もしもセレッソ戦とスタメンと布陣が変わらなかったら、さすがに見限ろう(何を、誰を、とは言いませんが)と思いながら、昨日は静岡に向かっていました。はい、「4年に1度ではない、一生に一度だ」という宣伝文句に誘われて、ラグビーW杯のチケットを購入してしまったのです。南アフリカのグループチケット。昨晩はエコパで南アフリカvsイタリアを観戦してきました。
その間もガンバの試合経過に余念がない同志。後半に入って、南アフリカのすばらしい3トライ目が決まると、「倉田、先制!」と試合速報画面をそっと見せる同志。そして4トライ目が決まってスタジアムに歓声と悲鳴(イタリア側)が響いている最中に、私の耳元で「宇佐美が得点しました」とささやく同志。押せ押せの南アフリカの攻撃の最中に「3点目、アデミウソン!」と今度は結構大声でさけぶ同志。たぶん周囲の人は「アデミウソンっていう選手、おったかな?」とかいぶかしんでいたのではないか。
帰り道、愛野駅まで歩く中、ガンバの試合をスタジアム観戦をしていた方から「5ー0勝利です」という、メールをもらって、えええ〜〜〜〜!とのけぞる私たち。藤春と千真のゴールとは、予想もしていなかったです。
東京に帰る最終の臨時列車を待つ間に掛川駅で後半のみDAZN観戦。その後、新幹線車中で全て観戦。5得点どれも美しいゴールだったし、連動した中で取れたのはよかった。
大量得点での勝利以上にうれしかったのが、結構長くベンチをあたためていた矢島がいきいきと楽しそうに、そして守備では相変わらずからだを張ったプレーを披露していたこと。
そして福田が前へ前へと仕掛ける姿勢を見せたこと。
高尾がこれでもかというくらい攻撃参加していたこと。(まだちょっと守備はこわいが)
小野瀬とアデミウソンが前に仕掛け続けたこと。
そしてそして倉田がチームの中心である存在感を90分間示し続けたことです。
全員、前を向いていました。バックパスがとても少なかった。
前に走る、前に仕掛ける、前にパスする、今のガンバに必要な姿勢はそこじゃないでしょうか。
だから交代が全部前の選手っていうのがきのうはよかった。3点とっても守りに入らなかったから、5得点できた、ともいえます。
浮かれてはいられません。倉田選手が言うように「続けていかねば」です。なんせお尻に火が付いているのです。
ガンバは勝つとなんかだらだらしてしまうのか、つぎの試合がひどいことが続いています。今年、リーグ戦で連勝がないのはそのせい。
すぐにルヴァン杯準決勝がやってきます。対戦相手はまたもやコンサドーレ札幌。矢島選手が試合後に言っているように、コンサがこのまま何も手を打たないはずがない。
前を向くこと、前に仕掛けること、それを続けていってほしいです。

あ、最後にひとこと。宇佐美選手の得点は、コンパクトなひざ下の振りから強烈な弾道というさすがのシュートでした。もっとできるはず。もっと成長しているはず。どうかもっと見せてください。