Glamorous Life

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2019年07月

日本を出てから17日目。いよいよ今日帰国の飛行機に乗ります。まだリヨンにいて、空港まで直行の列車に乗り、飛行機に乗らなきゃいけないから、「無事に旅がおわりました〜」と宣言するわけにはいかないけれど、ほぼ全日程を終えたことになります。少なくともやろうと思っていたことはすべてやりつくしました。
2014年から「ひとりでできるもん」の海外一人旅を始めてから、 今年で6年目。毎年のように海外には出かけていますが、実はひとりで行動するのは2014年(スウェーデン)、2016年(フランス)と2回しかなくて、今年は3回目。2014年も16年もそして今年もまったくひとりで行動していたのは10日程度です。友人と一緒だったり、海外の友人宅でしばらく過ごしたり、CONIFAの大会後だったりと、全行程ひとり旅ということは実はやったことがありません。今回の旅も前半は友人に誘われて2人でギリシャの島バカンスを楽しんできました。アテネの空港で落ち合って、ベルリンにいくという友人とアテネの空港で分かれて私はフランスへ。ちょっとかっこいい? と2人で頷き合いましたよ。旅慣れている友人といっしょだと、気楽だし、心強いし、何がありがたいって「トイレに行ってくるから荷物見ていてくれる?」とか、レストランで多品種を注文してシェアできるのがとっても助かります。ひとりだとごはんが困る。定食を頼むのが一番安上がりなんだけれど、たいていスターターでおなかいっぱいになってしまって、メインに行きつかず(それでもデザートは入る)、無理に食べると翌日まで膨満感が残る。私も年をとったのです。
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(レンヌでホテルの人に教えてもらったパン屋さんは、セルフサービスのワンプレートブランチをやっていて、サラダ、メイン、パン、ジュース、紅茶かコーヒー、スープ、デザートを好きなだけ選んで食べられます。これで15ユーロ。大満足でした。とくに右端のガスパチョがおいしかった!)

3回目の12日間ひとり旅となった今回、 自分の旅のしかたで気づいた変化がいくつかあります。
その1、認めたくないけれど、やはり毎年体力は落ちていく、ということにとくに今回は気付きました。以前のように、あれもしたい、これも見たいと詰めこむがむしゃらな日程はこなせなくなりました。 そんなことをすると必ず3日目くらいに息切れする。ひとり旅で何がいやって、体調を崩してしまうことです。からだが弱ると気持ちも弱る。ひとりだと辛いしこわい。なので、夜に劇場にいくとか、試合観戦があるときには、観光は午前中にして、午後の数時間をホテルの部屋でくつろいで過ごすことにしました。そしてごちそうを食べるのは3日に1回にして、あとはほどほどの腹八分目。もちろんお酒を控える。無理して控えているわけではなく、飲みたくない。レストランに入って「お飲み物は何になさいますか?」と 聞かれて「水。それだけでいいです」とふつうに答えてしまう。「まずはビールお願いします」とか言っていた昔がなつかしい(←半分嘘)
その2、ひとりでいることを恥じず、恐れなくなった自分に気付きました。3年前EURO観戦でリヨンにきたときには、東洋人の女性が、ひとりで、男子サッカーの試合を観戦している……物好きと思われているだろうなあ、なんで来ているんだと思われてるんだろうなあ、とかやたらと気にしていたのですが、昨晩、最後の観戦を終えてスタジアムから満員のトラムに乗っているときに、「あれ? 私ひとり観戦を別にたいして気にしていないんじゃないか」と気付きました。 周囲はカップルか家族づればかり、欧米人だらけ、しかも私、日本代表ユニとか着ちゃっている(爆)。そんな場違い感に帰る間際に気づくという。
レストランにひとりで入ってごはんを食べることにも、ずいぶんと余裕が持てるようになりました。やっぱりじろじろと見られるし、私がフランス語を解さないと思っているのか、「中国人かしら? でもひとりっていうのは変ね」「何を食べてるのかな?」とかひそひそ、じゃなく結構大声でしゃべっている隣のテーブルの会話が耳に入っても、そちらの方向ににっこり笑って「ボンジュール私は日本人」とか言えるようになりました。 
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(レンヌのスタジアムは運河沿いの公園の先にあります。家族づれとともに川沿いの道をのんびり歩いていくと、そこがスタジアム。行き帰りの道を歩くのさえも楽しかった!)

