12月24日に行なわれた天皇杯準々決勝 vs横浜Fマリノス戦に敗れた後、いよいよガンバについての今年一年の総括を書かねばならない、と思ったのですが、どうにもこうにも体も気持ちも動かないまま今日になってしまいました。
決勝に進んでいたら、12月31日に「総括:ガンバ戦 つじつま合わせでいいのか?」を書く予定だったのですが、24日に敗退したので、タイトルを変えます。
正直、ガンバについて考えたくないシーズンでした。
天皇杯敗退後にいつものガンバサポ仲間とお茶を飲んで今季について話し合ったのですが、全員の一致した感想は「今年は印象に残る試合が一つもなかった」でした。あまりスタジアムに足を運ばなかった私がエラソーに言えることではないですが、たまに生観戦し、ネット配信での試合を見たかぎりにおいてのガンバ今季の総括は以下です。
1)ガンバのサッカーがほんと面白くない——連係がとれていない、攻撃に迫力がない、守備も弱腰、あきらかに弱者のサッカーでサポにとってはまったく面白くありません。ただハラハラするだけで、気持ちが盛り上がらない。
パトリック不振、宇佐美不振で前半は低迷。宇佐美欧州移籍、パト出番失ったあげくに大怪我、で攻撃は一年を通して見る影もありませんでした。こんなに点がとれないガンバは久々です。それなら守備で見せるかというと、これがさっぱり。いつもぎりぎりでセーブしていて、いつ決壊するか時間の問題。
来季によほどのFWをとらないと、またもや「ガンバ、得点力なし!」でサッカーはますますおもしろくなくなる。DFの補強も期待できなさそうだし、降格した年以上に危ういチームになりそうです。おもしろくない上に、弱い! いいところなし。
2)新スタは祟られている?——観客動員数も思ったほど伸びず(サッカーがおもしろくないためか?)、しかもホームでまったく勝てない期間が続き、CWCにもガンバは出場できず、せっかく1月1日に天皇杯決勝が吹田スタジアムで開催されるというのにホームチームのガンバは出場を逃す。これじゃ新スタの恩恵がありません。もしかして 万博の呪いですか? スタジアム自体は気に入っていますが、初年度に呪いだか祟りだかを感じさせているようでは、ちょっとなあ。
3) それでもガンバはきっと復活する、と信じたい——2014年によく3冠とれたな、と今さらながらに思う年の暮れ。今季、もっともいいサッカーをしていたのは浦和であり、もっとも強かったのも浦和でした。悔しいけれど、それは認めなければならない。それでも浦和はナビスコ杯優勝の1冠のみです。
今季、もっとも勢いがあったのは川崎でしたが、今のところ無冠です。
今季、リーグ期間中は強さも勢いも感じさせなかったのに、 しぶとく優勝し、CWCでも準優勝という快挙を成し遂げたのは鹿島でした。
優勝したからって強くなったわけじゃないんだ、というのがよくわかります。ガンバは2014年に3冠をとったけれど、強くなったわけじゃなかったのです。得点はパトリックと宇佐美頼み、あとはみんなで引いて守ってボコボコにやられながら最後の最後で踏みとどまって勝つ、というサッカーじゃ強いわけがありません。
それでも前を向くために、勇気と知恵をふりしぼって来季のために前を向こうとしていますよ、私は。
まず希望の一つは、若手です。今季、唯一慰めだったのが、井手口選手の成長でした。やっぱりね、試合に出てナンボですよ。21番ユニを買ったかいがあったわ。呉屋選手のがむしゃらぶりにも励まされたかな。来季は堂安、市丸、初瀬といった若手の成長を見ること、それが楽しみです。きっとガンバの明るい未来がそこに見えるはずだ、と知恵を絞りますよ。

最後にお願いです。
岩下選手と大森選手の移籍は決定的というので諦めましたが、阿部選手、お願いです、残ってください。来季もガンバでプレーしてください。阿部選手までいなくなったら、私はほんとに新スタに足を運ぶ元気がなくなってしまいます。 
阿部選手、絶対ガンバ残留!!!!
これを1年の総括で書かねばならない哀しさよ。