Glamorous Life

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2022年06月

何日ぶりだろう……もう記憶はおぼろげ。「勝ったよ、勝った!」と試合の翌朝気持ちよく目覚めたのは、えーーーっとどれくらい前? もう思い出せません。
試合ハイライト画像を貼り付けるのも、えーっといつ以来だろう?


昨晩はDAZNを立ち上げて最初の20分見たところで、「今日もあかんな」とあきらめて……というか、睡眠と体調に影響するので、もうきれいさっぱり頭から試合があったことさえ追い出してしまうことにして、ウォーキングに出かけました。
帰り道に何回も、スマホを見たい、試合の結果を知りたいという誘惑に駆られたのだけれど、我慢。サッカーとかガンバとかそういうことを全部考えないようにして……と思ったのだけれど、現地観戦の同志のLINEをつい見てしまったら……え? ガンバクラップの画像????? あわててすっ飛んで帰ってまだ何とか間に合ったDAZNの試合を前半20分から見ました。
後半はまあ「守り切るぞ、5バックで」というガンバの意気込み(???)を感じる内容ではありましたが、前半の私が「今日もあかん」と思った直後くらいから、なに? 横浜FM戦の前半みたいな勢いがあるではありませんか!
黒川選手のゴールも、坂本選手のJ1初ゴールも素晴らしい! 坂本、トラップして180度回転してシュートって、いったいあなたは何者? ってつぶやきましたよ。ごめんね、スタメンでに君の名前を見つけて、「あああ、今日もあかんか」と肩を落としちゃって。片野坂さんはいったい何を考えてるんだ、ルーキーにパトの代わりはつとまらんって、とか思っちゃって。
ほかにも私の印象に残ったのは、3バックの右に入った福岡選手。私はてっきり左かと思ったら、そこはクォン選手で、しばらくしてから「そうか、福岡選手って両足使えるんだ!」と気づきました。しかもクォン、福岡どちらも(ときには三浦選手も)前線まであがるし、際どい縦パスを入れるし、そのおかげかどうか、小野瀬、石毛の両選手がこれまで見たことがなかったほど前のポジションが取れていました。
小野瀬選手のよさが出てたなあ。ごめんね、攻撃の組み立てをする選手が見当たらないとか言っちゃって。きみは組み立てていましたよ、昨日は。
もう一人、攻守ともにもはや外せないダワン選手。その存在感たるや、画面に映っていない場面でさえも、オーラを感じるほど(誇張が入ってるけど)
そしてそして、いつもいつもありがとうございます、と拝んでしまった東口選手。スーパーセーブ以上に、何というかね、後ろにヒガシがいる、というだけで、チームの引き締まり方がちがうように思います。
あともう書ききれないのでここらへんでやめておきますが、もうみんなよかった。というか、みんなの良さが出ていた。片野坂さん、ごめんなさい。きのうは「もし5連敗して、片野坂さんがやめるとか言い出したらどうしよう」と半泣き状態でウォーキングしていました。やめるなんて言わないですよね。投げ出したりしないですよね。責任感強い方だから。

そして今日、ひっさしぶりにさっかりんを見たら、食野選手と鈴木武蔵選手を獲得という情報が。そうか、そうですか。ようこそガンバへ。
いまの片野坂ガンバにはふたりとも必要な選手に思えます。

でもね、暗黒予想をしちゃってごめんなさい、と謝るのは二連勝してからにします。
というわけで、中2日だけれど、浦和戦、がんばれ!

っていうか、ゴールができないのはシステムの問題?
攻撃を組み立てる選手がいないとか、それを決める選手が見当たらないとか、ミスが多すぎるとか、並べればいくらでも並べられそうだけれど、なんか問題はそれだけではないような。誰か教えて!
試合開始15分くらいで、「あ、今日もあかんか〜〜」とため息が出ました。

いいことが思い出せないけれど、もう一回試合を見直す気にはならないので、札幌戦もまた記憶ごと封印してしまいます。封印を解くことは、たぶん、ない。


 

