Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2020年10月

昨日、たまたま見ていた韓国のドラマで聞いたセリフに5回くらい頷いてしまった。
「結局、私を幸せにするのは私しかいないってことに気づくまでに15年もかかってしまった」
ドラマのあらすじは、夫があちこちでこしらえた借金のために破産して家も親戚も友だちも失い、離婚して生活のために働かざるをえなくなった女性がバイトをいくつも掛け持ちしながら就職活動に励み、ついに正社員になるまでの奮闘記、なのだが、冒頭が結婚式のシーンで「きみを幸せにする」と新郎が新婦に誓うところから始まるところがポイント。
そうなんだよね、ほんと。私を幸せにするのは私しかいない。ほかの誰かに幸せにしてくれるのを期待しても、それはほとんどがかなわない希望になってしまう。私もそれに気づくまでに20年くらいかかった。まあ、夫は私に結婚するときもしてからも一度たりと「きみを幸せにする」なんてことは言わなかったし、言わないことが彼の誠実さで思いやりだったと私は感謝しているのだけれど。
ということはさておき、昨日から「幸せ」についてぼんやりと考えている。
「私はいま幸せだ」と感じたのは、もしくは感じるのはどういうシチュエーションだろう?
シーツやバスタオルなどの大物を洗濯して、青空の下で干しているとき。
プランターに植えた球根やまいた種が芽を出してすくすく伸びていくのを観察しているとき。
(自分の子どもや孫に限らず)赤ちゃんのぷくぷくした手足にさわっているとき。
「これは傑作だ!」と思える本のページを夢中になってめくっているとき。
インタビューで目を身開かされるような話が聴けたとき。
というようなシチュエーションを思いついたのだけれど、そこで気づいたのが、気持ちに余裕がないと幸せは感じることができないのだな、ということだ。
不安や心配事があるときには、幸せを感じる余裕がない。
それに加えて、幸せはきわめて個人的なことだということだ。私にとっての幸せは、あなたにとっては別にどうってことがない、もしかするとおもしろくもないことかもしれない。
だから、「私を幸せにするのは、私しかいない」というのはあたっている。
最近、おいしいものを食べてしあわせ、ということが少なくなってきていて、それはちょっと危険信号だろうか。

まず、DAZN解説の人、「2001年を最後にこのスタジアムでFC東京に勝っていない」と言い過ぎじゃない? 最初から最後まで、19年間勝てていない、勝てないジンクス……みたいな「解説」って試合に関係ないし、そもそも「ガンバが味スタでFC東京には勝てていない」というのはジンクス(英語jinxは基本、縁起が悪い人やものを意味しています)でもない。


それはさておいて、台風や大雨のときの味スタはそもそも「サッカー」ができる場所じゃないです。ネットでは自虐的に「タッカー(田んぼサッカーの略)」とか言ってますが、しかたないとはいえ、あのピッチでプロのサッカー選手が試合するのは酷じゃないですかね。ボールが止まるから、ドリブルは無理、パスをつないで、なんてほぼできない、最初っから最後までロングボールの応酬。開始10分で、こりゃーこの試合よくて0−0引き分けだよね、と「予想」を立てたのですが、そんな予想が前半のうちにひっくり返るのですから、タッカーもわからんわ。

記事補足:こういうタッカーを現地で経験したよな〜と記憶を探って、ああ、そうそうJ2時代の2013年、対ヴェルディ戦、3−2で勝っていたところ残り10分? くらいで雷と大雨のために試合が中断。30分ほどして雷の危険性がなくなったので試合が再開したのだけれど、どろどろびしょびしょのピッチで、なおもドリブルをしようと試みてはボールをとられてヴェルディに攻撃されることしばしばだった試合を思い出したのです。なぜもっとはっきりクリアしないのか、なぜボールを自陣から遠いところに蹴り出してキープしないのか、あと10分もないんだし、点差1点しかないのだからなんとかしろよ、とハラハラしていたら、案の定同点にされたどころか、あわや逆転かという試合が7年前にあったことを思い出しました。タイトルの7年前、はタッカーのことです。

試合終了後にPKを決めたアデミウソン がヒーロー・インタビューで「試合が始まる前から、今日の天候を含めたコンディションでは1点の勝負になると思っていた」と繰り返していましたが、その通りでした。
後半に入ると、ロングボールに加えて、フィジカルコンタクトといえば聞こえはいいけれど、ようするにぶちのめしあいの応酬が始まり、とくにFC東京のレオナルドとかいう選手には腹立ちました。ウチのルーキー、新人賞候補(と勝手に決めている)になんつーことをやってくれるんじゃ!!
味スタで繰り広げられているのがサッカーの試合ではなくなってきたので、途中からヤットさんが出場しているvs松本山雅戦をチラチラみてしまいました。3年前のガンバの試合を見ているようで、ユニフォームの色を見ていなければ、ガンバ(ヤットさん)が試合しているみたいでした。「困ったときも、困っていないときも、攻撃でも守備でも、とりあえずヤットさんに預けてしまおう」という試合。味方だけでなく、対戦相手もまずはヤットさんを見る、という試合。終わってみれば0−0でしたが、ヤットさん、なんと1人でパス108本!! ヤットさん、生き生きしていたから、ま、いいかな。
 
