Glamorous Life

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2015年01月

クラブは1月13日に始動。新入団選手6名も紹介され、今季のスローガンも発表されました。
Moving G
動く、動き続ける、感動するガンバ、という意味だと紹介されています。
Risingに続く、Moving。いいんじゃないでしょうか。
チームは翌14日から沖縄でキャンプイン。今週末の24日にはインドネシアに飛んで、当地での強豪と親善試合をする、とのことです。
ガンバのアジア戦略の一環。アジアでの知名度をあげることは、単に「箔がつく」というだけでなく、ビジネスの拡大にもつながります、きっと。
なんというかね、2015年の今年こそ、「新生ガンバ」がスタートを切ったと言えるシーズンになりそうな予感。ACLの戦いに3年ぶりに参戦。かつてのように「今年もまたACLですかあ〜〜〜は〜〜〜〜たいへーん」というようなため息をつきそうな気持ちはみじんもなく、初めて参戦するみたいに楽しみです。

思えば、ここ数年のクラブ始動から開幕までの期間は、期待よりも不安でいっぱいでした。
2012年の今頃、私はクラブの将来にものすごく悲観的なことを書いていました。セホーン、ロペス体制に「なぜガンバともあろうクラブが監督選びでこんな失態をしでかさなくてはならないのか」とかね。
2013年の今頃、J2での戦いが始まることに、希望とかまったくなく、もし1年でJ1に戻れなかったらどうしてくれるんだ、と不安がいっぱいでした。
2014年の今頃、はたしてチームがJ1でやっていけるのかとやっぱり不安がありながらも、新生ガンバへの期待もふくらんでいました。
そして今年、2015年。国内タイトルをすべて獲得した「王者」として、昨年以上に厳しい戦いが始まります。不安がないといえば嘘になるのだけれど、おそらく7年ぶりくらいに「やったるでー!」という気分です。 チームの姿勢も、タイトル防衛というよりも、チャレンジャー精神旺盛なところがうかがえます。そう、ほんとに今年こそ、新生ガンバのスタートなんですよね。

ところで、先日発売された「フットボールサミット ガンバ号」で、育成についての取材インタビュー記事と、サポーター奮闘記(失笑もの)を書いています。
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上野山さんへのインタビューと、ガンバの下部組織であるアカデミーのコーチや出身、現役選手たちへの取材をまとめたものです。中学・高校年代から育成し、ガンバのスピリットを体得し、理解した選手たちを軸にチームをつくり、それを礎にクラブを運営する、というガンバ大阪の確固とした信念を感じました。
取材しながら、Jリーグはあらたなステージに入っているのだな、という思いを強くしました。サッカーチームもクラブ経営も欧州の強豪のやり方をそのまま真似っこしようという段階はもうとっくに終わり、今は日本に合った、またその地域に合ったやり方を模索する段階に入っている。今はまだ模索だけれど、そろそろ自分たちらしいやり方、自分たちの長期的ヴィジョンを持って、チームをつくり、クラブを運営する段階へと進もうとしている。ガンバの「育成をクラブの柱にする」というやり方も、23年前のクラブ発足時から変わらない方針ではありますが、それをより前面に押し出して、ぶれずに強固にやり抜いていく、という言葉が、クラブ幹部から選手にいたるまで聞けてよかったです。
遠藤選手や宇佐美選手、野呂社長という「定番」インタビューはもちろん、デサントからガンバTVまで幅広く取材されていて、読み応えたっぷり。というか、これ読まなければガンバのファンは名乗れないでしょう、という充実っぷりです。アラウージョやパトリックのインタビューなんか、うるうるもんですよ。11月半ば、まだナビスコ優勝前後での取材だったので、3冠についてはどこでもふれられていませんが、それがかえってよかったのかな、と。誰一人、おごったことを言っている人がいない。それこそ、ガンバはこれからです! という意気込みが語られていて、未来に希望がわいてくる内容です。
脅迫するみたいですけれどね、読まないと希望に満ちた2015年は始まりませんよ!
 