6月18日(土)大阪の本屋さん、隆祥館で開催された「フェミニズムってなんですか?」(清水晶子著 文藝春秋)発刊記念トークイベントにお越しいただいた方、リモートで視聴いただいた方、ありがとうございました。
イベント会場はほぼ満席、リモートも30名ほどの方が参加いただき、2時間のトークは終始なごやかながら、熱気漂うものになりました。
なごやかだった理由は清水さんのお話が歯切れよく、わかりやすかったことが大きいのですが、もうひとつ、用意した動画で一気に会場が和んだからでもあります。
英国がコロナで厳しいロックダウンを敷いていた2020年に、BBCが国際政治学者に北朝鮮問題についてインタビューしたニュースの最中に、子どもが乱入した放送事故の動画です。



内容はとてもまじめでかたいものだったにもかかわらず、あのおかたいBBCニュースの真っ最中に子どもが乱入。学者さんがすみません、と謝ったものの、視聴者はとても好意的に、共感をもって受け止めたとか。 
その後にたくさんのパロディ動画が作られたり、学者さん一家が「子どもがいる家庭で仕事をすること」についてテレビでインタビューされたり(もちろん子どもも一緒に)、かなり長期にわたって「子育てと仕事の両立」みたいなところから、女性たち(だけでないけれどおもに女性)のケア労働が可視化された、というものまでメディアが取り上げた、とのことです。
そのひとつとして、BBCのニュースをそのままなぞった動画が話題を呼んだとか。それもイベントで紹介しました。


これについて清水さんは、元のBBCニュースの子ども乱入事件が好意的に受け止められたのは、「国際政治学者のような社会的ステータスのある人の家でも、お父さんの大事な仕事場面に子どもが入ってきてしまうようなことがあるんだ」という共感が大きかったとおっしゃり、パロディのほうでは「同じ政治学者でも女性だったら、家事育児から家のセキュリティまで全部やってのけて、それを外部にはまったく見せないで涼しい顔でやっている(やらなくてはならない)」ことを皮肉っているのだと言われました。

なぜこのエピソードをイベントで紹介したかと言うと、リモートワークになって会議のときに子どもの声が入ってしまったことで上司に叱責を受けた、これはフェミニズムとしてどう考えたらいいのか、という質問があったからです。
振り返ると、私にも似たような経験がありました。1990年代の終わり、フリーランスになって数年経った頃のことです。
電話インタビューをセッティングしたその日に子どもが発熱して保育園を休まざるを得なくなり、日程を変えようにもすでに当日で動かせず。途中でぐずる子どもの背中をとんとんしながらインタビューしたのだけれど、もう何を聞いているのか、どんな相槌を打っているのかさえもわからない状態で30分。相手の方は相当不快な思いをされたと思います。案の定、編集者を通して苦情がきました。 
以後は、電話インタビューだろうが対面インタビューだろうが、アポイントメントを入れてからは、その日何があっても「単身」で出られるように、ベビーシッターをお願いするようにしました。でも、コロナ感染症のようなことがあったら、そんな配慮もできませんね。
当時も「なぜ女性にだけそんなにたくさんのたいへんなことを要求するのだろうか」と疑問に思いました。そして今、フェミニズムのことを勉強しながら思うのは、なぜもっと子どもと女性に寛容な社会ではないのだろう、ということです。
私なんかほんと恵まれていて、自分も子どもも健康で、配偶者がいて、いざとなれば親に助けを求めることもできた。でもそういう条件に恵まれないと、女性がひとりの社会人として生きていくのがむずかしく、子どもが安心して育てられない社会ってやはりおかしい。

参院選が公示されました。
私がひたすら願うのは、政治にたずさわる人が、まず次世代が安心して育っていける社会を考えている人、社会的弱者に寛容な社会をめざしている人であることです。政治の役割はまずはそこではないでしょうか。
 

