6月9日(火)
都心まで行く用事があった。電車で行けば乗り換え2回で45分乗車の距離だ。地図をじっと眺めて、自転車で行けるかどうかを検討したけれど、Google Mapによれば自転車では片道2時間かかるというので断念。ママチャリに1日4時間またがっているのは、さすがに辛いもんなあ。
時間をずらして出かけたので、電車は空いていたし、車内は私が見る限りソーシャルディスタンスを意識してしている乗客ばかりだった。ここ数ヶ月で初めて「新常態」というのを実感。人と人の間の距離をこんなにも多くの人が意識しているとは!

6月10日(水)
今回の緊急事態宣言下の外出自粛要請が終わって「このまま今の家で暮らし続けよう」と決意を新たにした。
少し前まで、年老いてボケて動けなくなって、周囲に迷惑をかける前に高齢者施設に移ろうと思っていたのに、気が変わったわけだ。もちろん状況によっては、また高齢者施設を探すことになるかもしれないが、とりあえず今のところは「できるだけ長く、たとえ一人暮らしになっても、ここに住み続けよう」と思っている。
そう思った理由は2つ。1つはご近所コミュニティのありがたさを実感したことから。日記にもしょっちゅう書いているように、家庭菜園をやっている方から野菜を分けていただいたり、豊作だといってたくさん梅の実を分けてもらったり、お返しにお惣菜を届けたりするのがとても楽しかった。これまでもおつきあいはあったのだけれど、ご近所づきあいがコロナ禍を機に濃密になった気がする。
自粛期間中は外周りの掃除をするときに朝晩の挨拶以上の会話を交わすようになった。「そのマスク可愛いじゃない? え? 手縫いなの?」と褒めていただいたり、「今あそこの道は自転車が通れないわよ」と教えて差し上げたり。向かいに住んでいる外国人家庭(いまだにどこの国の人たちかわからない。少なくとも英語で会話はしていない)の女の子(推定3歳)から、私が自転車を出すたびに「行ってらっしゃーい!」「どこ行くの?」「気をつけてね〜」と日本語で声をかけてもらうようになったし。
2つ目は、時間に余裕があったのと、公共交通機関を使わなかったために、ご近所探索をする機会があり、地元の魅力を再発見したためだ。毎日出かけるたびに、必ず1本は通ったことがない道を通ることにしていたら、思いがけないおもしろいところ、すてきな場所を見つけた。
年老いたら階段が昇れなくなるんじゃないか、段差につまづいて転んで骨折するんじゃないか、調理定年が来て食事に困るんじゃないか、年寄り世帯は詐欺とか危険な目にあうんじゃないかなどなど懸念していたのだけれど、そんなこと今から考えてもなるようにしかならない。それよりも、今、現在のこの環境を大切にするほうが重要じゃないか、と思ったわけだ。
できるだけ長く自立して自宅で暮らせるようにと、毎日の太極拳は欠かさない、とそれも決意をあらたにしている。

映画「13th 憲法修正13条」を観た衝撃を書いた6月11日分は別立てにしました。
まだ衝撃が醒めない。