ガンバ大阪 1−0 サンフレッチェ広島



スタジアムがどよめいて拍手が大きく響いたシーンが3つ。
1)遠藤選手のミドルシュート(外れたけれど)
2)後半の後半、サンフレッチェに攻め込まれ続けたときに危うくオウンゴールかと思ったところを体をはってゴールライン上で止めてなんとかかき出したとき
3)ロスタイム5分でガンバがまだ攻撃を狙っていたとき

もちろん宇佐美選手のすばらしいCKからの三浦選手のヘッドが炸裂したとき
倉田選手の惜し〜〜〜いシュート(その前の攻撃もとてもよかった)が外れたとき
福田選手がからだを張って右サイドの攻撃の芽をつんだとき
東口選手のもう「美技」としかいいようがないスーパーセーブいくつか(ヒガシのスーパーセーブ数はたぶんリーグ断トツトップ。15点くらい防いでいるような気がします)
どれも素晴らしかった。
ゴールシーンも含めてどれもスタジアムの拍手は大きかったのですが、1)〜3)のシーンで画面越しにどよめきが伝わってきたとき、ああ、いまスタジアムに集まった5000人弱の観客のかたたちって、本当にサッカーのことが大好きで、ガンバを愛している人たちなんだなあと思いました。
スタジアムにいっていないのでこれは推測でしかないのですが、ガンバだけでなく広島の選手のいいプレーにも拍手が起きているように思います。サッカーが好き、サッカーを楽しんでいる、という雰囲気が伝わってくるのはそういうところです。

1−0で勝つ試合がドイツでは一番評価が高い、という話を読んだことがあります。これまでだったら、ガンバが前半1点差でリードして、後半に入ると、なんだかサンドバック状態になってちっともサポーターのいるゴル裏に来てくれなくて、むこうのほうで「あああ〜〜〜」とかいう声が聞こえたら失点、逆転なんてことが多かったのですが、きのうはものすごく攻め込まれたのにもかかわらず、なぜか落ち着いて最後まで試合を見ることができました。後半の80分過ぎからは「ああ、ドイツで理想の1−0ゲームになるかも、なってほしい、いや、なるよ!」と思いながら画面を見つめましたもん。
交代カードを切るタイミングはちょっと遅いかなと思ったけれど、ピッチの選手全員のあの気迫を見ると替えるのを躊躇する宮本監督の気持ちもわからないでもなかったです。
これで3連勝。私のガンバサポ歴20年ほどで、もっとも開幕ダッシュ率が高いシーズンです。記憶にある限り、ですが。セレッソ戦、名古屋戦はいらいらしたし、清水戦も勝ったものの「どんなチームにしようとしているのか?」とか思ったりしましたが、大分戦と広島戦は気持ちよく応援できました。

そこでガンバクラップをめぐるすったもんだです。Jリーグ側の決定と、ガンバ側がそれをのんでやめた、というのはわかりますし、決定に従うことに異を唱えたりはしません。でもね、拍手と手拍子のどこが違うのか? どちらがどのように感染リスクが高くなるのか? よくわからなくてなんだかモヤモヤしています。試合終了間際、スタンドからいっせいに大きな拍手がわき起こる、あの瞬間にいつも感動します。最後まで走り切り、やり切ってほしい、と選手を後押しするあの拍手は、スポーツで気持ちをひとつに、というのを象徴しているように思います。
でも、それとガンバクラップの手拍子のどちらがリスクが高いのか?
もしかして、あの拍手もやめろって言われるのではないか?
そんなことになったら寂しいなあ。