それはさておき、なんだかよくわからないうちに6連勝。あの〜〜〜いいんでしょうか? 慣れていないし、試合内容が??なので、不安ばかりが増しています。 



ガンバ 2−1 サガン鳥栖

めずらしくキックオフから最後のインタビューまでばっちりDAZNで観戦できました。邪魔が入らないように、電話関係全てオフにしたからね。
キックオフから終了のホイッスルまで、8割は鳥栖が主導権を握っていた試合。この試合もまた、相手のシュートミスとディフェンス陣のがんばりに、そしてこの試合はとくに鳥栖キラー、渡辺千真選手の「これぞ! ストライカー!!!」という2ゴールに救われました。
渡辺千真選手、J通算100ゴール達成、おめでとうございます!!!
98ゴールまででのぞんだこの試合前に、チラッとですが、もしかしたら100ゴール達成しちゃうかもねー、とか予想したのですが、同志には伝えませんでした。どうもね、同志に予想を言うとそれと反対のことが起こりがちなんで、 いいことは言わない、いやな予想はどんどん言う、という習慣が身についているんですわ。
この試合は、鹿島戦から6人スタメンを入れ替えて、そればかりではないでしょうが、3−5−2と布陣も変えてきた宮本監督。4−4−2でも3−5−2でも、後ろが重くなるのはもう「新生ガンバ」の仕様ですか?
今季初スタメンの菅沼と新里(ガンバでリーグ戦出場も初)両選手はすごい頑張っていました。守備はね。でも昌子ーヨングォン選手のコンビに比べると、攻撃へのスイッチの入れ方というか、クリアの判断というか、そのあたりがちょっと違っていたかな。後半に入ると、クリアボールはことごとく鳥栖の選手の足元におさまってまた攻撃される、というしんどい展開に。ポゼッション率が鳥栖7割、ガンバ3割という、かつてのガンバにはない率でした。
まあね、ぐでぐでボールを持たされて、ちっともペナルティエリアに迫れないでいるうちに、カウンターで仕留められるというかつてのガンバはもう終わった、ということにしておきます。
そしてこの試合、後半に入っていきなり私のテンションがぐぐぐーっとあがったのは、川崎選手が交代で入ったときです。しかも背番号34番、いきなり魅せる魅せる! 後半キックオフから15分くらいまでは、テンション高いまま興奮してました。
が、やはりね〜〜〜その後はずーっと鳥栖ペースで、川崎選手も自陣のペナ付近で守備に追われていて、せっかくの持ち味が出せず。川崎ゴールはお預けでしたが、いずれ見られそうな気がします。
他チームとはまだ1、2試合少ないガンバですが、一応4位。
うーん、ほんとに4位でいいのですか? と言いたくなりましたが、まあね、5連勝だし、いいことにしておこう。
さて、次節はFC東京戦。ルヴァン杯決勝進出で意気軒昂で、しかも2001年以来勝ったことがない味スタ。これぞまさに「試金石」の試合かも。

 

昨日行われた遠藤保仁選手の期限つき移籍にあたっての記者会見のまとめを今朝読んで、ガンバ大阪への感謝を何度も口にし、「ここ以上のクラブはない」と言い切ったヤットさんの言葉で涙腺が決壊した私です。
ヤットさんの「もっと試合に出たい」「もっと成長できるはずだ」という言葉を、朝から噛み締めています。このままガンバでレジェンドとしてたいせつにされる(言い方は悪いけれど、祭り上げられるという感じでしょうか)よりも、J2中位でもがいているジュビロに行ってイチからやってみたい、というヤットさんの気持ちが伝わってきて、そこでも涙腺決壊。
以前もヤットさんが最多出場記録達成直前のインタビューで「今、目の前の試合に出たい」という言葉に刺激を受けた私ですが、この記者会見でも大いに励まされました。(あの、突っ込まないでね。ガンバの、という以上に日本の至宝といっていい遠藤選手と、還暦をはるかに過ぎてまだぐでぐでしている自分を比べてどうするんだって言いたくなるでしょうけれどね)
ちょうど今、私自身が悩んでいたことに対して、前に進むスイッチを押してもらいました。ブラジルW杯前のインタビューで、ヤットさんがテレビカメラの前で言った「明日やろうはバカやろう」にもスイッチを入れてもらいましたが、あのとき以上にこの会見には強く背中をどやされた感じです。

