今夜にもうつぎの試合があるというのに、ダービーの敗戦記事がトップに来るのもいやなので更新します。
 Jのスケジュールを眺めるほどに、この変則的な試合日程の「異常」がひしひしと実感されます。開幕したものの、たったの1試合で中断。外出自粛で練習もままならない状態が3ヶ月も続きました。3ヶ月って、ふだんのオフよりも長い時間です。そしてやっと練習再開。恐る恐る状態を見ながらの変則的な練習から始めて、実戦形式の準備をはじめてからわずか二週間ほどでリーグ再開です。
 そして再開したらしたで、中2日、中3日で試合につぐ試合。これはきついですね。ガンバは前の試合で小野裕二選手が怪我。左目の眼底骨折って、これはほんとに大きな怪我です。ゆっくり治してくださいね、と言いたいけれど、本人にしてみれば「移籍してきたところなのに、今季は……」と辛いでしょう。
 試合がしたい、という選手やスタッフの気持ちはよくわかるし、試合を見たい、というサポの気持ちもわかるし、クラブとしても経営的にも試合数は確保したいでしょう。
 でも、問題は「日程が過密である」ということにだけあるわけではない、と私は思うんです。
 問題は「感染症対策をしながら、試合を開催すること」の対策を練ることだけでなく、これからのJのあり方、もっと広くは「プロスポーツのあり方」を幅広く議論する時間を十分にとらないまま、今、目先の「試合再開」の対策だけが先行している、ということではないか。
 いろいろな事情が見通せていない私の立場から言わせてもらえば、いま予定されている以上に試合数をぐっと減らし、今季だけの異例とする「Jリーグ日程」を組んで、様子を見ながら進めていく、というのでもよかったのではないか。そしてその日程を消化しながら、試合が開催できる、できないの判断基準を、みんながある程度納得のいくように検討する。たとえば感染者数や行政の対応とか、さまざまなデータを総合して「Jリーグ試合開催基準」を作成する期間を今年の下半期にあてる。
 たぶん、こういうことはすべてJリーグと専門家と行政がすでに話し合って、今回の再開につながったのだとは思うのですが、サポーターの私としては、「それで、この過密日程?」とか思ってしまうのです。過密日程は選手やスタッフの免疫力を下げる大きな要因になるのですから。
 もちろんプロスポーツですから、勝負にこだわるのは当然です。でも、ただ勝てばいいのか、勝ち星が積めればそれでいいのか、と考えると、ウィズコロナの非常事態下では、違うだろうと思うのです。そこはサポーターも考えなくちゃいけない。スタジアムで応援するのがむずかしいいま、試合のどこを見て選手やほかのサポーターたちと一緒に楽しめばいいのか。それを考えるのがこれからの半年間ではないか、と思います。
 今日の名古屋戦も厳しい試合となるでしょう。
 ガンバだけでなく、名古屋も、そしてほかのチームすべてが試合以外の要素で緊張を強いられ、気持ちの盛り上げがむずかしく、何を目標に闘ったらいいのか戸惑っているはずです。
 答えはきっと(すぐには)見つからない。
 
 今日の試合はだから、勝て勝て勝て、とか、がんばれ、とか、足を動かせ、とかそういうことは思わないで観戦しようと思っています。
 サッカーができる喜び、サッカーを観る喜びを、私なりに感じながら観戦します。
 お天気もよくない。条件はかなり悪い。だから、すべてのチームが、どうか無事に、どうか怪我なく、どうか笑顔で試合を終えてください。
 そして最後に。
 いま日本各地に甚大な被害をもたらしている大雨洪水の被害にあわれた方々に、お見舞い申し上げます。早い復興を願っております。