やっとアンタルヤまで行き着きました。イスタンブールからは1時間半、地中海沿岸のトルコきってのリゾート地、だそうです。気候は年間を通して温暖、トゥロ山脈が街を抱えるように背後にそびえ、紺碧の海が臨めます。リゾート地っていうのがよくわかる。
街の観光名所はカレイチという旧市街です。イヴリ・ミナーレという塔を目印に急な坂道を降りていくと、観光クルーズ船がずらりと並んだハーバーに行き着きます。オスマン・トルコ帝国時代の貴族(?)の館が立ち並び、新市街に出るところにはローマ時代のハドリアヌス門がある、という歴史が重層的に重なった地域です。
(イヴリ・ミケーレがカレイチへの目印)
(坂をおりていくとそこにハーバーがあり、観光船が停泊しています)
(街への出口にはハドリアヌス門があります)
アンタルヤの見所は、しかし、街中ではなく郊外に広がる遺跡ですね。ハクスヴェル夫妻に「遺跡はごまんとあるから、どこか行ってみよう」と言われて連れていっていただいたのが、海岸沿いのファセリスでした。松林を抜けていくと、そこは2000年前のローマの街。海岸にごろごろと無造作にローマ時代の水道橋や浴場、劇場が点在しています。日本だったら観光客がいっぱいとなるのでしょうが、ここは遺跡ごろごろのアンタルヤ。ほとんど人に会わずに満喫しました。
(遠くトゥロ山脈をのぞむファセリスの劇場)
(松林の中にさりげなくあるローマ時代の水道橋)
(せっかくなので、浴場跡に残っていた洗面器で顔を洗ってみました)
遺跡見学前に標高2376メートルのトゥロ山脈の山頂まで登れるケーブルカーに乗りました。実は私、極度の高所恐怖症。高所には行きたくない。でも、たぶんもう一生トゥロ山脈から地中海を眺めることはないだろうから、と思い切って乗りましたよ。
(傾斜度は相当高いと思ったケーブルカーの車窓)
傾斜度60度くらい(体感傾斜度)ありそうな崖を登っていくケーブルカーでしたが、なんとか往復してきました。行きの登りでは、どうやらアラブ系の家族連れ団体と一緒になり、5歳くらいの男の子が窓の手すりにぶら下がって窓を蹴り、ときどき私の背中も蹴る、という恐怖体験がありましたが、悲鳴をあげることなく山頂に到着。
そこは360度、北は雪をいただくトゥロ山脈、南は切り立った崖下に広がる地中海、という絶景でありました。登ってよかった。
(北にはトゥロ山脈)
(南には地中海)
下りは6名ほどしか乗っていなくて、アラブ系のしつけの悪い男の子などもいなかったので、立ち上がって真下を見て写真をとる余裕までありました。これで私の高所恐怖症は解消されたでしょうか?
ハクスヴェル夫妻に連れて行ってもらったおかげで、2000年の年月をタイムトラベルしたみたいな感動を味わえました。
回し者みたいですけれどね、皆さん、トルコの魅力はイスタンブールやカッパドキアだけじゃありません。ぜひぜひ地中海沿岸に足を運んでくださいね。
街の観光名所はカレイチという旧市街です。イヴリ・ミナーレという塔を目印に急な坂道を降りていくと、観光クルーズ船がずらりと並んだハーバーに行き着きます。オスマン・トルコ帝国時代の貴族(?)の館が立ち並び、新市街に出るところにはローマ時代のハドリアヌス門がある、という歴史が重層的に重なった地域です。
(イヴリ・ミケーレがカレイチへの目印)
(坂をおりていくとそこにハーバーがあり、観光船が停泊しています)
(街への出口にはハドリアヌス門があります)
アンタルヤの見所は、しかし、街中ではなく郊外に広がる遺跡ですね。ハクスヴェル夫妻に「遺跡はごまんとあるから、どこか行ってみよう」と言われて連れていっていただいたのが、海岸沿いのファセリスでした。松林を抜けていくと、そこは2000年前のローマの街。海岸にごろごろと無造作にローマ時代の水道橋や浴場、劇場が点在しています。日本だったら観光客がいっぱいとなるのでしょうが、ここは遺跡ごろごろのアンタルヤ。ほとんど人に会わずに満喫しました。
(遠くトゥロ山脈をのぞむファセリスの劇場)
(松林の中にさりげなくあるローマ時代の水道橋)
(せっかくなので、浴場跡に残っていた洗面器で顔を洗ってみました)
遺跡見学前に標高2376メートルのトゥロ山脈の山頂まで登れるケーブルカーに乗りました。実は私、極度の高所恐怖症。高所には行きたくない。でも、たぶんもう一生トゥロ山脈から地中海を眺めることはないだろうから、と思い切って乗りましたよ。
(傾斜度は相当高いと思ったケーブルカーの車窓)
傾斜度60度くらい(体感傾斜度)ありそうな崖を登っていくケーブルカーでしたが、なんとか往復してきました。行きの登りでは、どうやらアラブ系の家族連れ団体と一緒になり、5歳くらいの男の子が窓の手すりにぶら下がって窓を蹴り、ときどき私の背中も蹴る、という恐怖体験がありましたが、悲鳴をあげることなく山頂に到着。
そこは360度、北は雪をいただくトゥロ山脈、南は切り立った崖下に広がる地中海、という絶景でありました。登ってよかった。
(北にはトゥロ山脈)
(南には地中海)
下りは6名ほどしか乗っていなくて、アラブ系のしつけの悪い男の子などもいなかったので、立ち上がって真下を見て写真をとる余裕までありました。これで私の高所恐怖症は解消されたでしょうか?
ハクスヴェル夫妻に連れて行ってもらったおかげで、2000年の年月をタイムトラベルしたみたいな感動を味わえました。
回し者みたいですけれどね、皆さん、トルコの魅力はイスタンブールやカッパドキアだけじゃありません。ぜひぜひ地中海沿岸に足を運んでくださいね。