Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2020年12月

 今年は「ブログを続けてきてよかった〜〜」と思う出来事がたくさんありました。
 まず、書道展にブログ読者の方がいらしてくださったことにはびっくりして、とても嬉しかったです。またブログ読者の方からメールをいただいて、本の情報を交換したり、先日はガンバサポの方と2回もお目にかかって、なんとなんと、ガンバカラーのすてきなニット帽をいただいたり、もう嬉しさを通り越してぶるぶる震えるほど感動しちゃいました。
 ほかにもブログで紹介したドキュメンタリーを見ました、と顔見知りではないかたからメールをいただいたり、拙訳書を購入しましたと感想を送ってくださったり、昨年CONIFAの年次総会で訪れたポーランドの旅日記を読んでポーランドに行きましたとおっしゃる方がいたり、ほんとブログ主名利につきます。
 
と、いきなり話題が変わりますが、今年読んだ本(今年出版された本ではなく、私が読んだ本です)でおもしろかった本をあげておきます。順不同。

「感染症と文明——共生への道」
山本太郎著 岩波新書
「21Lessons 21世紀の人類のための21の思考」
ユヴァル・ノア・ハラリ著 柴田裕之訳 河出書房新社
「誓願」
マーガレット・アトウッド著 鴻巣友季子訳 早川書房
「アシガール」
森本梢子
「フェミニズム 」
竹村和子著 岩波書店
「存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く」
キャロライン・クリア度=ペレス著 神崎朗子訳 河出書房新社
「マンガ 認知症」
ニコ・ニコルソン/佐藤眞一著 ちくま新書
「エクソフォニー 母語の外に出る旅」
多和田葉子著 岩波文庫
「健康・老化・寿命 人といのちの文化史」
黒木登志夫著 中公新書
「アルテ」
大久保圭

来年もたくさんの楽しい方々とお目にかかる機会がありますように(リモートでも!)
来年もたくさんのおもしろい本や映画に出会えますように!

今年もブログにお越しいただきありがとうございました。
みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。
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(やはり作ってしまいました、おせち)

2020年、今年一年を振り返ってみたとき、しんどかったことやショックで落ち込んだことも数々あったのだけれど、いまこうやってブログに書こうとしたときに浮かんでくるのは「よかったこと」ばかりです。たいへんな思いをしていらっしゃる方も大勢いらっしゃるこの時期に「よかったこと」を書くのは気が引けるのですが、暗いことを書くのは、書くほうも読むほうも精神衛生上よろしくないはず。なので、今年、私にとって「よかった!」ことをあげてみたいと思います。

1)VOGUE CHANGEというサイトで「清水晶子さんと学ぶフェミニズム 講座」連載のライティングを担当したこと。
https://www.vogue.co.jp/change/article/feminism-lesson-vol8

連載は3月からスタートし、8回が終わってまだ続いています。フェミニズム 理論、クィア理論研究者の清水晶子さんに毎月インタビューしてまとめるこの企画は、私にとって非常に刺激的で、勉強になっています。大げさに聞こえるかもしれませんが、世界の見方が変わった、と言ってもいいほどの刺激を受けました。おかげでこれまで読んでいなかった本、見ていなかった映画やドラマにもたくさん出会えたし、ついにはフェミニズム 読書会なるものまで始めました。フェミニズム を学ぶ機会を得たおかげで、これからの生き方や考え方まで変わっていきそうな予感がします。

2)太極拳のおかげで少し体質改善できたこと。
自粛期間中に師匠に誘われて早朝太極拳に通ったことをきっかけに、早起きして太極拳をする習慣がつきました。昨年までは夜にやっていたのだけれど、朝やるようになってからは、夜早く就寝するようになり、となると夕飯の時間も早くなり、朝起きたときに胃もたれしていることがまずなくなりました。また11時までには眠って6時に起床で7時間睡眠時間確保という実に健康的?な生活にシフトしたおかげか、日中に眠くなるということもなくなりました。またコロナで人に会う機会が減ったために夜に飲みにいくことがほとんどなくなり、つまりお酒をあまり飲まなくなったことで、これまた体質改善につながった気がしています。今年の健康診断の結果は、我ながらかなり満足がいくものでした。

3)Netflixで韓国ドラマにはまったこと。
「愛の不時着」や「梨泰院クラス」といった今年のヒット作には残念ながらはまれなかったのだけれど、「賢い医師生活」「刑務所のルールブック」「応答せよ」シリーズ、つまりイ・ウジョン脚本、シン・ウォンホ監督の作品にどーんとはまりました。こないだまでは「未生」に今更ながらはまり、イム・シウォンにひかれて今は「Run On」の更新を毎週楽しみにしています。そのためにテレビをつけていないこの半年。

