Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2023年07月

7月27日(木)
雨と風の予報にも関わらず、これまで傘が必要だったのは、到着した日の開幕戦の後くらいで、あとは気温も含めてさほど凍えるようなことはなかったのですが、この日は朝から弱い雨だけでなく風が強くて、あまり動き回りたくない気分。
そこでいまリノベーション中の駅舎見学をして、その後に時間があれば大学構内にある博物館に行くことにしました。駅舎は英国植民地時代の香り(におい?)が強い美麗な建築と内装で、ハリーポッターの世界に紛れ込んだよう。
博物館では南島の植物や動物の生態だけでなく、植民地になってから持ち込まれた動物や植物が生態系をいかに変化させたかがわかる展示にちょっと好感。
夕方の飛行機でウエリントンへ。ホテルはまたもや街のど真ん中。ハーバーにも近いのだけれど、周辺の環境はいまいち。
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ダニーデンの駅前広場。スコットランドの移民がつくった街、ダニーデンはニュージーランドのエジンバラと呼ばれているそうです。そう言われてもよくわからない。

7月28日(金)
朝から雨、そして風。外の観光には不向きな天候なので、観光名所の筆頭に上がっているニュージーランド国立博物館へ。これがなかなか充実した展示内容で、しかも展示方法が上手いのです。子供も楽しめて理解が深まるように工夫されていました。1階の地球の成り立ちからNZができるまで、できてからのあり方がよくわかって面白かったです。25000年前(?)にマグマが吹き出したことがNZの地形と地層を変えて、生態系を独自のものにしたことがよくわかりました。
昼すぎにホテルに戻って一休み。夕方になって、ハーバーを通って、やはり観光スポットの駅舎を見学してから昼に予約しておいたレストランでディナー。ニュージーランドに来てから、この20年間ほとんど食べたことがなかったハンバーガーとポテトチップスばかり食べている感じですが、まあメインディッシュがそれだけなので仕方ない。
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ウェリントンは「風の街」と呼ばれているそうで、海からの風がつねに吹き付けているとか。でも滞在中は幸いにも風に悩まされたのは2日くらいですみました。

7月29日(土)
移動も試合もない一日の2日目。昨日とは打って変わって見事な晴天。
ケーブルカーで街の北にある丘に登って、植物園を散策しながら市内に戻りました。
相変わらずGoogleマップさんと通りかかった人に聞きながら街中心部まで降りて行ったのですが、何回も「え? これほんとに大丈夫?」というような道を歩くことになり、そういう時に限って人は誰も通っておらず、もし私一人だったら不安でいっぱいになったはず。でも妹たちはずっと旅とはまったく関係のない噂話(?)に花を咲かせているだけ。それだけ私を信頼しているということでしょうか? そういうことにしておこう。 
妹たちは午後の便でオークランドへ。
イタリアvsスウェーデン戦観戦のためにウェリントンのスカイ・スタジアムへ。徒歩30分ほどで、要所にボランティアの人が立っているので、迷うことなくたどりつきました。ボランティアさんたち、なかなかに優秀ですし、親切。ダメなことはだめというけれど、融通もきく。国際大会開催に慣れている感がありました。
試合は応援しているイタリアがボロボロに負けて、勝手に私が頼りにしている10番のエースも、地域予選全試合で得点した9番もサブからのスタート。うーん、挙句に5−0なんて。
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ボランティアさんとスカイスタジアムの前で一枚。ボランティアさんたちはなかなかいい仕事ブリでした。

そして今日、7月30日も晴天です。
そろそろランチの約束のためにFan Festivalに向かいます 

暑い日本に帰国したらNZ旅日記を書こうとメモはとっているのですが、連日38度を超える暑さと聞くと、その気持ちもちょっと萎えそうです。現在はウェリントンに滞在中です。ニュージーランドは現在、冬……のはずですが、ここウェリントンは最高気温14度、最低気温11度とほぼほぼ快適な気候です。今日も晴れているので、おそらく日中はダウンなしで過ごせそう。
ま、気を取り直して、旅12日目の今日、少し時間ができたので、12日間の記録を残しておきます。

