Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2020年07月

今日は東京都の感染者が400人超え。昼前にケータイに届いた速報に少し落ち込んだのですが、とりあえず今日締め切りの仕事をせねばならないので、ケータイをしまって仕事にだけ集中しました。(で、さっき終わって納品した)
この半年間、極力自分に言い聞かせているのは「いま、現在、自分がやらねばならないことに集中しよう」ということです。

3月から、毎朝目覚めたときに、ベッドの中で考えてしまって不安になる日々が続きました。
もっと感染が広がるのか?
経済の落ち込みは歯止めがかからないのか?
世界情勢の不安定さは増していくのか?
これからどうなるんだろう?
こんなことやっていていいのだろうか?……

だけれど、明日のことはわからない、ということを思い知ったこの半年。
メディアで流れてくる情報や、政治家の話や公式発表を見れば見るほど、聞けば聞くほど不安は増すばかり。
だから、明日のことで気を揉み、思い煩い、不安に苛まれることを断ち切ることにしました。
「いま」に集中する。
今、私ができることをする。
今、私がやらなくてはいけないことをする。(まずは手洗いとマスク)
今、見つけられる楽しみを味わう。
今日を無事に乗り切る。
もうそれでいいんじゃないかと思うことにしたら、ちょっと気が楽になりました。 

ということで、7月も今日でおしまい。
雨ばっかりの1ヶ月でしたが、なんとか無事に乗り切りました。
そして昨日、姪っ子夫婦に、とっても健康そうでかわいい赤ちゃんが生まれました。
今しか考えないなんて言ったあとになんですが、この子がすくすく、たくましく、いきいきと生きていける世界でありますように! と送られてきた画像を何度も眺めて祈っています。
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 遠藤保仁選手40歳が、めでたく単独最多出場記録を更新中。フィールドプレーヤーで23年も現役で、しかもまだJ1でスタメンを張っている(こともある)ってなんか化け物です。それを記念するインタビュー動画で「いつまでやるんですか?」という誰もが聞く問いに、相変わらずひょうひょうと「とにかく目の前の試合に出たい。それだけ」と答えたのを聞いて、私はジーンとしました。
 私は何も遠藤選手のような輝かしいキャリアがあるわけではなく、サッカー選手とライターじゃあ比べようがないのですが、66歳半ばの今、昔の知り合いに「まだ仕事をやっているんですか〜(呆)」と言われたり、自分で自分に「いつまでやるんですか?」と、ときどき聞くことがあるのです。
 キャリア30年(フリーランス歴。OL時代を入れたら42年)で、できればもう少しやっていきたいと思っています。でも、あと何年やっていこうとか、そういうことを考えることはしない。ウィズ・コロナを生きていく上で、明日のことはわからないから。遠藤選手と同じく「とにかく目の前の仕事を精一杯やるだけ」。いただいた仕事、声をかけていただいた役目、それを自分ができるかぎりでやっていくだけ。
……なーんてくさいことを書いているのは、いま仕事が立て込んでいて、いささかお疲れだから。余裕がない。体力はどうしても衰える。目はかすむし、1時間座りっぱなしだと腰も痛くなる。徹夜したら一週間使いものにならない。体力が衰えると、メンタルも弱くなる。ちょっとしたことで凹んでくよくよ悩む。一番いけないことだとわかっているけれど、「こんな私でいいんですか?」とか言いたくなる。
 そして聞こえてくるんですよ、耳鳴りのように。
「まだやってんですかぁ〜(呆)」というあの声が。
 でもね、負けないようにします。自分に。
 と、一人愚痴をこぼして気を取り直し、お昼ご飯食べてまたがんばろう。
 

ガンバ 2−0 神戸

試合終了後、ポゼッション神戸61%、ガンバ39%というスタッツを見て、ガンバはこういう試合をするようになったんだ、と感慨深かったです。
ガンバがポゼッションをとって、試合を押し気味に進めながら、得点が遠く、最後にとどめを刺されていたゲームがなんと多かったことか!(あ、昔話です)
ずーっと押され気味で、ヒガシがだんだん神がかってきて、神戸の古橋選手の決定機をはじいて外に出したときに、何かが降臨した!と画面を拝みましたよ。
高尾選手のロングパスからワンタッチで小野選手のゴールもすばらしかった!
そして同志に、これまで見た宇佐美ゴールで3本の指に入るスーパーゴール、といわしめた86分のロングシュート。あれ、何ですか? 軌道とスピードとコースが全部「アニメで見たことあるよ、こういうシュート」と言いたくなるほどのすごさ。神戸GKの指先をかすめるようにゴールネットの上の方を揺らしたあのゴールシーンを、私は冥土の土産にします。
神戸キラー宇佐美の本領発揮ですね。

つぎは首位川崎との対決。
正直、あんまり勝てるイメージがわいてこないのですが、まあ胸を借りるつもりでいい試合をして欲しいです。いまのガンバならきっとできる、とってもいい試合が。

 

ガンバ大阪 1−0 サンフレッチェ広島



スタジアムがどよめいて拍手が大きく響いたシーンが3つ。
1)遠藤選手のミドルシュート(外れたけれど)
2)後半の後半、サンフレッチェに攻め込まれ続けたときに危うくオウンゴールかと思ったところを体をはってゴールライン上で止めてなんとかかき出したとき
3)ロスタイム5分でガンバがまだ攻撃を狙っていたとき

