあたります。 どうか、親世代も、子世代も、孫世代も、恵まれている、と思う世の中でありますように。そう、思えるように、私たち世代が行動しなくてはなりません。 ダメなことにはダメと言い、やるべきことはやる。 私たち世代に求められているのは、のほほんと楽隠居して、悠々自適を気取ることではないはず。

あれこれ私事でバタバタしておりまして、天皇杯準々決勝について書きそびれているうちに今季対戦4回目となる川崎フロンターレ戦が昨日万博にて行なわれました。 万博には行けず、スカパーオンデマンド観戦でしたが、回線か何かの不調で音がときどき途切れるわ、画面はカクカクになるわ、でハラハラドキドキ度がいっそう高まる展開。 結果は1−0ですが、もう少しフロンターレのシュート精度がよかったら、いや、ガンバのGKが東口選手じゃなかったら、恐らく0−5で負けていたことでしょう。 この試合はわずか10日間に3回も対戦したことで、ガンバ攻撃の一番の強みである「パトリック大作戦」がさすがにうまく行かず。宇佐美のマークもきついし、サイドハーフの阿部や大森が守備に追われていたので攻撃に追いつかず、パトリックにおさまっても出しどころがない、というシーンがままありました。そのため、ボランチ、ヤットのドリブル突破や飛び出しが頻繁に見られることに。遠藤選手っていろんな意味でサッカーを知っているし、判断は速いし、すごいとあらためてうならされました。 0−0で試合が進む中、先手を取ったのはガンバ。 ヤットのCKからなんと米倉!! このシーン、ニアの岩下(川崎の選手は3人が彼をケアしていました)を目がけて蹴ったのかな、と思いきや、後方から飛び込んで行った米倉選手がダイビングヘッドで左隅にきれいに決めました。 その後、フロンターレに鋭いカウンターで何回も決定機をつくられ、画面のカクカクもいっそう激しくなり、うわうわ、どうしよう、とハラハラドキドキでした。 とくに、レナトのゴールライン近くからのグラウンダーのクロスに飛び込んできた小林選手(日本代表)に正面で打たれたシュートは、思わず目をつぶってしまいました。でも、目を開けたら東口がすっくとボールを持って立ち上がっているではありませんか! ヒガシ、ガンバに来てくれて本当に本当にありがとう!(この台詞を今年は何回書いたことか) そのほかにも、カウンターでやられたっ! と叫んだときに飛び込んだ丹羽選手! あなたはすごいよ! ここ最近の試合では、試合ごとに「ヒーロー賞」を贈りたい選手が登場します。この試合でMOMは米倉選手ですが、ヒーロー賞はヒガシと丹羽ちゃんに贈りたいです。 試合終了と同時にJ'sGOALのサイトをのぞいたら、なんとなんと、浦和が仙台に2−4で負け、鹿島が柏に2−3で負けているではありませんかっ! 喜ぶよりも先に、ちょっとコワくなりました。ガンバをめぐる状況が、あまりにうまく行き過ぎているのではないか。 いやいやいや(首を振った)、先のことは考えない。 目の前の一戦を、確実に勝ち取っていくだけ。 そうすれば、2ヵ月後にはなんかすてきな世界が開けているかもしれません。

前日から何回となく同志に「大丈夫ですよね?」とメールし、いつものサポ仲間にも10回くらい「大丈夫だよね?」と聞くヘタレチキン♡の私。 で、そのチキン♡をぶち破るような大久保の先取点。 その後も、まったく攻められないどころか、攻められっぱなしできわどいシーンが何回となく続くガンバさん。いつもの今野選手の鬼プレスがまったくきかない。パトリックはキープできない。宇佐美はずーっと行方不明。 心臓ばかりか、胃も腸もしぼりあげられるような試合展開でしたが、救ってくれたのが阿部選手!!!! ここに♡♡♡♡をつけたいところです。 2点ともゴラッソ。 この時点で「勝ち抜ける」と確信しました。 ただ、「この試合に勝てる」とは思えなかったのは、前半ロスタイムのジェシ選手のゴールがあったからだけではありません。 ここ数試合、岩下選手が非常に不安定です。身体もですが、精神的にも疲れている感じがありあり。ジョンヤ選手に代わってもらって、少し休んだほうがいいような気がします。 おまけに選手全員がヘロヘロです。特にボランチのベテラン2人が(とはいっても、ヤットはやはりすごい。最後の最後まできちんと走るところにヤットのすごみを感じました) 試合のMOMは間違いなく阿部選手。2点とった、というだけでなく、守備と攻撃の切り替えの早さではたぶん今野選手を上回っています。この試合のヒーローでしょう。 そして米倉選手。ここ数試合不安定で「大丈夫か?」と思わせておきながら、昨日は仲良し倉田選手の助けもあって、ほんとにいいプレイの連続でした。ファーストレグでの得点がとてもプラスになったんだと思います。つぎのヒーローでしょう。 今回は勝てなかったわけですが、少なくとも私はガンバの選手たちも健太監督も「こんな試合して!」と責める気にはなりません。 ヘロヘロではあったけれど、ちゃんとヒーローが大活躍して、目的を果たしました。 そしてこういうチームこそ「強い」のだと思います。 振り返れば2007年。鹿島アントラーズは夏までまーったくダメでした。ところが、8月から快進撃。それまで快進撃だったガンバや浦和を抜いて優勝。9連勝したとき、試合ごとに新しいヒーローが生まれました。オリベイラ監督が「おまえならやれる」というようなことを言ってピッチに送り出したらしいです。こう言ってはなんだが、あの当時、強い! と感じさせたクラブはガンバと浦和でした。鹿島のサッカーからは強さはあまり感じなかった。でも、確実に勝っていきました。 オリベイラ監督は世界NO1にもなったクラブの監督です。一回もタイトルをとったことがない長谷川健太監督と比べてはいけないかもしれないけれど、でも、私はガンバの今の勢いに乗せた健太監督を信じたいと思っています。 まだ何一つタイトルをとっていないけれど、 それにJ2あがりだけれど、 それにあんまり強さは感じないけれど、 それにそれに日本代表は一人もいないけれど(自虐) ガンバの選手と監督を信じたいです。 新生ガンバは今年スタートした、とね。

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