Glamorous Life

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2025年04月

金Jで国立競技場で開催されるFC東京vsガンバの試合にいってきました。
行こうかどうしようかすごく迷ったのですが、前々日に「もしチケットがあったら行ってみようか」とJリーグチケットをのぞいたら、3層なら空いている、と。
先週の三ッ沢での試合でガンバさんが結構ひどかったからとても気が重かったのですが、チケットがあるとわかっていながら観戦しないのはなあ、と重い足をひきずって千駄ヶ谷へ。
で、試合後にもっと足は重くなり、でもこの気持ちを引きずったままではいけない、と渋谷駅まで歩きました。疲れました。からだも心も。
ガンバさん、なんで学習しないのかね。
前がかりになって中盤をすっかすっかにして、カウンター喰らって失点。横浜マリノス戦とまったく同じパターンなんですけれど。
まあ、主審がI(名前を書きたくない)と見たときも、なんかいやーな予感がしたんだけれど、なぞのオフサイド判定で予感的中で悪寒。

でも今日はWEリーグで日テレ東京ベレーザが3−0で快勝してくれたので、いまはさわやか気分です。
ガンバさんに関しては開幕から今までのことは記憶から抹消して、5月から開幕ということにしておきます。

いまカリブ海に浮かぶ群島グアドループ出身の作家で、昨年亡くなったマリーズ・コンテの作品を読んでいます。グアドループはフランスの海外県で、マリーズ・コンデは1913年にこの島で生まれました。両親ともにインテリでそこそこ裕福な家庭で育ったので、家庭でも学校でも現地の言葉ではなくフランス語を話していました。「フランス文化最高!」という両親は、機会があるとパリに出かけて、オペラを観劇し、ショッピングを楽しみ、レストランで正統のフランス料理を味わったそう。他のきょうだいたちと同様、マリーズも10代でパリに移住。ソルボンヌ大学に入学します。
知的レベルは高く、経済的にもそこそこ裕福でも、フランス社会からは拒絶されていて、かといって中米のクレオール文化圏からの移住者コミュニティに入ることもかなわない。どこにも属せない、ある意味で「阻害された人」の人生を生きた作家でした。
とはいっても、自伝とも創作ともつかない作品はけっして暗くない。それどころか生命力にあふれていて、読んでいて楽しい。なかでも「料理と人生」というマリーズが味わい、作ってきた料理の数々から人生を語る話は、書かれている料理がどれもおいしそうで唾液が湧いてくるし、作ってみたいと好奇心を刺激されてキッチンに立ちたくなります。食べるものを作って味わうことが、生きる活力なんだなとあらためて思います。
読みながら、私がそんな活力をもらった思い出の一品はなんだろう、と記憶をたどりました。
すると思い出したのが、料理上手だった母の料理ではなく、めったに料理などしなかった父が、ある休日に気まぐれで作ってくれたリゾットでした。たしか私が小学校高学年のときだったから、1960年代半ばころ。リゾットなんていう料理名はまったく知られていなかったし、父も「西洋のおじや」と言ってました。
なまのお米とたまねぎとマッシュルーム(瓶詰め)をバターで炒めて、コンソメスープとミルクで煮込み、上にキャンベルの缶詰トマトミートソースをかける、というもの。
なぜここまでよく覚えているかというと、最初に食べたときにめちゃくちゃおいしかったので、父に作り方を教わって、自分でも何回か作ったからです。(父はいったいどこでこの料理を知ったのだろうか?)
でも、おいしい!と感動したのは私だけで、脂っこいものがあまり好きではない母や妹はあまり喜びませんでした。だから自分で作って自分一人で食べていたように記憶しています。
リゾットというイタリア料理名が浸透した1980年代ころにまた作ってみたのですが、父の作り方ではたしかに脂っこくてあまり美味しく感じられなかったのは、正統派リゾットを知ってしまったせいか(キャンベルのミートソース缶をかけるのはいくらなんでも邪道です)、それとも脂質と炭水化物たっぷりの料理が、肥満まっしぐらと感じたためか。
それでも私はおかゆや雑炊が今でも大好きで、雑炊を食べたくて鍋物をするくらいです。調子が悪いときも、おかゆか雑炊なら食べられる。たぶんその原点は、父が作ってくれた西洋おじやにあるのだと思います。
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4月16日(水)は浦和駒場スタジアムに浦和レッズレディースvs日テレ東京ベレーザの試合観戦に行ってきました。レッズレディースのサポの方と1ヶ月前にお会いしたとき「来月の駒場での試合が頂上対決になるといいですね」とか言ってたら、しっかり実現しました。2位(ベレーザ)と3位(レッズレディース)の試合なのですが、レッズレディースがACLに参戦していた関係で、ベレーザとの試合がこの日に延期になっていたのでした。首位のINACとは勝ち点それぞれ1と2差。だから、勝ったほうが首位に立つ、という試合だったわけです。
久しぶりの浦和駒場スタジアムは、以前(といっても20年前だけれど)通っていたときよりもきれいに広くなっていたような感じがありました。
試合は前半に圧倒的に押し込んでいたレッズレディースが絶好の得点機を2回も逃したことで、後半に入ると流れはベレーザに。この試合、終始からだをはってポスト役をつとめていた樋渡が、84分に北村からのパスを受けてゴールに流し込んでベレーザ先制。
でも、それからの浦和の猛攻に耐えられないのがベレーザ。ベレーザは4年前から始まったWEリーグで浦和に勝ったことがまだありません。そんな苦手意識もあってか、アディショナルタイムに入ってから島田に決められて同点へ。両者痛み分け?となりました。
(でも今日20日の試合ではベレーザもレッズレディースも勝利して、現在1位と2位です)