今回のロシア旅行にいつもの旅仲間を誘ったら、「ロシアといえばピロシキとボルシチしか知らない」「いや、ビーフストロガノフも知っているよね?」といきなり食べ物が出てきました。(ちなみに「ロシアといえば〜」では、「知っているのは、レーニンとプーチンとプルシェンコ(なぜに政治家とフィギュアスケーターが同列に?)」「ロシア語の『こんにちは』は、『ズロースいっちょう』と言えばいいんだと昔習った(それじゃ通じないって!)」という反応もあり)
行ってみてわかったこと。
1)ロシア、予想外にうまいものいっぱいあるじゃないか!  
2)ロシア料理というものはなくて、ウクライナ料理とグルジア料理がロシア料理の代表とされている(と私は理解した)。そしてロシア料理の骨格をつくっているこの2つの料理はかなり洗練されていて、レベルが高い。
3)モスクワとサンクトペテルブルクは、東京やパリほどではないけれど、各国料理が食べられる。特にイタリアンのレベルは高い。
せっかくロシアに行ったので、ロシアでしか食べられそうにないものを選んで食べていました。
それでは、私が「うまい!」と膝を打った(舌鼓を打つまではいかんかったけれど)料理ベスト10をあげてみます。

第10位 グルジア風チーズ Сыр
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娘に言わせると、経済制裁のためにモスクワには乳製品が入ってきていない、だからモスクワのチーズやヨーグルトはおいしくない! とのこと。モスクワは、というか、ロシアは物流システムの整備が遅れているそうで、新鮮な食材が安く手に入らない、そうです。スーパーに行っても野菜や果物はしなびていたし、肉もなあ。でも、グルジアのチーズはフレッシュでくせがなく、それほど高い値段を出さずに食べられました。

第9位 ブリヌイ
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スーズダリの小さなレストランで食べました。このレストラン、まず昼時というのに周囲に人っ子一人いない。看板が出ているというのに、ドアは鍵がかかっている。あまりに空腹だったので、どんどん叩いたらものすごく無愛想なお姉さんが出て来たので「営業している?」と聞いたら「ダー」と中に案内してくれました。客は私たち二人だけ。もちろん英語は通じず、英語のメニューもなし。娘と2人で必死に読んで、知っている料理を順番に注文しました。
その一つがこのブリヌイ。要するにクレープです。サワークリームとディルとスモークサーモンが入っていて、おいしかった!
お姉さんは最後まで無愛想。ついに笑顔を見せませんでした。

第8位 ジャルコーエ Жаркое
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スーズダリの町外れにあるレストランで見つけました。そこのお姉さんは愛想がよく、英語は話せなかったけれど、私たちが片言のロシア語で「おすすめは?」と聞いたら、ものすごく嬉しそうにこれを持ってきました。要するに肉と野菜の煮込みです。牛のすね肉がやわらかく煮えていて、にんじん、じゃがいも、ネギのような野菜が入っていて、スープやシチューというよりも煮込みでした。

第7位 サラト・オリヴィエСалат Оливье
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同じくスーズダリのレストランで食しました。にんじん、キュウリ、ジャガイモ、ピクルス、ディル、ゆでたまごなどをマヨネーズとサワークリーム(?)であえた、そう、要するにポテトサラダです。サーモンとイクラが入っているのがそのレストラン風なのかも。

第6位 ハチャプリ(もしくはカチャプリ)
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グルジアを代表する料理……らしいです。前菜で出てきました。
モスクワの有名なグルジア料理のレストラン、ニコ・ピロスマニ(グルジアを代表する画家)でいただきました。ピロスマニの絵が壁一面に飾られているレストランは人気らしく満席。担当のウェイターのおっさんは気が利かなくて、日本のおばさん軍団からけちょんけちょんにダメ出しされました。が、料理はおいしかった。さすが娘が推薦するだけはある。とくに前菜のカチャプリはどれもおいしかった……って、もしかすると上の画像だけがカチャプリで、下のなすのペースとが乗っかっているのとか、ピザ風のはちがう名称なのかも。
ニコ・ピロスマニの絵が飾られている店内の様子はこんな感じ。
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レストランがあるのは、ノヴォデヴィチ修道院前の公園内の池のほとり。風光明媚なところでした。
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第5位 ボルシチ Борщ
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ロシアに来たらボルシチくらい食べないとあかんでしょ、というので、なぜか娘と入ったおっしゃれーなイタリアンレストランで注文してみました。ちなみにそのレストランのランチのコースは、スープか前菜とパスタを5種類ずつの中から選択する、というもの。単品になると高くなるので、私はボルシチとラビオリトマトソースを頼んだのですが、ボルシチがこの分量で、しかもベーコンが巻かれているパンとサワークリームがたっぷりついてきたのを、おいしいおいしいとぱくぱく食べたら、ラビオリが2個しか入りませんでしたw 実だくさんで、サワークリームを入れなければあっさりしていて、たしかにおいしかったです。でも、量が半分だったらもっと満足できたのですが。

