Glamorous Life

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2024年06月



 この試合のガンバ目線での見どころは、前半の中谷選手の神クリアにつきます。
 福岡選手がペナルティエリアのはじっこでボールを奪われて(ああいうシーンを私でさえ何回か見た。ほんと気をつけてほしい)一森選手も前に釣り出され、ゴールマウスががらあきになっているところをねらわれたシュート。それを中谷選手がはじき返したのです!
 ハイライトを見ると、奪われた瞬間に中谷選手はもう走り出している。なんでしょ、あの反応のよさ。危険察知する能力がすごすぎる。つねに360度に注意を向けて、リスク管理はもちろん、どこにクリアボールを蹴り出せば攻撃につながるかという読みまですごいです。
 試合の8割くらいは鹿島のペースで進み、後半に少し持ち直したとはいえガンバの攻撃はあまり見られませんでしたが、そこはもう割り切るしかないのかなと。
 宇佐美選手が試合後のコメントで「今は簡単に失点する気がしない。あとは押し込んだ時間帯でもう1つ余裕ができれば、その先で色々な(崩しの)アイデアを広げていける。でもそれも、伸びしろなので」
 日経新聞でこのコメントを読んで、思わず歌いましたね。クリーピー・ナッツの「のびしろ」。私のなかでお孫に教えてもらったこの歌がすでに年間ベスト1で、気分をあげたいときにはいつも聴いています。ガンバの選手たちが試合後のコメントで「のびしろしかない」とかいうのを聞くたびに、クリーピー・ナッツのTake1に走る私。
 後出しジャンケンですが、この上位対決3連戦でミッドウィークの鹿島戦は引き分けるんじゃないかなと予想していました。鬼門カシスタ、苦手鹿島、というのもあるけれど、なんとなくね、いまのガンバと鹿島がぶつかると、お互い負けはしないけれど、勝つところが見えないというか。
 さて、そこでつぎの試合がまたまた大事です。
 クリーピー・ナッツ「のびしろ」を聴きながら、町田戦に向けて気持ちを上げていこう!

昨日は大和市が企画主催する「レディースサッカー体験会」というのに行ってきました。久々にシューズはいて、ボール蹴って、とても楽しかったです。
ボールを蹴ることは、快感です。ボール蹴るたびにドーパミンがどっと出る感じ。いや、データの裏付けも何もなく、ただ私の感覚でしかありません。へたっぴい初心者のいうことだから、万人にあてはまることではないと思いますが、うん、昨晩はドーパミンいっぱい出たぞ、きっと。
50歳を前にして「こんなにサッカー好きなのに、ボールを蹴らないで死ぬわけにはいかない」と、「大人のためのサッカー教室」に入会し、多いときには1週間に4回もボールを蹴っていた時期がありました。チームにも入ったし、合宿にも参加したし、家で自主練とかもやってました。ぜんぜん上手くならなかったし、怪我もしたし(結局そのためにやめざるをえなかった)、試合に出してもらうたびに役立たずの自分が申し訳なかったのだけれど、でもボールを蹴るのは楽しかった。
昨年、久しぶりにシューズをはいてウォーキングサッカーに参加させてもらったとき、楽しさを思い出しました。そのときの縁でまたボールが蹴ることができました。
私は運動神経がなくて、中学まで走るのは遅いし、リズム感がないからダンスも何もかも下手で運動会が大っ嫌いでした。特にボールを使う競技がダメダメ。ボールを投げたらとんでもない方向に飛んでいくし、ボールをキャッチすることもあまりできない。ドッジボールとかでは一番にボールをあてられて外でのそのそしているタイプ。でもからだを動かすのは嫌いではなかった……じゃなくて好きでした。ただ鈍臭い自分が恥ずかしくて、積極的にスポーツに一生懸命になることはないまま年ばかり食ってしまった。(水泳とか長距離を走るとかは少しだけ得意だったけれど)
でも50歳を前にして「もう見栄張っている年齢じゃない。好きなことをやって何が悪い?」とサッカー教室の門をたたきました。そこでも一緒に入った人たちがどんどんうまくなっていくのにいつまでたっても鈍臭いまま。「私はなんでこんなことをやっているのだろう???」と思うことの方が多かったかな。
「サッカー? その歳でそんなことやって何になる?」「いい歳してやることか?」「怪我したらどうする?」といろいろ言われたし、言われても「ああ、そのとおりです」としか答えようがなかった。でもいま思います。
どれだけ恥をかいても、どれだけアカン自分にうんざりしても、たとえ5年くらいにせよ夢中になってサッカーをやっていてよかったな、とね。
70歳になってもボールを蹴ることができて、ああ、気持ちがいいって思えることが幸せです。
人生にやって無駄なことはひとつもないんだと実感してます。



