Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2019年07月

パトリック選手も宇佐美選手もガンバの一時代を築いた貢献者なので、帰ってきてくれるのはとてもうれしいです。
でも、複雑な気持ち。
私が一番わくわくどきどきしてガンバのサッカーを見ていたのは、2004年、2005年、2006年、2007年です。DFラインに山口選手、中盤に二川、遠藤、橋本選手、(2006年からは明神選手も加わって黄金カルテットだった)がいた時代。前線にマグロン、バレー、アラウージョ、フェル、ルーカス、マグノアウベスという強力FWがいて(フェルとルーカスはFWではなかったが)ボールポゼッション率が高くて、ボールを高い位置まで運べば高い確率で得点につながり、それなのに(それだから)失点も多くて、ハイタッチとブーイングを繰り返していた時代。
それでも、あの時代を再び、とはまったく思わない。
あの時代のガンバが一番いいサッカーをしていた、とも思わない。
チームは変わるし、サッカーも変わるし、時代も変わる。それがおもしろいのだし、何回も言うけれど成功体験を味わうのは成功した日だけで十分で、そこにこだわっていれば衰退が待っていると思うから。

宇佐美とパトリックがつぎの新しいガンバの一時代を拓く、という気持ちでプレーすることを切に願っています。そういう気持ちでのぞまないと、後半戦が厳しくなるどころか、ガンバはまた低迷期に入ってしまういやな予感がするから。

もう一つ、J3得点王の高木選手の移籍にがっくり落ち込みました。
あ〜〜〜〜U23を見に行こうという楽しみが減っちゃったよ。


 

土曜日のvs名古屋戦。実は土曜日に入っていた仕事が急に日曜にリスケジュールされたので、急遽名古屋参戦しようと水曜日からがんばったのだけれど、まったく甘かったです。チケット完売。なんかの記念試合だったみたいですね。
中村敬斗くん、見送れなくて残念でした。トゥエンテで花開いてくれ〜〜〜!
さて、土曜日の試合の感想は一言。「そうか〜〜〜宇佐美選手がいる試合ってこんな感じだったね」
こんな感じ=ペナルティエリア前になるとがくがくとノッキングを起こして攻撃の迫力なし、ちょこまか無駄にパスをつないでいるうちに相手に取られてカウンター、シュートを誰も打たずにパスを選択してまたカウンター、セカンドボールがまったく拾えず必死の守備でディフェンス過労死しそう、でも最後になんとか辻褄を合わせる
前半4分で失点。(→早い時間の失点がようやく数試合なくなったと思ったけれど、復活したのは負の意味の「宇佐美効果」?)
でもすぐに取り返したけれど、それはアデミウソンの一人カウンターと相手GKのミス。
宇佐美、きみのポジションはいったいどこなんや!! ほかの選手の邪魔をしまくって、それが「成長」?と怒りを通り越して呆れていたら、なんと後半ロスタイムに同点弾。そうだ、そういう選手だった、と思い出しました。おかえり、宇佐美!
というわけで、私は宇佐美復帰に諸手をあげて「わーい!」と今は言えないのですが、まあね、これからですよねきっと。なんていうのはきっと素人目線なんでしょうが。

そして日曜日、きのうのJ3。
高木選手、ハットトリックおめでとう!! ほんと嬉しい! しかも1点目も2点目もすばらしいゴール。欲を言わせてもらえば、あと3点、とれたね。ひそかに「惜しすぎる外しハットトリック」と名付けましたよ。ループじゃなくて、グラウンダーで蹴っていれば入っていたのが2点ありましたね。
そして話題の15歳、中村仁郎くんがJリーグデビュー。怪我のコンチャに代わって後半途中から出場しましたが、足元うまいのなんのって。しかも物怖じなし。途中出場だけれど、アシストやらシュートやらパスカットやら、目立っていました。中村敬斗くんは去ったけれど、仁郎くんがいる。これからは、中村と言えば、ジローと叫ぼう。
そしてJ1とJ3のガンバを2日続けて見て、まあ対戦相手によるし、そもそもカテゴリーが違うからなんとも言えないのだけれど、ガンバらしさをガンバイズムというのであれば、ガンバU23>ガンバトップチームじゃないのかなあ、と思ってしまいました。多彩な攻撃、テクニックに優れる、ピッチを広く使う、ゴールに向かってボールを運ぶ(→ここ大事)、というのをガンバイズムとするのであれば、そりゃきのうのJ3のガンバU23の方が、ガンバイズムを体現していたんじゃないかと。
きっと素人目線なんでしょうが。

さて、Jリーグは2週間あいて、ガンバトップチームは8月2日のvs神戸戦でいよいよ残留できるか、それとも上昇できるかの真価が問われる後半戦に突入です。
ガンバU23はできれば優勝してほしいなあ。高木選手の得点王は少なくとも達成してほしい。

私はいつも「変わらなくちゃ! 変えなくちゃ! 成長しなくちゃ! Change!  Develop!」と自分を励ましています。
今成功したからといって、今いい思いをしているからといって、そのまま同じことをやっていたら、同じところにとどまっていれば、明日は後退、劣化するだけ。
いま翻訳している本(アスリートの話です)に、「一度勝つのはたぶんがんばれば、才能があれば、運を味方につけたら、誰でもチャンスはある。でも勝ち続けるのは、どれだけ才能があっても、運がよくても無理だ。きのうまでのやり方、きのうまでの自分を捨ててあらたに作り直すくらいでないと、勝ち続けてはいけない」というくだりがあって(もちろんこのままの文章ではありませんが)、私は一気にこのアスリートに畏敬の念を抱きました。

