5月のさわやかな風が新緑を吹き抜ける中でも、じっとがまんのSTAY HOME期間は続きます。思いもかけず5回目となった巣篭もり日記。10までいっちゃうんじゃないか……ま、そうなったらそうなったで、あせらず、巣篭もり社会へのあらたな展望を考えていきたいです。

5月1日(金)
5月が始まった。おそらく日本の、とくに関東地方の気候として、暑くもなく寒くもなく、空が真っ青で、虫がさほど飛んでいなくて、気持ちがよい日が集中しているのは5月だと思う。6月には梅雨入りし、それから猛暑がやってきて、秋になれば台風続きで、荒れ模様の不安定な天気は冬まで続く。日本と一口にいっても地方によって気候は様々だけれど、少なくとも関東地方で気持ちよくすごせる日数はそれほど多くない。汗かぶれをしやすくて、虫が好きじゃなくて、花粉症の私にとっては5月はとっても過ごしやすい月なのだ。
日本は四季があって、春夏秋冬いずれも気候は温暖で過ごしやすく……といってオリンピックパラリンピックを誘致して、よりにもよって日本で一番過ごしにくい7月末からの開催にしたことに対して、呆れたり憤っていたのはつい数ヶ月前。来年もはっきりいってオリンピックパラリンピック開催は厳しいだろうなあ。
なんてことを考えながら、また早朝に公園まで太極拳道場へと急ぐ。朝7時前にすでに気温がぐっと上がって初夏の陽気。早足で25分歩くと公園に着いたときには汗がじんわり。
公園のいつもの場所に到着したら、先に来ていた大柄な白人男性が縄跳びを始めたので、やむなく場所を移動した。気にしなければいいかもしれないけれど、たとえ5メートルくらい離れていたとしても、マスクをつけないで、荒い息をはっはっと口からはかれる人がそばにいると、頭の中に「マイクロ飛沫が飛び散っている図」が浮かんでしまってどうもいけない。
COVID-19感染防止に、マスクをつけるとどのくらいの効果があるのか、ということについては諸説あって判断がつかないのだけれど、緊急事態宣言が出されているいま、「マスクをしないで外出する」ことは社会に不安をよぶ行為だと私は思ってしまう。いくら屋外とはいえ、マスクをしないで公園にやってきて、呼吸も荒く運動することに対して、無神経という以上に暴力を感じる。
決して密集ではないにせよ、マスクなしで公の場所である公園や道路を歩いたり走ったりすることは、少なくともこの時期にはやめてほしいと真剣に思う。マスクは手に入れようと思ったら、最近はそれほど苦労せずとも入手できるようになっているのだ。
朝7時前に家を出て、できるだけ人とすれ違わない道を選んでいても、今日は往復1時間弱で38人もすれちがった。うち、マスクをつけていない人が13人、3分の1近くもいた。男性11人、女性2人。男性のマスク未装着の人の大半が高齢者だった。たぶん「早朝だから人はそんなにいないだろう」というのでマスクを付けなかったのかな。せっかくのいいお天気にもかかわらず、マスクのあるなしを数えながら歩いてしまう自分がほとほといやになる。

夕飯はうなぎ(!) ポテトサラダ、五目豆
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(朝6時すぎだと、人影はまばらだけれど、それでも3分歩くごとに誰かとすれ違います)

5月2日(土)
昨日の「マスクしないで縄跳びをする男性」に嫌気がさしたので、思い切って集合を6時30分にした。遠回りして、できるだけ人とすれちがわずにすむ道を行こうと6時前に家を出た。それでも結構な人が走ったり散歩したりしている。みんな早寝早起きになったのかな?
大学入学で実家を出て以来、私は「健康的」とされる生活習慣がなかなか実践できないできた。夜更かしも徹夜もしょっちゅう。徹夜しちゃったあと、寝だめといって週末に12時間寝ちゃったりして、昼夜逆転生活を送ったり。
たまに思いついたときにしか運動しない、運動するとなったら極端にしまくって怪我をする。
子どもたちの健康には責任があるから食生活は野菜中心でまあまあだったけれど、自分自身は家庭でも(外でも)酒を飲み放題。
ダイエットをするとなると徹底してやり、数ヶ月すると飽きて暴飲してリバウンド。子どもたちが家を出てからは、夜に酒を飲みながら映画を見るのが最高の楽しみなんて生活をしていた。
ところが巣篭もり生活が始まってからというもの、私はこれまでの人生でもっとも「健康的」な生活をしている。
早寝早起き、食事は2食だけれど酒は缶ビール1本か飲まない。毎朝散歩して太極拳。
毎朝、検温して、体調をチェック。
おかげですこぶる体調がいい。なんだか後ろめたくなるほど元気だ。
どこも痛くないし、咳の一つも出ないし、お肌もつややか。
健康的な巣篭もり生活が可能なのは、医療従事者の方たちをはじめ、流通や小売の人たち、治安を守ってくれている人たちなど社会生活を支えてくださっている大勢の人たちのおかげだ。
だからせめて私ができることは、心身両面を自分で細心の注意をはらって管理し、負担をかけないようにすること。

夕飯はステーキ(!)ブロッコリ添え、五目豆、ポテトサラダ
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(あやめやしょうぶの季節です)
5月3日(日)
今日も暑いほどの初夏の晴天。早朝太極拳道場から帰宅したあとは、1日書道に励む。
黒田龍太郎さんという大好きな作家(というかスラブ系言語の先生で学者)の本「外国語の水曜日」の中に、外国語習得の秘訣はただひとつ「やめないこと」とあった。
やめないことが、実は一番たいへんでエネルギーがいる。
書道を始めて12年目。私の一番の目標は「やめないこと」だ。続けること、ではない。うまくなること、でもない。賞をとること、でもない。とにかく「やめないこと」。
やめることは簡単だ。書かなければいい。いいわけはいくらでも見つかる。
仕事が忙しい。疲れている。家族が問題を起こした。
もっとも都合のよい言い訳はこれ。「やる気にならない」
書道教室は緊急事態宣言が出て以来、おやすみになった。毎日書道展も中止だ。やる気はそがれている。
でも、週末がきたら毛氈を広げ、墨を作り、筆にふくませる。
字書を引き、ノートをとり、草稿を作る。
そこまでやれたら大丈夫。
一応、やろうと思っていたところまでやって、筆を洗いながら(→実は筆洗いがいやで「今週はやめとこうかな」とぐらつくことが多い)「ああ、今週もやめないですんだ」とほっとする。
書きたいと思ってやる時もあるけれど、どちらかといえば「やめたらいけない」と思って紙を広げることのほうが多いかもしれない。

夕飯は冷やし中華、(最後の)五目豆、ポテトサラダ(やっと五目豆が終わった)
(あの、ちょっとお聞きしたいのですが、パートナーが在宅勤務になって、毎日顔をつきあわせてご飯を食べるのって嫌になったりしないですか? 私は2週目でもういやになったので、週末の夕飯は別々に食べることにしました。夫は私が意図的に別々にしているとはまだ気付いていませんが)
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