実況解説者がマイクに唾飛ばしまくっている光景が見えるほど絶叫していたウエルトンのゴールでした。
しかもウエルトンの前にまるで枕詞のように「重戦車」とつけるので、その場面だけ見たガンバサポでもなんでもない人は、「ジューセンシャ・ウエルトンってどこの人?」と思ってしまいかねない。いや、言い過ぎかもしれませんが。でも「重戦車ウエルトン、今度はゴール!」のその「今度は」というのはなんやねん? とちょっとつっこんでおこう。
その後のゴール裏で前後左右のハイタッチの嵐で狂喜乱舞するサポの画像が抜かれ、スタジアムから地響きがするほどの大歓声が画面から響いて、私はまた涙がじーんとにじみましたよ。32000人超えとかで、もう上段までびっしりに埋まったスタジアムのなかで2点とって勝つ。あ〜〜〜気持ちいいい。
そのあとのオウンゴールでの2点目の大興奮もよかった。あの2点目がなかったら……いやいや、たらればを言い出すときりがないのでやめます。
とにかく、勝ったよ! 昨年王者の神戸に!

SNSではさかんにガンバの「5連勝は2020年以来」と書かれています。宮本監督指揮下のあのシーズンの2位という成績を決して過小評価するつもりはないし、今シーズンだってぎりぎりでしのいで勝つ試合ばかりではあるのですが、記憶を手繰り寄せてあの年と今年のガンバは何かが違うと思うのです。違いの1つには、あの年、優勝した川崎との差があまりに大きかったを痛いばかりに思い知らされた、ということがあげられます。あの年の川崎は、家長絶好調で攻撃陣の威力がすさまじく、ディフェンスでは川崎山脈がそびえたっていて、もうね、つけいる隙がなかった感じでした。対戦すると、ガンバは川崎陣営にボールがまったく運べなかったですものね。
そして今年のガンバリーグ戦5連勝(天皇杯も入れると9戦負けなし)の試合を見ていると、順位は3位だけれど上位の町田、鹿島、そして昨年王者の神戸との試合に、とても超えられない壁がある、とは感じていません。ガンバがすごく強いとは正直思っていないのですが、上位チームとすごく差があるとはまったく思わない。同様に、下位チームとの差がある、とも思いません。最下位の札幌には負けているし、19位京都とは引き分けだったし、18位湘南にもボールを握られてやっとこさ勝った。
つまり、何が言いたいかというと、ガンバは強いから勝っているわけではない、ということです。まだガンバには勝ちパターン、つまりこの対戦相手だったら、この状況だったら、このメンバーがいれば、ホームだったら「勝つ」という公式はひとつもない。でも昨シーズンまでを振り返ると、負けパターンはしっかりある。勝ちパターンを維持し、負けパターンに陥らせないためには、もうね、ものすごくシンプルに「謙虚に、しぶとく、一戦一戦だいじに」しかないように思います。
 つぎの鹿島戦が天王山とか、そういうことはもう考えてもしかたないし、それじゃ天王山を越えたら、町田にもその勢いで勝てるかとかそういうこともない。
 いつだって目の前の一戦が「天王山」
 全力で応援します!(応援できることが幸せ)