ガンバから出ていく選手は、ジェソク、ウィジョ、中村、藤本、田中、そして今日、ついに今野が磐田に完全移籍、という情報が流れました。
小文字で書いた選手以外は、私としては納得の移籍です。
ものすごく寂しいけれど、これまで本当にお世話になったし、大好きだったし、ガンバの選手でいてくれたことが自慢でした。でも、出番を失い、ベンチ外にさえもなっているベテラン選手が、出場機会を求めて移籍するのは止められない。
きっとこの移籍は、ガンバ自体が変わらなくちゃ、という意思の表れだと思うことにします。
過去にタイトルはとったけれど、ガンバはまだ「強豪」と呼べるほどの確固たる強さはない。むしろJリーグには確固たる強さなんかないチームばかりのように思います(鹿島は確固たる強さがあるかも。でも、飛び抜けて強い訳ではなく、安定して強い感じ)それがJリーグの魅力だし、おもしろさだという気がしないでもないです。
人(選手、監督とスタッフ)が変わっていくことで、サッカーのスタイルも変わる。変わること、変えることを恐れないでいることが、むしろ強さにつながっていくのではないでしょうか。少なくとも、同じメンツ、同じスタイルに安住していれば、後退と劣化を招くことを、ガンバは身にしみて感じていて、それが大勢の移籍につながっている、と信じたい。
しかし、「困ったときにはなんとかしてくれるはず」と計算できるベテラン選手が、これほどまでに抜けてしまった今、やはり補充だか補強は必要でしょう。
本来ならばシーズン前にやっておくべきだったのかもしれないけれど、もうしかたない。

いまいる選手たちが、自分自身を、そしてガンバを、変えよう、成長させよう、という気概をもって後半戦に臨むことを、祈るような気持ちで期待しています。
 

 東京メトロ内で消音でDAZN観戦。えーっと地下鉄車内ではなかなか試合が、じゃなくて画像がスムーズに流れません。カクカク画像もしばらく止まって、いらだちマックス。たぶん試合もいらだつような内容だったんじゃないかな、前半は。
 帰宅してWiFiでつないだところで、小野瀬に代わって遠藤登場! いや〜〜〜さすがでしたね。中村、食野、ウィジョ、福田がとたんに「連携」とかいうものにめざめ始める。ただパスがつながるだけじゃなくて、緩急が出来始めて、いなすプレーなんてのもできるようになる。1対1で仕掛けるのはすごく大事なんだけれど、でも、仕掛けて突破できたとしてもそのあとどうするのかあんまり考えてないのかな、若い選手たちは、とか思いました。前への突破一本やりではゴールは生まれにくいですよね。小野瀬(だけじゃないけれど)はまだインサイドハーフの役割とかポジショニングとか、よくわかってないんじゃないか、と心配になりました。
 遠藤をアンカーポジションに、倉田と矢島がピッチ全体を見渡して、ほかの選手たちを動かすことによって、後半60分以降はガンバのペースに。中村と福田の突破力が活きるようになりました。
 得点はその福田の突破から。矢島経由でつないで、矢島が出したパスで右サイドゴールラインぎりぎりまで運んでウィジョを狙ってバックパス。清水の選手がたまらず足を出してのクリアが弱くて、それを矢島が足を振り切って決めました。
 矢島、ガンバ初ゴール!!!
 昨年ガンバに移籍してきて、でも出場機会がなくて、仙台にレンタル移籍して、怪我してまた出場機会がなく、今年ガンバに戻ってきて、そして今では欠かせない選手に。この決勝ゴールは、矢島にとってはもちろん、ガンバにとってもとても大きい。ありがとう、矢島。

 その後にフランス、ボルドーに完全移籍が決まり、この試合がガンバ最後の試合となったウィジョさんが「ファン・ウィジョ、オ〜オ〜〜〜」のコールに応えてゴール裏に挨拶に行き、選手たちもみんなまたピッチに集まって記念撮影。そして胴上げ。
 涙が出ました。
 ウィジョ、あなたのガンバでの初ゴールを私は現地で見ましたよ。
 うまくいかないことも多かったけれど、昨シーズンはあなたのおかげでガンバはJ1に残留できました。
 本当に本当にありがとう!!
 新天地での活躍を祈っています。
 ボルドー、チームはよく知らないけれど、ボルドーの街はこじんまりしてとってもいいところです。海も川(泥川だけれどね)もあって、食べ物は美味しくて、ラーメン屋さんもある。どうぞキャリアアップをはかってくださいね。
 そして、ガンバに噂ではあるけれど、たくさんの移籍金を残してくれてありがとう。
 さ〜て、この移籍金でどんな選手を獲得するのかな〜〜〜?
 

オ・ジェソク選手、田中達也選手、そしてファン・ウィジョ選手とつぎつぎとガンバから選手が流出しています。
(田中達也選手の大分移籍については、報道されている記事を読む限りにおいては、なんだこの人、選手として以上に社会人としてどうなん? 論外って感じがするのでふれるのはもうこれきりにします。事情があるならちゃんと発表したらいいのに) 
ジェソクやウィジョは複数年いて、本当にお世話になった選手たちなので、別れは辛いし悲しい。
でもね、ここはポジティブに考えようではないですか!
ガンバは今、これから5年後もクラブとして成立していけるかどうかの正念場にさしかかっています。
若手たちには、未来のガンバの主力となる大きなチャンスが到来しているのです。
ここでトップチームの主力の座をつかむことで、若手たちはこれからのガンバの屋台骨になれるはず。
もしかしたら2019年は、ガンバの大きな節目になる年かもしれません。
それをちゃんと見届けよう、という気持ちになっています。

食野亮太郎、中村敬斗、高江麗央、高宇洋、福田湧矢、高尾瑠、高木彰人、そのほかにもいっぱいあげたいけれど、割愛。とにかく期待している。ガンバを頼みます!! 

↑このページのトップヘ