もちろん宇佐美選手のすばらしいCKからの三浦選手のヘッドが炸裂したとき
倉田選手の惜し〜〜〜いシュート(その前の攻撃もとてもよかった)が外れたとき
福田選手がからだを張って右サイドの攻撃の芽をつんだとき
東口選手のもう「美技」としかいいようがないスーパーセーブいくつか(ヒガシのスーパーセーブ数はたぶんリーグ断トツトップ。15点くらい防いでいるような気がします)
どれも素晴らしかった。
ゴールシーンも含めてどれもスタジアムの拍手は大きかったのですが、1)〜3)のシーンで画面越しにどよめきが伝わってきたとき、ああ、いまスタジアムに集まった5000人弱の観客のかたたちって、本当にサッカーのことが大好きで、ガンバを愛している人たちなんだなあと思いました。
スタジアムにいっていないのでこれは推測でしかないのですが、ガンバだけでなく広島の選手のいいプレーにも拍手が起きているように思います。サッカーが好き、サッカーを楽しんでいる、という雰囲気が伝わってくるのはそういうところです。

1−0で勝つ試合がドイツでは一番評価が高い、という話を読んだことがあります。これまでだったら、ガンバが前半1点差でリードして、後半に入ると、なんだかサンドバック状態になってちっともサポーターのいるゴル裏に来てくれなくて、むこうのほうで「あああ〜〜〜」とかいう声が聞こえたら失点、逆転なんてことが多かったのですが、きのうはものすごく攻め込まれたのにもかかわらず、なぜか落ち着いて最後まで試合を見ることができました。後半の80分過ぎからは「ああ、ドイツで理想の1−0ゲームになるかも、なってほしい、いや、なるよ!」と思いながら画面を見つめましたもん。
交代カードを切るタイミングはちょっと遅いかなと思ったけれど、ピッチの選手全員のあの気迫を見ると替えるのを躊躇する宮本監督の気持ちもわからないでもなかったです。
これで3連勝。私のガンバサポ歴20年ほどで、もっとも開幕ダッシュ率が高いシーズンです。記憶にある限り、ですが。セレッソ戦、名古屋戦はいらいらしたし、清水戦も勝ったものの「どんなチームにしようとしているのか?」とか思ったりしましたが、大分戦と広島戦は気持ちよく応援できました。

そこでガンバクラップをめぐるすったもんだです。Jリーグ側の決定と、ガンバ側がそれをのんでやめた、というのはわかりますし、決定に従うことに異を唱えたりはしません。でもね、拍手と手拍子のどこが違うのか? どちらがどのように感染リスクが高くなるのか? よくわからなくてなんだかモヤモヤしています。試合終了間際、スタンドからいっせいに大きな拍手がわき起こる、あの瞬間にいつも感動します。最後まで走り切り、やり切ってほしい、と選手を後押しするあの拍手は、スポーツで気持ちをひとつに、というのを象徴しているように思います。
でも、それとガンバクラップの手拍子のどちらがリスクが高いのか?
もしかして、あの拍手もやめろって言われるのではないか?
そんなことになったら寂しいなあ。
 

ガンバ大阪 2−1 大分トリニータ

キックオフ直後からパスがつながるし、運動量も大分と互角かそれ以上だし、集中がとぎれないし、泥臭いプレーも全員がいとわないし、いや〜〜いい試合でした。
ハーフタイムに現地観戦の同志に「いい試合ですね」とメッセージを送ったら、「はい」とあっさりした返事だったし、その時点では1−1の同点だったけれど、DAZN画面からも(相変わらずとぎれとぎれですが)選手やベンチの気迫と4300人の観客の「楽しんでます!」という拍手が聞こえてきて、いい試合をみられてうらやましいなと思いましたよ。

相変わらず目立たなかったということでしたが、私はきのうのMOMの一人に矢島選手をあげたいと思います。4バックのアンカーポジションをとっていましたが、高尾選手があがればサイドのケアをし、守備から攻撃のスイッチを入れる前へのパス(ロングパスとショートを取り混ぜていた)ラインを押し上げ、もちろん守備でも貢献していました。
3バックだと、ふと気づくと5バックになって、ペナルティエリアのところにべったり何人もはりつき、クリアしても前線に人がいないからまた攻め込まれるという悪循環だったのですが、きのうのような布陣で矢島選手がアンカーに入ると、重心がずいぶん前にいっていると感じました。セイフティにクリアするところと、リスクを背負ってパスを出すところの判断も良かった。4バックの右サイドの攻撃が一時多かったのは、矢島選手が守備のときに狙われやすい高尾選手に攻撃参加させ、小野瀬、井手口選手とからませることを何回もやっていたからではないか。

宇佐美選手、今季初ゴールおめでとう! そして果敢なスライディングによるボール奪取から、すばやくアデミウソン 選手にクロスを入れ、それをアデがみごとなショットで仕留める、あのゴールシーンだけで3日間恍惚にひたれそうです。

またすぐつぎの試合がやってきます。今季は変則的な日程だし、5人まで交代枠があるというのもかえって采配がむずかしいかもしれませんが、それはどのクラブも同じ。宮本監督のシーズンを通した戦略と戦術に期待しましょう!

あああ、それにしても、スタジアムの雰囲気すごくよかったなあ。ガンバクラップも良かった。じーんとしながら画面の前で一緒にクラップしましたよ。
今季いつパナスタ観戦できるかわからないと思っていたけれど、きのうのパナスタの雰囲気を見て、やっぱり1回はぜったいに観戦したい!!と思いました。リスキーな地域に住んではいますけれどね。
 

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