Glamorous Life

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2022年07月

 現在、「毎日書道展」が新国立美術館と東京都美術館で開催されています。
 今年はこの公募書道展で初めて佳作賞を受賞しました。
 応募と入選12年目にして初受賞です。それも多字数(21文字以上)の分野での受賞。
 2020年はコロナで毎日書道展が中止で、少し余裕ができたこともあり、これまでやったことがない分野に挑戦しようと多字数作品に取り組みはじめました。5文字や4文字作品でこれまでずっとやってきたのだけれど、ちょっと趣向を変えてみたかったのです。漢詩のなかの一部や、四文字熟語を書いてきたのだけれど、一度、漢詩全部を書いてみたかったというのもあり。
 選んだのは、杜甫の「春帰」という詩。
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もう一点、4文字作品も飾られました。
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「無弦之琴」
会場で自分の作品を見ると、あああああ〜〜〜もっとこうしておけばよかった〜〜〜と頭を抱えたくなります。うーん、まだまだかな。
  

テレビ放映がなかったので、Twitterで試合を追いかけていました。現地観戦の同志からも、そして選手やサポーターの方たちの書き込みからも、試合を存分に楽しんでいる様子が伝わってきました。試合後の選手たちも皆「夢のような時間でした」と書き込んでいて、少なくとも気持ちだけは立て直しになったかな、と思っています。
私の驚きは、鹿島への移籍が噂される昌子選手が先発フル出場だったこと。
同じように6月から出場機会がなく、移籍が噂されているペレイラ選手とシウバ選手がベンチ入りして出場したこと。
そして流れの中から黒川選手と山見選手がゴールを決めたことでした。
ヒガ神(ヒガシン)の大活躍には驚きはなかったし、PSGに攻められまくって6失点にも衝撃はなし。リーグで16位に沈むチームが、世界のキラ星のごときスターを揃えたチームと戦えば、そりゃ当然でしょう。
ガンバが得点できて、それも若い選手が決めたということが本当によかったと思っています。
PSGとガンバが対戦するというニュースを見たときに、恥をさらすだけではないかと心配でしたが、終わってみたら(試合はまったく見ていませんが)良かったんじゃないかな、と思っています。ガンバのことを知らなくて、PSGの有名どころを見にきた人たちにとっても、ネイマール、メッシ、ムンバぺのゴールが見られて、しかもよく知らない日本のチームの得点も見られた、という意味ではエンターテインメントとして楽しめたでしょう。
何よりも選手たちがサッカーを心から楽しんでいる様子がすごく良かったな、と。
移籍が噂される選手たちにとっても、この試合がガンバとの(最後のよき)思い出となったでしょうしね。
週末には現実に戻って、夢を現実に生かしてほしいな。
 

1年半にわたって追いまくられていた仕事の目処がやっとついたと思ったら、母がまたもや長期入院しそうで、いまガンバやサッカーのことを考える時間もエネルギーがなくなっています。
それでも頭の中にときどきよぎるガンバのこと。
いまそのなかで一番気がかりなのは「もしかしてフロントは監督を交代させるとか言い出しやしないか」ということです。
あああああ、土下座してでもお願いしたいのは、それだけはやめて、ということ。
お願いしてきてもらった監督を、たったの半年でやめさせてはいけない。
たしかに「修正力」「危機対応力」が片野坂監督に欠けているんじゃないか、というのは私も認めざるを得ない。
シーズン前から選手やスタッフにコロナ陽性者が出て、大事な大事なテストマッチもできないばかりか、一番からだを慣らしていかねばならない時期に、練習を中止しなくてはならなかった。
案の定、シーズンが始まればけが人続出。主力が何人も欠けて、途中からはユースの選手まで起用せねばならなかった。
そういう「危機」への対応策が欠けていた、というのは、片野坂さんだけの問題ではない、と思います。
が、たしかに試合のなかで、先制されるとあたふたしてどうにも出来ない。同点にされてもあたふたしてミスをかさねて失点をする。つまり、自分たちの流れをちょっとしたことで失いがちで、それに対する対応策が少ない、というのは片野坂さんの責任、かもしれません。
だからって、それじゃほかの監督だったらどうにかなりますか?
土曜日の夜からずっと「誰だったら、この危機にうまく対応するのだろうか?」と考えてリストアップしたけれど、ひとりも思いつきませんでした。
ガンバにいま欠けているのは、勝利のメンタリティだと思います。そして、片野坂さんならきっとそれを築いていってくれる、と信じたい。
だから、監督交代には断固反対します。ま、イチサポーターの意見、というか直感に過ぎませんが。少なくとも私の直感様は「監督交代してもろくなことはない。できるかぎりサポートしつづけることがサポーター」と言っています。