 その3、わからないこと、知らないことは大声で聞けるようになりました。私はひどい方向音痴です。グーグルマップのおかげで最近はなんとか目的地に到着できるようにはなりましたが、そもそもグーグルさんが示している方向がわからなかったりもする。で、以前はスマホの画面をしばらく眺めたりしていたのですが、最近はひとを見定めてから「○○はこっちの方向ですよね」と聞いて確かめるようになりました。地下鉄やバスのチケットの買い方や改札の通り方がわからない、というときにもまず聞く。前は逡巡があったのだけれど、今回はまったく逡巡なしに「わからない」→「聞く」が脊髄反射でできるようになりました。グーグルさんより、ガイドブックよりも現地で暮らしている人の情報のほうが確かです。 
この3点が改善(?)されたことにより、今回はずいぶんと気持ちにもからだにも余裕ができて、精神的にストレスが少なく、体力的に楽でした。 
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(パリの猛暑がひと落ち着きした日に、パリ在住のお友達のところでごはんをごちそうになりました。アパートの窓からは見事な夕焼けが) 

だから歩くことが楽しかったです。まわりを観察しながら歩く余裕ができました。 旅の醍醐味って、たぶん歩く速度で周囲を観察することだと思います。おもしろいもの、知らないものがあれば、立ち止まって観察し、好奇心が抑えきれなくなったら「あの、それなんですか?」とか聞く。それが楽しい。異国の女がひとりで「それ何?」とか聞くと、たいていびくっとかされるけれど、こちらがニコニコ笑って、「もしかしてこれって〜?」とか聞くと、苦笑して「いやいや、ちがうよ」と教えてくれる。別に知ってどうかなるってことじゃないけれど、なんかそういうことが楽しい。歩いて観察し、ググるより前に人に聞く。そういうことができるから、ひとり旅は本当に楽しいです。
 
最後にパリで宿泊していたホテルのバルコニーから眺めていた風景。エッフェル塔って醜悪ってずっと思っていたけれど、なんだか親しみがわきました。バルコニーから部屋に入る窓をうっかり外からしめてしまって、部屋に入れなくなり、フロントに電話をかけてあけてもらったのは今回の旅の最大の失敗。フロントのお兄さんに「ほんとに気をつけてくださいよ」と怒られました。スマホとWiFiルーターを持って出ていてよかったー!
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パリの炎暑がようやく落ち着いたところでリヨンに移動したら、なんとこちらは「記録的猛暑」が継続中。今日も予報は最高気温35度を超えるそう。観光に行こうかなと思っていたけれど、昼からイベントに誘われていることと、ホテルがなにせ中心部からとても遠いこともあって、ホテルライフを楽しむことにしました。リヨンは3年前のEUROで一週間滞在し、ほぼ全域を観光しつくしたはずなので。本当に美しい街です。グルメの街として有名ですが、風光明媚という点でもたぶんフランス屈指。コンパクトにまとまっているし、適度に都会で、適度に地方都市で、静か。好きだなあ。暑いのはかなわんけど。
滞在しているホテルはレストランが有名で、とくに「焼き物」に関してはなんかの賞をとったシェフが担当しているとのこと。だもんで、今日はランチに羊の炭火焼きを堪能してから、イベントに参加してその後にスタジアム入りをすることにしました。
なので、昼までガンバの天皇杯讃岐戦を同志が実況中継してくれるのを眺めながら、この旅行で読んだ本の記録をつけておこうと思います。
 