7月19日(水)
出発2日前の月曜日。書道教室に行くために電車に乗って、何気なく航空便のe-ticketを開いたら、な、な、なんと行き先がオークランドではなく、シンガポールになっているではありませんか! 衝撃を受けた私は家に駆け戻ってチェック。しかしいくらかけても電話は「ただいま電話は混み合っています」の応答音声のみが虚しく響き、焦りは増すばかり。結局電話が通じたのは翌日の朝で、それによると機材が準備できずに直行便が乗り継ぎになったと。
本来なら18時30分出発だったのが、午前中11時の出発になり、しかも10時間で行けるはずが、トランジットを入れて18・5時間とわかって出発前から疲労の色が濃くなり、朝7時発のリムジンで成田に向かいました。

7月20日(木)
シンガポールで乗り継いで、翌日の朝8時半にやっとオークランド着。シンガポールまでの便でたまたま斜め前に座っていらした方に声をかけたら、なんとオークランド在住20年とのことで、その後NZ情報をお聞きしたり、私の介護話(!)などをお話したりして、出発前からのイライラと不安が一気に和らいだのでした。
空港に着いたら、メールをチェックしていたその方から「オークランドの中心部で銃撃事件があった!」と教えられました。私が宿泊するホテルのすぐそばと知って、ドキドキ。でも乗ったタクシーの運転手さんが「テロではないし、交通規制ももう解除されているから大丈夫。今夜のW杯の開幕戦は予定通りだそうだよ」と言ってくれたのでまたまた胸を撫でおろしました。
その夜はGoogleマップとあっちこっちでいろんな人に聞きながら、公共バスに乗ってスタジアムへ。開幕式も開幕戦のニュージーランドvsノルウェー戦も存分に楽しみました。隣に座っていたニュージーランドの観客たちの歓喜のハイタッチと飛び跳ねる輪にちゃっかり私も混じり、メールアドレスを交換して、ジャパンも頑張れ、応援するよ、と励まされました。
帰りはワールドカップ用の特別仕立ての電車で市内まで帰り、またGoogleさんの案内で無事ホテルに戻りました。
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開幕戦で知り合ったジルズとは最後の試合まで一緒に観戦しました。

7月21日(金)
翌日の日本の試合に備えてIntercityという長距離バスに乗って、オークランドから2時間南西にある街ハミルトンへ。地図とにらめっこして、スタジアムから徒歩5分の所にあるホテル?モーテル?まで歩いていくと、どんどん人気がなくなり、寂れて荒んだ感じになっていくのに不安が高まりました。
町外れにあるホテルは、いささかショボく、その後持っていった服にダニがついていたらしく、ダニ被害にあったりもしたのですが、ま、町の美しさと終日ワールドカップの試合を流しているSkySportsが見られることで許しましたね。

7月22日(土)
いよいよなでしこジャパン、ワールドカップ第一戦、対ザンビア戦。ザンビアは直前の親善試合で世界ランク2位のドイツを3−2で破るなど、FIFAランキング77位だけど侮ってはいけない、という情報が流れていて、朝からドキドキが高まるばかり。
と言っても、キックオフの19時までFIFAFestivalでグッズを買うとか、ご飯を確保するとか、やることは山のようにある、というので朝食後に出発。またもやGoogleマップさんに聞くと、ワイカト川というのがホテルそばを流れていて、どうもFIFA  Festival会場は川向こうらしいとわかりました。
それならと川沿いの散歩道を歩いていくことにしました。そしてこれがもう最高の散歩となったのです。天気は快晴。暑くも寒くもなく、豊かな水量で悠々と流れる川も緑も美しく、すれ違う子連れのカップルやランニングやウォーキングをする人たちが笑顔でHi!と明るく声をかけてくれる。
おしゃれなカフェで、おしゃれなラムとサラダを食べて、ハンバーガーを夕飯用にテイクアウトしました。
試合については、もうね、これ以上ないくらいの感動でした。
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7月23日(日)
またIntercityでオークランドに戻りました。バスターミナルからホテルまで全身JAPANグッズで歩いていたら、日本人留学生だけでなく、見知らぬ人たちからも「Congrats! Japan」と声をかけられて、いい気分。
部屋でまたワールドカップの試合を延々と眺めていて、翌日にオークランドのイーデン・パークスタジアムでイタリアvsアルゼンチンの試合があると知って、急ぎチケットを購入。
私が宿泊しているホテルにイタリア・チームも宿泊していて、エレベーターでときどき会うのです。監督とコーチらしき人たちとも顔を合わせるのだけれど、監督以外誰もが笑顔で愛想がいい。応援したくなるよなあ、あの明るさは、と思います。中に一人、小学生かと思われるほど幼い顔立ちの選手がいて、後で彼女が16歳最年少だと知りました。

