逆転負けの大分戦については、もう思い出したくもないのでとくに触れず。ただ、片野坂さんってすごいなあとあらためて思いましたよ。来季も大分は片野坂監督のもとJ1で戦いますが、来年はともかく、もしもう1、2年片野坂体制を継続していければ、大分、J1でタイトルをとるかも。そんな予感がします。こう言っちゃなんですが、あまりおもしろいサッカーをやっているわけじゃないし、飛び抜けた選手がいるわけでもない。それでも負けないし、勝負強い。


ということはさておきまして、勝ち点で並び、得失点差で上回っていた仙台との対決は、宇佐美とアデミウソンの2トップの活躍で2−0勝利。
昨日は1日外出だったので、さっきようやくフルタイム視聴が終わりましたが、前半のヒヤヒヤシーンを東口選手のファインセーブなどでなんとかしのぎきったあとは、落ち着いてやれていたように見えたガンバさんでした。
今季絶望かと思っていた倉田選手も元気に後半70分から出場で、やれやれです。矢島選手も相変わらずキラリと光るプレーを随所で見せて良かったけれどね。
MOMはもちろん宇佐美選手でしょう。1G1Aという結果はもちろん、前線からの追い込みもなかなか良くやってました。パス出しもよかった。
でも、あえてもう1人、いや2人選ぶとしたら藤春選手と小野瀬選手です。
藤春選手のスプリント回数、両チームを合わせてもダントツトップ。ダントツってどれくらい群を抜いているかというと、46回で2位のベガルタの道渕選手30、ガンバ井手口選手の27と比較するとそのすごさがわかると思います。しかも後半に入ってからシュート打ちまくるわ(4本でしかも終了間際も打ってた!)、守備でも危ないシーンを何回も防ぐわ、とにかく「あら、こんなところにも藤春さん!」って感じでしたね。
そして小野瀬選手。右のウィングバックのポジションに入ってから、攻撃は前以上に積極的だけれど、守備がだいぶ安定してきた感ありで、昨日も後半の「おおお!」と目をおおった危ないシーンを切り抜けていました。プラス、クロスの質ががぜん向上し、左の矢島選手との大きなサイドチェンジが効いていました。左右に振るのを繰り返すと、相手DFの距離が広がって、穴ができやすいですよね。そこのところを緩急つけて出すようになったんだなあ、というのが準MOMに選んだ理由。

さて、あと2節を残したところで残留確定。今季は上位グループの首位争いも激しく(私の予想通り、横浜Fマリノスが今節、今季初めて首位に立ちました!)、残留争いも激しく、上下分断しながら団子になっている感じです。Jリーグはこのまま分断して団子状態が来季も続くのかな。
なぜ団子になるのかなと考えたところ、私の出した結論は「突出したストライカーがどのチームもいないいから」です。現在の得点王争いトップはマルコス・ジュニオール選手の(横浜FM)の15点、2位が同じく横浜FMの仲川輝人選手(今年の私の注目選手。現在発売中の「フットボール批評」にインタビュー記事あり)とディエゴ・オリベイラ選手(FC東京)の14点。かつては得点王となるには20点以上とらないといけなかったけれど、あと2節しかないのに最高が15点で以下10点までに11選手もいるというこちらもまた団子状態。しかも、得点をたくさんとってくれるFWがいても、順位が上とはならない。13点のドゥグラス選手がいる清水と12点の興梠選手の浦和は13位、ビジャ選手の神戸は10位と残留争い組でもまれています。
では何が上位組と下位組を分けるか。
これまた私の感想ですが「守備構築ができているか否か」ではないでしょうか。今季首位を続けてきたFC東京は守備のチームです。なんてったって長谷川監督だものね。鹿島もしかり。横浜と川崎は守備から入るってわけではなく、どちらかといえば攻撃的守備タイプだけれど、守備のコンセプトはチームに根付いているように見えます。
反対に下位チームは守備の穴が多い、ように見える。清水はその典型かも。得点力と引き換えに守備力を落としている、ように見える試合があります。なんてね、私なんかに言われたくないだろうけれど。

さて、来季のガンバ、もしも来季、上位組に入るつもりならば守備の徹底的見直しが必要だなあと痛感しています。昨日の仙台戦だって、しょうもないミスからの危ないシーンが散見されました。最終ラインのポカとミスはガンバの伝統、なんてそんな伝統いらんから。
来季に思いを馳せながら、ホーム最終戦に参戦します。
あ、最後に。今季を通してのMOMは小野瀬選手です。10人移籍でチームが一変し、システムをいじり、新旧交代をやむなく急ぎ、若手が活躍したら海外に行ってしまい、重い足どりでスタジアムに足を運ぶ中で、大きな光明は小野瀬選手の活躍でした。横浜FM戦のゴールは忘れません。あのゴールがなかったら、三ツ沢から横浜まで歩けなかったかも。若手以上に成長した選手だった、と私は評価しています。