Glamorous Life

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2024年10月

相変わらずコメントが書き込めないので、こちらでごめんなさい。
FPグランパさま、コメントをありがとうございます。
現地での興奮(勝ち組が味わえる熱い熱い思い)が溢れ出ているコメントをありがとうございます。
読みながら、またじわーんと感動がこみあげてきます。勝ち組、うらやましすぎます。
パナスタ劇場、続きますねえ。でも正直、もう劇場でなくてもいいから余裕で勝ってほしいわー。
国立で宇佐美がカップをあげる姿を焼き付けたいです。9年ぶりタイトルを獲得できるチャンスを得ただけでも、もちろん嬉しいんですが、優勝してくれたらもうね、感極まります。
そしてきのうの坂本ゴール、何回見ても泣けます。今から泣いてどうするんだと自分を諌めているんだけれど、あまりに素敵すぎて泣けます。あのくねくねドリブルは、アラウージョを彷彿とさせました。大黒とはまたちがうタイプのストライカーですね、坂本は。
明後日にチケット抽選当たったかどうかわかるんですよね。あたりますように〜〜〜〜ぜひ現地でお目にかかりましょう。
そしてなんと! グランパになられたんですね。おめでとうございます。
そしてそして『サッカー・グラニーズ』読んでいただいているとは!!ありがとうございます。嬉しいです。

コメント返しとは思えないほど長くなりました。11月23日に国立でお目にかかるのを楽しみにしています。



朝から天皇杯準決勝モードだったのだが、急な仕事の打ち合わせが入ってしまい、録画セットして出かけました。打ち合わせをしながらちらちら試合経過をチェック。山田のゴールで先制するも、すぐに追いつかれ(打ち合わせの最中にチェック)、後半終了間際44分にマリノスに勝ち越された(打ち合わせ終わって外に出たところでチェック)……でがっくり来てとぼとぼJRに乗って移動して駅を降りたところでチェックしたら、なんと、中谷がアディショナルタイムに同点ゴールして、延長に入っているではないですか! PK戦はいやだなあとか思いながら本屋で資料の本を受け取ったところで、同志から「坂本すばらしいハートマーク」のメッセージが!
 ええええ〜〜〜とチェックしたら、なんと坂本が延長後半アディショナルタイムに素晴らしいゴールを叩き込んで、ガンバさん、決勝進出です!ハートマーク

 そして今、そのアディショナル劇場2本立てを録画でチェックしました。
 ガンバの3点だけでなく、マリノスの2点もすべてビューティフルゴール。素晴らしい。
 山田のペナルティエリアの外からのボレーシュート、中谷のヘディング、そして坂本のドリブルで相手ディフェンスをくねくねとかわして、冷静にファーサイドの隅に決めたゴール。
 現地で見た人たちは勝ち組です。

 即、天皇杯決勝@国立競技場のチケットを申し込みました。第3希望まで申し込んで、抽選で31日に結果が来るそうです。
 対戦相手は神戸。たしか今シーズンはリーグでも負けてなかったはず。
 最後に天皇杯決勝まで進んで、川崎と対戦したときには手も足も出なかった屈辱の記憶があります。
 今度はそんなことありませんように。
 

 
 名古屋がルヴァン杯の決勝進出を決めたことで、急遽平日夜開催となりました。パナスタでのJリーグ戦は12月までありません。10月27日昼間に天皇杯の準決勝がパナスタ開催ですが、リーグはこれで1カ月以上先までパナスタ開催はなし。そのせいか、もちろん空席は目立っていましたが、平日夜、しかもいきなりの日程設定となったにもかかわらず、かなり大勢の観客が詰めかけていたみたいですね。

 さて、この試合。坂本一彩選手のテクニック、プレイの正確性、ポジショニングのうまさ、体幹の強さ、最後まで落ちない運動量と献身的な走りに唸りました。とくに前半はすごかった。前半はもう2回もフルで見ちゃいましたよ。
 そして後半には福田選手の怪我による離脱&リハビリのながーーーいトンネルを抜けた先に待っていた、復帰&試合を決めるゴールでした。
 福田選手って、途中出場でおいしい、というと語弊があるけれど、決定的な仕事をやってのけることがよくありませんか? 決してものすごくテクニックがある、という選手ではないし、ポカミスをやらかしてイラッとさせられたりもするけれど、それを補ってあまりある「持ってる選手」なんだと昨晩はあらためて思いました。
 
 あと3日で天皇杯準決勝です。若手の大活躍での勝利で、準決勝に向けて弾みがつきましたね。
 
 