と、ここでいきなり母の骨折についてです。母はもうすぐ90歳です。40代後半に手首を骨折したときに骨粗しょう症と診断され、以後数年に一箇所ずつあちこち骨折を繰り返してきました。
それでも運動はいっさいしない、骨折後のリハビリも「あんなものやっても意味がない」と馬鹿にして拒否。骨折をしないまでもしょっちゅう転倒する(つまり筋力がないうえにバランスが悪い)。
そういう女性がついに大腿骨を骨折し、リハビリ以前にベッドの柵をつかんだだけで指の骨を骨折して手が動かせない。しかも認知症がいっそう進んで、骨折したことも手術したこともいっさい記憶にない。
そんな母の今後について、私は医師に「どうなさいますか?」と聞かれるのです。
どうなさるって、どういう選択肢があるのでしょうか? と私は聞きたい。聞いたけれど、はっきりしたことを言われないうえに、医師によって示される選択肢が異なる。
そういうとき、私は目をつぶって直感様におうかがいをたてることにしています。
自分ではどうにもならないことについて選択を迫られたら、直感様のいうとおりにする。
それが正しいか、正しくないかは、神様だってわからない、と私は思っています。
そもそも選択肢のなかに「ぜったいにこれは正しくない」というものはないし、反対に「ぜったいにこれが正しい」というのもない。
だから「できるだけ痛みが少なく、穏やかに過ごせるようにお願いします」と言っています。
すごくあいまいで幅広い対応ができる答えだけれど、直感様はそう答えなさい、娘のあなたにできるのはそれしかない、と言っている。

自分ではどうにもできないことに対して、誰かに決断を丸投げして「なんとかしろ〜〜〜」ということは無責任、というか都合のいい責任逃れにすぎない、と私は思っています。
ガンバと私の25年にわたる歴史(と勝手に思っている)、そして母と私の68年にわたるつきあいで培われた直感力を、いまはただ信じたいです。 

2日たっても、心と頭になんかおもーいものが詰まっているようで、気持ちが晴れません。
そう、ダービーのことです。
何か言っても、何を言っても、むなしい。
昔はよかったよね(昔っていつだよ?)
これからガンバはどうなっちゃうんだろう?(これからっていつだよ?)
そんなことばかりが頭の中をぐるぐるまわります。

でもね、1カ月後、3カ月後、半年後、来年のことを考えてもいいことは一つもありません。とくにサポーターはね、そんなことを考えてもしょうがない。
とにかく、明日、つぎの試合、考えていいのはそれだけ(ほんとはそれも考えたくないのだが)
そう自分に言い聞かせてます。

やれやれ、サポーター(とくに弱いチームをサポートすること)をきっぱりやめられたらどんなに気持ちがスッキリするだろう。
つらい試合をもう見ないときっぱり決意できたら、どんなに気が楽だろう。(と言いながら、とりあえずDAZNはまたおやすみすることにした)
 

先々週末、母が大腿骨を骨折してまたもや救急搬送され、先週手術を受けました。湘南戦の日が手術日で、川崎戦の日がリハビリ初日とかで、病院とか施設とかとのやりとりに忙殺されて試合は観られず。実は情報もぜんぜんふれられず。試合結果もだいぶあとになって知りました。がっくり。

加えて、今週末が納期の仕事に追われて、訳了するまでは母のこと以外はシャットアウトして仕事に集中する、と決めたので、すみません、メールのお返事もとどこおっています。
と、こんなところで言い訳するなよ、ですね。

で、いまとりあえず訳了しました。
明日から必死に見直しをして、手を入れて、金曜に入稿するぞ、と一応宣言しておきます。
自分に言い聞かすために。

もしこんなに納期が差し迫っていなければ、母の今後についてもきっと悪いほうにばかり考えてしまってまたもやウツになりそうでした。仕事があってよかった……
 

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