Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2021年08月

一年12ヶ月で最も私が苦手とする月が8月です。暑いのが苦手。お盆休みがあるために仕事の締め切りが繰り上がるのが嫌だ。たいてい世間が海だ山だと浮かれているときに、ひたすらPCに向かわねばならないのがうんざりだ……とか思っていましたが、今年は新型コロナウイルス感染者(陽性者)が急増し、重症者も増加して医療体制が逼迫している状態がずっと続いたために、少なくとも世間は夏休みだといっても騒ぎはなく、それはそれで寂しくつまらないと感じた8月でした。コロナ感染で苦しまれている方のニュースを目にすると辛いです。例年にも増して、心浮き立たない8月でした。
ウォーキングのことを書いたきりずっと放置だったので、8月に思ったことを書いて夏を締めたいと思います。
まずガンバですが、試合を見ていない私が何かを言う資格はありませんが、どうやらダメダメなようで、ため息です。川崎選手は移籍したみたいだし、楽しみな選手は怪我ばっかりだし、しかも点がとれないとなると、いったいどこに希望を見出したらいいのかわからないうちに8月が終わってしまいます。私のDAZN復帰はまだ先だな。
今年は最近5年ほどで最も仕事が忙しい8月でした。朝10時から夕方6時まで昼ごはん抜きでひたすらキーボードを叩く毎日で、久しぶりに腱鞘炎になりかかっています。ちょっとやばいです。

最後に読んだ本も記録として記しておきます。

「食べる時間でこんなに変わる時間栄養学入門〜体内時計が左右する肥満、老化、生活習慣病」
柴田重信著 講談社ブルーバックス
むずかしいことはさておき、朝4、昼3、夕3の割合で食べて、朝にタンパク質を意識してとることだけは始めた。肝臓や肺などの臓器にも時間遺伝子があるとは知らなかった。

「彼岸花が咲く島」
李 琴峰著 文藝春秋
芥川賞受賞作だということを読み終わって知ったけれど、賞にふさわしい作品。ファンタジー、ではあるのだけれど、ノンフィクションといってもいいほど今の世相を描いている。どこの島が舞台なのだろう、と沖縄と台湾の間にある島を探してしまったりした。

「リンバロストの乙女」
ジーン・ポーター著 村岡花子訳 河出文庫
読書会の課題図書で読む。昔読んだときとまるで印象が異なった。女性の教育、自然と開発のあり方、社会格差など、現代まで続く問題が提起されている少女小説とは気づかなかった。

「あのこは貴族」
山内マリコ著 集英社文庫
衝撃的な小説だった。地方出身でがんばって勉強して慶応に入ったけれど、学費が続かず風俗の店で働くようになった女性と、東京の山手出身のお嬢様で幼稚舎から慶応、結婚だけが女性の生きる道だと信じていた女性が、一人の男性を介して知り合う。二人の道はもちろん交わらないのだけれど、でもお互いの生き方に影響を受けて、二人ともこれまで想定していたのではない生き方を選ぶ。映画化もされていて、ぜひ見たいと思っている。


「生命誕生〜地球史から読み解く新しい生命像」
中沢弘基著 講談社現代新書
この地球に生命が誕生し、植物や動物に進化していったのはどれほどの奇跡なのかがやっとわかった。だが永遠はない。いつかこの地球上から生命が消えていくであろうことも薄々わかった。難しいのだけれど、読ませる。最近理系の本を意識的に読んでいるのだけれど、この本は理系から遠く離れた私でも読めたし、理解がきちんとできたとは言わないが、読みながら衝撃を受けた。月や星を必死に見るようになったのもこの本の影響が大きい。

「赤い魚の夫婦」
グラダルーペ・ネッテル著 宇野和美訳 現代書館
メキシコの作家が動物(魚、猫、蛇など)を主役の分身?に据えて人間関係を描く。妊娠によって揺れる夫婦関係を赤い魚に投影させたり、仕事のチャンスをふいにしそうになる自分の妊娠とペットの猫の妊娠を重ねたり、ゴキブリを通して伯母と母との関係を見据える少年とか……。「本当は喜ばしいことであるべきなんだけれど、裏側にはそうではないざらりとしたものがある」ことを登場する動物たちが語っているある種のホラー。いや、ほんとおもしろかった。

