Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2020年11月

ガンバ1−1鳥栖

相変わらずキックオフから10分ちょっとで失点。相変わらず、自陣でボールを奪われての失点。で、そのあと決まりそうで決まらずずるずる時間が過ぎていき、終盤になってからパトがようやく決めてなんとか勝ち点1をゲット。
川崎戦に比べると、なんというか試合のクオリティがあまり高くなくて、頭の中でずっと「来季はどうなるんだろう?」とぼんやり考えながらの観戦となりました。鳥栖のGKが朴選手じゃなかったら倉田選手や宇佐美選手のあの決定機が決まっていただろう、とか、バーにあたったあの菅沼選手のヘディングが入っていて前半のうちに追いつけていたら、とか、そういうことも考えたけれど、おもに私の頭の中を去来していたのは「来季の妄想」でした。
目の前の試合に集中せよ、という宮本監督のいうことは監督として当然なんだけれど、サポとして、そして川崎戦から立ち直っていないガンバサポとしては、目の前の試合にも来季のプランのほうが気になってしまうわけで。たとえば、アデミウソン のあとに獲得するであろう9番助っ人外国人選手はどんな選手になるのかなあ、とか。
この試合で川崎選手が先発したことを踏まえると、来季はよりいっそう「世代交代」が急激に進むと思われます。土台を支えるのは、倉田キャプテンをはじめ、東口、昌子、菅沼、藤春といったいまや「ベテラン」の域にある(はずの)選手たち、「中堅」である宇佐美、井手口(→たぶん、戦術井手口は継続されるでしょう)、矢島、小野瀬。そして「若手」がどれだけ土台の上で躍動できるかにかかっているだろうと思っています。
 これからですね、ガンバは。そう、これからですよ。

キックオフ直後に数分のみガンバの時間帯というのがあったような気もしますが、あとの90分(ロスタイムを入れている)はすべて川崎様のお時間でした。
川崎フロンターレさま 優勝おめでとうございます。
2005年ガンバが優勝を決めたときに、あたたかく拍手で祝ってくださったことを忘れていません。あのときにガンバ側でピッチに立っていた家長選手にハットトリック。先日の仙台戦といい、ガンバで活躍した選手にハットトリックされる仕様の今シーズンでしょうか。
終了後に茫然とうなだれる選手たちに、(私がチケット取りで秒殺された)アウェイゴール裏からあたたかい声と拍手がかけられたと聞いて、そうだよ、うなだれているひまはないよ! まだシーズンは続いているんだ、と呟きました。

正直、川崎との実力差通りの点差であり試合内容の差だったと思います。
サッカーはちょっとしたことでどちらに試合が転ぶかわからないところが面白いのだけれど、おおむねは実力差がはっきり出た内容と結果になります。そして今季のガンバはこの結果と内容の差が川崎との間にあったことを、あらためて思い知らされました。
勝てていればいいんだ、内容なんて……という声をこのブログにもいただきましたし、私も負けなしで来ていた期間中は「そうかもね」とか思っていたのですが、やはりそんな甘いものではなかったな。

ガンバはここからまた積み上げていかねばなりません。
そして何を、どのように、積み上げていくか。
そろそろ示してもいい頃じゃないのかな?>監督、コーチ、そしてフロント
 