 いまドミニカ共和国でU17 FIFA Women's World Cupが開催中です。日本の17歳以下の女子チームも出場しています。日本時間で今朝5時からグループリーグ第2戦、対ブラジル戦があり、日本は2−1で勝利しました。でも第一戦のポーランド戦が引き分けだったので、決勝リーグに進めるかどうかはつぎのザンビア戦の結果次第です。
 今年はパリ五輪に始まり、つい先日コロンビアで開催されていたU20 FIFA女子ワールドカップ、そして今のU17ワールドカップと続き、なでしこからヤングなでしこ、リトルなでしこと女子サッカーの国際大会の試合観戦(もちろん配信ではありますが)が続いています。
 生観戦では、WEリーグが9月に開幕し(女子プロサッカーリーグはいち早く秋春制です)、その応援に現地に出かけてます。一応、よく見に行っているのは日テレベレーザの試合ですが、昨日はジェフ千葉レディースvs浦和レッズレディースの試合を観に、久しぶりにフクアリ@千葉県蘇我へ。フクアリ、相変わらずいいスタジアムでした。
 それに加えて、DAZNで視聴できるUWCL(UEFA女子チャンピオンズリーグ)で、日本人選手が所属するマンチェスター・シティやローマやチェルシーの試合も見なくちゃいけないし(いや、別にhave to じゃなくてbe willing to なんだけれど)早寝早起きが常態になってきそうです。

 2019年にフランスで開催された女子ワールドカップを観戦してからすっかり女子サッカー追っかけになった私ですが、私の目から見てもたったの5年間で女子サッカーの進化ぶりはすごいものがあります。何かと男子と比べられて、女子は男子よりもスピードがない、キック力が弱い、フィジカル弱い、だからおもしろくないとか言われますが、いやいや、女子サッカーには女子サッカーの進む道があるんだよ、女子サッカーは女子サッカーとしておもしろいんだよ、ということを証明するような試合が多くなってきました。テクニックや戦術(理解)のレベルが上がっているし、とくに若い選手たちのサッカーという競技に対する理解力が深まっている、と感心します。
 U20の大会を見たときも思ったのですが、今朝見たU17、つまり高校生たちの試合展開の読みとか、相手との駆け引きとか、思わず「うまいなあ」とうなってしまうような場面が散見されました。もちろんまだ進化中なので、足りないところはいっぱいありますが、それさえも伸びしろに見えてきます。とくに日本女子の選手たちの進化はすごいなと驚かされるばかり。
 オババの私は、試合で「わ、すごい!」というシーンに出会うと(必ずしもゴールだけでなく、ディフェンスやパスなどでも)、感激して涙ぐんじゃったりするのです。
 女子サッカー、これからもっと伸びていってほしいです。そのために私ができるのは、せっせと試合を観て、もっともっと感激することですね。
 来週、10月26日(土)には国立競技場でなでしこジャパンvs韓国女子の親善試合があります。もちろん私は行きます。また涙がじわーんとしちゃうんだろうな。
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いま石内都の写真展、STEP THROUGH TIMEが桐生市の大川美術館で開催中。以前にヴェネツィア・ビエンナーレ日本館に展示された「mother's」の記事で写真を見て衝撃を受けたので、これはぜひとも見なくてはと、10月秋晴れの日に桐生まで行ってきた。
水道山という山の中腹を切り開いて建てられた元社員寮を改装した大川美術館は、入り口の階からくだっていくにつれて、展示されている作品が新しいものになっていく。会場入り口のある3階(?)は1970年代に横須賀の街や建物を撮った「絶唱、横須賀ストーリー」からのモノクロの写真群。1979年に木村伊兵衛賞を受賞し、写真家、石内都の名前を強く印象づけた一連の作品だ。モノクロで撮られた写真にはあまり人が出てこない。というか、人物ではなく、建物だったり、家財道具だったり、無機物が主体。なのに、そこには不在の「人」がおそろしく主張している。
階をくだって、重いガラスの引き戸を開けて「mother's」が展示されている部屋に入ったとたん、私は一瞬息をのんだ。それまでのモノトーンの光よりも影の印象が強かった写真が打って変わって、いきなりあざやかな色があふれる写真となる。モノを撮った写真なのに、人の肉体がなまなましく迫ってくる。真紅の地の長襦袢、ピンクの口紅、レースの透けたランジェリー、赤い靴、手袋……お母さまの遺品だというそれらの「モノ」は、身につけていた人の肉体、だけでなく、生理や日常生活の活動まで映し出しているようだ。
また階を下り、1階の「ひろしま」の展示室で華やかな花柄のワンピースの前と後ろを撮った写真の前から、私はしばらく動けなかった。のどの奥になんかへんなものがつまっているみたいにこみあげるものがある。そのときは撮影された衣服や靴が原爆被災者の遺族が寄贈したものだとは知らなかったのだが、そんな情報に無知であっても、それらの写真には私を揺り動かす力がこもっていた。
もう一度3階に戻って、1970年代の横須賀の写真から、2011年に発表された「ひろしま」まで順に作品を見た。そしてもう一度。回を重ねると、見えてくるもの、感じるものが少しずつ変化する。でも衝撃が薄らぐことはなかった。
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帰りに「写真関係」(筑摩書房)という石内都さんの著書を購入した。石内さんは1947年生まれで私より7歳年上。戦後の生まれではあっても、世代も、歩いてきた道も、吸っていた空気も、あたりまえだがまるでちがう。敗戦によって日本が失ったもの、女性が生きていく道の険しさ、人に寄り添うやさしさ、そんなものが石内さんの写真と文章には詰まっていた。
今年見た展覧会でもっとも大きな衝撃を受けた。おそらくしばらく忘れられない1日になると思う。

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