Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2016年03月

私にはいろいろと嫌いな言葉があります。
その一つが「がんばった自分へのご褒美」
ひぇ〜〜書いただけで虫酸が走ったけれど、でも、やっぱり今の気持ちを表す言葉はこれしかない。

明後日、1年あまりの同居生活に終止符を打ち、娘と孫が新居に引っ越していきます。娘婿が転勤を終えて東京に戻ってくることになったので、親子水入らず(→この言葉も嫌い)の生活が始まります。
今の気持ちをひと言で言うと
やれやれ(顔文字もつけちゃうぞ! )

思えば孫との同居生活は父が亡くなる前後から始まりました。まさに怒濤の1年。
自分で言うのもなんだが、私はがんばったぞ。父が亡くなったあとの母の身の振り方や実家の整理、娘の職場復帰の支援から孫の世話、いきなり5人分になった家事。当然ながら、いただいた仕事はもちろん、趣味の書道も中国語や太極拳も(これは途中で1ヵ月お休みしてしまったけれど)休まなかった。休まない以上によりバージョンアップした、と自分で思っています。「私には仕事がある」「私には趣味がある」というのが支えだったからなあ。
仕事ではおかげさまで今年も翻訳サッカー本大賞をいただいたし、「実川さんのライフワークとしてこの仕事を集大成にしましょう」と言ってくださるプロジェクトもスタートしてなんとか進めている。書道は作品展に応募できたし、入選も果たせた。そして何より、母がともあれ今のところは落ち着いて生活できていて、父の一周忌が無事終えられて、孫も娘も大きな病気や怪我をせずに1年を過ごして新しい生活のスタートが切れる。
ほんと、これって全部「がんばった自分へのご褒美」をもらっているんだと思いますよ。

この1年、人生最大の忙しさだったけれど、やりきったという充実感は(今のところは)ある。
やりすぎてしまったという反省はあれど、もっとやればよかったという後悔はみじんもないから。
少しはゆっくりするんでしょ? という周囲の声に耳を貸さず、来週からまた一段とネジを巻き直して(死語?)、今年は自分のために走りますよ。ただし、スロージョギングでね。そこはそれ、さすがに40代と同じにはいかないという自覚くらいはある。
まずは、5月末から開催されるConIFAワールドフットボールカップに向けての準備と、新しいプロジェクトのために土台作りですね。
出勤する娘たちを見送って、見上げた空の春の光がまぶしいです。

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大宮戦は現地観戦。2点目のすばらしい崩しからのゴールを目の前で見られて、本当に幸せでした。ゴール裏観戦は実は初めて。いいですねー。応援の声は響くし、かなりガンバが頑張っていた試合なので雰囲気もいいし、楽しく観戦できました。仙石さんの万歳三唱のときには、照明を落として腕輪の青い光だけにする、という演出も感動を盛り上げるっと。
で、ACL。3戦戦って勝ちなし、というかなーりヤバい状況になってきましたが、いえいえ、私は諦めませんよ。金満クラブに負けて本当に悔しいけれど、それは吹スタで敵討ち! グループリーグ突破に向けて、 応援しますからねったらしますからね。
吹スタの威力を見せつけよう!
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昨日行なわれた「サッカー本大賞」の選考会により、
「PK〜最も簡単なはずのゴールはなぜ決まらないのか」(ベン・リトルトン著 カンゼン刊)
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が「翻訳サッカー本大賞」を受賞しました。
昨年の「孤高の守護神ゴールキーパー進化論」に続いて選んでいただきました。ですが、賞は私一人にいただいたものではなく、編集者、出版社、もちろん著者みんなでいただいたものです。本当にありがとうございます。
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東日本大震災から5年、という節目の日にめでたい、という気分にはなれず、アップをためらっていたのですが、これからも私は私のできることでがんばっていこう、と自分を励ます意味でアップすることにしました。

5年前の今日、自分が何をしていたか、家族がどうだったかを今でも鮮明に思い出します。あの日を境に、やはり日本は大きく変わったことが5年たった今になってよりはっきりしてきました。

あらためまして、震災で亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、震災の被害にあわれた方々に、心よりお見舞い申し上げます。そして復興がより進むことを願ってやみません。