ガンバ大阪 2−1 浦和レッズ

 同志とメッセージ交換しながらDAZN生観戦。先制されたものの、すぐに宇佐美(今日は呼び捨てで失礼します)が技ありシュートで同点に追いついてから、押せ押せで攻めまくるガンバに向けて同志が「川崎の逆転ゴールに期待しましょう」とメッセージを送ってきました。そのときの私の返事。
「高尾のゴールにも期待したいです」
でも、惜しいシーン(川崎のシュート、高尾のシュートなどなど)はあれども、ゴールまでは遠く……ついに同志が
「誰がゴールしてもいいです。」
というメッセージを送ってきた直後でした。
高尾のJ1初ゴール、そして貴重な逆転ゴールが決まったのは。
私、頭が真っ白になり、手がふるえて、おまけに涙が出てきてしまってiPhone画面がかすみ、同志にメッセージが送れず。
同志から「元子さん、高尾や」
というメッセージが先に来てしまって、ようやく興奮が少しおさまって「いま泣いてます」「嬉し涙」というメッセージが送れました。
 そのときピッチで高尾と一緒に喜びを爆発させたガンバの選手たちの中には、Under23が6人もいました。山本、福田、川崎、唐山、奥野(高尾は24歳)若い!!若いよ、ピッチが。同志の計算によれば、平均年齢25.7歳だそうです。森保さーん、見てますか〜?
 今日は嬉しさのあまり、同志(ガンバ大阪データランド主宰者)にならって、出場選手一人ひとりの感想を書いてみます。
東口(ロスタイム、杉本の抜け出しての1体1を見事にセーブしたとき、思わずPCの前にへたりこみました。昨日もありがとう、ヒガシ神)
藤春(きのうは珍しく仕掛けて相手を抜いて前に出る積極性が見られました。怪我が心配)
ヨングオン(大きい!! 存在がなんとも言えないほど大きく感じられます!)
昌子(なんだろう、そこに立っているだけでどれだけ引き締めになっているか!いつもだったら81分の逆転ゴールが決まったあとに、もうはらはらどきどきで画面が見られないのだけれど、自分に「大丈夫、昌子がいるから」と言い聞かせて、画面を立ち上げたままうろうろしました→やっぱりうろうろしたんかいっ!と自分ツッコミ)
高尾(MOM。これはね、ま、個人的な妄想なんだけれどね、3年後に高尾がキャプテンマークをつけてる姿が見えるんだな、私には)
倉田(もはやキャプテンとしての「風格」さえ漂わせています。それと「うまい!」「すごい!」という超絶技巧のパスだの切り返しだのを1試合に最低1回は見せてくれるところも最近の萌えポイントです)
山本(なんなんですか? そのゲームを仕切る能力の高さは! まるで磁石のようにボールを回収し、攻撃のパス、それも的確なパスを出すその能力! 最後の最後まで緊張感を失わない。すごいわ。これでルーキーとは!)
矢島(古巣相手にガンガンやってやろうという意欲が見えたし、仙台戦とはちがってポジション取りもすごくよかった。もっとシュート打ってほしいな。きっと入るから)
福田(前半25分での突然の交代にもかかわらず、福田はいつもの福田で前のめりで負けん気全開。藤春がその影響かどんどん仕掛けるようになったような)
 宇佐美(2人目のMOM。1試合休んだおかげか、きのうはキレもあったし、おりてきてボールをさばくところと、FWとして攻撃を仕掛けるところのメリハリがありました。同点ゴールとなったあの振りの速さに期待したい)
パトリック(パトがいるといないとでは、攻撃の選択肢の幅が異なります。以前は前でおさめる要員でしたが、最近はパスやキープやブロックのうまさが際立っています。きのうの高尾のゴールも、パトが前に入ってブロックしていたために高尾がフリーになってのヘディングでした)
川崎(いいよいいよ! その仕掛ける姿勢とシュートを打つ姿勢! 惜しいシュートでしたが、きっとつぎは入りますよ!)
奥野(これでフィジカルがもっとついたらどんな怪物になるだろうか、と期待です)
唐山(ボールを引き出す能力は一流、やはりフィジカルが問題かな。でもフィジカルついたら怪物の前に大がつきそう)
渡邊(あれはオンサイドでしたよ、ロスタイムのあのシュート。ガンバから出ていってしまうという噂があるけれど、あああ、いて欲しいなあ。今年は千真にいったい何回救われたことか!)
(怪我で前半で引いた小野瀬については、コメントなしでごめんなさい)

 最後に宮本監督(一応監督だから呼び捨てなしで)
 きのうの試合みたいに、唐山、奥野、渡邊の3枚一気に交代っていう思い切った采配をもっと見たいです。私、そういう思い切った采配で、しかも若手をどんどん出すことについては、ぜーんぜん文句言わないですから。

