世間は夏休み。フリーランスには「夏だから休む」という特典はないのですが、1年のいつでも「このときは休む」と決めれば休める(ほんとに?)という特典があります。いや、正直、休もうと一大決心しないと休めない不自由業なのですがね。
それはさておき、学校が夏休みに入ったとたんに新聞広告で目につくのが「パック旅行」です。テロで物騒と恐れられているのか、海外パック旅行の人気の行き先は様変わりしていて、今は欧州ならポルトガルや北欧(フィンランド)、アメリカなら相変わらずハワイ、その中でもハワイ島、アジアではスリランカ、オーストラリア、ニュージーランドも人気みたいです。うーん、私は今ひとつ気持ちが動かないかも。名所旧跡や美しい景色もいいけれど、石を投げられるのを承知で言ってしまうと、もう見て回るだけの観光旅行はいいかな、と思ったりしています。 
もう少し若かったときには、海外、国内を問わず、ガイドブックに掲載されている観光資源を実際に自分の目で見て回る旅がすごく楽しかったのですが、年齢を重ねて経験も積むと、情報を消化するようなそんな旅にかける時間とお金がとても惜しくなってきました。
旅は体力と気力を要します。そして年齢とともに体力が衰え、体力が衰えるほど気力も衰えていきます。残っている体力と気力をどれだけ旅につぎ込めるか、と考えると、観光旅行はちょっともったいないかも、と思ってしまうのです。
それでは体力・気力がまだあるうちにどんな旅をしたいか、と考えたとき、自然と浮かんできたのが「バックパック背負っての世界のスタジアム巡り」でした。
2年前、セルビアからハンガリーに向かう飛行機でロストバゲージとなり、リュック1個で3日間を過ごしたのですが、これがめっちゃ楽でした。毎日、着ている服を洗濯しなくてはならない、というのはちょっとめんどくさかったけれど、そのほかは別にどうってことない。 PC、一眼レフカメラ、ビデオカメラ、三脚、WiFiルーター、ノートなどの仕事用具一式に、着替えを1日分、化粧道具3日分程度なら余裕でリュックにおさまりました。なんだ、リュック1個で十分なんじゃないか、と思いましたね。
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(ハンガリー東部の街、デブレッツェンのスタジアムで開催されたCONIFA欧州選手権を取材に行ったのでした。リュック1個で)
バックパックなら着替え3日分に化粧道具10日分くらい入りそう。仕事用具をこんなに持って行かなきゃいいんだし。スタジアム巡り(言ってみれば一人観戦ツアーですね)ならば、靴も雨でも平気なスニーカー一足で事足りる。
思いついてから、行ってみたいスタジアムをチェックしたり、バックパックを検索したり、すでに旅気分。しかし、早めに実現しなければなりません。これは体力との時間勝負になりそうです。 
まずは日本国内のスタジアム巡りからですね。 
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(日本のスタジアムで私が一番よく通ったのが、もちろん万博記念競技場です。万博は何と言っても夕焼けが素晴らしい! 万博記念競技場の思い出、と題して、雑誌に夕焼けのことを書いたことがあります)
 
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(スウェーデン、ウステルシュンドのスタジアム。CONIFAワールドフットボールカップの取材で行きました。街から歩いて30分以上かかる丘の上のスタジアムでしたが、夜10時過ぎにようやく日が落ちる中を、のんびり花を摘みながら帰ってくる毎日は楽しかったな)
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(未承認国家、アブハジアの首都スフミにあるスタジアム。CONIFAワールドフットボールカップのアブハジア戦の熱気は忘れられません)
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(UEFA欧州選手権のために新設したというリヨンのスタジアム。すばらしい設備で、いるだけで気持ちが大いに盛り上がりました。雨が激しく降っていたにも関わらず)