さて、理想のマイキッチンができてまず招待したのは、娘たち家族です。
 娘たちの第一声。「いったいここどこ? っていうくらい変わったね。私たちが知っている「実家」のかげはもうない。別の場所だよ」
 その意見が聞きたかった。「別の場所」、そうなんです。もうかつてのキッチンではありません。だから私の労力は以前の半分、とまでは言わなくても、3分の2くらいですみました。

 娘たち家族を呼んで囲んだ食卓のメニューは、でも、いつもお誕生日や祝い事で作っていたのと同じ。鯛の姿焼き、ローストビーフ、カラフル温野菜、イチジクと春菊のサラダ、利久ナス(長女の大好物)、豚バラれんこん(お孫1号のリクエスト)など。

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娘たち家族を招待したときは、長女が大好きな「あんず」の絵を壁にかけました。父の作品です。

 そして「ペルシャの夕べ」と称して、親しい女性たちをおよびしての女子会を開きました。友人のダリア・アナビアンさんが書かれた「千夜一夜のおもてなし」を参考にして作ったペルシャ料理は、舌の肥えた友人たちにも好評でした。
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このときは壁には父が描いた「イランの娘たち」というタイトルの絵をかけました。2000年に両親と一緒に旅したイランとのご縁はまだ続いています。
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私の予想に反して、とくに好評だったのがバスマティライスというインディカ米をたくさんのハーブやサフランと炊き込んだチェロというお米料理でした。後ろにあるのは5種類の豆をほうれん草やニラなどと煮込んだホレーショ

 そして中国からの留学生と中国人の先生ご一家を招待してお茶をしました。お子さんたちもいるので、テーブルセッティングも少し変えて。
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 これからも「ウチにいらして!」と気軽に友人や家族をお誘いしたい! とテンションが上がっています。