まず、井手口陽介選手、オリンピック日本代表に選ばれて、ほんとにほんとにおめでとう!!!
今まであまり興味がわいてこなかったリオ・オリンピックだったけれど、井手口くんが出ていると思えば見る! ああ、うれしいなあ。久々にガンバのことで嬉しいニュースだ。

そしてフタさんのことについての続き。
フタさんのことを何か書こうと思いながら、記憶をたどっていて気づいたのだけれど、少なくとも私にとっては「パスサッカー」とか「超攻撃」とか「ガンバらしいサッカー」もしくは「これぞガンバ」という試合には、すべてフタさんがいることに気づきました。
ガンバサポさんの多くが言っていますが、ガンバユースの最高傑作は、 宮本さんでも稲本でも宇佐美でもなく(現役選手には敬称なし、ということにします)、二川孝広ではないでしょうか。
私が初めて見たフタさんの試合は、たしか2000年、年末の天皇杯、対ジュビロ磐田戦。天候悪くて、霧にかすんでいたような記憶があります。たしか0−0で延長まで戦ったのですが、もうガンバは11人全員がペナルティの枠に並んで守って、ジュビロの攻撃を防ぐのでやっと。 もうこのまま終わってPK戦なのかな、と思った最後の最後に、フタさんがボールを拾って抜け出し、長い距離をドリブルしてジュビロのDFをたしか数人かわして駆け込んでゴーーーーール!!! 当時はVゴール方式だったので、それが決勝点となり、ガンバは準決勝に進出したのでした。
強烈に覚えているのは、セカンドを拾ったときのトラップのうまさやドリブルのスピードとテクニック……以上に、チームメイトやベンチにもみくちゃにされそうになるのをすばやくかわして、霧の中から現れたフタさんが、まったく笑わず 無表情だったことでしたw あのころフタさん、20歳?
今年、J3ガンバ大阪がFC東京と対戦した試合を見に行ったけれど、フタさんは別格でした。あの試合を観にいっておいて本当によかった。あれがたぶん、青黒ユニのフタさんを見た最後の試合になるはずだから。

二川選手の移籍を聞いて以来、私とガンバ大阪との長いおつきあいの中で、何かが一つ終わったかな、という気がしています。 もちろんチームはどんどん進化していかねばならないので、いつまでも前のスタイルを引きずっていてはいけない、というのはわかっています。そして、二川孝広が象徴していたガンバサッカーにひと区切りがつけられたことを、少し悲しいけれど私も納得しなくちゃいけない。
明日から始まる第2ステージ。フタさんがいない、そして宇佐美もいなくなった中で、ガンバ大阪は本当の意味でも新しい一歩を踏み出すことになります。私も気持ちの区切りをつけて、応援したいです。

謝)7月11日にやっと井手口選手の名前の漢字がまちがっていることに気がつきました。ごめんなさい。そして、7月10日味スタに二川選手を見に行ってきました。フタさんのアシストで決勝点! 東京ヴェルディは3試合ぶりの勝利だったそうです。フタさん、お立ち台でしゃべり、最後はサポーターの前でメガフォン渡されて挨拶していました。ご機嫌な笑顔がうれしかったです。フタさん、思い切って挑戦して本当によかったね!