4)CONIFAのアジア地域理事を引き受けたこと。
 予定されていたワールドフットボールカップがコロナのせいで延期(中止)となり、しかもCONIFA組織内部ですごくもめて役員が半分くらい辞めてしまう、ということがありました。おまけにコロナ終息の兆しが見えずにスポーツの国際大会開催の見通しが立たず、どうなってしまうのだろうとぼんやり考えていたところに、アジア理事になってくれないか、といきなり打診がありました。相談しようにも仲が良かった人たちはみんな辞めてしまったし、決めるのは自分だと思いながら1ヶ月ひとり悩んで、最終的に「勘」で決めました。なぜ引き受けたのかとか、理事になってどうするんだ、とかそういうことはもう考えてもしょうがない。やりたいかどうかではなく、自分の中から聞こえてきた「やってみれば」という声に従うことにしたのです。で、まだ数ヶ月ですが、職務は予想していたよりも重く煩雑でたいへん。でも、引き受けたことをいまのところは後悔していません。

5)書道展で初めて賞をいただいたこと。
11年目にしてやっと書道公募展で賞をもらいました。でもコロナで展示はなし。これ一回きりにならないようにがんばらねばなりません。書道ではクラス展を3月に開催したことも「よかったこと」の一つです。大勢の方に来場いただき、ほんと嬉しかった。

6)ガンバ、5年ぶりにタイトルに王手。
いよいよ明後日、天皇杯決勝。ガンバが新国立のピッチに立ちます。2015年に天皇杯を獲得したときのメンバーは、倉田、藤春、東口、宇佐美くらいだとか。うーん、ひさびさに正月からガンバユニを着て応援だ! 楽しみです。

 今年は30日今日からおせちの準備を始めているので、明日もご挨拶のブログが書けそうです。
 まずは「よかったこと」報告で、今日はこのあたりで2020年を振り返ってみました。
 

12月に入ってから、プライベートでは母の退院のことやら、仕事では年末進行での繰り上げ締め切り(というのがまだあるのです)やら、書道公募展の締め切りやら、年明け早々にリモートで予定されているCONIFA年次総会の準備やらが重なって、まったく余裕がなくなっていました。というか、まだバタバタしているにもかかわらず、一年の疲れがなぜかいま出てしまって、毎日8時間以上眠ってもまだ眠い。すでに冬眠状態?
誰も聞きたくないであろう↑の言い訳をグデグデ並べたのは、そんな中でも12月16日(水)のVS横浜FC戦、12月19日 (土)のリーグ最終戦vs清水戦にもしっかり行ってきたからです。それだけ忙しいのにガンバの試合観戦? いったいどういうつもりか、と自分で自分にツッコミを入れながら、自分に言い訳をしているのです。「だってガンバが見たいんだもーん」という言い訳をね。(それ言い訳か?)
そして昨日、天皇杯準決勝vs徳島ヴォルティス戦はNHKでしっかり観戦しました。これで元旦新国立のピッチにガンバは立てるわけですね。まあ、私の心境はいま、ボッコボコにされるだけはごめんだけれど、しょっぱい試合で負けるのも嫌だなあ、というところ。え? 世間の下馬評と同じく、ガンバの勝率なしと見ているのかって? そうそう、ちょっと厳しいですよね、何かと。 

