Glamorous Life

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2015年09月

金曜日のトークイベントにお越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。機会をいただいたことに嬉しくて、2時間しゃべり倒してしまいました。もしまたお目にかかる機会があれば、もう少し皆様からのご意見などもうかがえれば、と思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
主催者のmf 有坂さんがご自身のブログでとってもすてきな記事を書いてくださいました。
http://mf-tokyo.com/blog/?p=7368


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有坂さんと記念撮影。football&cafe mfは南米好きにはたまらないカフェです。イベントも刺激的。
ぜひ足をお運びください!
http://mf-tokyo.com/

さて、昨晩はナビスコ杯準々決勝2ndレグ、vs名古屋戦でした。
先制されて同点に追いつき、延長前半に岩下選手が決めて「これで決まりや!」と思ってたら、雨中観戦中の同志から「延長もアウェイゴールありなの?」とメールが。当然、延長だってアウェイゴールありと思い込んでいた私ですが、ふと不安になって調べたら、なんと延長にはアウェイゴール・ルールは適用されない! で、調べているうちに闘莉王大作戦が見事にはまって同点に追いつかれてしまいました。両チームとも足が止まり、ヘロヘロ状態だったのでそのまま試合終了でPK戦突入。

ところで、いま、PKについての本を翻訳しています。PKに強い国とそうじゃない国があるそうです。PKに強いのはドイツとチェコ。PKに弱いのはオランダと、ダントツで弱いイングランド。 そのイングランドの戦術データ分析家が、どうして強い、弱いがあるのか、PKを決めるポイントはあるのか、をデータで探る、という本です。
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そこで昨晩のガンバvs名古屋のPK戦は、本に提示されている分析が当てはまっているかどうかの興味で観戦しました。
まず、PK戦になった場合、先攻が勝つ確率が60%以上。 結果的にガンバが勝ったのでこれは×。
キッカーの蹴り方として、得意方向に蹴ったほうが60%以上の確率で決まる。これはどちらとも言えませんでした。
ボールを置いてからGKと目を合わせながら後ろ向きに下がったほうが決める確率が高くなる。これは外した3人を見ていたらあたっているような。キーパーに背を向けるのはアウトみたいですね。
主審がホイッスルを吹いてすぐに走り出すのではなく、ひと呼吸おいてから助走を始めたほうが決まる確率が高い。これもどちらとも言えず。
勝負は5人ずつでは決まらず、サドンデスに。
最後はGKが蹴ることになり、名古屋のGKがゴールに背中を向けて後ろに下がり、ホイッスルと同時に走り出して盛大に外したのに対し、藤ヶ谷選手は上記の「確率高い」方をすべて選択した落ち着いた蹴り方でガンバを準決勝に連れていってくれました。
ありがとう藤ヶ谷選手。今までいろいろ言っちゃってごめんなさい。ジャンピング土下座。
 

 東京オリンピックが新国立競技場建設をめぐって、そしてお粗末きわまりないエンブレムデザイン事件まで起こってもめています。
 私はもともと、オリンピックをはじめとしてスポーツ競技の国際大会のあり方そのものを見直す時期に来ているのではないか、と 思っていたので、今回の騒動に接してよけいに「ああ、やっぱり現行のあり方が行き詰まっているんだ」という思いを強くしています。
 1964年東京オリンピックのとき私は小学5年生。日本人選手がメダルをとると興奮したけれど、それ以上に今も鮮明に記憶に残っているのは裸足のマラソンランナー、アベベであり、柔道のヘーシンクであり、体操のチャスラフスカといった「人」なんですよね。
 国があって人があるんじゃなくて、まず人があってそれから国という形ができる。人は国のために走ったり泳いだりするんじゃない、自分自身が楽しんで、もっと高く、もっと速く、もっと強くと限界に挑む選手の姿を見て人は感動するんじゃないか、と私は思っています。でもそんな当たり前のことが、最近のスポーツの国際大会では薄れてきているような気がします。
 もう一度、スポーツの国際大会の原点に戻るころなんじゃないか。
 「国」ではなく、「人」が主役となって競い合う大会のほうが矛盾が少ないんじゃないか。

 そんなことを考えさせられた独立系サッカー協会組織ConIFAについてのトークイベントに出演します。
 東京オリンピックで揺れる今、サッカーのことだけでなく、スポーツの大会のあり方についてもう一度考え直してみませんか?(っていいながら、もう明日なんですけれど)
 9月4日(金)午後8時〜
 渋谷区神宮前3−18−12
 mf-tokyo

 地下鉄千代田線 副都心線 明治神宮前駅5番出口より徒歩5分
 地下鉄千代田線・銀座線・半蔵門線 表参道駅A2出口より徒歩7分
 JR 原宿駅 竹下口より徒歩10分
 お申し込みは03−3401−5600
 またはmail@mf-tokyo.com
  
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