「三つ編み」レティシア・コロンバニ著  齋藤可津子訳 
2017年フランス出版界を席巻した映画監督の小説デビュー作品、だそうです。インドの不可触民、シチリアの「伝統的」な父系家族に育ち、毛髪加工会社を立て直すことになった女性、カナダのばりばり活躍中の弁護士。地理的にも社会階層的にもなんの接点もない3人の女性たちが、髪を通してつながる、という物語です。3人の話は並行して進み、最後まで接点がない。そして最後の最後につながり、三つ編みとしてからみあうのです。ル・アーブルに行ったとき、列車のなかで読み始め、続きを読みたくて試合から帰ってからベッドで読み始め、「早く寝なくちゃ、明日はパリに移動だ」という「理性」の声が聞こえなくなるほど夢中にさせてくれました。フェミニズム小説なのだけれど、「だから男性は〜〜」という非難するのではなく、女性の強さを感じさせてくれる内容です。

「水底の橋〜鹿の王」上橋菜穂子著
出版されてすぐに購入していたのですが、旅行中に読もうとがまんしていました。ホッサムとミラルの関係はどうなるのか? リムエッレはオタワル医術をどう守っていこうとしているのか? 医術、宗教、政治はどう影響しあうのか? 「人を救う」とはどういうことか? そんな問題を提起する物語です。上橋さんの小説はいつも問いかけ。ハッピーエンドなのだけれど、決して答えを出さない。そこが好きです。

「あの素晴らしき七年」 エトガル・ケレット著 秋元孝文訳
ケレットの日記のような、エッセイのような、超短編小説のような一冊。息子が生まれ、父親が癌を宣告されて亡くなるまでの7年間の出来事をつづっています。ポーランドのユダヤ人で、戦争中に収容所を経験して生き延びたお父さん、イスラエルで生まれ育った息子、世界的人気作家&映画監督になって世界中を飛び回るエトガル、喧嘩しながらも支え合うエトガルと妻、家族の話を中心に、ユダヤ「人」であること、イスラエルで暮らしていること、ユダヤ教との関係、ヘブライ語で書くということ(エトガル・ケレットはすべての作品をヘブライ語で書いている)そんなことをユーモアたっぷりに語っています。実は再読。開いたページから1、2篇呼んで、なんだかほんわかして、でも突き刺さるものがあって、1日刺さったものについて考える、それが快感、という小説です。

「ヒストリエ」10冊 岩明均
アレクサンダー大王の副官だった実在の人物エウメネスの生涯をたどった漫画です。「寄生獣」の岩明先生がデビュー前からあたためていた題材らしい。寄生獣はまったく私ははまれませんでしたが、こちらはおもしろい。まだ続くんですよね、待っていればいいんですよね?

「憂鬱な朝」全8巻 日高ショーコ
フランスにいく前にギリシャを旅していたのですが(だから「ヒストリエ」をダウンロードしていったわけですよ)同行者がBLを読みまくっていて、以前から勧められていたこれをわざわざギリシャでダウンロードして読みました。サントリーニ島での思い出は久世暁人と桂木との関係で頭の中が彩られましたよ。たしかにおもしろかった!!でもBLにははまれないかもしれない。

「アメリカーナ」 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ 著 くぼたのぞみ訳
これも再読。アディーチェのたぶん最高傑作、いまのところの。イフェメルとオビンゼの関係を軸にした大河ドラマなのだけれど、同時にアメリカにおける「黒人」と「白人」(かっこつきにしている。肌の色だけでそんなに単純な分け方はできない)、アフリカとほかの欧米世界、旧世代と新世代、それらの関係を軸にした大河ドラマといってもいい。

「ベルリンは晴れているか」深緑野分著
うーん、はまれなかった。なぜだろう? ユダヤ「人」迫害についての掘り下げが浅いからかなあ。主人公にも共感できず。でもきっと小説としてはおもしろいのだろう。