土曜日、朝5時起きで関西へ。ひさびさに母に面会する許可が出たので、まず施設で面会し、ヘルパーさんと打ち合わせをし、お世話になっている方々に挨拶をし、母を昼食の会場まで見送って急ぎトークイベント会場へ。
リハーサルをして打ち合わせをして、イベント。終了後急ぎパナスタへ。
座席について、一息つく間もなくキックオフでした。ふ〜〜〜
で、その挙句にあの試合です。
ハーフタイムに隣の方が「後半は覚悟せんといかんと思う」と言ったその言葉が早々に的中。
疲れ倍増。
その日は大阪に宿泊したのですが、日曜は昼に東京で約束があったためにまたまた早朝起床で急ぎ戻りました。
疲れ、ぜんぜんとれず。
週末に自宅を留守にして夫が留守番(?)すると、毎回ですが家が悲惨なことになってしまうので、片付けやら洗濯やらで月曜は明け暮れて、ブログを書く時間なし(試合のことを考えたくないので忙しく働いていたということはある)。
疲れ、増すばかりです。

いよいよ降格を本気で心配しなくてはならないゾーンに入りました。
試合内容もまったくよくない。
選手のことをあれこれ言いたくないけれど、そろそろあきらめたほうがいい選手がいるのではないでしょうか。後退で出てきたときに、思わずため息が出ました。「もうあかんわ」
ガンバサポさんたちのブログもTwitterもガンバからの試合レビューも見る気が起きないのでいっさい見ていません。
立ち上がれないほどの疲労感に打ちのめされそうだから。
お願い、誰か、楽観的になれるニュースを教えて!!!
食野選手を戻すくらいじゃ希望が湧かないんですけれど。
 

夕食後、ほぼ毎晩ウォーキングしています。最初は3ヶ月でやめようかなと思っていたのに、いまでは歩かずにはいられない。健康のために、というのを超えて、もはや最大のお楽しみ。
毎晩、イヤホンを耳につっこんで、その日のテーマミュージックとウォーキングコースを決めて、アップルウォッチをセットして歩き始めると、その日にあった不愉快なことは「ま、いっか」と水に流せるし、いいことがあったときにはたとえ雨が降っていても空がやけにまぶしく感じられる。

しか〜〜し「緑道にはウォーキングやジョギングをしている女性を追いかける男がいる。気をつけて」と近所の人から注意を受けました。夫からも「危ないから気をつけて」とか言われる。70近いばあさんを襲う人なんていないよ、と鼻であしらっていたのですが……。
ある日、ウォーキングコースのひとつの緑道を歩いていると、背後2メートルくらいのところをピタッとくっついて歩いてくる人がいるのです。その距離が気持ち悪い。歩くペースを早めたり、ゆっくりしたり、途中で道を変えたりしても、ピタッと同じ距離でついてくる。2キロ歩いても背後霊のようについてくる。そのとき近所の人の言葉を思い出し、気持ちの悪さを超えて恐怖にかられ、その日は途中で切り上げて人通りの多い商店街に戻って買い物をして帰宅しました。
それから3日ほどたってから同じ緑道を歩いていたら、途中からまた2メートル男がついてくるではないですか。
こんどは気持ち悪いのを通り越して、まず恐怖に襲われたのだけれど、ふと、このままじゃだめだ、と警察に通報を決意。
そうすると驚いたことに、つぎに通ったときにはパトカーと自転車でおまわりさんが複数人、巡回しているではないですか! その後も巡回は不定期ではありますがつづいており、2メートル男は出現していません。
そうか、と私は気づきました。
70歳近いばあさんがそんな嫌がらせにあうはずがない、考えすぎだ、とか
夜にウォーキングするほうが悪いから時間帯をもっと早くしよう、とか
ウォーキングコースがよくないから変えよう、とか
そういうことではなく、「警察に通報する」というのが私がとれるもっともよい対策だったのだ、と。
「私が悪いんだ」「私ががまんすればすむこと」と黙ってやりすごすのではなく、行動すること。
それができたのは、2年間フェミニズムを学んできたおかげだと思います。

とまたまたこじつけのようですが、今週末にせまってきたイベントです。

「フェミニズムってなんですか?」刊行記念
「きっとあなたにも必要なフェミニズム」
 6月18日(土)15時〜17時
https://atta2.weblogs.jp/ryushokan/25-トークショー/
詳しくは↑
申し込み・お問い合せ:隆祥館書店 TEL:06-6768-1023 

住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい

Eメ-ル:ryushokan@eos.ocn.ne.jp

主催:隆祥館書店        協力:文藝春秋

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