Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2015年11月

いやはや、もう数週間ブログ更新できませんでした。
この1ヵ月半は、大げさでなく人生始まって以来第5位にランクインするくらいの忙しさでした。
おまけにあらためて自分の体力が衰えていることも実感。仕事と家事と育孫、ついでに書道の締切にも追われに追われ、3日に1回、睡眠時間3時間くらいの半徹を数週間続けると、当たり前かもしれませんが、風邪はひくわ、顎関節症になるわ、もうさんざんです。今もまだ風邪引き中。
なんでそんなに忙しかったかというと、前回も書いたように、翻訳書1冊締切を大幅に過ぎてしまい、気がついたら発売日がもう1ヵ月半後に決まっているではありませんか!(ありませんかじゃないよ、という声が飛んできそう)。最後の原稿を仕上げながら、編集者と校正者からまわってくるファイルで見直し。終わると同時に紙の校正開始……実は最終校正がまだ残っているのだけれど、 もう直しを入れるなと厳命されているので、ざっと目を通してるだけです。
ま、そんな内部事情はどうでもよい。

次の本は、サッカーのPKだけに焦点をあてためずらしいサッカー本です。
「PK 最も簡単なはずのゴールはなぜ決まらないのか?」
_SX339_BO1,204,203,200_

著者はイングランド人。出身はサッカージャーナリストですけれど、現在は「サッカーノミクス」というサッカーに関するコンサルティング会社の創業者の1人で、今も役員をやっているベン・リトルトン。
執筆動機は「なぜイングランド代表はPK戦で勝てないのか?」(1996年以降、主要大会をPK戦でことごとく敗退している)その原因と対策を探るために、世界中を飛び回って取材した成果がこの本です。
日本では遠藤保仁選手(@ガンバ)を取り上げて取材しています。当然「コロコロPK」にスポットライトがあてられています。そうそう、宮本恒靖選手も出てきます。リトルトンさん、なかなか目の付け所がいいじゃないですか、とガンバサポは思いますね。
私はGKを取り上げた章がおもしろかった。ドイツはPK戦でイングランドとは対照的に連戦連勝なんですが、その大きな理由が「GKが優秀だから」です。GKが止めるからだけではなく、「ドイツのGKなら必ず1本はセーブする」とキッカーが信じられるおかげでリラックスして蹴れるからだとか。
あと、チェコのペトル・チェフが7割の確率で必ずボールが来るほうにダイブするのですが、彼のGKコーチ、ロリションというフランス人コーチがすごい! 優秀なGKはこうやってつくられるんだ、とよくわかりました。誰でもロリションになれるわけじゃないけれどね。
でも、GKの偉大さがPK戦だけでなく試合そのものを決める、といってもいいのであれば、GKを偉大にするコーチの存在も見逃せません。PKはキッカーが注目されがちですが、優秀なGKがいれば、そのチームは大きなアドバンテージが得られるのだ、と本書は教えてくれます。

そんな本の最終校正を読みながら見たチャンピオンシップ、浦和レッズ対ガンバ大阪戦。
ガンバGK、東口選手のMOMはもう当然です。東口、すごいわ!!!
やはり試合を決めるのは、優秀なGKと少しまさっている運。そんなことを実感させました。
 

ふ〜〜〜仕事の山の6合目まで登りました。とりあえず入稿したぞ。校正やらなんやら、これからがきついところではありますが、頂上はかすかに見えてきた。
普段はろくに仕事がなくてヒマしているのに、なぜか重なるときは重なってしまうもので、今日はついに1件お断りしてしまった。ごめんなさい、ごめんなさい。いや、もうちょっと物理的に限界だから、今。普段だったらまず間違いなく受けていた魅力的な仕事なのだけれど、それ引き受けたらきっと体壊すという予感。あと2週間待ってもらったら引き受けられるのだけれど、そうもいかず。むずかしいもんですね。
断腸の思いで「そのお仕事をお断りせざるをえません」というメールを出した後、ふと考え込んでしまった。
私はいつまで仕事ができるのだろう?
自分としてはまだまだ仕事を続けたい、あと20年くらいやらせていただけますかって思っているのだけれど、それはやはり無理なのだろうか?
体力だの能力だの気力だの持続力だの集中力だの、自分が持っている(と思っている)「力」がこれから急降下しちゃうのだろうか? 
いやいや、もう急降下しちゃっているのに、まったく気づかず、「生涯現役」とか叫ぶ迷惑老人になっているのか?
会社勤めだったら「定年」っていうのがあって、そこで何らかの区切りがつけられるのだろうけれど、私のようなフリーランスはどこで区切りをつけたらいいのか?
できればその「区切り」をできるだけ先延ばししたいとかひそかに思っているのですが、甘いですか?
まだまだ仕事でやりたいことはいっぱい。これからまだ能力は伸ばせると思いたいのだけれど、そう思っていること自体がもしかするとボケ?
そんなことを考えながら、とりあえず仕事が6合目まで来たお祝いにタルトタタンを作りましたとさ。(まだカラメリゼの最中の画像)
IMG_3356


ナビスコ杯決勝、そして昨日の広島戦とガンバさんについては本当に凹む内容と結果ですが、とりあえずひと言。
こんなときこそ「あきらめたらそれで終わりですよ!」と言いたい。
あきらめず、しぶとく、とにかく1歩でもいいから前に進もう!! 
まだシーズンは終わってないよ。
むしろこれからだよ。
サポーターが後ろを向いてどうするんだ、と言いたい(→自分に向かって言っている)。

今、仕事も含めて締切がたいへんなことになってしまっているので、ブログ更新怠りがちですが、とにかくこれだけは言っておこうというところで(自分の気持ちへのけじめもあって)書いておきました。
では、仕事行ってきます! 

↑このページのトップヘ