パリのシャルルドゴール空港までやってきました。ボーディングまであと1時間を切っています。借りてきたルーターを使いつくすぞ。飛行機に乗ってしまえばこっちのもの(こっちってどっち?)
まだ旅行中でホットな気分のところで続きを書いてしまっておきます。
今回の旅では、アブハジアでの仕事と欧州選手権観戦以外は何かする計画をいっさい立てませんでした。これを見ておきたい、あれをしておかなくちゃ、ということはもう日本で日々いやになるくらいやっているので、あえてやらない時間を作ろうと思ったからです。(って実は何も考えていなかっただけなんですが)
これが3)の無理せず、融通をきかせる、になりました。毎朝、目が覚めると「今日は何をしよう」とベッドの中でぐでぐで考えます。それが至福の時間。何をしたっていいし、何もしなくたっていい。
結局、起き上がってからはあれこれやっちゃうのですが、それも結構思いつき。外に出て「さて、今日はどっち方向に歩こうかな?」という感じでした。歩いていって、おもしろいものに出会えればそれが楽しいし、出会わなければ引き返す、と。基本は歩くけれど、疲れたら地下鉄に乗るのもよし、もっと疲れればUberでタクシーを呼んで宿泊場所に帰る。ガイドブックを読んでいないので、地下鉄に乗って適当なところで降りて、案内板とか地図を眺めておもしろそうな感じのところに歩いていってみる、ということも結構やりました。でも、無理はしない。歩き始めて「なーんかちょっとあやしいところだなあ」と思ったら引き返す。1日平均12000歩歩いていました。
(パリ中心部はお散歩にぶらぶらするのが気持ちのいい街です)
(フランスは今、極右が勢力を伸ばしています。彼らの攻撃対象は実はユダヤ人。前々からぜひ行ってみたかったユダヤ博物館前はものものしく厳重警戒でした。行ってよかった、と思えた展示内容でした。がら空きだったけれど)
(リヨンで宿泊していたペンションはお庭がとても素敵。机の前の窓から、木々の間を飛び回る鳥やリスを眺めているだけでも楽しかったです)
(マダムが丹誠を込めて手入れしているお庭はいま薔薇が真っ盛り。毎朝、食卓にはこんなブーケが置かれて楽しませてくれました)
疲れたから夕方まで本を読みながらグデグデ過ごす、という日も何日かありました。この1ヵ月で読んだ本は20冊ほど。仕事と関係のない本ばかり。全部Kindleです。10冊分を入れてきたけれど、すぐに読み終わったので、こちらでも10冊以上ポチリました。ふだんはなかなか読めない長編も集中して読めるから2日くらいで読み終わるし、読書タイムは至福タイム。近くの公園にビールとスナックを持って行って朝からベンチに座って読みふける、なんてことも。たくさん読めて幸せでした。
ふと思い立って、3ツ星レストランで1人ディナーっていうのもやってみました。散歩途中で見かけたレストランに入って行って「明日の晩、ディナーを予約したい」と言ったら「マダム、D'accord」と言ってくれたので、精一杯おしゃれして気取っていってきましたよ。
(三ツ星レストラン、ラ・テラス・ドゥ・リヨンにて。1人でディナーの客はもちろん私だけ。しかも東洋人の女が1人座っているのは目立ったかも。目障りではなかった、と信じたい)
4)の語学力。これには本当に助けられました。というか、旅をするのに使えるだけの英語とフランス語(とロシア語)がなかったら、充実した一人旅は無理だったかも。道を聞くのでも、チケットの買い方でも、いいレストランや観光スポットも、とにかく聞く、それが一番有効なんですが、それができるのも語学力があるからこそ。でも、旅に必要な語学力って実はたいしてレベルが高くない、と思います。だって、必要な単語は少しでいいし、返ってくる答えもだいたい見当がつくから。方向、数詞、曜日、挨拶くらいで旅外国語はだいたい事足りる。
ただ今回、非常に困ったことは「英語(たいてい下手でわかりにくい発音)で話したがるフランス人にどう対処するか?」でした。それについては次のエントリーで書きます。
