年末年始のお楽しみ(?)が占い、という人は結構いらっしゃるんじゃないでしょうか?
私も年に1回ですが、おみくじを引いたり、ネットで占いを見たりします。あたった試しがないので、さすがにうのみにしたりする年齢ではなくなりました。でもおみくじや星占いのページにいいことが書いてあると励みになるし、悪いことが書いてあると気をつけようと思ったりしているので、たぶん「占いなんて信じない!」「占いなんて嫌い!」というタイプではありません。
ただ、お金を払って占ってもらったことは、40年以上前に伊勢丹の横にいらした「新宿の母」に大枚3000円払って見てもらったとき1回だけかな。そのとき言われたことは「あたってる」(語学を使う仕事につく、など)と思ったのだけれど、冷静に考えれば「あたっていることだけを記憶している」ためかもしれません。 
なぜ唐突に占いの話なのかというと、私はVOGUEgirl電子版の「しいたけ占い」というページが好きなんです。しいたけさんの星座占いを私がおもしろいと思う理由は、1)どの星座に関しても、いいこと3〜7割、悪いこと3〜7割で書いているところです。禍福はあざなえる縄のごとし、を心得ている書き方で、あまりいいことを書いていなくても「こういうところに気をつけて、頑張ろう!」と思えるし、反対にいいことが書いてあると、「がんばらなくちゃこのいいことは実現しないな」と自分を奮い立たせる。そのさじ加減がとってもうまい、と思えてしまう。
そして2019年魚座(私)のキーワードは「あなたが今までやってきたことを必要とする人が現れやすいし、あなたがやりたいことが”それだったらぜひ”みたいな形で必要とされることや、あなた自身が新しい居場所をつくっていく機会がとても多くあります」。うーん、くすぐられる。あたっている、ピンとこない、という感覚を超えて、くすぐられるんですよね。「必要とされる」とか「新しい居場所」とか、そういう言葉に私はくすぐられる。 たぶん、くすぐってほしくて私はしいたけさんの占いページを読んでいるのだと思います(って言っても、1年2回上半期占いと下半期占いだけなんだけれど)
鬱々として気持ちが晴れないとき、自分ではどうしようもない障害が起きたとき、思うようにならないことが立て続けに起きてふ〜っとため息をつきたくなったとき、 しいたけさんの占いでくすぐられた言葉がふと浮かんで、そうか、これもつぎの扉を開けるまえの逡巡なんだな、とか、きっとあの人もいつかわかってくれる日がくる、とか、食べて飲んで忘れちゃうのが一番、とか、自分の気持ちを立て直すための一助になるのです。
私にとっての占いの効用はそんな感じ。
さて、そろそろ「必要とされる人」になるために、「新しい居場所」を作る準備を始めようっと。 
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(画像は関係ないのだけれど、雲が漂っていても、雨や雪が降っていても、むこうは青空って思わせてくれるのが「好きな占い」です、とこじつけておきます)