サッカー女子ワールドカップを追いかけてフランスを転戦しているうちに、今年の半分が終わっていました。私的な総括はつぎに回すとして、まずはガンバ大阪のこの半年を振り返ってみたいと思います。
まずは成績から。
リーグ戦 5勝5敗7引き分け、勝ち点20、13位。
これだけ見ると物足りないといったらたしかに物足りない、もっと上にいてもいいはず、と言えるかもしれません。
でも、シーズン前に私は予想していました。
シーズンオフ中にこれといった補強がなかった今シーズンは、リーグ戦はせいぜい中位の成績しかあげられないだろう。昨年の10位を上回ってくれたら十分ではないか。ただカップ戦ではうまくいくかもしれない、とね。なぜリーグはぱっとしなくてもカップ戦では、と期待したかというと、カップ戦にはきっと若手を出場させるだろうし、若手はチャンスをつかむために必死だろうし、とくにカップ戦は勢いつけたもんがちだからうまくいくかも、という理由からです。
そしてルヴァン杯はプレーオフも勝ち抜いて、トーナメントに突入できました。案の定、若手中心のメンバーで戦って勢いがついた感じです。
そして若手のその「勢い」が前半のもたつきを突き破った感があるいま、つぎなる課題は「ベテランの経験と若手の勢いの融合」となるでしょう。松本山雅戦で見せたような「融合」があれば、下半期は安定した戦いができるはずです。
そのための試金石となるのが、明日のFC東京戦。勝敗はもちろんですが、それ以上に「現在のチームの実力をどこまで発揮できるか」それを見たい。
この5年ほどなかったことですが、試合前にスタメン予想を立てるのが楽しみでなりません。スタメンが発表になったとき、「あれ! こう来ましたか、宮本監督!!」というサプライズにワクワク。3−5−2(3−1−2−2−2といったほうがいい?)のフォーメーションになってから、アンカーポジションに誰が入るのか、左右のウィングは誰? 2トップは誰を選択してくる? サブには誰を入れる? と対戦相手を見ながら予想するのがすごい楽しみになっています。さてさて、あしたの試合はどうなるかな?