Glamorous Life

グラマラスライフ 実川元子オフィシャルサイト おもしろい本、どきどきする試合や映画、わくわくする服に出会えたら最高に幸せ

2023年07月



選手のユニが汗でべったりとはりついているのを見て、この高温多湿のなかでの90分以上の時間を走り抜くのは並大抵のことではない、と画面のこちらがわにいる私まで息が詰まりそうでした。
後半ロスタイム7分の表示で、そんな酷なロスタイムをとるなよ、と主審に文句を言いたくなったり。京都木下のシュートがゴール脇に外れたシーンでは、もうね……時間差で結果を知っていても息がとまりましたよ。
72分、ガンバの福田のヘディングゴールを守り切っての勝利。
どちらに転んでもおかしくない試合だったし、まあまあよかった前半が無得点で終わったとき(ディエゴのゴールがオフサイド判定だったときには、こりゃ引き分けもあるかなと覚悟)、後半にみんなの足がとまってしまうのではないかと怖かったです、はい、結果を知ってから見ていたのにもかかわらず。
この試合の私のMOMは、得点した福田ではなく、CBの三浦。
とくに後半、足がつりながらも終了まで「ぜったいに勝つんだ」という気迫のプレーでした。頼もしかった。もちろん勝利は全員の力ですが、三浦の鬼気迫る気迫がゴールライン前にバリアーをはっていたような気がします。
もう一人、食野がおそらく今季見ているなかで一番いいプレーをしていました。ゴールにつながったプレーだけでなく、交代からまもなく見せた、前にドリブルで走り抜いた思い切りのよさと気迫は、疲労の色が濃くなっていたチームを勇気づけるものでした。

つぎはホームでvs柏戦。
コンディションを整えて、どうかよい試合を! 

 夏が嫌いです。
 いやちがうな、嫌いなのは夏ではなく暑さと湿気です。
 最近はすでに5月くらいから暑さと熱気が襲ってくる気候なので、本格的な夏が始まるはるかに前から「あ〜〜〜もうこの天気にはうんざりだわ」とため息をついてばかりですが、地球のどこにいっても気候は厳しそうなので、いまいるここで踏ん張ってこの季節を乗り切るしかありません。
 踏ん張る、といえば、何かトラブルがあったり、腹が立つことがあったり、何もなくてもただうんざり気分におちいったとき、すぐに「逃げ出す投げ出す放り出す」の3つの簡易解決策に走りたくなります。がんばらなくちゃという強い気持ちが持ちにくくなっている。心の片隅から「もうやめちゃえば〜〜〜」「無理することないんじゃない?」という悪魔(たぶん悪魔。少なくとも天使ではない)の甘いささやきが聞こえてくる。
 たとえば書道の毎月の課題作制作を前にしたとき。
 たとえば新しい企画を出してみようかと考えたとき。
 たとえば面倒な人間関係のトラブルに巻き込まれたとき。
 悪魔はしたり顔でつついてくるのです。
 「別に今月だけ休んだってどうってことないよ」「もうあなたは十分にがんばってきたんだから、少しゆっくりしたらいいじゃない?」「年齢を考えたらいまさらそんな大それたプロジェクト、最後までやり遂げられるの?」「そもそも、あなたの能力じゃ、それやるのって無理じゃない?」
 悪魔さん(要するに甘え気分の自分)のささやきに負けそうになるとき、歯を食いしばりながら自分に言い聞かす魔法の言葉。それは……
 「踏ん張れ、わたし」
 いまの私に必要なのは「がんばれ!」というエールではなく、「よくやってる!」という褒め言葉でもなく、「踏ん張れ」なんだと思います。
 逃げ出す、投げ出す、放り出す、それは簡単な解決策のように思えるけれど、いまの私はきっとその解決策を選んだことをずっと後悔するのが見えている。
 なんとかしようともがいて、たとえ結果が満足のいくものでないことがわかっていても、できるだけのことはやりたい。
 逃げ出したくなったその場で踏ん張れるだけ踏ん張って、それでもダメならあきらめもつく。
 そう思って、今日も自分に声をかけます。
 踏ん張れ、自分。
 踏ん張れ、わたし。 

 それにしても、暑いのは苦手です。 



行ってきました、ニッパツ三ッ沢競技場。
午前中にかなり強い雨が降り、あがってもわーっとした湿気が地面から立ち昇ってくるようななかを、横浜駅から歩きました。Googleさんが教えてくれる道がどうも信じられなかったので、少し大きい通りまで遠回りをしてから急な坂と階段を登っていったのだけれど、同行者が「ほんまこの道でええんか?」とつぶやくほどの「山道」。横浜、侮れない港町仕様です。
試合は……前回はポストあて選手権なら10−0くらいで勝っていたくらいガンバが攻めまくっていましたが、今回は横浜FCの鋭いカウンターに目をおおいたくなるシーン頻発。とくに後半はガンバサイドにあまり来てくれないもどかしい展開でした。
終わってから同行者が「不在の倉田の存在感がきわだつような試合やったなあ」とぽつり。
倉田の運動量とポジショニングがいかにいまのチームに必要かということを思い知らされました。
外国人4選手、どうか夏場のこの厳しい暑さに早く適応してね。
ま、私がたかだか坂道を15分ほどのぼっただけでぐっしょり汗をかいて、ぐったりと座席に座り込んだくらいの、運動には不向きな気候でしたから、スタンドよりもっと蒸し暑いピッチでの運動量が足りなくてもまあしょうがないかな。
これまでボールが足元にしっかりおさまっていたジェバリやファンアラーノがボールをとられまくり。ラヴィもボールをとられるのがいやなのかキープする時間が延びてしまうから、パスの連動性が生まれず。石毛がボールを欲しがって前に走っても全然出てこないし、出てきてもパスが短かったり、方向がちがって奪われたり。ボールがおさまらないってこんなにもどかしいものなのかと一ヶ月ぶりに思い出しました。
だから、よくぞ引き分けたよね、しかも失点なしで、というのが正直な感想です。
(まちがえてウノゼロなんて書いてしまっていました。訂正します)
アウェイのゴル裏だけでなく、メインスタンドも青黒で満員。チケット売り出しと同時に購入したとき、「まさかこんなところまで埋まることはないよね」という期待とともに後段ブロックのかなり高いところにある席をとったのだけれど、なんのなんのもうそのブロックもぎっしり埋まりました。
ルヴァンのFC東京戦のときも思ったけれど、ガンバサポ、関東に多いなあ。

さて、次節は京都戦。あまり期待しないで、ただ「パトリックの恩返し弾だけはやめてくれ〜〜〜」と念じておきます。
 

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