ConIFAについて続きを書こうと思ったのですが、実は帰国した翌日から毎日仕事の打ち合わせと取材と締切に追われて、前に書き溜めておいたのをアップするのがやっと。次に進めません。来週木曜日以降には続きをアップしたいと思っています。7月6日には「フットボール批評」の記事も出ることですし。

今、「翻訳というおしごと」という本を書くための取材でいろいろな方にお会いしています。皆さん、本当にすばらしい方々ばかりで、感銘を受けるばかり。仕事を続けてきてよかったなあ、と思います。

実は、50代が終わろうとするころ、私は真剣に「もう仕事をやめようか」と思ったことがありました。仕事がどんどん減ってきてしまい、収入は減るし、 先の展望が見えないし、年齢も年齢だから今さら転職もできないし、これは「もう仕事はやめたほうがいいよ」という天の声なのではないか、とさえ思って落ち込みました。ちょうど両親がめっきり老いてきて、長女である私は親から何回となく「おまえを頼りにしているから」と念を押され続けたこともあり、仕事は二の次にしたほうがいいのではないか、親の介護も私の義務じゃないか、そういう年齢なんだ、と自分に言い聞かせたりしました。
 ところが「もうやめよう」と思うたびに、何かしら仕事の依頼が来るのです。「この本を訳し終わるまでは」とか「この連載が終わるまでは」とか思っているうちに、60歳の声が聞こえてきました。
誕生日が間近になり、年金の手続き書類を眺め、還暦同窓会のお誘いに出席の返事を書いたりしているうちに、あれ? 私、高齢者の仲間入りすることを結構喜んでいる、と気づきました。年をとった自分が全然いやじゃない。え? 60歳ってこんなに充実した年齢なの? と思うと同時に、これから自分がどうしたいのか、本当の気持ちが見えてきました。
仕事を続けたい。というか、もっと仕事をしたい。私にはまだまだやりたいこと、やれること、やるべきことがたくさんある。幸いに体力も気力も十分にあるし、それに経験値だってついている。
そして出した結論。
「仕事が来ないと嘆く前に、自分から仕事を作っていこう。もう一回、新しい仕事に挑戦しよう」
ConIFAを取材しにウステルシュンドまで行こうと決めた背景には、そんな気持ちの変化があったわけです。
そして今、書籍のための取材をしながら、翻訳や物書きの仕事は、年齢などにとらわれずにできるんですよ、ということも伝えなくちゃ、と思っています。 挑戦を続けること、そして前に進むこと、それが今の私には大事。