7月24日(月)
洗濯して、荷物の整理をして、あとは本を読んだり、テレビを見たりしながらまったり部屋で過ごし、午後に思い立って近くの公園を散歩し、そのままスタジアムまで歩いていくことにしました。Googleマップさんによれば、徒歩40分で行けるというので。オークランドは急な坂道が多いので、それが多いと難儀かなと思ったけれど、1箇所なかなかに起伏のある箇所はあったものの、ほぼ平坦な道をのんびり1時間ほど歩いて到着。
イタリアがエース10番を後半半ばをすぎてから投入し、あっという間にセットプレーからヘディングで1点とって試合終了。あの仏頂面の監督の笑顔を初めて見ました。
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帰り道で見たオークランドのタワーと月。オークランドはこれという観光名所がない?なかで、このタワーが街のシンボルみたいに扱われていました。

7月25日(火)
なでしこジャパン、第2戦が行われるダニーデンに移動。オークランド空港で日本からやってきた妹とその友人と落ち合う。彼女たちはなんということなく直行便で来たとのこと。
2時間弱でダニーデン到着。空港でJFAの知り合いの方々と会ってハグ。
市の中心にあるアパートメントホテルに20分ほどで到着。タクシーの運転手さんからダニーデンの歴史や観光スポットなどをいろいろと教えてもらいました。
人口13万のうち、2万人が大学生と大学関係者という大学町なんだとか。スコットランドの入植者が建設し、ゴールドラッシュ(わずか2年で終了)で一時賑わったものの、その後に一気に廃れて、今は大学と金融業で町の建て直しをしているのだとか。街並みは当時のままをできるだけ残してリノベーションを重ねているそうです。宿泊したホテルもそんな一軒。リノベーションの優秀賞も受賞しているとか。
ホテル近所のイタリアンレストランでおっしゃれ〜〜な食事を楽しみました。

7月26日(水)
試合まで町を散策。と言ってもダニーデンは小さな町であっという間に抜けてしまいます。
ふと、そういえばタクシーの運転手さんが「ダニーデンには美しいビーチがある」と言っていたことを思い出し、スポーツウェアの店員さんに「ビーチに行きたい」というと、駅前のバスロータリーからバスが出てると教えてもらいました。またもやGoogleさんにバスの番号まで教えてもらって妹たちと一緒に海へ。
太平洋の荒波が打ちつける海岸は、運転手さんの言葉通り美しく壮大。海岸を散歩していたら、前からくるカップルが大興奮で「あっちにSea Lionが寝ている!!」と教えてくれたので、駆けつけると、ほんとだ! アシカ? トド? ともあれシーライオンが砂に横たわっていました。
なんでもそのセント・クレア・ビーチはシーライオンの繁殖地で、海岸で11頭も子供を産んだ伝説のマム・シーライオンの銅像まで立っているのです。
海岸沿いのイタリアンで腹ごしらえしてホテルに戻り、全身「日本応援モード」で固めてスタジアムに出発。試合は2−0でコスタリカに快勝。生まれて初めてサッカーの試合を観た、という妹たちは「日本、強い!」「選手たちみんな上手い! かっこいい〜〜」と興奮。初サッカー観戦がこの試合で良かった。
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初めてみた野生のシーライオン
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ニュージーランドに行って、スウェーデンのテレビで応援している姿がアップされた日本人。スウェーデンの友人が「テレビに出ていたぞ。元気そうで何より」とかいって画像を送って来てくれました。
(続きは次のエントリーで)

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7月19日に日本を発ち、翌日ニュージーランド、オークランドに到着。その日の夜にイーデンパークで開催された開幕セレモニーと開幕戦、ニュージーランド対ノルウェーを観戦しました。
開幕セレモニーも、試合もすばらしく、これを見ただけでも1日がかりでニュージーランドにやってきた甲斐あり、と思っていたのですが、昨晩、7月22日、オークランドからバスで2時間南西の街、ハミルトンで行なわれた日本vsザンビア戦が、もうこの試合の記憶だけで残りの人生を幸せな気分で過ごせるというくらい感動しました。
あー、サッカー好きでよかった!
おかげでこういう感動が味わえるんだ、とひと晩あけたあとも幸せ気分です。
なぜかiPadでブログが書けず、やむなくスマホで書いているので、詳しいことはのちほど。
とりあえず今は、画像だけ置いておきます。 
 