あれ〜〜〜そろそろボーディングだそうです。ではでは続きは日本で書きます。
まだ旅行中でホットな気分のところで続きを書いてしまっておきます。
今回の旅では、アブハジアでの仕事と欧州選手権観戦以外は何かする計画をいっさい立てませんでした。これを見ておきたい、あれをしておかなくちゃ、ということはもう日本で日々いやになるくらいやっているので、あえてやらない時間を作ろうと思ったからです。(って実は何も考えていなかっただけなんですが)
これが3)の無理せず、融通をきかせる、になりました。毎朝、目が覚めると「今日は何をしよう」とベッドの中でぐでぐで考えます。それが至福の時間。何をしたっていいし、何もしなくたっていい。
結局、起き上がってからはあれこれやっちゃうのですが、それも結構思いつき。外に出て「さて、今日はどっち方向に歩こうかな?」という感じでした。歩いていって、おもしろいものに出会えればそれが楽しいし、出会わなければ引き返す、と。基本は歩くけれど、疲れたら地下鉄に乗るのもよし、もっと疲れればUberでタクシーを呼んで宿泊場所に帰る。ガイドブックを読んでいないので、地下鉄に乗って適当なところで降りて、案内板とか地図を眺めておもしろそうな感じのところに歩いていってみる、ということも結構やりました。でも、無理はしない。歩き始めて「なーんかちょっとあやしいところだなあ」と思ったら引き返す。1日平均12000歩歩いていました。
(パリ中心部はお散歩にぶらぶらするのが気持ちのいい街です)
(フランスは今、極右が勢力を伸ばしています。彼らの攻撃対象は実はユダヤ人。前々からぜひ行ってみたかったユダヤ博物館前はものものしく厳重警戒でした。行ってよかった、と思えた展示内容でした。がら空きだったけれど)
(リヨンで宿泊していたペンションはお庭がとても素敵。机の前の窓から、木々の間を飛び回る鳥やリスを眺めているだけでも楽しかったです)
(マダムが丹誠を込めて手入れしているお庭はいま薔薇が真っ盛り。毎朝、食卓にはこんなブーケが置かれて楽しませてくれました)
疲れたから夕方まで本を読みながらグデグデ過ごす、という日も何日かありました。この1ヵ月で読んだ本は20冊ほど。仕事と関係のない本ばかり。全部Kindleです。10冊分を入れてきたけれど、すぐに読み終わったので、こちらでも10冊以上ポチリました。ふだんはなかなか読めない長編も集中して読めるから2日くらいで読み終わるし、読書タイムは至福タイム。近くの公園にビールとスナックを持って行って朝からベンチに座って読みふける、なんてことも。たくさん読めて幸せでした。
ふと思い立って、3ツ星レストランで1人ディナーっていうのもやってみました。散歩途中で見かけたレストランに入って行って「明日の晩、ディナーを予約したい」と言ったら「マダム、D'accord」と言ってくれたので、精一杯おしゃれして気取っていってきましたよ。
(三ツ星レストラン、ラ・テラス・ドゥ・リヨンにて。1人でディナーの客はもちろん私だけ。しかも東洋人の女が1人座っているのは目立ったかも。目障りではなかった、と信じたい)
4)の語学力。これには本当に助けられました。というか、旅をするのに使えるだけの英語とフランス語(とロシア語)がなかったら、充実した一人旅は無理だったかも。道を聞くのでも、チケットの買い方でも、いいレストランや観光スポットも、とにかく聞く、それが一番有効なんですが、それができるのも語学力があるからこそ。でも、旅に必要な語学力って実はたいしてレベルが高くない、と思います。だって、必要な単語は少しでいいし、返ってくる答えもだいたい見当がつくから。方向、数詞、曜日、挨拶くらいで旅外国語はだいたい事足りる。
ただ今回、非常に困ったことは「英語(たいてい下手でわかりにくい発音)で話したがるフランス人にどう対処するか?」でした。それについては次のエントリーで書きます。
あれ〜〜〜そろそろボーディングだそうです。ではでは続きは日本で書きます。