Glamorous Life

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2023年08月



土曜日はWEリーグ開幕で、西が丘にいっていたので試合は見ていません。
帰宅してから山見選手のゴールを見て感動。
いま試合ハイライトを見て、もう一回感動。
それにしても、前半だけで3点くらいとれてたんじゃないかと。
それと、左サイドをドリブル疾走する山見選手に並行して、右サイドを疾走していたアラーノ選手。ロスタイム6分台で、スタートから出ていて大活躍していたのに、最後の最後まで疾走するなんてすごすぎる。
数本のパスでカウンターが決まる、そんなシーンにデジャヴ感があるなと思って記憶を探ったら、ありましたね。2014年vs浦和戦で、浦和のFKをひろって、佐藤選手がゴールしたシーン。またはやはり万博でのVS浦和戦で、同点に追いつかれた直後に、ヤットさんが決めたミドル。
セットプレーからカウンターをくらってしまうのはここ数年のガンバのお決まりでしたが、それをロスタイムがそろそろ終わるときにガンバがやってのけたのは、チームに勢いがあるってことでしょうか。
後出しジャンケンではありますが、試合前のスタメン発表で、ベンチメンバーの最後に山見選手の名前を見つけたとき、なんかやってくれるんじゃないかなと思いました。3カ月半ぶりの試合出場で、本人も「ここでやらなくては」の危機感があったと思います。
食野選手のゴールといい、なかなか試合に出られなくてもくさらないで、チャンスがまわってきたときには大仕事をやってのける——チームがいい感じにまわっているような印象を受けています。
あとは倉田選手と半田選手の復帰だな。
ルヴァンまでにはなんとかお願いします。 

先月7月20日に開幕し、一カ月に及んだ32カ国代表の熱い闘いが昨日幕を閉じました。
優勝したのはスペイン。
決勝戦となったスペインvsイングランドは、決勝戦にふさわしく、テクニック、戦術、フィジカルすべてにハイレベルでした、両チームとも。
勝敗をわけたのは、スペインの高い技術と戦術眼だったかな。イングランドに主導権を渡さないように、パスはカットし、前線からすばやく激しいプレスをかけ続けたのが勝因……だったように思います。
そのスペインと日本はグループリーグ第3戦で対戦し、なんと4−0で圧勝しました。
大会得点王になった宮澤ひなた選手がスペイン戦でもあざやかなカウンターから2得点しました。
なでしこジャパン、スペインには圧勝したものの、準々決勝で対戦したスウェーデン戦ではフィジカルの高さをいかしたスウェーデンのハイプレスにやられました。そのときは、体格的に似たようなスペインには勝てても、いかんともしがたい身長や体格の差には勝てないのか、なんて思ったのですが、きのうの決勝戦を見ていて、いやいや日本だってもっとやれるはずだよ、と思いましたね。
アジア枠2と出場権獲得は厳しい競争となるでしょうが、パリ五輪で「もっと上を目指せる」ことを証明して欲しいです。

ニュージーランドで生観戦が7試合、ホテルのTVでニュージーランドだけでなくオーストラリアで行われている試合もチェックし、日本に帰国後もFIFA+で試合観戦しました。今年の夏はワールドカップ観戦に明け暮れたといってもいい。なでしこジャパンの試合でなくても、観戦するごとに一喜一憂し、得点に雄叫びをあげ、失点に頭を抱え、選手と一緒に涙を流しました。なんでここでぼろぼろ泣いているのか、自分でもわからないのだけれど、感情昂り指数はかなりのものでした。
今夏、気温だけでなく、私の気持ちは熱かったです。
そんな興奮の一カ月が終わって、いまは祭りのあと状態。
まだ暑さは続きますが、気持ちを切り替えて仕事に戻らなくちゃ。
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FIFA女子ワールドカップ観戦のためにニュージーランドに行こうと決めたのは、FIFAからグループリーグ組分けの発表があってまもなくでした。
前回大会の2019年は留学生を預かっていたために日程の融通がきかず、チケットがとれたのも準々決勝からで、日本はすでに敗退していました。だから今回は開幕戦から観戦すると決め、日本戦をマストにして日程を組もうと、地図とにらめっこしながら今年1月から旅程を検討。
一番迷ったのが、開幕から決勝戦まで1カ月間にするか、それともグループリーグ終了までの半月にするかでした。
どちらにしてもやや長い期間となるので、不安だったのは以下の3つ。
1) 母が無事に過ごせるか?——2019年の肩甲骨骨折、2020年の脳梗塞、2022年の大腿骨骨折など大きな怪我や病気はいずれも夏に起こしている母です。いざというときは妹や私の夫という代わりがいることはよくわかっています。妹や夫は「行ってこい」「任せてくれ」と言ってくれました。でも、責任感の重圧をひとりで担いがちな私の性格として、何かあれば旅行を延期したり、取りやめることになるかもしれない。(実は以前にも母のことでぎりぎりで旅行を取りやめにして、結構な額のキャンセル料を払ったことがあります)。本当に行けるのだろうか、と飛行機に乗るまで不安でした。
2)自分の体力は大丈夫か?——コロナで3年間海外旅行に出ていません。それ以前にもときおり激しい飛行機酔いに悩まされ、加えて時差ぼけで到着してから2日間はフラフラしていました。69歳になったいま、果たして観戦ひとり旅にからだが保つか。でも、ニュージーランドは時差が3時間だし、直航便なら10時間で行くというし(実際には乗り継ぎ便になって18時間半かかったが)なんとかなるかな、いまを逃したら体力ではもっと厳しくなると思って行くことを決断。
3)留守宅は大丈夫か?——夫は生活のマネージメントに関して120%私にお任せな人です。以前は90%くらいだったけれど、年齢を重ねるとともに比率はあがり、いまでは120%。自分が食べるものを(コンビニなり外食なりでも)獲得してくる能力さえも衰えています。妹に「目をつぶればいいのよ。家がどれだけ汚なくなろうと、洗濯物が悪臭を放っていようと、生き延びていさえすればいいと腹をくくらないと、お姉ちゃんはなにもできなくなるよ」と言われたので、覚悟を……やっぱり決められませんでした。
私が留守にする期間に「やること」チェック表をつくって、掃除(ルンバだけれど)、洗濯(週一だけど)から、窓の開け閉め、鉢植えの水やり、ゴミ捨て(資源ゴミの仕分けは諦めた)まで結構こまかく写真入りの「家事日程表」をつくって渡し、メールでの報告を申し渡しました。
そのおかげか、帰国して家に入ったときに、以前に長期に家をあけて帰ってきたときのように腐敗臭はしなかったし、植物はすべて生き延びていたし、シンクが黒くなっていることもなかったし、洗濯物が洗面所の床にまで溢れかえっているようなこともありませんでした。