 昨年9月1日から始めた「1日8000歩(ミニマム)ウォーキング」ですが、雨が降ろうが槍が降ろうが(槍はまだ降ったことがないけれどね)、風が吹こうが締め切りが襲ってこようが、毎日続けています。ワクチン2回目接種の翌日に発熱したのでお休みした以外は今のところは皆勤賞。夕飯を食べ終わってから1時間後に出発して1時間。この性格なのでだらだらと散歩することはできなくて、時速5〜6キロ、歩幅65センチを意識して歩いています。デュアルタスクがいいっていうから、中国語の短文をつぶやきながらだったり(マスクだから怪しまれない)、47都道府県を北から順番に思い出してみたり、J1からJ3までのクラブ名を思い出したり、とそんなことして何になるんだ、というようなタスクを自分に課しながら歩くのです。もう一つのタスクは、同じ道を歩かないこと。だいたいコースは4つくらいあるのですが(東西南北)、20メートルでもいいから一度も通ったことがない道を歩く、というタスクを自分に課しています。何のためのタスクなんだか、これもわかりませんが。
 ウォーキングをしてよかったことをあげると、まず動くことが苦ではなくなりました。仕事上どうしてもPCの前に座っている時間が長くなり、夕食後もビール飲みながらだらだらテレビを見てたりしたので(それで体重人生最大値を記録するほど太った)、動くことが苦になっていました。書道教室への道には急な坂の上り下りが多くて、ふー、また登り坂とうんざりしていたのですが、今では「もっと坂道来いっ!」てなもんです。
 第2に、季節のうつろいに敏感になり、月の満ち欠けや雲の形状をよく観察するようになりました。そろそろこの道には鉄砲百合が咲く頃だな、とか、アガパンサスの季節なのか、とか、薔薇は花期が意外と長い、とかこれまで気づかなかったのですが、花や草木で季節を感じることができるようになりました。何と言ってもこの年になって初めて、「月」を身近に感じるようになったのが嬉しい。月がきれいに見られる日は少ないので、新月だろうが満月だろうが今日は見られそうだとネットでチェックすると、月の出に時間を合わせて空が広く見えるところまで出かけています。
 第3に、目の疲れが軽減されました。PCやスマホや読書で疲れた目が、見るものは景色と空だけというウォーキングの時間に癒されます。デュアルタスクするから、よけいなことを考えないですんでストレスも軽くなったような気がします。
 今では6キロくらいの場所には1時間で歩いて行けるようになり、電車に乗ることも少なくなりました。帰宅してお風呂に入り、軽くストレッチすると熟睡できます。
 ウォーキングを始めた理由は、もちろんダイエットとか運動不足の解消とかもあるのだけれど、家にいると早朝から深夜までひっきりなしにかかってくる母からの電話から逃れたい、というのもありました。コロナの前は近くのカフェに逃れて仕事をしていたのですが、コロナ禍下ではそうもいかなくなり、どうしようかと思っていたところに見つけたのがウォーキングです。せめて一時間くらいは花を見たり月を眺めたりして気持ちを切り替えたいということがあり。
 それはともかく、できればこの習慣を一年で終わらせずにこれからも続けていきたいなと思っています。そのためにも健康じゃなくちゃね。
 
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 月見スポットまで歩いて40分。こういう月が見られるとものすごく得した気分になります。



試合を見ていないのですが、これはやっぱり記録しておかないと。
徳島でどうやら情けない試合をやっちゃったらしく、同志からも怒りのメッセージが届いていたので金曜Jもあまり期待していませんでした。っていうか、きのうは週末前の締め切りラッシュで私は夕方に夕飯をかきこんでまた仕事 していて、ケータイで試合チェックもしていなかったのです(ごめんなさい)。
 やっとこさ9時前に入稿して、ケータイを開いたら、目を疑いました?
 え? 山見⚽️❤️って何?????
 あわててチェックしたら、ほんとだ! Jデビューの特別指定選手が後半に交代出場して、なんと、すばらしいゴールを決めているではないですか💙💙💙
 同志はゴールシーンを7回見たそうです(昨晩9時半の時点で7回だから、今は20回くらい見ているかも)
 そこで私もチェックしましたよ。
 試合自体は結構清水に押されていた?
 あれ? 4バックなの? それとも3バック?
 ペレイラのシュートが2本ポストに嫌われているけれど、清水のシュートもポストとハンドに嫌われている。どっちもどっちだったか。
 そして山見選手、交代のシーンからもう山見、山見、山見っていうくらいダイジェストはクローズアップ。
 天皇杯の試合(山見選手は関西学院大学の選手として出場)のときも思いましたけれど、「必ずシュートで終わったる!」という姿勢がいいですねえ。昨日の試合でも出場してすぐにシュートを放っているし(GKにとられてしまって惜しかった)、ペナルティエリアの前ですばやい切り返しをしてすぐにシュート!  ガンバのほかの選手にはない思い切りの良さです。
 まだまだ厳しい試合が続くけれど、ラッキーボーイが出てくるとチームはいい方向に向かうかも。
 2018年の小野瀬、2019年の福田、2020年は特になしだけれどシーズン前半の井手口の活躍もチームを押し上げた。そして2021年は山見がラッキーボーイになってくれるでしょうか。
 まだDAZN復活はできないのだけれど、ブログにはまたガンバのことを書く気になっています。
 