そして4月20日(日)。13時からのベレーザvs新潟の試合をDAZNで見ながらニッパツ三ッ沢競技場へ。某不適切SNS使用で開幕後に横浜FCに完全移籍した人へのブーイングが聞きたくなくて、行こうかどうしようか迷ったのですが、やはり行くことにしたのが3日前。チケットはバックスタンドしか取れず、アウェイチームのグッズ着用はもちろん、応援もダメという席でした(でも周囲はなぜかガンバを応援する人たちみたいで、こっそり手拍子とってました)
で、試合はというと。うーん……パスはつながらないわ、シュートまでもいかないわ、あかんときのガンバでしたね。みんなそれなりにがんばっているのだと思うけれど、山下のスーパーゴール以外で、腰を浮かしたのは後半のジェバリのシュートくらいだったかな。
で、やっぱり某選手へのブーイングがすごくて、試合終了後すぐに私はスタジアムをあとにしました。
チームがなんかうまくいってないような気がするのですが、私の杞憂?

今日は久しぶりにサッカーのことがうきうきしながら書けます。

J1 ガンバは名古屋グランパスと対戦。スコアこそ2−0ですが、試合は名古屋を圧倒しました。こんなに押し込んで押し込んで、しかもクリーンシートで勝つのはいつぶりでしょうか? 名古屋が悪すぎたということもあるかもしれないけれど、前節の柏戦と同じチームとは思えないほどガンバはよかったです。
MOMはもちろん1ゴール1アシストで、守備にも大いに貢献したジェバリ選手ですが、全員、とてもとてもよかった。横浜M戦でチャンスが決めきれずにいるうちにカウンターをくらって負け、新潟戦でかろうじて引き分けて、町田戦でも前半にいい試合をしていたのに前半終了間際のFKを決められて負け。そして柏戦ではため息をつくしかない負け試合でした。
ところが、きのうはとてもよかった。おそらく今季始まってから一番いい試合だったんじゃないかな。