今シーズンはまだ終わっていませんが、軽く総括などやっておきたいと思います。
 リーグ初戦のvs横浜マリノス戦にしぶとく勝利して、ガンバクラップを日産スタジアムでやって、今季のガンバはちょっとちがうぞと期待に胸をふくらませた……とたんにリーグ戦中断。サッカーどころではなくなって、ガンバの選手やスタッフたちの様子は気になりつつも、それより新型コロナウィルスについての情報に気をとられているうちに半年以上たってしまう。ようやくリーグが再開するも、最初は無観客試合からスタートして、東京在住サポの私(おまけにコロナウィルス に感染すると重症化の危険性が高い年齢だ)が今季生観戦することはむずかしいかも、とがっかりしました。中断後の大阪ダービーにも負けるしね。
中断明け後は成績もですが、試合内容がぱっとしなくて、DAZNで見ているとイライラしてタブレットを閉じたくなるほどストレスがたまりました。勝つとしてもスカーッとした勝ち方ではなく、このブログでも何回も「勝てばいいのか?!」と書きまくる試合が続きました。
ようやく「勝てばいいんだ、勝てば。いまのガンバの戦力で勝てる試合はこれなんだ」と吹っ切れたのが、9試合連続負けなしの試合になってからでしょうか。とくに10月14日に行われたvs横浜マリノス戦は引き分けだったんだけれど、「これがいまのガンバの戦い方なんだな」と思えた試合でした。
「戦術井手口」のような試合内容だったのだけれど、その井手口が戦線離脱。その後も小野瀬や宇佐美まで怪我で離脱すると、U23の唐山、川崎、奥野が「半分主力」でリーグに参戦。それはそれで楽しかった
な。ホーム最終戦で塚元がスタメンと知ったときも、不安よりも期待のほうが大きかったし、負けたから評価してはいけないのかもしれないけれど、塚元はよくやったなとちょっと嬉しかったりしました。U23からの参戦組で私がもっとも「いいな」と思ったのは、奥野でした。奥野は来季、半主力から主力になりそうな予感がします。
10年後にガンバの歴史を振り返ったとして、2020年は節目だったね、とおそらく8割以上の人が思うであろう出来事は、遠藤保仁がガンバを離れたことでしょう。人によって見方考え方はちがうでしょうが、私は宮本の監督としての最大の「功績」は、世代交代を大きく推進したことだと思っています。そのためには、どうしてもヤットさんを外さざるをえなかったし、ヤットさんをつぎのステージへと送り出せるのは、ツネさんしかいないだろうと思っていて、それをこのタイミングで踏み切れたのは大きな功績だったと思います。
いまのガンバは戦力的にもチーム力としても川崎にはずいぶん劣ります。でも、これから3年後には、もしかすると2020年の3倍くらい強くなっているかもしれない。あくまでも「かもしれない」程度の予想ですが、少なくともガンバの未来が閉塞することはないのではないか、と思えます。若い世代がもっと台頭していく素地ができつつあるのが2020年だった、と2025年くらいに振り返って言えるようになっていますように。
私が選ぶ今年のベスト選手を挙げておきます。
今年、もっとも活躍した選手は文句なしに東口選手。
今年、もっとも成長したのは、高尾選手。
今年、もっともポテンシャルを感じさせたのは、山本選手。
今年、もっとも大きな期待を感じさせたのは、奥野選手。
でも、今年はみんな本当にがんばった。もっとがんばれ、と言いたくなる選手は一人もいません。
どの試合も100〜120%の力を発揮していました。
その自信を持って、元旦新国立のピッチに立ってほしいです。
 

 

ガンバ2−1湘南

湘南サポさんがチケットを譲ってくださったおかげで、今季2試合目の現地観戦が実現しました。関東圏の試合チケット争奪戦にことごとく敗れてDAZNとテレビでしか見ていなかった選手たちを、やっとナマで見ることができました。ありがとうございます。
 初めてナマで見た選手は、スタメンでは山本悠樹選手、サブは唐山、川崎、奥野、黒川選手と多数。怪我人が多く出ている(おかげ、というか、せい、というか)ことから今季は若手のトップデビューが多いのだけれど、それにしてもサブの多くがU23の若手中心というのは、今後のガンバを見る上でとても興味深いです。
 前日に行われた試合で、名古屋とセレッソが勝利したために天皇杯出場権を獲得するための2位争いは混沌。ガンバは暫定的に3位に後退したので、何がなんでも勝たねばならない試合でした。
 その気持ちがとくに前半の前半(飲水タイム前まで)は強く出て、開始6分で福田選手ゴールで先制!盛り上がりました。高尾→パト(落とし)→福田のミドル、ゴラッソ! すばらしいゴールでした。
 ところがその後、ガンバの右サイドを湘南の畑選手に突破され、ペナルティエリア内でつながれて決定機を食い止めようとした昌子選手が痛恨のハンドでPKをとられてしまいます。これを決められて同点に。
 そこで勢いを増した湘南が、後半も攻撃をいっそう加速させてガンバはどちらかというと受ける試合展開に。あああ、ボール、とくにセカンドボールが取れないよう、なんでそんなところでボールを奪われるんだよぉ、とつぶやいていたとき、これまたすばらしい崩しからパトリック、ヘディングゴール!! 矢島→渡邊→藤春ふんわりクロス→パト! 目の前だったので、思わず立ち上がりそうになりましたが、そこは我慢。
 この試合、フル出場したパトリック選手と渡邊選手が本当にすばらしかった。前半、追いつかれてからオフサイドで幻のゴールになってしまったけれど、あの渡邊選手のトラップからのシュートも良かったなあ。2人とも、今季の攻撃の形(戦術とはあえて言わないけれど)である、高い位置でボールを奪って攻撃につなげる、というのをそれこそキックオフから試合終了の笛がなるまで続けていて、拝みたくなりました。
 そして終了間際の目をおおってしまった湘南の決定機を阻止してくれたヒガシの背中からは後光が差していましたよ。ちょうど夕暮れ時だったし。
 というわけで、今季は生観戦2戦2勝。10ヶ月近くぶりの生観戦は本当に楽しくて(勝ったしね)、やっぱりサッカーってナマで見ないとなあと思いながら平塚から帰宅しました。

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