第4位 帆立のベーコン巻きサラダ(ロシア料理なのか?)
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エカチェリーナ宮殿ツアーでちょっとお疲れ気味のところ、ホテル周辺をさまよって見つけたレストランで食しました。ロシアツアーも4日目でロシア料理にもすこーし飽きてきたかな、というところで、同行の友人が注文したこの帆立サラダはなかなかの味でした。なんという料理かわからないんだけれどね、一応レストランはロシア料理をうたっていたから、入れておきます。

第3位 マロージナエ Мороженое
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アイスクリームはロシア語でマロージナエ。ロシアはとにかくアイスクリームがおいしい、それも露天で売られているのが美味、と聞いていたので、食べてみました。噂は本当でしたね。画像はマロージナエをかじりつつ散歩していた公園で、なんだかよくわからないお祭りがあり、イベントの一つにこんなものが出ていました、というだけ。本物ではありませぬ。でも、ロシアにいらしたら、ぜひマロージナエを!

第2位 キエフ風カツレツ Котлета по-киевски
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サンクトペテルブルクのウクライナ・レストランでいただきました。このレストランは内装がとってもかわいくて、ウェイトレスのお姉さんはもっとかわいくて、私たちはお姉さんとともに写真とりまくり。もちろんお料理も美味でした。
で、バターと香草を包んであげた鶏カツは、予想に反してあぶらっこくなく、バターの風味がきいていました。

 栄えある第一位は、ジャジャーン! ペリメニ Пельмени です。
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見てのとおり、水餃子です。でも、中に包んである餡は、肉や野菜だけではありません。チョコとナッツとか、チーズとか、甘いものもいっぱい。もしかするとピロシキよりも、ロシアの国民食なのかもしれない、と思いました。画像はモスクワのおしゃれなカフェでおやつにいただいたものです。中はチーズとディル。真ん中にタマネギの唐揚げがあり。スープはあっさりとしたチキン野菜味でした。ジャム入りの紅茶とよく合いました。 
旅行中、こってりしたものには飽きたかも、と思ったら迷わずペリメニ! どこで食べても、どんな種類を食べても、外れがなかったです。

以上でロシア食紀行はおしまい。おいしい旅でした! 

あけましておめでとうございます。
2015年が明けてはや4日目となりました。すっかりご挨拶が遅くなってしまいました。

Glamorous Lifeも早いもので今年から15年目に突入です。
 開始したときには大学生と中学生だった子供たちが、いまやワーキングマザーとワーキングレディ。夫は第二のワーキングライフに入り、私は……ほそぼそながらまだ仕事を続けている、と。
HPを始めたのはちょうどグローバリゼーションという言葉が生活の中で実感を持って迫ってきたころ。初年度のHPにはたしか「折りたたみ傘が300円で買えるなんて、ユニクロすごい!」とかいうような記事を何回か書いた記憶があります。一番最初の「旅紀行」は、イランでした。当時のイランは外に向かって比較的開いていたのですが、数年後に政権が変わっておいそれとは行けない国になってしまいました。
 そんなことを考えると、15年という歳月は長いといえるかもしれません。 
 ワールドカップもすでに4大会を経ました。しだいに「サッカーブログ」となっていったのは、2003年頃からかな? 
 このHP〜ブログのおかげで、たくさんの方と知り合いになることができました。世界各地に見ていてくださる方がいる、というのも実感しました。トルコで初対面した方もいましたし。「中国語をやりたーい!」と書いたら、教えましょうと名乗り出てきてくださったらおしもいました。SNSやTwitterもやっていますが、ブログも人との交流の場となるのだ、と思います。
 更新頻度が落ちてしまったこともあったけれど、ほそぼそながらでも15年間続けてこられたのは、知り合いの方はもちろん、見知らぬ方からも温かいコメントがいただけるからこそです。
 グラマラスライフを訪れてくださる皆様に、2015年も健やかで笑顔いっぱいの日々がたくさん訪れることを心より祈っております。
 
 今年も、何卒グラマラスライフをよろしくお願いいたします。 

追伸:今年からまたときどき「今日の夕飯」を記していこうかな、なんて考えています。
ちなみにおせちに飽きた今日の夕飯は、カレー! じっくり煮込んだ、というと聞こえがいいけれど、すでに正月期間中におせち並み頻度で食べ続けなくてはならないほどの量をつくってしまったんだわ。
自慢たらしげでいやなんだけれど、自慢たらししたいので、おせち画像ものっけてみよう。
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