DAZNでガンバの試合の試合終了のホイッスルを聞くやいなや、家を飛び出して西が丘に向かいました。
経路検索をすると埼京線の十条駅からバスが一番早いというので、はじめての経路を採用。ところがバスが時間通りには来ない。2分であきらめて歩くことにしました。いや、キックオフに間に合いたいので走りましたね。Googleマップさんは25分といったけれど、20分で到着。なんとかキックオフ直後にスタジアムにすべりこんで、ゼーゼーがおさまるまでしばらくゴール裏で立って観戦しました。
どの試合でも、ベレーザは前半はボール支配率が高く、ワンタッチで小気味よくボールを回してチャンスを何回も作るのだけれど、前半のうちに先取点をあげておかないと(いや、先取点をとっていたとしても)後半には相手に主導権を握られてしまう。きのうも後半になると、レジーナ側で試合が進み、きわどいシーンが何回も。
ところがアディショナルタイムに入ってすぐ、後半から途中交代で入った松永選手がハーフウェイラインの手前から長い距離を何人も広島の選手をかわして最後は倒れ込みながら北村選手にパス。それを北村選手が落ち着いてゴールに流し込んでベレーザ先制。これが決勝点となりました。
うきうきしながらスタジアムをあとにし、いつもなら都営新宿線で帰宅するのですが、とても空腹だったので食べ物屋さんが多い赤羽までバスに乗りました。軽く夕飯を食べてから埼京線に乗ったら、なんと車内アナウンスが。信号機のトラブルで埼京線も湘南新宿ラインも運転を見合わせていて、再開の目処が立っていないとのこと。
どうしようかなあとしばし検索をかけて、思い切って都営新宿線の最寄りの駅まで歩くことにしました。35分とGoogleマップさんはいうし、毎日ウォーキングで1時間歩いているおかげで、35分なんて軽い軽いと勇んで歩き出したのですが……いや〜〜よく知っている道を1時間歩くのと、Googleマップ見ながら知らない道を緊張して歩くのでは使うエネルギーが違うということを知りましたね。
往きは20分小走り、帰りは35分のウォーキングで、昨日は1日トータルの歩行距離が15キロ。
疲れたけれど、ガンバとベレーザの完封勝利のおかげでとても気分良く熟睡しました。

気がつくと1ヶ月近くブログをごぶさたしていました。
ガンバの成績がパッとしないということもありますが、私生活でも凹むことがあって、PCの前に座って仕事以外の文章をつづる気力が失せていました。いや、凹むといっても大したことじゃないんですけれどね。
毎年ですが、春は花粉症もあって体調&メンタルを崩しがちで、今年は気をつけていたのだけれどやっぱり低空飛行になりました。ガンバの成績みたいだ(←しつこい)
でも、気候がよくなると毎年私の体調もガンバの成績も復活するので、それを期待します。
それにしても、春は睡眠の季節なのか、ベッドに入って本を読もうと思っても、2ページ読んだら本かタブレットをどこかに落っことして眠ってしまっているってどうなんだ? 私は寝つきが悪いと親から言われていたし、自分でもうまく眠れないことが原因で体調を崩すのだと思い込んでいたのですが、最近はベッドに入ると即眠ってしまって朝まで目が覚めない。 これはどうしたことか? 年をとったからなのか? それとも何か原因があるのか?

と思っていて出会ったのがこの本。


これが読み物として抜群におもしろいのです。山口県の山間の自然が豊かな地で生まれ育った著者(研究者)は幼稚園のころから身の回りの生き物の生態観測や実験に夢中だったそう。そのころからの願いは「大きくなったら研究者になりたい」。小学校にあがるとクロアゲハチョウの生態を観察し、自由研究でまとめた記録が山口県のみならず全国のコンテストで優勝したりした。そしてしだいに関心は「睡眠」へとしぼられていく。生物はなぜ眠るのか、眠らないと生物はどうなるのか、眠るというのはどういう状態を指すのか。それを研究したいと願ったのだそう。
でも勉強は嫌いで苦手で、それでも「研究をして生きていきたい」という一心でとりあえず受験勉強はして九州大学に進学。大学1年のときから「生物の研究をしたい」と教授に頼み込んで、ヒドラという「怪物」(体長が0.5から1センチほど)に出会って、脳がないこの生物が眠るのかどうか、眠っているときには体内がどのような状態になるのかを知りたいと睡眠研究にまっしぐら。
この本を読んで「睡眠」というものをあらたな目で見るようになりました。
朝起きたときから時間の経過とともにたまっていく「睡眠圧」(眠らせようとする力)から、生物のDNAにある「体内時計」(起こそうとする力)を差し引いたものが眠気なのだそうです。朝起きてすぐに眠れないのは、睡眠圧がなくなっていて、体内時計が働いているから。そして睡眠圧とはどういうものなのか、まだはっきりしていないのだけれど、睡眠をつかさどる体内時計DNAはある程度解明されているそう。
たぶん私の体内時計は夜間に7時間半眠るようにセットされていて、ベッドに入るまでに睡眠圧がゼロまで減じていたら、いやだ、今日は徹夜するぞと思っていても眠ってしまうのだ、と納得しております。
夜に寝床に入ってからなかなか寝付けない人、昼に眠くなってしまって困っている人、この本を読んでみてはどうでしょう?

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