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2026年05月

清水エスパルス 1−2 ガンバ大阪

 変則的な形で行なわれた百年構想リーグの最終節が、新国立競技場で開催される清水エスパルスvsガンバ大阪というので、行ってきました。
 実は今年、ガンバ初観戦。それ以上にJリーグ初観戦。WEリーグに通っていて久々にJリーグの試合を観戦してみると、あたりまえの話、規模はもちろん、雰囲気といい、観戦する人たちの応援姿勢といい、WEリーグとちがうなと思いました。どちらのリーグもよく整備されていて、安心して試合観戦できるし、私は好きです。でも、違う。
 WEリーグ、試合は年々激しさを増してきていますが、応援はJリーグに比べるとWEリーグはまったりしていて、試合後に相手チームに送る拍手や声かけはWEリーグのほうが大きい。WEリーグはブーイングはほとんどないし、VARがないし、試合中に選手が痛んで転がるということもごく少なく、イエローカードもほとんど出ないので、試合が止まることなくスムーズに流れます。久々にJリーグの試合を見ると、接触してはしょっちゅう選手が転がるので、試合がぶつぶつ途切れる。よってアディショナルタイムがすごく長い。そうか、これがJリーグだな、と思いました。
 それはさておき、ガンバのスタメンとサブを見ると若手がいっぱい。ガンバユース出身者多し。おそらく、ACL2の遠征と激しい試合の疲れから、主力の多くを休ませて、いわば消化試合のような最終節の試合は若手のお試しをしてみよう……とヴィッシング監督が考えたのかどうか。ガンバサポにとっても、若手がどこまでやれるのかを見る上で、いつもとはちがった目線で試合を見たのではないでしょうか。
 試合はゆるかったです。前半はどちらも決定機がなく、一番はらはらしたのが美藤選手がレッド退場ぎりぎりのプレーで「退場確認中」と表示されたときくらいの前半でした。美藤選手、あれはいかんよ。イエローですんだのはほんとぎりぎりのところだったのだと思います。もうやめて欲しいな。
 そして清水が負傷交代で入った弓場選手が見事なヘディングで先制。即座にガンバも動きます。試合開始直後からボールロストとパスミスを連発し、まったく走れていなかったお疲れ宇佐美選手が名和田選手に、山下選手に代わって南野選手が入りました。
 すると南野選手、出場から即結果を出します。左サイドの初瀬選手からのクロスをヘディングシュートでゴール。その後も名和田選手の折り返しに合わせて逆転ゴール。うまいなあ。
 試合はその後清水の猛攻を振り切って久々のガンバ勝利。
 
 新国立競技場のゴール裏だけどミックスゾーンの3層で観戦したのは初めてでしたが、とてもよく見えて気に入りました。今度からもしまたガンバが新国立で試合をすることがあれば、3層で見よう。

2年ぶりに新刊が出ます(5月27日発売)
「腸の文化史」
エルサ・リチャードソン著 実川元子訳
太田出版
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 2年ぶりの新刊はサッカーではなく腸の話。といっても、腸活に関するうんちくはあまり出てこなくて、産業革命以降の西洋、とくに英国の歴史と社会において、消化器官、とくに胃腸がどれほど大きな役割を果たしてきたか、というような内容です。
 食事とそれにまつわる文化について、労働形態(とくにランチが胃腸に与えた栄養)の変化が腸に及ぼした影響、排泄の革命がもたらした都市の変容、そして20世紀末から遺伝子工学の発達によって腸内に棲息する微生物たちが、実は人類とともに進化してきた、という科学的発見があったこと、などが書かれています。
 歴史は戦争や災害など大イベントだけでなく、食べて、消化して、排泄するという人間の生命の根幹をになう消化器官、とくに腸(と腸内に棲む微生物たち)の働きが大きく関与してきた、という著者である英国の若手学者の説は、いまの世界情勢と私たちの生活を振り返ると腑に落ちます(この言い回しにも腸が出てくる)
 私にとってはとても刺激的なおもしろい内容で、毎朝ダッシュで家事を片付けて、PCの前に座って翻訳するのがとても楽しかったです。最後は締切が迫って、立ち上がるのはトイレだけ(食事はPCを見ながら何かをかじるという一番胃腸によくない食事形態で、本書も「机に座って食事することだけはするな」と警告している)という状態でしたが、とにかくほんとに楽しかった。
 本書がいま読まれるべき本であるとどうして私が考えたのかをあとがきにまとめたので、少しだけ抜粋して紹介に当てます。
「著者が言うように、化学肥料で土中の微生物を殺し、殺虫剤を撒きまくって虫を殺し、清潔志向で洗いまくって皮膚のマイクロバイオーム(微生物叢)を、また抗生剤を飲みまくって腸内のマイクロバイオームを破壊することは、身体の疾患だけでなく、うつや認知症などの精神疾患さえ招きかねない。今こそ私たちは、人間はほかの生物とともに助け合って環境を守らなければ生きていけないことを肝に銘じなくてはならない。腸のなかのマイクロバイオームとの関係を意識することで、私たち人間は多様な生き物のなかの一つとして、ほかの生物と協力し合って生きていることを学び直すことが必要だ、ということを本書は訴えている」



5月17日深夜2時15分キックオフ(日本時間)に行なわれたアジアチャンピオンズリーグ2決勝で、ガンバ大阪は10個目のタイトルを獲得しました。
申し訳なくも、早寝早起き体質に転換してしまった私はキックオフに起きられなくて、のろのろと起き出してDAZNを立ち上げたのが後半30分くらいから。何回も目をこすり、画面もぬぐって確認したところ、なんとガンバが1−0でリードしているではありませんか! え? 誰、誰のゴール? どんな得点だったの? と思い、同志にメッセージを送って聞いてみようかとちらっと思ったりしたけれど、とてもそんな余裕はなく、というか、そういうことをすると失点するような気がしてそのまま見続けたのでした。
そして勝利、そして優勝、そしてタイトル獲得!
中谷選手が優勝カップを上げるのを見ながら、じんわりくることがありました。
長かった。ほんと長かった。9個目から10個目の星に辿りつくまでの長さときたら。
最後のタイトル、2016年1月1日に味スタで行われた天皇杯決勝の試合を、私は母が入居していた施設のテレビで見ようとして母に阻止され、こっそりスマホをのぞいて同志からの実況中継でパトリック選手のゴールでガンバが優勝を決めたのを知ったのでした。
そしてリヤドで行なわれたACL2の決勝の試合を見ながら、なぜか10年前の天皇杯優勝から今までのガンバの「歴史」や自分自身に起こったことを振り返ってました。ガンバにも自分にも、ほんと色々とあったなあ。
優勝の感動が湧き起こったのは、実は日曜日に試合の最初から最後までをもう一度見直してからでした。
アップから優勝セレモニーまでを通して見て、その後にもう1回試合の前半を見て、やっと「ああ、優勝したんだ」という実感が湧きました。
こうやってブログに書くまでにさらに時間がかかったのは、9個目から10個目までの道のりの長さも関係していたように思います。だからね、11個目のタイトルはもっと早く獲得してください。お願い。

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