 書道の作品展に応募し、入選して新国立美術館に飾られているので見に行ってきました。いや〜〜〜毎回、飾られた自分の作品の前で絶句します。ほかの方々の作品と比べると、はっきり言って見劣りします。
 今日はたまたま入賞作品を先生が解説なさっている場に出くわし、後ろのほうでそっと耳をそばだててきました。入賞する作品はどこが違うのか? ちゃんと言葉で聞いて理解したい、と思ったからです。
まず、簡単なところから言えば(言うは易し、いざやるとなればできませんが)「墨量が違う」
 毎回毎回、それこそ作品を先生に見せるたびに耳にタコどころかコブができそうなくらい言われるのが「墨が足りない」。
くそー、まだ足りないのか、これでもかってんで筆に墨をどばどばつけて、ががががーーっと書いてみるのですが、ただまっくろくろすけなものができあがるだけ。いやいや、墨量豊かな作品、というのは、単に墨をどばどばつけりゃできあがりってもんじゃないのですね。それなら墨をどばーっと紙の上にぶちまければいいだけで……そりゃ書道じゃないわ。
 筆に墨をたっぷり含ませる、これがまずもってたいへんなんです。いや、そんなことをたいへんがっているのは私だけかもしれませんが。筆の奥の奥まで墨を入れるまでにいったい何年かかるんだぁぁぁ。そして紙に墨をどう入れていくのか、これまたたいへん。紙さん、遠慮しないで、ほれほれ墨吸ってやってください、あ、それ吸い過ぎ、ちょっと待てったら、そんなに吸ったら破けちゃうでしょ、ほーら破けた、あーん……この繰り返し。どのくらいの濃さの墨を、どのくらいの量で「墨量豊か」に見えるだけ紙に吸わせるか、私にはまだわかりません。
 墨量が豊かである、という印象を与えるのは、墨が入っていないところとの対比があるからこそ豊かさが引き立つのです。潤筆と渇筆の対比。これで白と黒のみで二次元の紙の上で構成される作品が三次元、いや、時間軸さえも揺るがすような作品になるのです……ですったら、ですのよ。私の作品は、いまだに二次元のべったべったですがね。
 つぎに「奥行きが違う」
 なんていうかね、遠くのほうから見たときに、字がふわーーーっと立ち上がってくるような作品があるんですよね。広い部屋の向こうのほうからも迫ってくるみたいな。いきなり突拍子もないたとえですみませんが、CSIサイバーで3Gで現場検証や遺体検証をするときの、あんな迫力で迫ってくる作品っつーのがあるんですよ。大きな字でがががーっと大胆に書かれた作品でなくて、やさしい字でほんわり書かれていても、立体的で、ふところの深さを感じさせる作品がある。
 それはどうやったら表現できるのだろうか、と自分の先生にぶつけてみたところ「動きの大きさだろうね。からだを大きく動かないとね。紙の上で手先を動かして書いているようではだめだね」とのことです。ちなみに先生に言わせると「書道は身体表現の芸術。からだの動きの軌跡が紙に残る」とのこと。なーるほど、深いわー。
 大きく動けと言っても、からだの軸が定まっていなくちゃだめみたいです。合宿などに行って先生たちが書いている姿を見ると、軸がきっちり定まっているから力が入っていないみたいなのに動きがなめらかでびしっとした強い線が引かれている。ちょっと大げさに言うと、大きな力が体を通して筆まで伝わって紙を深く刻んでいるような、そんな感じの動きなんですよね。
 そして最後に「呼吸が長い」
 ふ〜〜〜〜〜っとゆっくりと長ーく息をはいていくような、そんなゆったりした余裕を感じさせる線。筆の動かし方でスピードの緩急はあっても、呼吸は深く、長く。思わず足をとめる作品は、余裕のある呼吸を感じさせます。
 構成、とか、作品のまとめ方、とか、そういう技術的な点ももちろん大きいのですが、それは経験を積んで勉強を重ねればなんとかカバーできるかもしれません(できないか?) 。でも、この3つの要素は、勉強だけでなく、自分で意識しながらじっくりと修行を積んで、積んで、積んで、やっと獲得できるものじゃないか。
 エラソーなことを書いたあとに思いっきり恥ずかしいけれど、今回の入選作品をのっけておきます。
 
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シーズン開幕から2分2敗と勝ちなしのガンバさん。むかえた第5戦目は、なんとまあ思い切ってスタメンを変えてきました。
しかも、パトリック、アデミウソン、藤春は遠征に帯同もせず。試合後に健太監督が「新しいメンバーを試してみるのにぎりぎりの時期だと思った。シーズン開始から勝てていない状況で、何か手を打たねばならなかったが、新しいメンバーを入れて勝ったことで安堵している」(うろ覚え)とか言っていましたが、ほんと「勝ててよかったね」という試合でした。
以下敬称略ね。
初瀬、ナイスアシスト!! 藤春にプレッシャーをかける意味でも、きみの活躍はチームの戦力を上積みします。ほんと見事なクロスでした。
長沢、よく決めた!! きみのいいところは、前線に張っているのが単にポストプレー役だけでなく、たえずDFと駆け引きし、裏抜けを画策し、宇佐美へのスペースをつくる動きを地味ながら繰り返すところです。縁の下の力持ちみたいなプレーへのご褒美のゴールでした。きれいな流れだったな。
あと、長沢をスタメンで使っちゃったら、FWの交代はどうすんねん、とか思っていたら、そうです、呉屋くんがいました! 当たり前だが前線からの必死の守備、あわよくば狙おうという姿勢、いいですねー、期待します。
これで波に乗ってくれたらいいな〜〜〜
金曜日のvs大宮戦は参戦しますよ、私は。雨が降ろうが雪が降ろうが(東京は雪マーク)、ついでに仕事がふってこようが、行くってったら行くからねっ!
家長大宮との対戦、楽しみだわー。
 

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