出発前までは不安でしたが、ニュージーランドに降り立ったとたん、いや、飛行機に乗ったとたんに不安は遠ざかり、ではなくて消え去りました。日本で重くのしかかっていたもの(たぶん日常生活のアク)が取り除かれたように、からだも心もすっきり爽やか、軽い軽い。18時間半の長旅もなんのその、オークランドのホテルでシャワーを浴びて、テイクアウトしたピザをつまみながら開幕戦に行く準備をしている間に、自分のなかから久しぶりに体力気力が湧き出てくるのを感じました。そして体力気力の充実感は帰国の飛行機に乗り込むまで続きました。

日常を離れるだけでなく、日本での日常生活にまつわるあらゆるぐちゃぐちゃを忘れること。
何を食べるか、どこに行くか、何をするかを、自分を中心に決められること。
妻、娘、母、祖母とかいう役割ではなく、実川元子として行動できること。
他人の体調や気分をうかがう必要がなく、自分の感情や気分を優先できること。
ひとり旅の快感はそこにあります。
まだ私にはその快感の追求ができると確かめられたことが、4年ぶりの海外一人旅の一番の収穫だったかもしれません。

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1日に何回も空(晴れていようが雨が降っていようが、夜空だろうが)「あ〜〜気持ちいい〜〜」と深呼吸を繰り返す毎日でした

 試合について、いまは書けません。
 まだ冷静になれない。
 試合終了とともに、ピッチに崩れ落ちる選手たちを見たくなくてテレビをいったん消しました。
 後半のしぶといがんばりを見ていると、胸が苦しくなってもうなにがなんだかよくわからなくなってしまったので、いったん消したテレビをまたつけて後半だけ見直しました。また泣きました。
 今朝、選手コメントを一行読んだだけで涙腺決壊してしまうし、とても試合を振り返れない。
 5試合を通して、私のMVPは熊谷選手です。
 10ヶ月後のパリ五輪でも、4年後のワールドカップでも、ぜひキャプテンマークを巻いてほしい。
 すばらしいキャプテンシー。
 このチームをもっともっと見ていたいので、パリ五輪に行く準備を今日から始めようと。 
 最後にひと言。
 サッカーが好きでほんとによかった。
 そう思わせてくれたチームに感謝です。 

みなさ〜〜ん、今日8月11日(金)午後4時30分からNHK総合でFIFA 女子ワールドカップ準々決勝、日本vsスウェーデン戦がライブ放映されますよ〜〜〜

と一応告知。

遅ればせながら、先日等々力で行なわれた川崎フロンターレvsガンバ大阪の試合についてです。


前半のガンバが3点取ったところまでと、ダワンの90+6分の劇的勝ち越しヘッドを見て、あとハイライトを毎晩眠る前の儀式としてみました。
現地観戦なさっているかたから、前半が終わったところで「後半の川崎の猛攻がこわい」というメールをいただき、その予言?予想?とおりに川崎にあっさり追いつかれました。
ハイライトで追いつかれたシーンを何回も見ましたが、東口を中心に何回も何回も跳ね返しながら最後の最後で決められましたね。最後に仕留められたのだから問題なのかもしれませんが、そこは川崎をほめるべきでしょう。川崎のゴールへの粘りvsガンバの守備の粘り対決で、それがあったからこその劇的ダワンヘッドだったと思います。
ガンバ、中断明けの試合で結果はともかく、いい内容の試合ができたことがあまりないのですが、川崎戦では(少なくとも前半は)しっかり走れていたように思いました。
それは今季初スタメンでフル出場だった藤春選手が走り切ったことの影響が大きいかと。
最後の藤春コールで涙をぬぐっていた動画を見て、私も涙しました。
あきらめない、くじけない、すねない人に必ず光は射すのだなと。
明日は横浜マリノスさまとの対戦です。

今日のなでしこジャパンの試合とともに、わくわくどきどきが止まりません。 

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