Glamorous Life

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2016年12月

今年もいよいよ残すところあと12時間となりました。来年の正月も母とともに迎えるために、あと30分後に旅立ちます。
今年は1月にConIFA総会のためにイタリアに行き、5月にはアブハジアからフランスへ、その後は「翻訳というおしごと」のための取材であちこち飛び回ってなかなかに忙しかったです。でも、1回だけ湯冷めしておなかを壊した以外は、自分でも驚くほど元気に過ごせました。62歳、まだまだやれますね、こりゃ。
欧州各地ではテロで多くの方たちが犠牲になり、中東の混乱は留まるところを知らず、シリアでは大勢の市民が大量虐殺されています。BrexitでEUの瓦解の兆しがはっきりしてきて、トランプが次期大統領になることで、ポピュリズムの足音も響き渡り始めました。日本でもあれやこれや不穏な空気が充満しています。価値観も社会構造も、国家の形そのものまでが、大きく揺らいでいて、どんな方向に倒れていくとしても、来年はよりいっそう混乱がきわまるでしょう。
そんな中で、いま、私は何をしたらいいのか?
まずは立ち上がり、声を上げ、自分が「よい」と思ったことを実行することではないか。
ここでポイントは「よい」と思ったことであり、「正しい」と思ったことではないことです。私にはもう、何が正しくて何が正しくないか、よくわからないし、今日正しいと思ったことが明日には正しくなくなり、私が正しいと思ったことが反対から見ればまったく正しくないかもしれないことです。
だから、よいこと、nice thingsをすること。
まずは家族に、隣の人に、友人たちに、仲間に、目の前にいる人たちに、よいと思ったことをすること。よい、と思ったら、躊躇せずに行動すること。もしかしたら、自分がよいと思ったことは、相手にとってはお節介だったり、嫌がられたり、不快にだってさせるかもしれません。でも、だからといって何も行動しないよりはまし、と思うことにします。
来年はまた1月から欧州に取材旅行にいってきます。「よい」と思ったことを実行するために。

今年も1年、ブログを訪れてくださった皆様、どうもありがとうございました。
2017年が皆様にとって、心穏やかに、明るい気持ちで過ごせる1年でありますように!!
来年もグラマラスライフをよろしくお願いいたします。

恒例になりましたおせち写真をアップして、今年最後のご挨拶とさせていただきます。

 
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12月24日に行なわれた天皇杯準々決勝 vs横浜Fマリノス戦に敗れた後、いよいよガンバについての今年一年の総括を書かねばならない、と思ったのですが、どうにもこうにも体も気持ちも動かないまま今日になってしまいました。
決勝に進んでいたら、12月31日に「総括:ガンバ戦 つじつま合わせでいいのか?」を書く予定だったのですが、24日に敗退したので、タイトルを変えます。
正直、ガンバについて考えたくないシーズンでした。
天皇杯敗退後にいつものガンバサポ仲間とお茶を飲んで今季について話し合ったのですが、全員の一致した感想は「今年は印象に残る試合が一つもなかった」でした。あまりスタジアムに足を運ばなかった私がエラソーに言えることではないですが、たまに生観戦し、ネット配信での試合を見たかぎりにおいてのガンバ今季の総括は以下です。
1)ガンバのサッカーがほんと面白くない——連係がとれていない、攻撃に迫力がない、守備も弱腰、あきらかに弱者のサッカーでサポにとってはまったく面白くありません。ただハラハラするだけで、気持ちが盛り上がらない。
パトリック不振、宇佐美不振で前半は低迷。宇佐美欧州移籍、パト出番失ったあげくに大怪我、で攻撃は一年を通して見る影もありませんでした。こんなに点がとれないガンバは久々です。それなら守備で見せるかというと、これがさっぱり。いつもぎりぎりでセーブしていて、いつ決壊するか時間の問題。
来季によほどのFWをとらないと、またもや「ガンバ、得点力なし!」でサッカーはますますおもしろくなくなる。DFの補強も期待できなさそうだし、降格した年以上に危ういチームになりそうです。おもしろくない上に、弱い! いいところなし。
2)新スタは祟られている?——観客動員数も思ったほど伸びず(サッカーがおもしろくないためか?)、しかもホームでまったく勝てない期間が続き、CWCにもガンバは出場できず、せっかく1月1日に天皇杯決勝が吹田スタジアムで開催されるというのにホームチームのガンバは出場を逃す。これじゃ新スタの恩恵がありません。もしかして 万博の呪いですか? スタジアム自体は気に入っていますが、初年度に呪いだか祟りだかを感じさせているようでは、ちょっとなあ。
3) それでもガンバはきっと復活する、と信じたい——2014年によく3冠とれたな、と今さらながらに思う年の暮れ。今季、もっともいいサッカーをしていたのは浦和であり、もっとも強かったのも浦和でした。悔しいけれど、それは認めなければならない。それでも浦和はナビスコ杯優勝の1冠のみです。
今季、もっとも勢いがあったのは川崎でしたが、今のところ無冠です。
今季、リーグ期間中は強さも勢いも感じさせなかったのに、 しぶとく優勝し、CWCでも準優勝という快挙を成し遂げたのは鹿島でした。
優勝したからって強くなったわけじゃないんだ、というのがよくわかります。ガンバは2014年に3冠をとったけれど、強くなったわけじゃなかったのです。得点はパトリックと宇佐美頼み、あとはみんなで引いて守ってボコボコにやられながら最後の最後で踏みとどまって勝つ、というサッカーじゃ強いわけがありません。
それでも前を向くために、勇気と知恵をふりしぼって来季のために前を向こうとしていますよ、私は。
まず希望の一つは、若手です。今季、唯一慰めだったのが、井手口選手の成長でした。やっぱりね、試合に出てナンボですよ。21番ユニを買ったかいがあったわ。呉屋選手のがむしゃらぶりにも励まされたかな。来季は堂安、市丸、初瀬といった若手の成長を見ること、それが楽しみです。きっとガンバの明るい未来がそこに見えるはずだ、と知恵を絞りますよ。