前半の早い時間に得点し、あまり間をおかずに攻め込まれて失点するというこれまで何度も見てきたガンバの試合展開パターンでしたが、きのうの試合では同点にされてもあまり不安を感じませんでした。これまでだったら同点にされただけなのに、それにまだまだ時間があるのに、ガンバの選手たちが何をあせってるんだろうというくらいあたふたしいて、相手に押し込まれまくって結局逆転されていたのですが、きのうは誰もあせってなかったし、気落ちをしている様子も見えませんでした。
それどころか、同点でハーフタイムに入ったあと、後半にきっと決勝点が生まれるね、とかめずらしく楽観的だった私。
後半も早い時間に食野がすばらしいゴールを決めてくれて、そのあともイケイケモード(→死語です)
2−1になってからも、ジェバリもファン・アラーノも山本も(ラヴィまで)走りまくって攻撃の手を緩めず、カウンターから何度もチャンスをつくって、そして生まれたファン・アラーノのPK。
ダワンの1点目もすばらしい崩しからだったし、食野のゴールも技ありの豪快シュートだったし、アラーノのカウンターでの突っ込みもすごかったし、きのうの3点は全部お気に入りゴールです。
山本の存在感がまたまたピッチで輝いていた……ような気がしています。
以前は「遠藤ヤットさんがいないと不安で不安で……」とか思っていたけれど、いまちょっと似たような心境になっています。きのうイエローをもらった瞬間に調べて、「あ〜〜よかった1枚目だ」と胸をなでおろしました。それくらい大きな存在になっている。どうぞ怪我なく、体調不良なく、イエローをできるだけもらわず、安定して活躍してほしい。
そしてスタメンを見たときに半田の名前がサブにもなくて、え? いよいよ移籍??? と思ったら、なんと腓骨骨折だとは……。どうかどうかしっかりと治して、早く復帰してくださいね。もう鶴としかいいようがないし、本人はどれほどくやしくあせっているだろうかと心中察するにあまりあります。どうぞ前を向いて、これからまだまだ長いサッカー人生のちょっとした谷だと思って、もっと強くなって復帰してくださいね。待ってます。

これでJリーグはしばらく中断。この暑さのなかをサッカーの試合するのは残酷ですよね。
しっかり休養をとって、川崎戦、マリノス戦に備えてください。
もちろんルヴァン杯にもね。
私はあさってからニュージーランドで、なでしこジャパンに声援を送ってきます。

 

 昨晩、7月11日(火)に開催しました「女子サッカーを応援する会」実行委員会主催のオンライントークイベントをご視聴いただきありがとうございました。
 トラブルにより開始が30分遅れてたいへんご迷惑をおかけしました。
 第一部の実川による女子サッカー140年の歴史(日本含む)、 第二部現役WEリーガー荒川選手、岩清水選手に聞く女子サッカー発展への思い、そして視聴者の方々から寄せられたご意見や質問に答えるコーナーまで、なんとか予定していた終了時間までに終えることができました。
 トラブルに蒼くなりながらも、なんとか終了できました。
 ご迷惑をかけた視聴者のみなさまに申し訳ない気持ちを持ちつつも、私たち実行委員の予想を超える人数の方にご視聴いただき、実行委員一同感激しております。
 終了後のアンケートのコメント欄で寄せられたご意見でもっとも多かったのが
「一回限りのイベントに終わらせずに、息長く応援活動を続けてほしい」
でした。
  終了後に荒川選手、岩清水選手、実行委員、そしてボランティアでお手伝いいただいたスタッフの方々からも「楽しかった! また呼んでください」「つぎはこんな企画でやりませんか?」という声があがりました。
 その声に気をよくして、つぎのイベントも考えていきます。
 これからも女子サッカーをもっとサポートして、盛り上げていくように、微力ながらがんばっていきます。
 最後にもう一度。
 このたびご視聴いただいた方、本当にありがとうございました。
 今回は逃したけれど、つぎは参加したいと思っていただけるようなイベントを(つぎこそはトラブルを最小限にして)開催したいと思っております。
 これからも「女子サッカーを応援する会」をどうぞよろしくお願いいたします。
 
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