 関東圏、大阪や名古屋など都市部はコロナ感染症の「第五波」がやってきています。西浦教授の予測では、来週あたりに東京都の感染者数は1万人を突破するとか。またもや緊急事態宣言が8月末まで延長されて、自粛自粛と政府や行政は声を枯らして叫んでいます。
 日本だけではなく、アジアでも南北アメリカでも、ワクチン接種が進んで自粛を解禁した欧州でさえも、「第五波」に怯えているようです。北米で大規模イベントが開かれ、マスク着用なしで参加していた人たちの間で460人というクラスターが発生し、その74%がワクチン接種済みだったことから、CDCは前言を翻して「接種した人もマスクを着用するように」と警告しました。それに対する反発も大きいし、そもそも変異種(δデルタ株)の感染力の強さにワクチンが効かないのではないか、という疑いが出てきて、そこから政府や行政に対する不信感もつのっているようです。
 そういう状況を踏まえて、それでは私はどうするか、と考えるこの頃。
 私はワクチン摂取後も外に出るときにはマスクをしています。暑いし、むれるし、湿疹がちっともよくならないし、できれば外したいのだけれど、でもしかたない。社会生活を送る以上、マスクは必須だなと考えています。でも、不織布マスクをつけると顔が真っ赤にはれあがってしまうので、効き目が薄いとわかっていても布マスクです。そこは妥協せざるを得ない。 外に出るなと言われても、社会生活を送っている以上外出せざるを得ないこともあるわけで、そこも妥協です。
 政府や専門家の言うことに従うだけではらちは開かないけれど、かといってただ反発するだけも能がない。せめて自分なりの判断基準を持とうと考えて、昨年からウイルス、人体、感染症、免疫システム、ワクチンについての本を目につくものから読んでみました。とりあえず今の段階で専門家といわれる研究者の知見を私なりに理解し、自分の健康状態、環境、社会人としての生活をかんがみて、ウイルスとのつき合い方の結論はこうです。
1)屋内、人混み、電車の中、人とすれ違うときにはマスク(布マスク)を着用する。でも夜中に人とすれ違わない住宅街をウォーキングするときには外す。
2) 人と会うのはできるかぎり夜8時前にして、外食をするときには食べたり飲んだりしているとき以外はマスクを着用する。でも人と会うことを避けて引きこもることはしないし、ましてや仕事や日々の活動をセーブすることはしない。
3)ワクチンは接種する。でも、3回目を打たないといけないと今の時点で言われたら、それは未接種の人に譲って自分は様子を見る。できれば若い世代の接種を促したい。
4) 帰宅後の手洗いはもちろん続けるし、スーパーやレストランに入るときにアルコール消毒することも怠らない。でも在宅中に手を何度もアルコール消毒することはやめる。 
5)ウイルスは何回も変異を繰り返してしぶとく感染症を蔓延させていくものという前提のもとに、自分自身は発症しないように、またワクチン接種していても人に感染させる可能性があることを肝に銘じて、長期にわたってウイルスと付き合う(?)ことを覚悟する。
  地球上から人に悪さをするウイルスを撲滅する、なんていうのは妄想です。COVID19の対策がある程度できたとしても、つぎのウイルス感染症の波が襲う可能性はあるわけです。だったら、今できる対策で自分自身は感染しても発症させない、感染を広げない、というくらいしか打つ手はない。人類がウイルスを撲滅するとか、それはあまりにも傲慢で愚かな考え方でしょう。ウイルス感染症に対しても、そういう「受容」の域に達することが今の目標かな、と思っています。

 DAZNが7月いっぱいで契約が切れるので、これが今年最後のオンライン観戦となります。そして(私にとっての)今季ライブ観戦最後の試合は、実に心を平静に見られた試合となりました。


 最初の10分はまあはらはらはしましたが、ヒガシがジェイのシュートをスーパーセーブしたあたりからはガンバが主導権を53%くらい握れるようになり(ビミョーな数字ですみません)、ウエリントンシウバの仕掛けが小気味いいよなーと思っていたら、矢島の見事な得点。あとから見直してみると、シウバと矢島(もしかしたらペレイラも?)がさかんにアイコンタクトをとっていて、シウバが突破したとみるや矢島は飛び出して行きます。ガンバにはもうないのかと思っていた「連動」が復活していることを印象づけました。矢島選手、100試合出場記念&今季初ゴールおめでとうございます。 やっぱりね、矢島選手は前でこそ輝けそうな感じがします。って、同じことを倉田選手にも言っているんだけれど。
 でも腹が立つのは、やっと復帰した高尾選手へのどう考えてもアフターな削りによりファウル。がんがんドリブルで仕掛けていた高尾が脅威になっていたのはまちがいなく、それを削りに行ったのはいいけれど、あれはひどい。その後もペレイラやシウバにもたびたびアフターで削りにいっている。アフターじゃないつもりかもしれないけれど、札幌の選手はからだが思うように動いていなかったみたいに見えました。
 それでもペレイラ選手が後半に決めてくれて、あの1点があったから試合終了最後の最後まで余裕を持って守れたのだと思います。
 降格圏をようやく抜け出したとはいっても、まだまだ気を許せない状態です。
 つぎは仙台戦。厳しい暑さの中での連戦ですが、どうかもうこれ以上体調不良だのコロナだの怪我だのなしで、みんなで笑顔で乗り切ってほしいです。
 

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