最後にお願いです。
岩下選手と大森選手の移籍は決定的というので諦めましたが、阿部選手、お願いです、残ってください。来季もガンバでプレーしてください。阿部選手までいなくなったら、私はほんとに新スタに足を運ぶ元気がなくなってしまいます。 
阿部選手、絶対ガンバ残留!!!!
これを1年の総括で書かねばならない哀しさよ。 

『翻訳というおしごと』トークイベントには大勢のお客様にお越しいただき、まことにありがとうございました。ゲストの鈴木立哉さんと、編集の美野貴美さんと十分に打ち合わせをしたことが功を奏し、お話ししようと決めていたことがすべてお話できた、と思っております。最後に来場のお客様からいただいた質問もふくめて、盛りだくさんにお話できました。私もとても勉強になったし、楽しかった。感謝!!
記念に写真を貼り付けておきます。
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さて、今年の回顧、私生活編です。
私生活における最大の出来事は、何と言っても次女が伴侶を得て、新しい人生に踏み出したことです。おめでとう、ありがとう。長女が結婚したときもほっとしたけれど、次女が新居に引っ越していったときには、安堵のあまり膝かっくんしそうでしたよ。そして少し寂しさも感じました。そうか、子どもたちがみんな巣立っていった後の家ってこんなにがらんとしちゃうのね、などと靴箱を開いて、次女の部屋を開けて、洗濯かごをのぞいて思っています。ま、もともとあまり家にいない次女だったので、1週間もしないうちに夫婦2人の生活に慣れちゃいましたが。
2つ目は、長女と孫との同居生活がやっと終止符をうったことでしょうか。孫1歳4ヵ月から2歳4ヵ月まで、成長を一緒に楽しめたのはよかったと思っています。だが、2015年からの同居はとにかくたいへんでした。前年に父が亡くなり、その後始末と重なったこともありますが、やることがあまりに多すぎて睡眠時間が4時間を切ることも多く、よく生き延びられたと自分で自分をほめましたよ。3月に娘たちが引っ越していった後、気が抜けてしばらく茫然としましたからね。
3つ目は、念願だった海外一人生活を満喫できたことでしょうか。5月末から10日間、ユナイテッド・コリアンズのチームに帯同してConIFAワールドフットボールカップ@アブハジアに遠征し(笑)、その後パリとリヨンに一人で2週間あまり滞在し、EURO観戦を楽しみました。1ヵ月間、本当に充実していて、貴重な思い出になっています。海外で一人であれだけ行動できた、というのは今後の人生に大きな自信になるかな。私もまだまだ成長できるんだ、という手応えがありました。
そういうわけで、2016年の私生活を漢字一文字で表すとすると「成」でしょうか。孫の「成」育を見見届け、長年の念願が「成」就し、自分の「成」長が実感でき、次女が「成」婚したってことで。
うん、悪くない一年でした。

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