 すみません、どうしてもコメントが書き込めません。エラーの理由のどれも当てはまらないのだけれど、最近はもう90%エラー表示が出て書き込めない。スマホからでもダメ。
 というわけで、ゆうみパパさんからの「宇佐美は代表に呼ばれるんじゃないか?」というコメントに対して、私の意見をここで書いておきます。
 その昔、稲本選手がアジアカップに呼ばれて優勝したとき、帰りの飛行機のなかで「いまガンバがリーグでいい順位につけていて調子がいいので、頭のなかにあるのはチームのことです」とかなんとか言った記憶があります(うろ覚え)。私はスポーツ紙で報じられたその言葉を読んで、一気に稲本選手への評価があがりましたね。Jリーグ開幕以降、リーグでは下の順位をさまよっていたガンバですが、1997年にエムボマ選手が加入し、稲本選手がデビューしたころから少しずつ上のほうに食い込んでいけるようになった……ま、それでも2000年の1stステージは13位でしたけれど。
 そして私はそのころ「ガンバの選手が代表に選ばれてほしい。でも主力が不在のときのチーム状態が心配」とやきもきしていました。
 そのころから私の日本代表に対する思いは変わっていなくて、ガンバ>>>日本代表です。ガンバの選手が選ばれていれば、代表も必死に応援する程度のスタンスかな。ヤットさんが代表でも中心選手だったときは、そりゃもう代表を応援しまくりましたよ。いまでも私のなかでもっとも印象深いワールドカップは2010年南アフリカ大会です。
 Jリーグで活躍して、日本代表に選ばれる、という2010年ごろまでのコースは今では一変。Jリーグではなく、海外で活躍するほうが代表に選ばれやすいように思います。Jリーグでちょっとだけ活躍して、すぐに海外にいって、即日本代表という選手も多くなりました。名前と顔が一致しないうちに海外に行ってしまう選手が多いので、代表の試合を見ていても「誰?」となってしまう。
 そこで宇佐美です。ガンバの育成出身で、Jリーグでちょこっと活躍してバイエルンミュンヘンに移籍して、でも活躍できなくてJ2だったガンバに戻ってきて、大活躍。翌シーズンの3冠達成に大いに貢献してまた海外。また活躍できなくてガンバに戻ってくる。海外からガンバに戻ってくる選手が少ないなかで、Jリーグではガンバ一筋です。宇佐美ガンバでないと輝けないのではないかなあと思ったりします。あ、これは悪口ではないですよ。
 EUROやワールドカップもテレビで見るには見るけれど、私はやっぱりJリーグを生観戦するのが一番好きみたいです。だから宇佐美がガンバで活躍する姿を一番見たい。もちろん宇佐美だけじゃなくて、いまいるほかの選手も、まずはガンバで実力を思う存分発揮してほしい。その結果、日本代表に選ばれるのであれば、私は代表を応援します。
 
 話変わりますが、EURO。たまたまいまリーディングしている本(ノルウェー人の著者)がエムバッペを激推しするので、ついついフランスに肩入れしていますが、うーん、初戦のオーストリア戦を見るとちょっとどうかなあ。



1点目の宇佐美のゴールシーンは10回以上見ましたが、もうため息が出るほどすばらしい。
記憶にあるなかでの、宇佐美のベストゴールではないかと。
その前の展開もすばらしかった。
鈴木徳真からウエルトンへ、そして重戦車ウエルトン切り込んで宇佐美へパス。
キックフェイント(なに、あのフェイント。やわらかくて、スピーディーで、上半身がまったくぶれないで脚の動きがしなやかで)からの足を振り切ってのシュート。
ゴールネットを揺らすまでの一連の流れは、おそらく私の脳裏に長く刻み込まれると思います。
そしてその後に得たFKからの流れで山田のゴール。これまた宇佐美→徳真→ウエルトン→山田の美しい流れ。宇佐美のFKでのボールが飛んでいく軌跡も記憶に残ります。
後半は柏にペースを持っていかれて、ジエゴにゴールを許したけれど、全員が必死にゴールマウスを守ってなんとか勝利。
6月はこれから上位同士の対決となります。神戸、鹿島、町田。
もちろん負けられません。負けていい試合なんかないから、いまのガンバには。
と言いつつ、私には一抹の不安が。
湘南戦でも、天皇杯の福島ユナイテッド戦でも思いましたが、得点後、とくに後半の終盤のパフォーマンスがガタッと落ちるのが気になります。1点差を守っていくのか、それとも点差を広げるためにもっと攻撃に力を入れるのか、中途半端ではなかろうかと。
上位対決となると、たぶん相手の気合いもちがってくる。自陣に引きこもって相手の攻撃をただ跳ね返しているだけでは、たとえリードしていても追いつかれるリスクはどんどん高まると思います。
ヤットさんの「5−4で勝つ試合が理想」というのは、アラウージョやマグノアウベスみたいなセレソン級FWがいてこそ。宇佐美頼みではいささか苦しい。
となると、守備も守備守備になるのではなく、守備攻撃守備くらいの割合じゃないと上位に残っていけないんじゃないかなと。シロート意見ですが。
あと、別にガンバに限ったことじゃないですが、追いかける立場のほうが追いかけられる立場よりも有利かもと思います。とくにここ数シーズン、なんとか降格をまぬかれてきたチームが首位に立つと、余裕がなくなっちゃうんじゃないかと不安(あ、これはたぶん悲観的サポだからかもしれません)
そんな心持ちで、これから5日間、リーグ戦4連勝にほくほくしつつも、気を引き締めて22日神戸戦を待ちます。

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