ほかにも田辺聖子にオマージュを捧げて「姥ざかり」と「姥ときめき」、アディーチェの「アメリカにいる、きみ」なんかも読みましたが、ちょっと疲れてきたのでこのあたりでメモおしまい。

 

昨晩はリヨン@パルク・オリンピック・リヨネーズで準決勝第一戦、USA vs イングランドが開催されました。またもや日本女子代表ユニを着て参戦してきました。となりにはありがたいことにスイス人の男の子が座っていて、「日本は残念だったよね」とまた鋭くえぐるような一言があったのですが、とりあえず隣がUSAユニを着ていない人でよかったです。
スタジアムは私の見たところ、7割がUSAサポーターたちで、1割がイングランド、残りがフランスをはじめとする多国籍軍。当然、スタジアムに響きわたるのは「USA USA」のコールで、イングランドのサポーターの声はかきけされていました。なんでもベッカムが来ていたとか。パリのスタジアムにも来ていたけれど、リヨンにも来ていたのかな?
さて、試合のほうははっきりいって五分五分、どちらに転んでもおかしくなかった。ぎりぎりオフサイドでホワイトの得点が取り消されたのと、イングランドのpk失敗がなかったら、イングランドが決勝進出だったかもしれません。イングランドの右サイドバック、2番ルーシー・ブロンズと、7番ニキタ・パリスがとても気に入りました。8番のジル・スコットのポジショニングにもうなりました。一方のアメリカで印象に残ったのは、クリステン・パリス。昨晩は先取点をあげましたが、それだけでなく運動量も守備もすばらしかった。ラピノーの代役? いやいや十分に主役級でしょう。
今日は準決勝第2戦、オランダvsスウェーデン戦が同じくリヨンで開催です。
実はアメリカから大挙してサポーターが押しかけたために、ホテルがまったくとれず、街はずれのスタジアムと正反対のところにあるホテルしかとれませんでした。地下鉄の路線の終点から終点まで乗って、そこから歩いて25分。ちょっとこりゃ深夜に一人で帰宅はきついなとほんと不安で、やむなくUberを久々に使ってしまいました。ホテルのフロントに「なんでUber使わないの? それが一番だよ」と言われたこともあり。今日の観客数はぐっと減りそうですが、気を引き締めていってきます! 

サッカーの主だった世界的大会を現地観戦すること、そして世界中のいろいろなスタジアムにいくことが私の生涯の目標なんで(くだらんとか言わないでくださいね)、FIFA女子ワールドカップにいくことを8年くらい前から考えていました。8年前、そうドイツで開催され、日本が優勝したあの大会からです。今回の大会もやっぱり無理かなあと思っていたのだけれど、1ヶ月ほど前にSHUKYU Magazineという雑誌に女子サッカーについての記事を書きながら、「いま行かないでいつ行くんだ!」と思い立ち、急遽チケットから宿から航空券を手配。準決勝以降がなかなか厳しかったけれど、まあ、なんとかなるだろうときてしまいました。
残念ながら日本代表は敗退してしまいましたが、それでもどの試合も思っていた以上にレベルが高くて、雰囲気もとってもよくて、無理を通して来てよかったとしみじみ。2年前にUEFA EURO観戦でやはりフランスに滞在していましたが、女子ワールドカップのほうが正直ずっと楽しくてサッカーそのものを楽しめています。 
こんなに楽しいと思える理由を考えたのですが、一つはスタジアムがほのぼのとしていることです。Jリーグも含めて、子連れ、家族づれ、お年寄りの観客がこんなに多い大会を見たのが初めてです。パリで行われた準々決勝フランスvsアメリカ戦には、アメリカから大勢の家族づれが訪れ、サッカーをやっているという娘たちを連れた親子がスタジアムにあふれていました。いまさらながらアメリカの女子サッカー人気を感じましたね。フランスの少女たちもチームでまとまって来ていて、上は代表のブルーユニ、下は自分たちのチームのパンツをはいていたりして、やはりサッカー人気の高さを感じました。
試合前に、出場チームの看板選手が「Living Diversity」宣言をします。「私たちは性、人種、生まれ、育ち、国、社会階級などすべての差別に反対します。スポーツを通して多様性を生きることを誓います」というのをそれぞれの言葉で宣言するのです。初めて聞いたとき、感動のあまり目頭が熱くなり、2回目に聞いたときには思わず涙をぬぐいました。女子サッカー選手がこれまで(そして今も)どれだけそういった差別にさらされてきたかを思うと、Living Diversity宣言はとても重いし価値があります。
アメリカ代表選手からは、ラピノー選手が宣言をしました。ずっと以前から同性愛者であることをカミングアウトしています。移民排除や女性差別発言を繰り返し、多様性を認めないトランプ米大統領にホワイトハウスに招ばれたらどうするか、と記者に聞かれて「くそホワイトハウスなんかに行かない」と 言い切ったことで、大統領の不興を買ったことがニュースになっていた選手です。もうね、私は感動でふるえましたよ。ラピノー選手の宣言だからこそ意味がある。
明日からはリヨンに移動して準決勝です。イングランドvsアメリカとオランダvsスウェーデン。楽しみです。
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アメリカ応援団は試合前に隊列を組んで、チャントを組んで通りを練り歩いてスタジアム入りしました。

