6歳のときに一人で本が読めるようになって以来現在にいたるまで、私には本を読まないで1日が終わるという日は数えるほどしかありません。出産の時でさえも、陣痛の合間に本を開いて看護師さんに叱られてしぶしぶやめたくらいです。
病的に本が好きです。就寝前に最低でも15分は本を読まないと眠れないし、朝起きてまず本をしばらく読んでから着替えをするのが日課です。その時間を確保するために、起床時間を調整したりします。
1週間に1回は本屋に立ち寄って、立ち寄った以上はと本を買ってしまう。PCを立ち上げたら電子書籍をあさってしまう。図書館にも行くから、読みたい本、読まなくちゃいけない本が、タブレットにダウンロードした電子書籍も含めて常時10冊以上、私に読んで読んでと呼びかけています。
旅行に出かける理由の半分くらいは本が心おきなくゆっくり読めるからで、できればどこかにこもって1週間くらい誰にも会わずにひとりきりでゆっくり読書にひたっていたいです。
本を読むことを仕事にできて、これこそまさに天職だろうと幸せに包まれます(→7割本気) 
そんな私がいま不安でたまらないこと。
目の不調や頭の不調で、本が読めなくなる日がくるのではないか。
それも差し迫っているのではないか、ということ。
できれば臨終の枕元でも、誰かにおもしろい本を朗読してもらいたいくらいだけれど、もはや聞こえない可能性大。
本とのお別れこそ、人生とのお別れ、という状態になってほしいけれど、たぶんそれは無理でしょう。
認知症に関して、自分の力でなんとか食い止められるのは35%で、65%は遺伝と自然の老化でどうしても避けられないそうです。(「老いと記憶」増本康平著 中公新書より)86歳以上では約半数が認知症になるとのことだし、そうなると思いっきり本が読めるのもあと10年くらいかもしれません。何かの役に立つからとか、仕事に必要だから、と言うのでなく、ただただ本が読みたいから読む。そんなことができるのもたぶんあと10年。
10年ではとても読みきれないよ、読みたい本全部は。
あたりまえか……