ここ数年、私は仕事で周囲からよく「集大成」という言葉をかけられます。
「これまでの集大成として、この仕事をやってみませんか?」「集大成としてこの役職を受けてください」というようなオファーをいただくことが多くなりました。
たいへんありがたくて、 もちろんいただいたオファーは全部受けているのですが、「集大成」という言葉には実はときどき疑問を感じています。
そりゃ年齢とキャリア年数(40年を超えている)を考えたら、「集大成」って言いたくなるのもよくわかります。
でも、私自身はどんな仕事でも「この仕事でまた成長していきたい」といつも思って取り組んでいるつもりなんです。これまで積み重ねてきたものもたいせつだけれど、そこに依存したくない。集大成にするなんて嫌だ。むしろ新境地を開くつもりで取り組みたい。これまでの実績(ってたいしたことないけれど)をもとに、これなら楽々できるなんていうナメてかかって仕事をしたくない。
というところでいきなり話が介護に飛びますが、母のことを相談した医師から「安心と安全ばかりを求めたら、一気に老化が進行しますよ」と言われたことがあります。ボケても子どもがなんとかしてくれるだろう、しっかりした子どもがいるから大丈夫だ、と安心している高齢者はボケる確率が高くなる。つまずいたり転んだりしないために住宅を完全なバリアフリーにしたら、高齢者は筋力が衰えてほかのところでつまずいて骨折しがち。風邪を引かないようにと厚着して家にこもっていたら、糖尿病と心臓病、高血圧になるリスクが高まる。というのです。
ボケないようにするには、何歳になろうと新しいことに挑戦する。
つまずいて骨折しないためには、何歳になろうと筋トレと有酸素運動を欠かさない。
風邪をひかない(糖尿病や高血圧にならない)ためには、食生活に気をつけて、外出してしっかりからだを動かす。
「〜〜しないため」に用心して、あれをやらない、これもやめておく、もうできない、とするのではなく、もっと成長しよう、まだまだ挑戦を続けよう、と活動することが、実は一番リスクを回避できる生き方だと医師から教えられました。

「そうだ、まだまだこれからだ! もっと成長していこう」という気持ちを思い出させてくれたヤットさん、ありがとう!!
これからまた大きく成長して、またガンバに戻ってきてください。そのときを待っています!
 

ガンバ 2−0 鹿島


うーん、広島戦と同じく、東神スーパーセーブをありがとう、相手FW決定機を外してくれてありがとう、 と言いたくなるゲームでした。前半、ちょうど宇佐美選手が強烈なシュートをしっかり鹿島GK沖選手にブロックされたところからDAZNを見始めたので、「あれ? 今日も頑張ってるじゃん?」とか思ったけれど、それからあとハーフタイムまではすごい攻められている。でもってハーフタイムに前半のそれまでを見たら、何! 試合開始直後から攻められまくってるじゃないか! 
そして後半も、ああああ〜〜〜と目をおおうこと数回。正確に言うと2回。もうこれはやられたね、と恐る恐る指の間から画面を見たら、ヒガシ神がキャッチしていたり、CKになっていたり。ヒガシは神だから別格として、DF陣がほんとに頑張っていました。恐ろしいミスはあったものの、昌子選手も落ち着いてラインを下げるまいとしていたし、なんといってもヨングォン選手が拝みたくなるほどクリアしまくり。高尾選手も一回やばいっていいたくなるミスはあったけれど、体はってました。
そして小野瀬選手の浮き球チップから抜け出したパトリック選手がGKに倒されてPK。誰が蹴るのかな〜〜と思ったらパト自身がズドンと強烈なのを蹴ってました。ド真ん中に(汗)一応、「PK」っていう訳書を出した私のセオリーとしては、ど真ん中っていうのはないんですけれどね、PKでは。まいいや、沖GK左に飛んでくれたし。(と思ったら、パトはいっつもPKを左に蹴っているんですね。きのうだけど真ん中だったわけだ)
あのPKで救われました。あ、救われたのはガンバのディフェンス陣ですからね。ガンバのFW陣は猛省してください。
そして途中交代で出てきた3人が、攻め疲れの鹿島の選手を置き去りにして、終了間際にアデミウソン から渡邊選手のお手本のようなゴール。その前の矢島選手のボール奪取もよかった。ヤジシンの復帰がうれしいよ、私は。
そして最後に一言。
2012年降格し、2013年J2でのシーズンを始めるにあたって、倉田選手が「ガンバは変わらなければならない」と言ったことを私は今もはっきり覚えています。そのときに「ガンバを変えていくのは、倉田選手だ」と期待したことも忘れていません。遠藤選手がガンバから去るらしい今、その言葉をかみしめています。今節は鹿島に押されて、広島戦のような輝きは残念ながら見られなかったけれど、泥臭く、必死に走り回って守備に攻撃に奮闘していた倉田選手の姿から、新生ガンバを率いて支えていく気構えが感じられました。これからもキャプテンマークを巻いて、新しく変わっていくガンバを魅せていってください。 

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