 ああ、最近ちょっと鬱だったけれど、水曜日の川崎戦までわくわく気分で過ごせそうです。 

 前にも書きましたが、母が8月から入院しています。コロナ禍のせいで病院は面会禁止で、たまにオンライン面会に行ったりしていますが、基本、9月に転院するときに数回会ったきり、実際の面会はできていません。9月に会ったときもしばらく私を認識するまでに時間がかかったので、それから2ヶ月たって私の顔がわからなくなっているのではないか、そしてたとえ私がわかったとしても、私が娘だと認識できるだろうかと不安です。
 昨年から母の老い、というか、記憶障害、というか、認知症は進行していたのですが、今回の入院で一気に階段を3段くらいおりてしまった感じがしています。この先どうなってしまうのだろう、と気持ちは暗くなるばかり。何をしていても、そのことが頭から離れない。楽しいことをしていても、こころから楽しめない。笑ってしまうと「笑っていていいのだろうか?」という声が心の片隅から聞こえてくる。1日30回くらいかかってくる母からの電話の着信音に、いちいちびくっとしてしまう。ガンバの試合だっておちおち見ていられないし、上の空になってしまう。
 たぶん、私は軽く鬱なのだと思います。自己診断ですけれど。
 それでも、仕事はしています。ほぼ毎日、5時間はPCの前に座っています。年末締め切りの書道の公募展に向けた作品制作も始めました。本も読んでいます。太極拳もしているし、ウォーキングも欠かしていません。
「いつもと同じ日常を送る」と決めたからです。
 6年前、父が入院したことが原因で母が精神的に混乱し、私に「仕事なんかしている場合じゃないでしょ! 仕事をやめてすぐにこっちに来て!」と懇願したので、何もかも放り出して母のそばに付き添ったことがありました。そして私は精神的肉体的に疲労困憊し、今から考えるとあのときもちょっと鬱になっていたと思います。
 あのとき「もういいや」と放り投げてしまったさまざまなことを取り戻すのに、5年かかりました。取り戻すのに何よりも苦労して時間がかかったのが「やる気」でした。
 そのときの教訓から「いつもと同じ日常を送る」ことを今も自分に課しているのです。
 仕事のあるなしにかかわらず、PCの前に5時間は座る。家事をさぼらない。からだを動かす。締め切りを守る(書道も含めて)。
 それをやめてしまったら、おそらく私は本格的な鬱になってしまうだろうという予感がします。
 正直にいうと、PCの前に座ることも、締め切りを守ることも、からだを動かすことも、家事をすることも、つらいです。やりたくないです。だってこころから楽しめないから。頭の片隅から「そんなことしている場合か?」という声が聞こえてくるから。
 でも、その声にしたがってしまったら、たぶん「やる気」はもう帰ってこないような気がします。
 いまが踏ん張りどき。恐れず、不安がらず、当たり前のように日常を送ること。そしたらまたやる気も戻って、こころから笑えるようになる、と自分に言い聞かせています。
 今日のウォーキング(というか書道のお稽古に行くときに遠回りをしただけですが)にいったときに見た紅葉(落ち葉?)です。こういう小さな「感動」も日常を送る上では大切ですね。
6E19EEB1-C326-4EC2-B1FB-95D039BD23A1

 

ガンバ 1−0 神戸
ガンバ 0−4 仙台

 うーんうーんうーん、何か言わなくちゃいけないという気持ちと、何も言いたくないという気持ちがせめぎあっています。
 怪我人が多いのと、過密日程でしかたないとはいえ、仙台戦に5人も選手を代え、しかもJ1デビューやデビューしたばかりの選手や、怪我明けで久々のスタメンという選手を並べた起用っていうのは「なめていたのか」と言われてもしかたないかも。
 「戦術、井手口」で押し通してきたけれど、それもやはり無理があったかなと思わざるをえない。
 それでも監督を含めて誰かを「戦犯」にする気にはならず。
 COVID-19の感染拡大が如実になってきたなかで、祈るのは今シーズンがとにかく「無事」に全日程を終えられますようにということばかりです。
 チームやスタッフだけでなく、サポも他クラブもみんな大きな怪我なく、風邪をひかず、もちろんコロナ禍に巻き込まれることなく、どうかどうか無事にシーズンが終えられますように。
 

↑このページのトップヘ