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レンヌのスタジアムはコンパクトながらとても見やすくて、雰囲気がよかったです。右端の看板にLiving Diversityとあります
 

まだフランスにいます。実はFIFA女子ワールドカップを追いかけて、日本代表敗退後もフランス国内を転戦しています。どの試合にもなでしこユニを着て、となりに座ったフランス人だかアメリカ人だかに「日本、惜しかったね」とか言われてムカつくという自虐的行為継続中です。
さて、レンヌでドイツvsスウェーデン戦の前に同志からの実況と、ガンバオフィシャルの速報で歓喜の快勝を知りました。レンヌのWiFiではDAZNが見られなかったので、3分ごとのリロードを必死に繰り返して試合を追いかけ、ウィジョの復活に乾杯しました(水で)
昨日パリに帰ってきて、ようやくダイジェストを見ましたが、遠藤のアンカーがとっても効いていて、しかもこれまで以上に試合のコントロールがすばらしい。2点目の倉田に出したパスが絶賛されていますが、もちろんそれも絶賛物ではありますが、それ以外もポジショニング、プレッシング、試合コントロール、 ますますの円熟味がうかがえました。毎試合、どんな対戦相手にもこれができるか、というとそうではないかもしれませんが、宮本監督のこの試合でのヤット先発起用はあたってましたね。
私はそれ以上に、倉田と矢島の存在に目がいきました。ヤットさん39歳と20歳前後の食野 、中村、高尾などをつなぐ役割をこの2選手は果たしていたように思います。とくに倉田は、自分が使われ、若手を使う、という役割を豊富な運動量と技術とで果たしていました。矢島はまだちょっと遠慮があるのか、ヤットさんに使われるのはあまりうまくいってなかったかな。若手を使うのはうまかったけれど。
この試合、目をひいたのは田中達也TTでした。同志によれば8本のクロスをあげて、そのうち1本がウィジョの3点目だったとのこと。速い、前を向く、強引、そして正確なクロス。大きな武器を持っていますね。そのクロスに合わせられる駒が増えれば、得点はもっと増えるはず。右に田中、左に藤春のスピードを特徴とする選手がいると、 攻撃のパターンはグッと増えますね。
ともあれ、1失点したとはいえ、ベテランと若手を中堅が融合させるという長年のガンバの課題を少しずつ解決していることが垣間見えて、いい試合でした。
つぎはFC東京戦。東京開催にもかかわらずたぶん私は不参戦ですが、チーム状態が上向きであることを信じて応援します! 

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